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スペインの旅3日目は、グラナダで世界遺産のアルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ庭園を周ります。ランチ後はひたすら移動(バレンシアまで約7時間・487km)の一日でした。

スペイン充実の8日間(7)世界遺産・グラナダのアルハンブラ、ヘネラリーフェ、アルバイシン

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2025/08/11 - 2025/08/11

47位(同エリア1553件中)

旅行記グループ スペインの旅

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+mo2

+mo2さん

スペインの旅3日目は、グラナダで世界遺産のアルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ庭園を周ります。ランチ後はひたすら移動(バレンシアまで約7時間・487km)の一日でした。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
グルメ
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
クラブツーリズム
  • 朝食をホテルのビュッフェ。余裕の7時です。

    朝食をホテルのビュッフェ。余裕の7時です。

  • パン

    パン

  • フルーツ

    フルーツ

  • デザート類<br />

    デザート類

  • 8時にホテルを出発します。<br />

    8時にホテルを出発します。

    Hotel Porcel Sabica ホテル

  • 15分ほどでアルハンブラ宮殿に到着。<br />

    15分ほどでアルハンブラ宮殿に到着。

  • スペイン南部のアンダルシア地方は、8世紀初めから約800年にわたりイスラム教徒が支配してきました。なかでも「グラナダ」は、スペイン最後のイスラム王朝「ナスル朝」の首都として栄えたため、ヨーロッパ圏でありながら今でもイスラムの香りがただよう場所です。

    スペイン南部のアンダルシア地方は、8世紀初めから約800年にわたりイスラム教徒が支配してきました。なかでも「グラナダ」は、スペイン最後のイスラム王朝「ナスル朝」の首都として栄えたため、ヨーロッパ圏でありながら今でもイスラムの香りがただよう場所です。

  • 城外に向けて大砲が設置されていました。

    城外に向けて大砲が設置されていました。

  • グラナダのアルハンブラ宮殿内、貴族の館を改修した15世紀の修道院跡。現在は国営ホテルとして宿泊できるそうです。

    グラナダのアルハンブラ宮殿内、貴族の館を改修した15世紀の修道院跡。現在は国営ホテルとして宿泊できるそうです。

    パラドール デ グラナダ ホテル

    貴族の館を改修した15世紀の修道院跡 by +mo2さん
  • 壁面のレリーフ<br />

    壁面のレリーフ

  • こちらも素晴らしいレリーフ

    こちらも素晴らしいレリーフ

  • アルハンブラ宮殿の建設が始まったのは13世紀前半。そのころ、スペイン・イスラムの拠点だったコルドバとセビーリャがレコンキスタ(キリスト教徒による国土回復運動)によって陥落し、イスラムの勢力が衰えている時代でもありました。そんな最中でも時の王であるナスル朝初代ムハンマド1世はグラナダ王国を建国し、アルハンブラ宮殿の建設も開始。

    アルハンブラ宮殿の建設が始まったのは13世紀前半。そのころ、スペイン・イスラムの拠点だったコルドバとセビーリャがレコンキスタ(キリスト教徒による国土回復運動)によって陥落し、イスラムの勢力が衰えている時代でもありました。そんな最中でも時の王であるナスル朝初代ムハンマド1世はグラナダ王国を建国し、アルハンブラ宮殿の建設も開始。

    アルハンブラ宮殿 城・宮殿

  • その後も歴代の王によって建築、増築が進められ14世紀後半にようやく宮殿は完成しました。美しく、幻想的な宮殿は、イスラム芸術の結晶としてグラナダの丘にそびえ建ち人々を魅了しますが、栄華は長く続かず……。15世紀後半に、さらに勢力を増したレコンキスタにより、ついにグラナダも陥落し、アルハンブラ宮殿はキリスト教徒へ明け渡すことになったのです。

    その後も歴代の王によって建築、増築が進められ14世紀後半にようやく宮殿は完成しました。美しく、幻想的な宮殿は、イスラム芸術の結晶としてグラナダの丘にそびえ建ち人々を魅了しますが、栄華は長く続かず……。15世紀後半に、さらに勢力を増したレコンキスタにより、ついにグラナダも陥落し、アルハンブラ宮殿はキリスト教徒へ明け渡すことになったのです。

  • かわいいにゃんこには、ちゅーるをあげましょう。

    かわいいにゃんこには、ちゅーるをあげましょう。

  • イスラム建築の最高峰といわしめる職人の技術が、細部にまで散りばめられている「ナスル朝宮殿」。その豪華さ、美しさは「王は魔法を使って宮殿を完成させた」と言われたほど。

    イスラム建築の最高峰といわしめる職人の技術が、細部にまで散りばめられている「ナスル朝宮殿」。その豪華さ、美しさは「王は魔法を使って宮殿を完成させた」と言われたほど。

  • 「コマレス宮」見どころの1つが「大使の間」。王に謁見するために訪れた大使が通された部屋です。見事な壁の装飾と下部に刻まれているコーランは、見るものを圧倒します。

    「コマレス宮」見どころの1つが「大使の間」。王に謁見するために訪れた大使が通された部屋です。見事な壁の装飾と下部に刻まれているコーランは、見るものを圧倒します。

    大使の間 建造物

  • 天井、壁、柱1本1本、すべてに細やかな装飾が施されています。

    天井、壁、柱1本1本、すべてに細やかな装飾が施されています。

  • アルハンブラ宮殿でもっとも重要な場所と言われている「コマレス宮」は、スルタンの公的な住居として使われていました。こちらの見どころは「アラヤネスの中庭」。

    アルハンブラ宮殿でもっとも重要な場所と言われている「コマレス宮」は、スルタンの公的な住居として使われていました。こちらの見どころは「アラヤネスの中庭」。

    アラヤネスの中庭 建造物

  • “ミルテの庭”や“用水池の庭”など、さまざまな名称で呼ばれてきたこの場所は、水鏡に映る姿が美しく、アルハンブラきってのフォトスポットとしても有名です。池は長さ約34m、幅約7mの長方形で、池のサイドにある建物は女性専用の住居だったと言われています。

    イチオシ

    “ミルテの庭”や“用水池の庭”など、さまざまな名称で呼ばれてきたこの場所は、水鏡に映る姿が美しく、アルハンブラきってのフォトスポットとしても有名です。池は長さ約34m、幅約7mの長方形で、池のサイドにある建物は女性専用の住居だったと言われています。

  • 庭を囲むスペースは、外交の場に使われていたという説もありますが、王以外の男性は入れない女性専用の場所だったという説が有力です。庭を囲っている美しい白大理石でつくられた柱は約124本あり、細かく施された装飾は圧巻です。

    庭を囲むスペースは、外交の場に使われていたという説もありますが、王以外の男性は入れない女性専用の場所だったという説が有力です。庭を囲っている美しい白大理石でつくられた柱は約124本あり、細かく施された装飾は圧巻です。

  • スルタン(王)の居住区として14世紀後半に建設された「ライオン宮」の真ん中に位置するのが「ライオンの中庭」です。

    スルタン(王)の居住区として14世紀後半に建設された「ライオン宮」の真ん中に位置するのが「ライオンの中庭」です。

    コマレス宮 建造物

  • 12頭のライオンがシンボルになっており、コーラン(イスラム教の聖典)に書かれている天国をイメージしてつくられたのだとか。現在は石敷きですが、かつては草花であふれた庭園だったといわれています。

    イチオシ

    地図を見る

    12頭のライオンがシンボルになっており、コーラン(イスラム教の聖典)に書かれている天国をイメージしてつくられたのだとか。現在は石敷きですが、かつては草花であふれた庭園だったといわれています。

    ライオンの中庭 建造物

    アルハンブラ宮殿~ライオンの中庭 by +mo2さん
  • 北側にあるのは「二姉妹の間」。このエリアでもっとも古い建物です。8角のモカラベ様式の天井は、星や花がモチーフになっているものが多く、鍾乳石で精巧につくられています。壁にはアラビア語のカリグラフィー(文字を美しく表現する技法・字体)が刻まれており、天井に負けない壮麗さ。ここは夏の間の住居として使われていたと言われています。

    北側にあるのは「二姉妹の間」。このエリアでもっとも古い建物です。8角のモカラベ様式の天井は、星や花がモチーフになっているものが多く、鍾乳石で精巧につくられています。壁にはアラビア語のカリグラフィー(文字を美しく表現する技法・字体)が刻まれており、天井に負けない壮麗さ。ここは夏の間の住居として使われていたと言われています。

    二姉妹の間 建造物

    アルハンブラ宮殿~二姉妹の間 by +mo2さん
  • 絵画のように美しい風景

    絵画のように美しい風景

  • 諸王の間は、鍾乳石飾りの付いた三連アーチの柱廊を通ってライオンの中庭から入ることができます。

    諸王の間は、鍾乳石飾りの付いた三連アーチの柱廊を通ってライオンの中庭から入ることができます。

    諸王の間 史跡・遺跡

    アルハンブラ宮殿~諸王の間 by +mo2さん
  • 天井を見上げると細かな彫刻に囲まれて、ナスル朝の10人の王様の肖像画が描かれていました。みんな、手には長い剣を持っています。白い壁に黄金の背景や朱色の衣服が鮮やかで、とても美しい絵でした。

    天井を見上げると細かな彫刻に囲まれて、ナスル朝の10人の王様の肖像画が描かれていました。みんな、手には長い剣を持っています。白い壁に黄金の背景や朱色の衣服が鮮やかで、とても美しい絵でした。

  • アベンセラヘスの間はとにかくアラベスク模様が見事の一言。<br />保存状態もよいため剥落している部分がありません。

    アベンセラヘスの間はとにかくアラベスク模様が見事の一言。
    保存状態もよいため剥落している部分がありません。

  • 「リンダラハの中庭」は二姉妹の間とカルロス5世の部屋に面しています。二姉妹の間にはバルコニーがあり、そこからの眺めがとても良いのです。

    イチオシ

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    「リンダラハの中庭」は二姉妹の間とカルロス5世の部屋に面しています。二姉妹の間にはバルコニーがあり、そこからの眺めがとても良いのです。

    リンダラハの中庭 建造物

    アルハンブラ宮殿~リンダラハの中庭 by +mo2さん
  • 北側の回廊<br /><br />

    北側の回廊

  • 回廊からはアルバイシン地区の全体を見渡すことができます。

    イチオシ

    回廊からはアルバイシン地区の全体を見渡すことができます。

  • リンダラハの中庭にはスギ、アカシア、オレンジ、ツゲがあり、中央にある大理石の大きな噴水を取り囲んでいます。

    リンダラハの中庭にはスギ、アカシア、オレンジ、ツゲがあり、中央にある大理石の大きな噴水を取り囲んでいます。

  • こちらは「コマレスの浴室」とよばれるハマム。

    こちらは「コマレスの浴室」とよばれるハマム。

  • アルハンブラ宮殿内には大きく4つの宮殿があり、最も栄えていたとされるナスル朝宮殿を過ぎると、パルタル庭園がありますが、「婦人の塔」はその中にあります。

    アルハンブラ宮殿内には大きく4つの宮殿があり、最も栄えていたとされるナスル朝宮殿を過ぎると、パルタル庭園がありますが、「婦人の塔」はその中にあります。

    貴婦人の塔 建造物

  • 時代によって持ち主も変わり、「婦人の塔」の名前は18世紀頃についたようです。ちなみに、5つのアーチを描く柱廊があることから、柱廊という意味の「パルタル」と当初は呼ばれていたそうです。パルタルは出産という意味もあり、女性のために造られた庭園でもあるようです。

    時代によって持ち主も変わり、「婦人の塔」の名前は18世紀頃についたようです。ちなみに、5つのアーチを描く柱廊があることから、柱廊という意味の「パルタル」と当初は呼ばれていたそうです。パルタルは出産という意味もあり、女性のために造られた庭園でもあるようです。

  • 「婦人の塔」に当時暮らしていたのは大貴族たちで、パルタル庭園の中でも重要な建物でした。その名前からもわかるように、ハーレムだったという話もあります。宮殿内で古い装飾が施されていることでも知られています。

    「婦人の塔」に当時暮らしていたのは大貴族たちで、パルタル庭園の中でも重要な建物でした。その名前からもわかるように、ハーレムだったという話もあります。宮殿内で古い装飾が施されていることでも知られています。

    パルタル庭園 広場・公園

    アルハンブラ宮殿~パルタル庭園 by +mo2さん
  • パルタル庭園から城壁沿いに並ぶ花壇を眺めながら、ヘネラリーフェ庭園を目指して歩いていく途中にある家を兼ねた塔です。

    パルタル庭園から城壁沿いに並ぶ花壇を眺めながら、ヘネラリーフェ庭園を目指して歩いていく途中にある家を兼ねた塔です。

    王女の塔 建造物

  • ヘネラリーフェ離宮はアルハンブラ宮殿から徒歩で約10分ほどの丘を登ったところにあり、1319年に王族の夏の邸宅として造営されました。

    ヘネラリーフェ離宮はアルハンブラ宮殿から徒歩で約10分ほどの丘を登ったところにあり、1319年に王族の夏の邸宅として造営されました。

  • バラが見事でいろいろな色・種類のバラが満開できれいでした。

    バラが見事でいろいろな色・種類のバラが満開できれいでした。

  • ゴールドの薔薇<br />

    ゴールドの薔薇

  • 深紅の薔薇

    深紅の薔薇

  • 離宮中央にある「アセキアの中庭」は、スペインにおけるイスラム庭園の代表ともいわれています。約50mの細長いアセキア(掘割)を囲むように、花壇や噴水、柱廊が設置されており、水路を囲む噴水からは、弧を描くように水が噴出するそうです。行ったときはちょうど水が止まってしまっていて残念でした。

    離宮中央にある「アセキアの中庭」は、スペインにおけるイスラム庭園の代表ともいわれています。約50mの細長いアセキア(掘割)を囲むように、花壇や噴水、柱廊が設置されており、水路を囲む噴水からは、弧を描くように水が噴出するそうです。行ったときはちょうど水が止まってしまっていて残念でした。

    アセキアの中庭 建造物

    世界遺産・ヘネラリーフェ離宮~アセキアの中庭 by +mo2さん
  • 睡蓮の花

    睡蓮の花

  • ヘネラリーフェ離宮からはアルハンブラ宮殿がよく見えます。

    ヘネラリーフェ離宮からはアルハンブラ宮殿がよく見えます。

  • 紫の花がきれい<br />

    紫の花がきれい

  • ストレリチア(極楽鳥花)ですね。

    ストレリチア(極楽鳥花)ですね。

  • アルハンブラ宮殿といえば、村治佳織さんの「アルハンブラの思い出」。ガイドさんがイヤホーンガイドで流してくれましたが、大好きな曲です。

    アルハンブラ宮殿といえば、村治佳織さんの「アルハンブラの思い出」。ガイドさんがイヤホーンガイドで流してくれましたが、大好きな曲です。

  • 離宮内では、バラ、ユリ、ジャスミン、オレンジ、糸杉などのたくさんの花々や木々も見ることができ、爽やかな香りを漂わせています。

    離宮内では、バラ、ユリ、ジャスミン、オレンジ、糸杉などのたくさんの花々や木々も見ることができ、爽やかな香りを漂わせています。

  • ヘネタリーフェ入場口付近から見るアルハンブラ宮殿

    ヘネタリーフェ入場口付近から見るアルハンブラ宮殿

  • アルハンブラ宮殿の入口部分にショップがあり、色々買いました。日本語のガイドブックもあります

    アルハンブラ宮殿の入口部分にショップがあり、色々買いました。日本語のガイドブックもあります

  • 昼食のレストラン

    昼食のレストラン

  • サラダ

    サラダ

  • メイン料理は牛テールを使ったグラナダの煮込み料理

    メイン料理は牛テールを使ったグラナダの煮込み料理

  • デザートはケーキでした

    デザートはケーキでした

  • 午後はバス移動のみ(約487km)<br />約7時間かけてバレンシアのホテルに到着。<br />

    午後はバス移動のみ(約487km)
    約7時間かけてバレンシアのホテルに到着。

    Port Azafata Valencia ホテル

    バレンシア空港近くのホテル by +mo2さん
  • ホテルにて夕食<br />マカロニ<br />

    ホテルにて夕食
    マカロニ

  • シーフードのパエリア<br />

    シーフードのパエリア

  • デザートのアイスクリーム

    デザートのアイスクリーム

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