2025/08/30 - 2025/08/30
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+mo2さん
甥っ子のともちゃんとは夏休みに入ってすぐ奈良にいってきたのですが、おじちゃんと行きたいところがあるとのこと。現在、横浜美術館で開催されている「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」が見たいとのこと。横浜美術館といえば近くでミステリー・オブ・ツタンカーメンもやってますし、夕方(ディナー)は横浜ベイシェラトンのオーダーブッフェでということで、妹と3人で出かけてきました。※横浜美術館の作品解説はHPより参照しています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- JRローカル
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横浜美術館は、2021年3月からの大規模改修工事を経て、2025年2月に全館オープンしました。そのリニューアルオープン記念展として佐藤雅彦展が開催されています。「ピタゴラスイッチ」 「バザールでござーる」 「だんご3兄弟」 「スコーン」 「モルツ」 「ポリンキー」 「I.Q Intelligent Qube」 「0655/2355」 ・・・等の生みの親の佐藤雅彦氏の展覧会ということで「ピタゴラスイッチ」 大ファンのともちゃん楽しみにしていました。
横浜美術館 美術館・博物館
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佐藤雅彦氏は私の両親の出身で現在もお墓や田んぼ・畑のある戸田村(現在は沼津市)の出身で高校の先輩でもあるのですが、この方のお父さんが戸田で教師を勤めており、結婚するまで我が家に下宿していたとのこと。「だんご3兄弟」が大ヒットしていた頃、亡き母と祖母がよく話をしていました。母もとてもかわいがってもらっていたとのことでした。
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・・・なんと佐藤雅彦展大人気で当日券はないとのこと。残念です。
せっかくなのでコレクション展のみ見ていくことにしました。 -
戦後80年特集展示「平和であることへの、控えめななにごとかを」より
ロバート・キャパ「前線に向けて出発する軍用列車、バルセロナ」1936年8月(1985年のプリント) -
ハンス(ジャン)・アルプ「瓶と巻き髭」1923-26年
コレクション展の作品は写真撮影OKです。 -
ハンス(ジャン)・アルプ「成長」1938年(1983年の鋳造)
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ジョージ・グロッス「エドガー・アラン・ポオに捧ぐ」1918年
正方形の画面。緑がかった暗い壁の室内。倒れたかかった酒瓶の前で両腕を挙げてのけぞる男。その顔面は赤く、丸い頭部や角張った衣服の輪郭が感電したように光っています。左上すみの窓の外は赤黒く、右上の窓からは不気味な赤い三日月と怪しげな男の横顔。その左には赤い稲妻のような形。画面右下には床下から突如出現した「死」。シルクハットにタキシードで、ホルダー付きの煙草をくゆらすその姿は、画家自身がダダ(反芸術)のイベントで実際に仮装したもの。この絵が描かれた1918年11月のベルリンは敗戦と革命、帝国の崩壊による混乱の只中。むき出しの欲望と暴力が渦巻く悪の都にのさばる死は、画家が愛読したポオの小説にも登場します。 -
アンドレ・マッソン「ナルキッソス」1934年
水面に映る自らの美貌に恋して見つめるあまり、水仙の花になったナルキッソス(ナルシス)の神話。古くはポンペイの壁画、そしてバロックから現代まで数多くの美術作品に表わされてきました。17世紀の画家プッサンの描くナルシスは水辺に力尽きて横たわっています。20世紀の画家マッソンの作品では、水面に抱きつこうとして両腕を伸ばし、泉に転落するところです。背景には彼に拒絶されて樹木と石に同化していく森の妖精エコー。岸辺には水仙の花。精神分析学者フロイトは、ナルシシズムを自己性愛と呼び、世界との失われた一体感を取り戻そうとする衝動と定義しました。ナルシスが身を投げる水中には、超現実主義が求める世界があります。 -
マックス・エルンスト「少女が見た湖の夢」1940年
夕暮れ迫る空、静まり返った湖の両岸には泥、岩、植物、様々な動物や鳥の頭、人の体が混然一体となって見えます。水面に映る影は対岸の風景とは違うようです。漆黒の闇が既に水中を支配し、いよいよ地上に湧き上がってきそうです。この絵はデカルコマニーという技法を下敷きにしています。カンヴァスにゆるく溶いた油絵の具を置き、濡れているうちに紙を押し付けてはがすと不思議な模様のあるシミができます。画家がそれを見つめるとはっきりしたイメージが浮かび、改めて絵筆でそれを描き起こしていきます。第二次大戦の初期、フランスで敵国(ドイツ)人として囚れていた時に、エルンストが友人の画家ベルメールと一緒に用いた制作法です。 -
ジョン・アームストロング「復活祭の分析」1940年
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サルバドール・ダリ「ガラの測地学的肖像」1936年
この小さな肖像画は、ダリが妻のガラを描いたものです。彼女は画家にとって芸術の女神でした。肖像では顔が大切ですが、ダリは肩ごしに後ろから描いています。つき出たひたいとほお骨、とがったあごがわずかに見えます。はだけた左肩からうなじにかけてのなだらかなふくらみとへこみ、波打つかみの毛、帽子と服の飾りやぬい目、しわや折り目などが細かく念入りに描きだされています。ダリは画面のどの部分もおろそかにせず、その描き方はしつこいほどです。タイトルにある測地学とは、地球上のどんな場所でもその位置を正確に示す方法です。画家はガラの後ろ姿のすべての点を、地球を測るような正確さで再現しようとしています。 -
サルバドール・ダリ「「ガラの測地学的肖像」のための素描」1936年
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ジョアン・ミロ「黒と赤のシリーズより」1938年
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ジョアン・ミロ(ルイ・マルクーシとの合作)「ミロの肖像」1938年
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パブロ・ピカソ「夜、少女に導かれる盲目のミノタウロス」1934年
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ディヴィッド・シーモア「パブロ・ピカソと《ゲルニカ》の細部」1937年(1982年の再プリント)
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女子高生も熱心に鑑賞しています
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イチオシ
パブロ・ピカソ「ひじかけ椅子で眠る女」1927年
記号化された目、鼻、口が、福笑いのように顔のあちこちに散らばり、作品にユーモラスな味わいを与えています。モデルの女性はおそらく、この時期にピカソの新たなミューズ(美の女神)となった、マリー=テレーズ・ワルテル(当時18歳!)。ピカソはその後もワルテルをモデルにたくさんの絵を描きますが、スポーツウーマンだった彼女の快活な性格もあってか、それらの作品の多くに明るく楽しげな雰囲気が漂っています。いっぽう、この作品に少しだけ不穏さを与えているのが、歯をむき出しにした口。そこには当時ピカソと険悪な関係にあった妻オルガのイメージが投影されているとも言われています。 -
ウラジーミル・タトリン「コーナー・反レリーフ」1915年(1979年の再制作)
多くの場合、彫刻作品は展示室のまん中に飾られます。それを見るわたしたちは、周囲の壁をほとんど意識しません。しかしこの作品は、部屋のすみの、ふたつの壁が直角に交わる部分に取りつけられています。そのためわたしたちは、壁や、壁がつくり出す部屋の空間に自然と意識を向けます。ここでは作品と部屋とは、互いに影響を与えあっているのです。タトリンが活動したのは、ロシアが社会主義革命に向けて大きく動いていた時代でした。部屋の中央からかたすみへ。石やブロンズの重い彫刻から、空中に浮かぶ軽い板の組み合わせへ。革命の時代にあわせて、アーティストたちも、古い彫刻や絵画のあり方を思い切って見直そうとしていました。 -
北脇 昇「自然と人生」1944年(昭和19年)
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斎藤 義重「トロウッド(原作:作品)」1973年再制作(昭和48年再制作)(原作:1938年)
斎藤は戦前から、ヨーロッパ美術の新しい動向を熱心に研究して、型にはまらない自由な創作を試みていました。戦前のそうした作品は、展覧会の絵画部門でも彫刻部門でも受けいれてもらえなかったと言います。常識に左右されない創作の姿勢を示すエピソードでしょう。
戦争を経て作品のほとんどを失った斎藤は、1973年に戦前の作品の再制作に取り組みます。この作品も、1938年に作った原作を記憶と記録写真をもとに再制作したものです。単純なかたちの板を数枚貼りかさねて、絵とも彫刻とも言いがたい不思議な作品となっています。赤い板がマグロのトロのように見えることから、作者は改めてこの作品にユーモアに富んだタイトルをつけました。 -
ジョルジュ・ブラック「画架」1938年
画家自身の部屋でしょうか?イーゼル(題名の「画架」はイーゼルの意)、カンヴァス、パレットなど、画材を中心とした静物が配されています。ブラックは20世紀初頭、複数の視点を画面上で再構成するキュビスムの実験をピカソとともに押し進めた画家です。それから20年あまりを経て描かれたこの作品、作風はだいぶん温和になりましたが、テーブルと花瓶の視点の差異に見られるように、キュビスムの手法はここでも健在です。
テーブルの上のパレットは、ブラックの言う「メタモルフォーシス」(変貌)によって骸骨のイメージに重ね合わされています。そこには、第二次世界大戦勃発を目前にしたこの時期の、画家の不安な心持ちも垣間見えます。 -
オットー・ディックス「仔牛の頭部のある静物」1926年
少し上から見おろした静物。画面右にはガラスの水差しにアマリリス。左には質素な木のテーブルの上に、古新聞に血を滴らせる仔牛の頭、背後にカリフラワーとキャベツ。手前には破れた古布が斜めに垂れ、仔牛と水差しをつなげます。西洋の静物画には、どくろや落ちた花びらなどを描き入れて「生のはかなさ」を表す伝統があります。この絵の作者ディックスは第一次世界大戦の4年間、戦場の兵士として現実におびただしい「死」の只中を経験しました。復員後、精密な古典技法を学び、解剖学研究所で死体や臓器を写生した彼は、戦場を主題にした大作や版画集を制作します。感情をまじえず、ものをあるがままに表す姿勢は静物画からもうかがえます。 -
岡田 謙三「満州の街」1941年(昭和16年)
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宮崎 進「捕虜」1955年(昭和30年)
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ともちゃんも楽しんでおりよかったです。
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イチオシ
ジョアン・ミロ「花と蝶」1922-23年
故郷のカタルーニャで身近な自然の写生に打ち込んでいたミロが、画壇の中心であるパリに赴いたのは1919年。以降、双方の土地の行き来を通じて、その画風は大きく変化していきます。その移行期の貴重な作品がこちら。
花瓶に生けられた植物が、画面から飛び出さんばかりに枝葉をのばしています。赤いハイビスカスと黄色いカンナの花。かたわらの青い羽根の蝶は、その花々に引き寄せられて飛んできたのでしょうか。自然がおりなすそれらの多様な色彩が、くすんだ黄土色の背景の上で響きあっています。細かに描きこまれた葉脈や羽根の模様に対して、枝の描写はとても簡素ですが、その造形の対比の妙も、ミロの絵画の特徴のひとつです。 -
ポール・セザンヌ「ガルダンヌから見たサント=ヴィクトワール山」1892-95年
サント=ヴィクトワール山は、セザンヌが生まれた南仏のプロヴァンス地方にある標高およそ1,000m、東西18㎞以上にわたり長くのびる石灰岩の山です。セザンヌは、この山を描いた油絵を30点以上残しました。それらの多くでは、セザンヌの生地であるエクス=アン=プロヴァンスの町から眺めた尖た山が描かれています。しかしこの作品では、エクスの南に位置するガルダンヌから見た、なだらかな山の姿が捉えられています。大地の起伏をあらわす斜めの線が画面の手前から奥にかけてリズミカルに交差しています。赤褐色を基調とした大地やそこに生い茂る植物は、よくみると複雑で幅広い色とさまざまな角度のタッチで描かれています。 -
イチオシ
奈良 美智「春少女」2012年(平成24年)
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ダリの大きな作品が並びます
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サルバドール・ダリ「ヘレナ・ルビンシュタインのための装飾壁画 幻想的風景 ― 夕べ」1942-43年
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サルバドール・ダリ「ヘレナ・ルビンシュタインのための装飾壁画 幻想的風景 ― 英雄的正午」1942-43年
第二次大戦中アメリカにいたダリが、化粧品で財をなしたヘレナ・ルビンシュタインの一代記を描いた三連作のひとつ。故国ポーランドを旅立つヘレナの若き日は《暁》の旅人。成功は《英雄的正午》の巨人。老境は《夕べ》の風景に沈む人物として表されます。巨人の両脚は力強く大地を踏みしめ、上体は雲になって天を支配します。衣の柄の青い鳥たちは空高く舞い上がり、巨人の顔にもなっています。ヘレナは新しい香水の見本を青い風船につけてニューヨークの空に放ち、百万ドル稼いだとの自慢話があります。この絵はまた、当時ダリを金の亡者と批判した超現実主義のリーダー、ブルトンが注目する17世紀の錬金術書の挿絵に似せて描かれています。 -
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イチオシ
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