やり忘れたことをしに2度目のトルコ1～トラブル続きの旅立ち

2025/03/27 - 2025/03/28

最高に楽しかった2024年のトルコ。コロナ明けで久々に長い飛行機に乗り、出入国をし、一つ一つに新鮮な感動がありました。
帰ってみれば、うたかたの夢のような日々でしたが、YouTubeや他の方のブログを見ると、皆さんとても効率のよい充実した旅をされているのに、私はウロウロと歩きまわったばかりで、やり残したこと、食べそびれたもの、見逃した場所がたくさんあって慙愧慙愧の日々。この清算をしに、もう一度トルコに行くことにしました。

いろいろと考えたり、経験した方のアドバイスをいただき、旅程は次のとおりになりました。

3月27日（木）羽田発TK199便9:45発→
28日（金）イスタンブール空港05:25着→TK2552でダラマン空港へ→ダラマン空港からバスでフィティエ→カシュ（泊）
29日（土）メイス島へ　帰着後バスでフィティエへ（泊）
30日（日）フィティエからフェリーでロードス島へ（泊）
31日（月）ロードス島からフェリーでフィティエへ（泊）
１日（火）フィティエからバスでパムッカレへ（泊）
２日（水）パムッカレから列車でエスキシュヘルへ（泊）
3日（木）エスキシュヘルから高速鉄道でイスタンブールへ～６日（日）
7日（月）イスタンブール空港02:00発TK198便で羽田へ　19:20羽田着

前半は連泊が無く連日の移動ですが、行きたいところやルートを考えるとこのスケジュールになりました。古希を目前に控え、体力が持つかが勝負となります。　

エリア トルコ

• 旅行の満足度: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エイチ・アイ・エス

出発前にトルコ国内でデモが相次ぎ、逮捕者多数などの報道がある中、ちゃんと帰って来れますようにと出がけに神頼み。

いつものとおり、家からの電車で山手線新宿駅、品川で京急に乗り換えて羽田に行くつもりでした。夜９時過ぎの飛行機なので、旅行中にクリーニングしてもらおうと家中のカーテンを取り外し、クリーニング屋さんに持っていくと、「定休日」。
駅前にあるクリーニング屋が２軒とも定休日。
クリーニング屋さんの定休日が木曜だと知らなかった。。。
山ほどのカーテンを抱えて持ち帰り、また付け替える。。

このあたりから、トラブルの予感がふつふつと。

電車で新宿駅まで来ると、アナウンスが騒がしい。

「人身事故のため、山手線はすべて止まっています」
私の目の前の山手線車両がどうやらその人身事故の列車のよう(;ﾟДﾟ)

これから旅に行く途中不吉すぎる。
アナウンスではさかんに「振り替え輸送をご利用ください」と叫んでいる。
充分早く出てきたので、再開するまで待ってもいいと思ったり、バスタ新宿に行けば羽田行があるかなと思ったけれどとりあえず別ルートを探索。

改札口にいる駅員さんに「品川に行くには？」と尋ねると、「最終的にはどこに行かれるのですか？」との質問。「羽田です」と言うと経路図を見ながら「大門に行けば何かしらの電車があります」とのこと。

こういう時には乗り換えアプリは役に立たないのだわ。
この駅員さんが悪いわけではないけれど、こういうとき交通系YouTuberの方がいると路線図も見ずにお答えになるんだろうな。

初めて乗る大江戸線を求めて長い長い地下通路を歩き、乗ったと思ったら一駅で降りて都庁前で降りて光が丘行きに乗り換えと、これは東京に住んでいる私でも至難の業。海外から来られる方には難しいのではないかと思う。都営浅草線なんて初めて乗ったわ。

大門からは見たことのある電車に乗り換え、通勤の方たちに交じっての移動。

ようやく京急蒲田に到着。もはや長い旅を終えたかのように汗ぐっしょり。

羽田には18:20に到着。余裕でした。
ターキッシュエアランのチェックインカウンターはまだ空いておらず、ベンチで一休み。今回はプライオリティパスを買ったので、早く入ってゆっくりシャワーを使って休みたい。

ウェブチェックインは前日に済ませてあります。ターキッシュは24時間前からウェブチェックイン可能。

羽田→イスタンブールは直行13万円と破格のお値段で10月にHISから買いました。普通は何があるかわからないので安定の航空会社からの直接購入なのですが、今回はHISという大手だったのと何より直行の魅力。長らく海外旅行をしてきたけれど、ヨーロッパに直行で行くのは初めてだと思う。。

チェックインカウンターが開きました。それほど多くない人が並び、手続きしていますが、私はここでやらなければならないことがあります。
東京→イスタンブールのチケットを買った時には予定していなかったイスタンブール空港→ダラマン空港への移動が入ったので、預け荷物をダラマンまでスルーして欲しいというリクエストをしなければなりません。

事前にターキッシュに問い合わせたところ、「2 枚の航空券が 235 から始まるターキッシュエアラインズの航空券で、かつ乗り継ぎ時間が 2 時間以上 24 時間以内の場合で、当日イレギュラーがない場合はスルーを承れますのでチェックインの際にご確認ください」という回答があったので、２時間以上乗り継ぎ時間があるから可能のはず。

係の方は私がプリントアウトしたEチケットを見て「うーんこのチケット、便名が書いてないんですけど」とのこと。便名が書いていないチケットってあるんだろうかと思いつつ、こちらもすでにウェブチェックインが済んでいるのでスマホの画面を見せる。

係の方はチャカチャカとキーを打ち、「ダラマンまで荷物をスルーにしました」。

これでイスタンブールで荷物をピックアップせずに体だけ乗り換えればいいことになりました。

余裕でチェックインできたので、さー、ラウンジでまったりする予定が保安検査場の大行列に阻まれました。何重にもぐるぐると列がとぐろを巻き、まるでTDLのよう。こんなに混雑していているのは初めてです。

最後列はターミナル入り口の待合ベンチの方まで続いています。後ろで「間に合わない！！」という悲痛な声が。

(＝△＝`歩)ないわー

３，４０分かけてやっと検査場を抜け、出国手続きも完了。
去年は別窓口で出国スタンプを押してもらえたのですが、「スタンプを押すのは次の方々です」という張り紙が。スタンプは押さないぞという強い決意が感じられたので諦めました。
空のマグボトルを持ってきているのでいつもならここで給水するのですが、今回はパス。

初めて入る羽田のラウンジです。
Sky Lounge South　第3ターミナル- 3階の国際線出発エリアゲート108付近にあると事前に調べていたので迷うことなくたどり着けました。

まずはシャワー。受付案内の方にシャワー室を使いたいことを告げ、シャワー室の鍵をもらいます。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、タオル、ドライヤーあります。

さっぱりと汗を流して、湯上りビールだー！

自動ビールサーバーも初めての体験。がんばって長く生きててよかった｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡

それほど多くない利用客で、席も余裕で空いています。
食べ物の写真は撮れなかったのですが、から揚げ、焼きそば、温野菜（冷凍チン）、枝豆、カレー、パンがありました。カップ麺も積んでありました。

湯上りビールと枝豆がうまいわーU＼(^_^ )

今まではどうせ空港内を探索してウロウロするんだから、ラウンジいらないわと思っていたのですが、すでにアラコキとなり、買うものもない、歩くのは疲れるということで、アメックスローズカードを契約し、11,000円でプライオリティカードを追加しました。

カレーを食べた後でキムラヤのカレーパンが追加されました。
惜しい！

ということでミニサイズのハーゲンダッツアイス。バニラのみ。

ラウンジと搭乗口が近かったので助かりました。

飛行機に乗り込み、私の席は１６A。
最初は後ろの２列しかない席を予約していたのですが、２時間半での国内線乗り継ぎとなったので、早めに機内から出るため、前の座席に変更しました。
ターキッシュは座席指定料が５千円かかります。金額は大きいけど真ん中の席は嫌だなと。
変更の際は追加料金はかかりません。変更し放題です。

ターキッシュはかわいいポーチがもらえると知っていたので期待していたのですが、座席にはない。あれー？残念。

機材は777-300、3-3-3です。
画面はボスポラス海峡にある、なつかしい乙女の塔。

イスタンブール、また行くからねー

席を変更したため、エンジンの真横になり外の景色がみられない場所に。ちょっと悲しい。

１６Aの席の後ろには壁があるので、座席を倒しても後ろの方に気をつかうことはありません。さらに壁と座席の間にほんの少しの隙間と物置台があり、荷物を置くことができました。

ここで大トラブル発生。この旅のハイライト、フェティエからロードス島にフェリーで渡り、島で１泊する予定だったのですが、スマホを機内モードに変えた時にメールチェックをしたら、「悪天候によりフェリーキャンセルのお知らせ」のメールが入っていた！

ロードス島からの帰りの便が欠航となったという。日を変えるか返金するか知らせくれという衝撃メール。

この旅一番の目的「ロードス島に泊まる」が旅立つ前に一瞬で消え去りました。４月１日も欠航だというから動くのは４月２日になる。
押し押しのスケジュールを組んですべてホテルも予約済みだからすべて取りやめて返金してもらうしかない。しかしながら、こいうこともあろうかと、フェリー会社のキャンセル保険に入っていたのですが、キャンセルできるのは確か48時間前までで、それ以降は返金はないはず。30日出航のフェリーをキャンセルするには28日の午前８時までキャンセルの連絡をしなければいけない。メールを打ちたくてもすでに機上の人。手も足も出ない。

この飛行機の到着は28日の午前５時30分だから、着いたらすぐにキャンセルのメールを入れなければ。

隣の座席はかわいい小学１年生の男の子でした。幅の広いおっさんでなくてよかった。お母さんは外国の方で里帰りだそうです。
CAさんが男の子にグッズを渡しに来ました。このグッズが素晴らしい！ちゃちなおもちゃではなく、ディバックや中に入ったお人形も精巧にできていて、欲しかったー、わたし。

一緒にターキッシュ名物のアメニティポーチも配られました。Googleレンズを使って調べたら、この絵はトルコ東の果てアルメニアアニ遺跡にあるアブガミル(Abughamrents)の聖グリゴル教会 (ABUGAMİR PAHLAVUNİ/PALADOĞLU KİLİSESİ)とのこと。

だからAniって書いてあるのね

この場所では東京の夜景は見ることができず。

それにしてもロードス島に行けなくなり、フェティエに３日間滞在することになってしまった。その間、どうしよう。。

きれいな画面で「今ここ」が見られます。

映画やゲームは豊富にありましたが、日本語吹き替えが数が少ない上にいっこいっこ開けていかないと日本語があるかどうかがわからない。

新作は吹き替えなしで、旧作はありました。

メニュー表が配られました。私はサーモンと白ワインをチョイス。

しかしながら、ラウンジでたんまり食べていたので食欲があまりない。あの最後のカレーとアイスが効いたわ。
ラウンジを使うと、このあたりの采配が必要になるのね。。でも、すきっ腹に冷たいビールがあったらついから揚げとか持ってきちゃうよね。

往路は１４時間のフライト。こんなに長い時間のフライトは初めてです。というか、直行でヨーロッパに行くのは初めてです。去年の１０月、HISターキッシュ利用でイスタンブールを選ぶと１万円のキャッシュバックがあったのですが、ある日ある時、キャッシュバックが１万５千円になっていたので、思わずぽちりました。

ギャレーに行けばおにぎりがあるのは知っていたので、後で小腹が空いたときのためにいただいておきました。この他にブラウニーやチーズサンドイッチがあることになっています。

私の機内快適グッズ。ハンドクリーム、リップクリーム、爪切り（乾燥して小爪割れする、ささくれる）、この他にマスクとガーゼ（濡らして乾燥予防）。
当然首枕と腰枕があるのですが、ターキッシュの枕はしっかりしていたので、腰枕の必要はありませんでした。
毛布が薄いのにすごく暖かかったです。欲しいわ。

着陸前のミールです。
さすがに１０時間乗っているとお腹が空いてきたので焼うどんを選びました。普通に美味しかったです。

着くのは早朝なので、とにかく眠っておかなければ。着いたら着いたで走り回る予定なのです。