伯母桜３人でスイスハイキングと鉄道の旅（12日目）：ルツェルンへ移動

2023/06/28 - 2023/07/11

７月９日（日）、12日目。今日はグリンデルワルトを出て、最終目的地のルツェルンへ移動します。

昨日一日良く寝たおかげで、体調がある程度回復した伯母ですが、無理は禁物。もちろん私もです。

本来の予定では、グリンデルワルトを少し早めに出て、シュピーツからでるトゥーン湖の遊覧船で、ユングフラウを見ながらのんびりトゥーン駅に行き、電車に乗り換えてベルンを訪れ、観光してその後ルツェルンへ行く予定でした。

これは体調が良くても、それなりに忙しいスケジュールです。よって完全に変更して、グリンデルワルトからそのままルツェルンまで直行することにしました。

エリア ルツェルン(スイス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

今朝は朝から良く晴れています。気温も少し高め。すがすがしい空気の中で、バルコニーで３人そろって記念撮影です。

このバルコニーからの眺めは最高なのですが、屋根が上になくて直射日光が全面にあたるので、暑くて長居ができません。

バルコニーに置いてあった重いパラソルをなんとか動かし、開いて日陰を作ってしばしアイガーを眺めます。

この後、朝食を取りに２階のレストランまで行きました。今朝は伯母も一緒です。

今日ものんびり、朝10時過ぎに出発です。

９日金曜日に、Luggageで荷物をルツェルンまで送付済みなので、手荷物だけの出発になります。しかし一つだけ心配事がありました。

金曜日夕方17時過ぎ、グリンデルワルト駅に荷物を預けに行くと、通常はどこでも19時までの受付のはずが「17時までの受付ですけど？」と言われるトラブルがありました。なぜそうだったのか調べずじまいに終わりましたが、まだ18時前だったせいか、受付の人が「隣の荷物置き場で直接聞いてみて」と入れてくれて、仕分け場の人がとりあえず受け取ってくれた…という経緯がありました。それで、今日ルツェルンに荷物が届いているかどうかちょっと心配だったのです。

ホテルからではなくて駅で荷物を預ける場合、LuggegeサービスのHPだけではなくて、必ず現地で受領時間を調べておいたほうが良いです。あと、可能であれば必ず午前中に預けに行くようすれば完璧です。

ベルナーオーバーラント鉄道 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

ベルナーオーバーラント鉄道でグリンデルワルトからインターラーケンオストへ行き、その後はICEで乗り換えなしのルツェルン直行です。

母と伯母は旅の疲れが出て来たのか、あまり写真も取らず、列車の中で静かです。まあ確かに、２週間の周遊旅行は長いですよね。

前にも書きましたが、高齢者との旅行では「何をしないか」に重点を置くのがポイントです。滞在都市を少し減らして、滞在日数を増やしたほうが楽だったかな。

ベルナーオーバーラント鉄道 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

ICEに乗り換え、ブリエンツ湖を眺めながら、ルツェルンに向かいます。

インターラーケンエリアは全然見なかったな。

インターラーケンオスト駅 駅

エメラルドグリーン。遊覧船に乗りたかったな。

ブリエンツ湖 滝・河川・湖

マイリンゲン駅。ホームズ好きな人はここで観光するのもよし。

マイリンゲン駅 駅

マイリンゲンでいったん山側に入りますが、その後はルツェルンに向かってどんどん標高が下がっていきます。

こちらは車内の絵図から。

途中、様々な色合いの湖を通っていきます。

どこの水辺にもバケーションを楽しむ人々がいます。

のどかな夏のスイス。ぜひ再訪したいものです。

２時間半ほどでルツェルン湖が見えてきました。

ルツェルン駅直前で地下に入ります。こちら、列車旅で少しお疲れの高齢者様方。

もう少しで着くからね！

ルツェルン駅に到着です。ここからホテルまでは徒歩５分程度です。

この日ルツェルンは快晴。しかも気温が30度を超えたため「高温注意報」が出されていました。

日本人からすると大したことなさそうですが、10日近く涼しい山にいたので、とても暑く感じました。

ルツェルン駅 駅

本日のお宿、ルネッサンス・ルツェルン。マリオットメンバーのポイントでお得に宿泊します。

到着したのは午後２時過ぎでしたが、すぐにチェックインできました。

ルネッサンス ルツェルン ホテル ホテル

ホテルの部屋にて一枚。こちらベッドルーム側。

スイートルームを予約してあったので、ベッドルームとリビングに分かれています。３名で使うので、リビングにはソファベッドが広げてありました。

都市部になると、３名１部屋の取り扱いがないホテルも多かったのですが、ここはOKでした。でもバスタブはついておらずシャワーのみです。４つ星ホテルなので、スリッパ含めアメニティ類はしっかりしていました。

ルネッサンス ルツェルン ホテル ホテル

スーツケースを駅で引き取れるのは午後５時を過ぎてからです。ホテルにはクーラーがちゃんと効いていたので、二人には休んでいてもらうつもりでした。

しかし今日は旅行最終日。この旅行では、色々やろうと思った計画の半分以上をキャンセルしてきたので、私自身はちょっともったいないな…と思ってました。ルツェルンにいるのは明日の昼までです。帰国のフライトが午後4時過ぎなので、12時の空港行きICEに乗らないと行けません。

それで、「ルツェルン湖の遊覧船くらいは乗りに行こうと思う。二人は休んでていいよ」と言うと、二人は「それなら一緒に行く」と言います。座ってるだけだから大したことない、それにどうせ駅にスーツケースを取りに行く必要があるので後で出かけないといけない。お土産も見たいから。ということでした。体調がちょっと心配でしたが、ならばと出かけることにしました。

しかし歩く姿を見ていると、10分もかからない場所であっても、疲れているせいで速度がかなり遅くなっています。移動直後の観光はやっぱりダメだな、と再認識しました。次回の旅行があれば、きちんとプランに反映させたいところですね。

高齢者との旅行は本当に取捨選択が難しいです。自分自身が行ったことのある場所に連れて行って「まあ前に来たからいいか」くらいに思えるとちょうどいいかもしれません。

ルツェルン湖 滝・河川・湖

風のあたる後部座席に陣取る二人。チケットを買って２０分ほど待ち時間がありましたが、前の方に並んでいたので良い場所を確保できました。

後からぎりぎりに乗ってきた人は、席が見つからずに立ってる人もいました。このボートは後ろと前のデッキ以外は席は全部室内です。天気が良ければ後ろのデッキに座るのが一番景色が良く見られます。前方には殆ど席はありません。

ルツェルン湖 滝・河川・湖

遊覧船はゆっくりとルツェルン湖を一周します。

１時間ほどの遊覧をした後、午後17時を過ぎたので、駅までスーツケースを引き取りに行きました。心配していましたが、ちゃんと届いていました。スイス国鉄のサービスは時間通りで信頼感がありますね。

夕食をどうするかと尋ねると、伯母は「チーズフォンデュが食べたい」と言います。

ホテルに尋ねると、近くで評判のいいスイス料理レストランをいくつか教えてくれました。フォンデュの店は満席で断られましたが、Helvetiaというレストランで席が見つかり、夕食はそちらで取りました。

公園の木陰の席に陣取り、最後の乾杯です。

３皿ほどオーダーしてシェアします。どれもおいしかったです。

公園では二人組のミュージシャンが音楽を奏でていました。

ホテルの横にあるフェゲルゲルトリ公園にて。