２０２５年中欧周遊１２日間（８日目ブダペスト、ブラチスラバ）

2025/07/10 - 2025/07/10

8日目はまずブダペスト観光です。まずはツアーバスでペスト地区にある英雄広場へ。その後は同じくペスト地区の聖イシュトバーン大聖堂の見学。この後は路線バスでドナウ川を渡り、ブダ地区のマーチャーシュ教会と漁夫の砦を見学後、再び路線バスと地下鉄でペスト地区に戻り、鎖橋付近の広場で解散して2時間の自由時間。その後は再びツアーバスに乗ってブダペストを離れ、3時間かけて隣国スロバキアの首都、ブラチスラバへ。ブラチスラバ城を見学後、ホテルへ向かいブラチスラバで宿泊。ホテルは旧市街地から離れているため、お隣のショッピングモールで買い物と食事を済ませました。

エリア ブラチスラバ(スロバキア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

今日はまずブダペスト観光です。観光後はハンガリーを離れ、スロバキアに向かいます。首都のブラチスラバで宿泊。

ホテルで現地ガイドさんと合流。ツアーバスで鎖橋を渡り、ペスト地区へ。ペスト市街地をバスで進み、まずは英雄広場の見学。

英雄広場です。ペスト地区の市民公園にあります。

英雄広場 広場・公園

左側に7名、右側に7名、ハンガリーの偉人たちの銅像があります。一番左が聖イシュトバーン王。

こちらイシュトバーン。この王が戴冠したことでハンガリーは王国になりました。手に持つ複十字は王と聖人であることを示しているんだそうです。

聖イシュトバーン王から右に行くにつれて、より後年の英雄たちの銅像がズラリと並んでます。この辺りは正直誰だか分からないｗ

ハンガリー人の起源となる騎馬部族長達の銅像。パリ万国博覧会でグランプリを取ったそうです。

この広場の両側には二つの美術館があります。こちらが西洋美術館。

こちらが現代美術館。地下鉄1号線の英雄広場駅がすぐ近くだし便利。

こちらはヴァイダフニャディ城。雰囲気ありますが、中世のお城ではなく、ハンガリー建国1000年を記念して19世紀末に建てられたもの。英雄広場のすぐ北側にあります。

ここ自由時間に行ってみたい候補に入れていました。自由時間は２時間しかないので断念しましたが。観光後はツア―バスに乗って聖イシュトバーン大聖堂へ。

こちら聖イシュトバーン大聖堂です。見た目の通り、そんなに古い教会じゃありません。20世紀初頭に完成した教会です。

聖イシュトヴァーン大聖堂 寺院・教会

内部に入ると、絢爛豪華な装飾。大きなドームが中央に、内陣の上にもドームがあります。

ドームも高くて大きい。装飾も豪華。サン・ピエトロ大聖堂の半分もあるそうです。ただ一度崩壊して建設には苦労したとか。

ガイドさんは大理石の色について説明してくれました。それぞれ産地が異なっていて大ハンガリー時代（昔のハンガリー王国は今のハンガリーの4倍ほどの広さ）の象徴なんだとか。

主祭壇に飾られてるのはキリストではなく英雄広場にもいたイシュトバーン王。聖人にも列聖されているのでローマ教皇も主祭壇に飾るのを認めたそうです。

そして、聖イシュトバーンの奇跡の右手。イシュトバーン王の死後、彼が列聖された時に墓を開けたところこの右手だけが骨にならずに残っていたんだそうです。

ハンガリーの大切な奇跡、聖遺物ということで、写真撮っていいのか？と思いましたが、ハンガリー人のガイドさんは笑顔でドンドン撮って！遠慮しないで！

聖なる右手の礼拝堂 寺院・教会

イシュトバーン大聖堂見学後は路線バスに乗って、ドナウ川の向こう側にあるマーチャーシュ教会へ。

近くのバス停でバスを待つ間に年齢ばれイベント。ブタペストでは65歳以上は公共交通機関が無料とのことで、65歳以下のメンバーだけが切符をもらいました。

路線バスは漁夫の砦すぐ近くの三位一体広場に到着。マーチャーシュ教会前の広場です。

漁夫の砦にある聖イシュトバーンの騎馬像。あっちこっちに銅像があります。本当にイシュトバーン王はハンガリー人にとって英雄なんだな。

聖イシュトヴァーンの騎馬像 モニュメント・記念碑

トイレ休憩含めて15分ほど各自で漁夫の砦を見学。漁夫組合によって19世紀に建てられた砦なので漁夫の砦といいます。漁夫達はここで魚を売っていたそうです。

漁夫の砦を左側に進むと大きな塔があります。昨晩ライトアップを見に来た時はなぜか気が付かなかった。

漁夫の砦 建造物

大きな塔はレストランのようです。ドナウ川が見える方向は有料部分になっていて塔に登ってもドナウ川方面は見えません。。

こちらは塔から撮影したマーチャーシュ教会。

塔を降りてドナウ川が見える箇所に移動。対岸に国会議事堂が見えます。ライトアップされた国会議事堂も綺麗でしたが、昼間の国会議事堂も綺麗。

次は集合してガイドさんの案内で隣接するマーチャーシュ教会を見学。この建造物は14世紀後半には建てられていたそうです。

マーチャーシュ教会 寺院・教会

ただ16世紀にブダペストがオスマン帝国に支配されると、この教会はモスクに改修され、17世紀のブダペスト解放後に再びキリスト教会に改修されるなど、かなりの改修が行われています。

建物は典型的なゴシック建築で、内部はこんな感じ。身廊と両側に側廊がある一般的な構造です。写真は身廊。奥が主祭壇です。

ただし柱や壁には無数の幾何学模様が。一般的な教会にはない、この見事な幾何学模様は、モスクだった時の名残なんだとか。

側面をかざるステンドグラスは建造当初のものだそうです。え？建造当初って14世紀ってこと？それは凄いな。

こちらは柱に設置された講壇。バロック様式に比べると装飾は控えめですが、この柱の幾何学模様が綺麗。

こちらは主祭壇。マーチャーシュ教会は大聖堂ではありませんが、歴代ハンガリー王が戴冠式を行ったブダペストで最も格式ある教会です。

ガイドさんの説明後は各自で見学。二階にも行けます。こちらの天井にも美しい幾何学模様が。

階段を上がらないといけませんが、二階からは柱や天井を間近に見れます。

なかなかリブや天井の装飾を間近に見る機会はありませんし、ちょっとした展示品もあるのでおススメ。

ガイドさん曰く、イタリア人観光客はどの教会に連れていってもふーんまあまあだね、という感想なんですが（そりゃそうだ）、この教会だけは感動して帰っていくそうですｗ

教会見学後は再び路線バスに乗って、近くの地下鉄駅へ向かいます。

路線バスは、この公文書館のそばに建つウィーン門を通ってセールカルマン広場駅へ。

バスを降りて地下鉄のセールカルマン広場駅に到着。昨日の夜に乗った2号線です。ここからみんなで地下鉄に乗ってドナウ川の対岸（ペスト地区）へ向かいます。

デアークフェレンツ広場駅で2号線から1号線へ乗り換え。こちらのお店でガイドさんが買ってくれたキュルテーシュカラーチをおすそ分けしてもらいました。外見はデカい竹輪パン。熱くて砂糖がまぶしてあります。チェコだとテュルデルニークとして結構お店を見かけます。

デアークフェレンツ広場駅で乗り換えたのは地下鉄1号線です。先ほどの英雄広場にもこの地下鉄で行けます。私たちは反対方向（ドナウ川方面）ホームへ。

この一号線、ヨーロッパではロンドンに続き、2番目に古い地下鉄なんだそうです。車両も小さくて年季入ってます。

一駅隣のヴェレシュマルティ広場駅に到着。ホームがタイル張り。ドアも木製です。

この一号線、もう開業して120年以上経っているそうです。

地下鉄駅から上がるとこの広場に出ます。ここでガイドさんとお別れ。そして2時間の自由時間。

ヴルシュマルティ広場 広場・公園

あれ？広場に面したイタリア料理店でパスタ食べたけど写真撮り損ねてる。スマホのQRコードで注文するタイプのお店でした。食事の後は国会議事堂へ。

久しぶりにいい天気なので、散策が気持ちいい。ドナウ川沿いを散策します。

セーチェニー鎖橋 建造物

まずはセーチェーニ鎖橋。ドナウ川を渡った向こう側が昨日グヤーシュを食べた店があるクラークアーダーム広場です。左上にちっちゃく王宮が見えます。

橋のこちら側はセーチェーニ・イシュトバーン広場。バスや路面電車の駅があり、乗り換え地点になっています。

セーチェニ イシュトヴァーン広場 広場・公園

ここから路面電車でも国会議事堂まで行けます。凄い年季の入った車両。ただせっかく天気もいいので徒歩で議事堂へ。

ドナウ川を見ながら、解散した広場から徒歩20分ほどで国会議事堂に到着。

国会議事堂 (ブダペスト) 現代・近代建築

夜景の国会議事堂も素晴らしかったですが、昼間の国会議事堂もいい。

地下に無料の展示コーナーもありました。

これ、国会議事堂で見れるハンガリーの聖冠、聖イシュトバーンの王冠です。でも見るにはツアー見学に参加しなければいけません。

こちら国会議事堂の北側の地下にツアーの予約デスクがあります。ツアー時間は45分、2時間の自由時間ではちょっと厳しい。

あ、ちなみに、案内パネルを見ると、ツアーの当日券はすべて売り切れでした。ここのツアーは凄い人気らしい。

ということで国会議事堂の外観だけ見てUターン。国会議事堂からドナウ川河畔の道に降りてドナウ川河畔を南下します。

こちらドナウ河畔からの国会議事堂。ネオゴシック様式の尖塔が美しい。

通りの向こうに見えるのは、先ほど見学した聖イシュトバーン大聖堂。

集合場所に到着。集合時間まで30分ほどあるので、広場に近いアンナカフェで休憩。添乗員さんお勧めのカフェ。パフェとかデザートが充実してました。

アンナ カフェ 地元の料理

商品名は忘れましたが、モーツァルト何とかだったと思う（生クリームが入ったコーヒーです）。ただ配膳がかなりゆっくりだったので、配膳されたとたんにチェックをお願い（チェックも時間がかかる・・・）して何とか集合時間に間に合いました。

集合場所近くでツアーバスに乗り、ブダペストを後にして、ハンガリーの隣国、スロバキアへ。首都のブラチスラバへは3時間かかるため途中でトイレ休憩。

ハンガリーとスロバキアの国境を通過（むかし国境検問所だったところ）。国境を認識したのはこの周遊でここだけでした。

ブラチスラバに到着。右上の丘の上にブラチスラバ城が見えます。

ブラチスラバ城に到着。近くの駐車場でバスを降りて外観だけですが見学。

ブラチスラバはハンガリーの大部分がオスマン帝国に占領された時代、ハプスブルク家が支配するハンガリー王国（今のスロバキアとハンガリー北部）の首都でした。

ブラチスラヴァ城 城・宮殿

マリア・テレジアもここでハンガリー女王の戴冠式を行いました。そしてハンガリー貴族との約束通り、こちらの城にかなりの期間滞在しています。

中は見学できるのかな？チケット売り場とかは相変わらず見つける能力が乏しいので詳細は不明。

中庭までは無料で入れるようです。人はいませんでしたが、中まで見学しようとする観光客は少ない模様。

城館の裏にまわると、美しいフランス式庭園がありました。かなり広い。

マリア・テレジアの治世下で整備された庭園です。ちなみにお城のほうもマリア・テレジアが滞在するために、かなり改修されています。

ブラチスラバ城からの眺め。下に流れているのはドナウ川。遡るとウィーンに着きます。実は100キロ離れてません。

こちらウィーン方向。流石に見えないか。ウィーンからは船で来れるので、ハプスブルグ家の皇帝がハンガリー貴族の支持を得るために頻繁にこの城を訪れています。

ブラチスラバ城を後にして今日宿泊のホテルへ。旧市街地からは高速で15分ほど走りました。ホテルは空港の近くにあります。

NH ブラティスラヴァ ゲート ワン ホテル

かなり新しいホテルでした。部屋も新しくて綺麗。そして広いので旅行の荷物は余裕で広げられます。

ただ浴槽はなく、シャワーだけのお部屋でした。

ホテルは旧市街地からかなり離れていて、公共交通機関でも40分から1時間かかるので、夕食はホテルの目の前にあるショッピングモールで済ませました。

かなり広いショッピングモール。スロバキア料理を出すお店があるとのことで、お店を見学しながらフードコートを目指します。

フードコートに到着。サンタフェというプレート料理を出すお店へ。スロバキア料理っぽいプレートを選んでは売り切れと言われ続け…

結局ラスベガスというプレートを選択。どうみてもスロバキア料理ではないがチキンがかなり美味かったのでよし。

食事した後はモール内を散策しました。色々お店があって楽しい。寿司も売ってました。ヨーロッパのなんちゃって寿司でしょうが見た目は美味しそう。

スーパーマーケットがありました。結構安かったのでお土産やおやつを購入。

こちらはおやつ。まだ時間も早いので。スタバのアイスコーヒーで貴重なアイスコーヒー欲を満たす。ケーキがデザート。ビニールで包装されていて手で食べるタイプ。

これはお土産、マシュマロをチョコでコーティングしたお菓子。無事日本まで溶けませんでした。

カザーリのチョコマンゴー。オーストリアのメーカーですが、美味しそうだったので購入。美味しかった。

これもドイツ語なのでドイツのお菓子。結局はスロバキアのお菓子はゲットしてなかった・・・。以上で８日目は終了。明日はチェコのチェスキークルムロフへ。