2025/04/05 - 2025/04/05
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chikiroomさん
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イスタンブール3日目。
今日はオスマントルコ外伝巡礼を中心に回っていこうと思います。
そして恋焦がれた鯖サンド。去年スパイスだけ買って行こうと思ったところで時間切れになってしまいました。
今年はあの鯖サンドの秘密のスパイスを入手しようと思っています。
二度目ならではの余裕の観光。砂糖祭でごったがえすイスタンブールを歩きます。
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ホテルのフロント。
燦然と輝くのはbooking com評価9.7の文字 -
今日の朝ごはんは昨日の鶏肉を薄く切ってサンドにしました。
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調理器具も調味料もほぼ全部そろっています。水は浄水器を使用。
私の前にイタリアから来られたご夫婦が朝ごはんを作って食べていました。
昨日は夫の方がコーヒーを作って「ワイフに持っていくんだ」とカップを持っていきました。 -
オーナーさんが来ておしゃべりをしたのですが、「みんな食べ物を部屋に持っていくだろう?ボク、あれ、好きじゃないんだよね」と。
ああ、やっぱり部屋が汚れるからねと思ったら、「みんなでここで一緒におしゃべりしながら食べればいいじゃない。ボクはこのホテルをそういう風にしたいんだ」。
このホテルにたまたま一緒になった人たちが、食べ物を持ち寄って、仲良くおしゃべりしながら交友を深められればいいよね。プリンスエドワード島のB&Bが正にそうだった。みんなでワイワイいいながらお料理したっけ。
「私も同感よ!」私もそうしたいな。
「このホテルを紹介したんだけどいつも満室。なかなか取れないのよね」と言うと、「実はもう1軒、ホテルを作ろうと思うんだ」 -
キッチン。冷蔵庫はここ。上段を全部私が使っていました。
オーナーさん「この辺りにもう物件は考えてるんだ」と見せてもらった写真はかなり古びた建物。1年かけてリノベーションするのだそうです。Söğütlüçeşme駅の近く。これからは鉄道が主流になるだろうからいい選択だと思います。
私は「関口知宏鉄道の旅」で「彼はエスキシェヒルからローカル線に乗り、ハイダルパシャ駅で降りたのよ」と言うと、「ハイダルパシャ駅は無くなったよ。屋根から火が出て、今修復中」とのこと。
そうか、ハイダルパシャ駅はもう駅では無くなったのね(家に帰ってビデオを見直すと2006年の番組でした)
「ハイダルパシャ駅周辺からローマ時代の遺跡がゴロゴロ出てきて、いま保存している最中なんだ」
日本の会社が海底トンネルを作った時も遺跡が出てきて工事が止まってしまったそう。古い歴史がある場所は遺跡の問題があるのね。
TODD(トルコ国鉄)のアプリがフリーズするので困ったと言ったら「そうだよ。あれ、使えないんだ。僕も切符を買う時には直接駅に行く」んだそうです。
使えないアプリ作ってどうすん>TODD
オーナーさんに「昨日若いヒジャブの女性が入れなくなっていたから入れたけど」と言ったら、「ああ、ありがとう。知ってる」
「パトカーが来てたのよ」「知ってる」「なんで知ってるの?」と聞くと、「カメラで見ていたから」「カメラ?!」
「外にカメラがあるんだよ。こっちこっち」と言うので玄関ドアを開けると、そこには確かにカメラがある。「家で見てたんだ。近所の人に連絡して交通事故があったって聞いたんだ」
あのパトカーは交通事故だったんだ。それにしてもカメラがあるって、知らなかった。オーナーさんは常駐していませんが、いつもこのホテルを見張ってくれているんですね。 -
さて、今日はまず昨日時間切れになったスレイマニエモスクに行きます。
今日はちゃんとおやつとチャイを持ってフェリーに乗ります。 -
トルコのお店ってディスプレイが上手なのよねー
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今日で砂糖祭は終わりのはず。海に沿っている道を行きます。
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郵便局も今日までお休み。
屋台で売っているのはスィミットか焼き栗かトウモロコシだけ。
も少しバリエーションが欲しい。 -
昨日ネックレスを作ったお店の近く。この界隈はアクセサリー商品街のようで、似たようなお店が沢山あります。
写真のような大きな作品はそれなりのお値段です。 -
昨日来たスレイマニエモスク。
立派なモスクの前でえばってみました。 -
スレイマン1世の霊廟
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左がスレイマン1世、その隣は溺愛した娘ミフリマーフ。
スレイマンとヒュッレムの間には他に娘はおらず、ひとり娘だったミフリマーフはハレムの実権をにぎりました。
兄や弟はいますが、この霊廟に安置されているのはミフリマーフだけです。
「あれ?ヒュッレムがいない」と思って外に出ると -
ヒュッレムが眠っているのは別の霊廟でした。
娘とは一緒だけど、妻とは別なんだ。
血のつながりを優先ということでしょうか。 -
こちらがヒュッレムスルタンの棺
いろいろと悪い話が多いヒュッレムですが、奴隷から女ひとりで皇后にまでのしあがったのは大したものだと思います。 -
やはりオスマントルコ帝国の皇帝のモスクだけあって、おごそかな感じです。
鯖サンドを食べに新市街へ行きます。 -
去年と同じく大勢の釣りをする人々。
釣りをしてもいい期間が決まっていて、今年は4月15日までなのだそうです。
ホテルのオーナー夫人に聞きました。 -
おーー、いたいた。発砲スチロールの鯖サンド屋
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ここのが美味しいのよー
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あちこち見ましたが、ここの鯖が一番大きくて身が厚かったです。炭火を使っているのも美味しさの秘訣かも。
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この後、鯖サンドを作っていた人の後ろにいた少年(見習い?)に、そのスパイスは何というのだと聞き、スマホのMEMOに書いてもらいました。ソースの名前も書いてもらったのですが、その後、スマホの操作を誤り、半分消してしまいました。
スパイスの名前は「baharat」です。ソースは半分消してしまって「grab」だけ。
どこで売っているのかgooglemapsを出して聞いてみると「ココ」と指さした場所に行ってみます。エジプシャンバザールの近くです。 -
後ろでカラーンという音がしたので振り替えると、そこにはまさにあの有名な「靴磨き詐欺」が。
靴磨きの道具をわざと落として、拾った人の靴を強引に磨いて大金を要求するのだそう。やだ、ホントにあるんだ。現場に居合わせちゃった。
でも周りの人たちもみんな笑っているし、まるで寸劇のよう -
彼が指さした場所のあたりはスパイス屋が沢山。適当に入って彼が書いてくれた「『baharat』をください」と言うと、調子の良さそうな店員が「マダム、これを嗅いでみろ」という。スパイシーないい香り。「いいね」というとスコップですくって袋に入れる。いや、そんなにいらないからと言って少しにしてもらうと、「マダム、これはどうだ」とまた別のスパイス。「いいね」というとまたスコップですくう。
「そんなにいらない!」と少しにしてもらうと、「マダム、これは」と別のものを出そうとする。
これはカモられてると思い「いらない!終わり!」と言うと彼はとっても残念そうな顔をして「バッグは小さいのか大きいのか」と聞くので、スパイスを入れる袋だと思って「小さいの」と言うと、レジに行き、スパイス2種と真空パックに入ったスパイスをレジに打つ。
「私が買ったのは2種類だけだけど」と言うと「あなたは小さなバッグと言ったじゃないか」と3種目を指す。「もうレジを打ったから」と言うので渋々3種類のスパイスを買う羽目に。4,000円でした。
ちなみにおそらく私が注文したのは3種目の真空パックに入ったので800円。他のはスパイスに詳しい人に嗅いでもらったらクミンでした。
そしてこのbaharat。あのお菓子屋のTugbaで何気なしに買ったスパイスがあったのですが正にこれでした。
くっそーーー! -
これがTOGBAで買ったスパイス
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この時期、トルコが発祥のチューリップが咲き誇っているというので、ギュルハネ公園に行ってみました。確かにチューリップが沢山咲いているのですが、日本の公園にある多種類多色のチューリップと比べると、それほど見事というわけでもなく。
(ごめんね) -
でも、この歴史的建造物とのコラボは見ごたえがありました。
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まるで「タダでは見せない」とばかりに囲ってある塀が無粋。
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このチューリップとアヤソフィアが共演する景色は今だけ。
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アヤソフィアは去年見たので今年はパス。
観光客が沢山。 -
無料のスルタンアフメット1世廟に入りました。
アフメト1世の棺。
彼はこのブルーモスクを作った人物のため、このようにデカデカと書かれているのではないでしょうか。 -
小さな棺が並んでいるのが痛ましい。成長する前に病死する子どもたちが沢山いたんだろうな。
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さて、ブルーモスクのそばにあるスレイマンの盟友イブラヒムパシャの家に行ってみます。
なかなかマニア向けの場所なので、あまり行く人がいません。 -
入場料が大きく100TLとありました。ぼったくりトルコ政府への抗議の意で高額な入場料を取る場所には入らないことにしていたのですが、400円程度ならいいでしょうと入りました。
ところが帰国後カード履歴をチェックしていたら、2,836円の引き落としが行われていました。100TLってなんだったんだー。 -
ここに少しだけイブラヒムについて書かれたものがありました。
オスマン帝国外伝で、最初の方はイブラヒムとその妻で皇帝スレイマンの妹ハディジェは、登場人物のほとんどが個性が強い悪人の中で、ふたりだけはまっとうだと思っていたら、途中からやっぱり二人とも変になっていき、結局マトモなのはニギャールと宮廷史家マトラークチュくらいしかいないということになってしまいました(70話で挫折) -
あのドラマでは、トプカプ宮殿からイブラヒムの家まで馬車を走らせていたから、それなりに遠いところにあると思っていたのですが、敷地内にあるんですね
だったら反乱がおきた時にとっとと護衛が走ってきたらよかったのに -
ここでもカリカリを撒いて餌付け
日本のカリカリは美味しいかい? -
イブラヒムの家は今では美術館になっています
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美術品にはほぼ興味がないので、ドラマの余韻に浸るだけ。だから写真もありません。
2,800円と知っていたら入らなかったかも -
ブルー・モスク。
時間のせいか、今日はそれほど混んでいません -
ギュルハネ公園の時刻表です。
Bağcılar方面に目を向けると、Haseki とYavuz selimの文字が見えます。
Hasekiはヒュッレムのこと。Yavuz selimはスレイマン1世の父セリム1世。
あのオスマントルコ外伝は日本でいうところの徳川太平記みたいなもので、登場人物はほとんど実在の人物で、トルコ人ならみんな知ってるというドラマだったんですね。 -
カドキョイに戻ってきました。少し薄暗くなってきましたが、伝説の猫「トンビリちゃん」に会ってこようと港からバスに乗りました。
このバスがなかなか来なかったのよ。 -
トンビリちゃんは、この辺りでは有名だった地域猫。2016年死亡後、そのふてぶてしい態度で塀に寄りかかる姿そのままに、地域の人たちが彼女を追悼するために像を作りました。
googlemapにTombiliと入れると場所が出てきます。 -
発起人だった方は「渋谷のハチ公の映画を見て思いついた」そうです。
トンビリちゃんの像が我が町にあったら、毎日なでて出勤しそう。
今日も誰かが花を抱かせています。 -
今日の夕食はミディエ・ドルマにしました。オーナーさんお勧めのお店
KADIKOY MIDYECISIに来ました。 -
陽気なスタッフ。「撮れ撮れ」と言うので「ネットに載せるけど」とお断りして撮りました。
ソースは4種類。クラシックとガーリックとあと2種類。オーソドックスにクラシックをお願いしました。メニューには40個からになっていましたが、10個をテイクアウト。598円です。 -
鯖サンド屋に鯖サンドで使うスパイスを書いてもらったのはいいけれど、スマホをいじっているときに、ソースの名前を半分消して困っていました。
ふと、鯖サンドを売っている店にソースがある。おじさんにお願いして写真を撮らせてもらいました。ザクロソースでした。 -
今日の夕食はミディエドラムと昨日のケバブとサラダ。
レモンを絞ると知らないうちに手が傷だらけになっていたのか、手のあちこちに染みて痛い。指のささくれが痛い。
貝の片方の殻をスプーンにして食べるのは知っています。
ミディエドラムは去年も食べましたが、オーナーさんお勧めのお店だけあって、去年のものとはまるで別。お米がふっくらと炊きあがっていて、ものすごく美味でした。
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