「ひかり」自由席でお気楽移動＆しまじろうシーパークで寿司屋になる【親子で東京往復記２０２４年９月編その１】

2024/09/08 - 2024/09/09

　我が子の経過観察のための通院上京も、もう４１回目。今回は、最近「迷路」が大好きな我が子のために、帰路で蒲郡に立ち寄ることにしました。
　いつも混んでいる「のぞみ」に比べ、東海道新幹線の「ひかり」自由席は空いていてお気楽。ひさびさに、山側の車窓も楽しむことができました。

エリア 蒲郡(愛知)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

　上京に使う列車は、いつも同じ。久留米駅9時51分発の「つばめ」で、まずは博多に向かいます。
　記録的猛暑の今年は、盆を過ぎてもフルスロットル。今日も猛暑日になりそうです。

久留米駅 駅

　博多駅で30分のインターバルを設け、お昼ご飯を買い出すのも定例の儀式の一つ。ところがセブンイレブンが改装工事に入っていて、系列のお弁当屋さんも閉鎖中でした。
　午前中早い時間だったので、他のお弁当屋さんに回ることができたけど、遅い時間だと品切れになりそう。１日も早い復活を望むばかりです！

博多駅 駅

　いつもと違うお弁当屋さんの駅弁も、たまにはいいですね。

山陽新幹線 乗り物

　約１時間で広島へ。今日はカープ戦の日で、スタンドは観客で埋まりつつありました。

マツダスタジアム 名所・史跡

　岡山、新大阪と停車駅を重ねる度に客が増え、ピリっと緊張感が増してくるのも、いつも通り。インバウンド観光客も交えて、ほぼ満席の盛況です。
　名古屋駅での停車時間中には、自販機でアイスを辛うじて１個だけ買えました。車内販売、号車限定でもいいから復活してほしいな…。

東海道新幹線 乗り物

　１５時３３分、東京着。山手線と総武線を乗り継ぎ、東京の我が街・亀戸にたどり着きました。
　街を南北に貫く緑道公園は、都電の跡。

　いにしえの都電沿いの、マンションと商業施設からなる複合施設「カメイドクロック」にお邪魔します。

カメイドクロック ショッピングモール

　我が子は、スカイツリーを仰ぎ見る屋上広場でひとっ走り。５時間の新幹線でなまった体を、思い切り動かしてリフレッシュしていました。
　夕方でも暑いこの夏だけど、久留米に比べれば、かなりマシ。雲りなのも助かりました。

　お腹を空かせたところで、フードコートで早めの晩ご飯。テーブルが低い子ども用のエリアや、お座敷席まであって、キッズフレンドリーなのが嬉しいです。
　九州に比べ日没が早い分、眠気も早めに来てしまうのか、我が子は８時前に就寝。移動だらけの１日、お疲れさまでした。

　九州と東京には確実な「時差」があり、翌朝は早起き。ご飯、洗面、部屋の清掃と流れるように済ませ、タクシーを飛ばせば９時前には築地の病院に着きました。
　今回の診察も、異常なし！ ここ最近、診察のたびに先生の指示がよく通るようになっていて、頼もしいです。

　しかも病院が診察アプリを導入してくれたおかげで、精算の待ち時間もなくなりました。９時４０分には解放。よーし、思い描いていた「A案」で行けそうだ！
　コロナ禍での静寂が嘘のように、すっかり賑わいが戻った築地市場を見ながら、東京駅までタクシーを飛ばしました。

築地場外市場 名所・史跡

　「乗れればラッキー」くらいに思っていた、10時33分発の「ひかり639号」にゆとりをもって乗車。２時間に１本だけの、豊橋停車の「ひかり」です。

東京駅 駅

　診察の時間が読めず指定席を取れなかったので、自由席に乗りました。
　自由席が３両しかない「のぞみ」と違って、「ひかり」は５両。空いていて、我が子もリラックスした表情でした。

　３人で指定席を取ると、必然的に海側になってしまう東海道新幹線。空いているので、今回はひさびさに山側に座りました。
　山側の方が平行する鉄道路線が多く、我が子も色とりどりの列車を見ながらごきげん。散瞳の点眼をうったばかりなので、北を向く山側の方が、目へのダメージが少ないのもよきです。

有楽町駅 駅

　治療のため東京の病院に通っていた頃は、山側にある多目的室の常連でした。当時は、いつか「普通の席」の海側を家族で楽しみたいと思ってましたが、今や山側の景色が懐かしいです。
　東京駅で買った、江戸前の味のお弁当で、家族３人お昼ご飯。幸せ。

　今日の富士山は、雲の中でした。２ヶ月に１度、東海道新幹線に乗っているけど、富士山の全貌がきれいに見える機会は、思いの他少ないです。

　１時間20分で、豊橋駅に到着。ホームが人波で埋まりました。豊橋に止まる「ひかり」は２時間に１本しかないので、利用者が集中するみたいです。
　都市の規模を考えれば、１時間に１本はほしい速達便。リニア新幹線が開業の暁には、きっと実現してくれるものと思います。

豊橋駅 駅

　エキナカが充実したコンコースを抜け、在来線の快速電車に乗り換えます。

　平日の１２時なのに、名古屋方面の快速電車は、座席を見つけるのも困難な混雑。どうにか、空いていた優先席のボックスシートにおさまりました。
　豊橋駅では隅に追いやられる名鉄電車を見ながら、大幹線を快調に飛ばします。

　たった１３分で、蒲郡着。1999年以来、25年ぶりの下車です。
　あの頃は名鉄だけが高架だったけど、2008年にJRも高架化を果たしました。

蒲郡駅 駅

　名鉄側にあたる南口へ。

　しまじろうが笑顔ふりまくバスがやって来ました。リゾート施設「ラグーナテンボス」へ誘う無料シャトルバスです。

　「急ブレーキにご注意を！」のフォントが、やたら懐かしいテイスト。

　市街地を抜けると、三河湾が見えてきました。風光明媚な海は、東海地方でも歴史ある行楽地。

三河湾国定公園 自然・景勝地

　目的地のラグーナテンボスが見えてきました。

ラグーナテンボスLAGUNASIA テーマパーク

　バスを降りて、観覧車の方向に歩いて行くと、古びた商業施設に出てきてしまいました。1００均やらガチャガチャコーナーやら、リゾート気分がいまいち盛り上がらないラインナップ。
　あれ、方向を間違えたみたい！

ラグーナ 蒲郡 フェスティバルマーケット ショッピングモール

　テーマパークの「ラグナシア」は反対方向で、デッキを引き返して入場口にたどり着きました。
　入場料は平日でも2,300円とそこそこ張りますが、療育手帳所持人と、付添一人まで半額になるのは助かりました。民間の施設なのに。

　ゲートをくぐれば、そこは南欧のリゾート地！ のはずが、外壁改修工事の真っ最中で、騒々しい雰囲気でした。猛暑日に迫る暑さだけは、南欧越えです。

　ひとまず暑さから逃れようと、しまじろうシーパークに突撃！

　屋内型のアトラクション＆アスレチックで、涼しい中で体を使って遊べます。
　こどもチャレンジには さんざん勉強させてもらったのに、しまじろうファミリーへ関心のない我が子。純粋に遊び場として、楽しんでくれました。

　なぜだか「はま寿司」の職人体験コーナーがあり、法被を着せてみたらピッタリ！

　精巧なお寿司のイミテーションを、かなり雑に提供してくれました(笑)。

　ラグナシアの遊園地はプールサイドに展開していて、アトラクションの多くを水着のままで楽しめるのがユニーク。
　あちゃ～水着を持ってこなかったのは失敗だった！ 敷地内にはホテルもあり、まるっと１日水着で遊ぶのが正解だったようです。続く。