2024/06/06 - 2024/06/06
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kiyoさん
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旅行3日目(2024年6月6日)、午前中は「仁摩サンドミュージアム」を見学しました。
地図で見ると、出雲大社から距離がありそうでしたが、
車だと1時間ほど。意外と近い事に驚きました。
しかし、これほど展示内容が充実しているとは思いもせず。
短時間で見学するにはもったいないミュージアムでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー JALグループ ANAグループ 徒歩
-
「8) ファミリーロッジ旅籠屋と竹野屋旅館
https://4travel.jp/travelogue/11931098」からの続きです。
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旅行最終日(2024年6月6日)、朝5時45分。
雲が多く、日の出は見えそうもありません。ファミリーロッジ旅籠屋・出雲大社店 宿・ホテル
-
朝7時、旅籠屋の軽朝食(無料サービス)。
-
温めたパン4種類が、ロビーに用意されていました。
スーパーで1袋100円ほどで買えるチョコチップ入りスナックパン、マーガリン入りレーズンパンと、黒糖パン。味は可もなく不可もなくでしたが、クロワッサンはサクサクして美味しかったです。 -
ドリンクはオレンジジュース、ティーパックの紅茶と緑茶に、深い味わいの美味しいコーヒー。
-
イチオシ
パンと飲み物は、お部屋でいただきました。
食べ終わったら、カップと籠はロビーへ戻します。 -
8時15分に、チェックアウト。
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レセプションの箱にカギを入れるだけ。
スタッフと顔を合わせることもなく、秒で終わり。 -
一の鳥居「宇迦橋の大鳥居」も、これで見納め。
-
姉と待ち合わせしている竹野屋旅館まで歩きます。
-
この時間、人通りはほとんどありません。
-
とある店の前の、ポスト。
緑色なんて初めて見た ( ゚ ∀゚ ) -
竹野屋旅館に着くと、
出雲大社の早朝参拝から戻ってきた姉とバッタリ。
なんてグッドタイミング (^O^)g
出雲大社には、この時間すでに大勢の人がいたそうです。私もお参りしたかったけれど、それを聞いて行く気が失せました…。
昨日の、静寂に包まれた出雲大社。
そのイメージが消えないよう、
人混みの出雲大社には近づくまい (^-^;)
出発準備が整うまで、姉が泊まる部屋へあがらせてもらいました。レセプションで許可を取り、キャリーケースを預けると、係の女性が預かりタグをキャリーケースのハンドルに結びつけました。
これが、後でとんでもない事になるのです…。竹野屋旅館 宿・ホテル
-
部屋へ向かう途中の中庭は、
-
昨夜のライトアップとはまた違う雰囲気です(上の画像は、前日の夜に撮影)。この中庭は、一階のラウンジからも見えました。
-
ラウンジにいると田舎の祖父母の家を思い出します。
でも、郷愁に浸っている暇はない。
準備が整い、8時40分、竹野屋をチェックアウト。
仁摩サンドミュージアムへ向け出発です。
…ところが、車が走り始めて5分ほどすると、
姉の携帯が鳴りました。
なんと、私のネームタグが落ちていたという竹野屋からの連絡です。
なんで、なんで!? なぜ外れた(゚ロ゚)?
キャリーケースのハンドルに、しっかり留めたていたはずなのに。
もしかして…預けた時につけられたタグのせい?
それが絡まってネームタグがはずれた…?
あれこれ考えても、理由なんてわかりません。
はっきりしているのは「はずれた」という事実だけ。
今日は、限られた時間で遠距離移動するのに。
戻るなんて、大きな大きな時間ロス(T□T)
ネームタグはあきらめる!?
散々、悩んだけれど、
思い入れがあるものなので取りに戻りました…。 -
竹野屋に戻ってネームタグを受け取った後は、
トラブルもなく、渋滞もなく、快調に進み、 -
竹野屋を出て、約1時間。
-
前方に、仁摩サンドミュージアムが見えてきました。
-
駐車場は少し離れた所にありますが、歩いてたった2分の距離です。
-
出雲大社から島根。
思っていたより近かった…かな?
この近くに「石見銀山」があります。
見学したかったけれど、今回は断念しました。
パーク アンド ライド システムで、自家用車の乗り入れ禁止。
バスと徒歩で観光するなら、丸一日は欲しいところ。
この後、昼食を取り、姉と義兄は16時15分発のJALで羽田へ戻ります。そこから逆算すると、仁摩サンドミュージアムにいられるのは約1時間しかありません。石見銀山を見物するのは、また今度にとっておきましょう。 -
仁摩サンドミュージアムにも、古墳ゾーンや展望台など興味をひかれる場所がありました。でも、全然、時間が足りず、見学できずじまいでした…。
-
仁摩サンドミュージアム入口は、階段を上った先にあります。この階段を上る手前に「しゃべる自動販売機」なるものがありました。
-
「太田のおみやげ 何が出るかな。限定500円」
・仁摩サンドミュージアム オリジナルキーホルダー
・石見銀山マグネット
・らとちゃんマグネット
さ~て、どれが出るのかな(^^) -
イチオシ
仁摩サンドミュージアムの入口(上の画像右奥)に着きました。
後ろに見えているピラミッドは、全部で6基。
一番大きなピラミッドは「中央ホール」がある建物で、砂に関する様々な展示を見ることができます。仁摩サンドミュージアム 美術館・博物館
-
入場料は800円。
もらったパンフレットには「750円」とあったので、最近、値上げしたのかな。 -
入口を入ると目に入ってきたのは、この「シャシャ」という展示です。
-
「水車」ならぬ「砂車」。
砂の力を利用して「鹿威し」のように動きます。
素材は砂、モーター、ステンレス。
円柱の内部を上へと持ち上げられた砂が、
丸い穴のすき間からこぼれ落ちる
(上の画像の、青矢印)。
落ちた砂はスプーンに溜まり、その重さで回転する
(上の画像の、赤矢印)。
同じ動きが淡々と繰り返されるだけなのに、
なんでこんなに面白いの (*´∇`*)
この「シャシャ」の向かいには、 -
中央ホールがあります。
先ほど外から見えたガラスのピラミッドの中になります。
6基あるピラミッドのなかで最大のもので、底辺は17m四方、高さは21m。 -
ここ展示されている「1年計」は、
なんと砂時計 (゚ロ゚)!
砂時計と言えば、3分計を思い浮かべますが、1年かけて砂が落ちていくという、とんでもない代物です。 -
上の画像は「10日砂時計」。
一年計砂時計を作るための試験機です。 -
こちらは1年計の1/13のミニチュア模型。
これでも砂時計としては大きいけれど、 -
「1年計」は、世界一大きな砂時計。ギネスにも認定されています。
-
中央ホールにはスマホ用スタンドが設置され、
-
巨大な砂時計と記念撮影できますが、
-
私のスマホでは、画角が狭すぎたので、
-
姉のiPhoneで撮ってもらったら、
今度は広角すぎて、すごい足長に写りました(^^;) -
1年計の砂が入っている、巨大なガラス容器。
これを作ってくれるメーカーが日本では見つからず、
ドイツのショット社に交渉を重ね製作にこぎつけたそうです。
ショット社といえば、カールツァイス。
カメラ好きなら憧れる有名な光学レンズのメーカーです。
このガラス容器の最大直径は、1m。
中に入っているのは、山形県遅谷の鳴り砂です。
その数、推定 6400億粒!
重さは1トン!
それが0.84mmの穴を1年かけて落ちていくというから、
気が遠くなりそうです(@o@) -
中央ホールで上映されていたビデオによると、
エジプトのクフ王のピラミッドの
玄室にあったといわれる鳴き砂と、
島根県の琴ケ浜の鳴り砂はよく似ているそうです。 -
当初、この琴ケ浜の砂を1年計に使う予定でした。
しかし、平均0.2-0.355mmと粒が大きいため、1年計に必要な量ともなると巨大な砂時計になってしまう。 -
そこで選ばれたのが、山形県遅谷の鳴り砂です。
平均サイズは、0.106mm。
この砂を、容器に詰めるのが大仕事でした。
砂の粒をそろえるため、3トンの砂をふるいにかけたら、
途中で、ふるいが3回も破れてしまい、
作業をやり直さなければならなかったそうです。 -
そんな鳴り砂の体験コーナーもありました。
”棒で軽く突くようにして鳴り砂を鳴らしてみよう”
早速、チャレンジ!
…あれ? 音が出ない(=_=)
何度、試してもダメ。
それが、スタッフの方が砂を勢いよくかき混ぜたら、
キュッキュッと音が鳴りだしたのです。
なぜ(0_0)?
答えは、粒子同士の「摩擦音」だから。
よく混ぜることで摩擦が起こり、砂が”鳴く”のです。
なるほどね~ (^o^-) -
10時40分からはスタッフによる一年砂時計の解説が始まりました。
砂時計が動き始めたのは、平成3(1991)年1月1日の午前0時。
(ちなみに、ミュージアムが開館したのは平成3年3月3日)。
それから毎年、大晦日には年男・年女108人が綱引きで、
砂時計を180度回転させてリセットする。
そうして時を刻み続けているのです。
ガラス容器の高さは、5.2m。
容器の上下で温度差が生じると、砂の動きに影響が出るのですが、 -
この「立脚式12時間計砂時計」で、
それを実際に目にすることができます。
まず、容器の上部に手をそえます。
すると、砂がさらさらと落ちていきました。 -
次に、下の容器に手をそえます。
すると、あら、不思議。
砂の落下が止まりました (゚ロ゚)
上下で温度差があると空気が膨張・収縮し、
圧力が変化するため砂の動きが変わるのです。
大きな砂時計ほど温度や湿気の影響を受けやすいので、
一年計ではコンピューター制御で一定に保っているそうです。
これまで大きなトラブルは起きていないそうですが、
単純に砂が落ちているように見えて、
さまざまな苦労と最先端技術に支えられているんですね。
ちなみに、この1年計を月に持っていくと、
「6年計」になるそうです。
月の重力は、地球の6分の1なので(^^)
また、無重力空間で砂は落ちません。
そう聞いて、目には見えない「重力」の存在について考えさせられました。
以上、ご覧いただきありがとうございました。
この後は「10)砂を学び 砂と遊ぶ https://4travel.jp/travelogue/11931300 へ続きます。仁摩サンドミュージアム 美術館・博物館
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ohanaさん 2024/12/25 02:46:13
- 砂の魅力
- kiyoさん
おはようございます
ピラミッド=kiyoさん
ピラミッドにご縁ありますね。
無重力での砂
砂が時を刻むなど砂の存在感感じるところですね。
以前、砂で再現された作品が展示されているところもご紹介されていましたね。
無料の朝食はありがたいです。私の毎朝はバナナとコーヒー&ヨーグルトですからシンプルで十分
豪華な朝食も頂くこともありますが普段が一番と食べ過ぎでいつも後悔しています。
私事ですが4トラのお仲間にHAWAIIを研究されている方がいまして、以前から4トラを通じコメントの交換している方で「伊東園リゾート」の旅行記にコメント頂きGo for Broke! ハワイ日系二世の記憶』上映会
日時:1月13日(月・祝)13:00~
を紹介頂きました。
参考までご紹介させて頂きます。
もし興味お有りでしたら伊東園リゾート旅行記の最新のコメント交換の中に問い合わせ先などあります。
参考まで
ohana
- kiyoさん からの返信 2024/12/25 07:29:24
- RE: 砂の魅力
- ohanaさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。
仁摩サンドミュージアムは姉の発案で訪ねたのですが、
ピラミッドに関連する展示があるとは思わず
想定外の驚きと感動がありました。
砂に関する様々な展示は
あらためて砂の持つ可能性といいますか、
時計として、芸術作品としての活用法だけでなく、
環境汚染による問題などにも気づかせてくれました。
今回は時間がなくて流し見する程度だったので
また訪れてじっくり見学したいです。
ハワイ日系二世の記憶 上映会。
お知らせいただきありがとうございます。
つい先日、姉がハワイへ行きたいと言い出し、
最近のハワイの観光情報を調べていたところでした。
ハワイは観光地の事はある程度、知っていますが、
日系二世の方々の事は知らないことが多いので
これを機会に知っていきたいなとも思います。
今年もあと数日。
あっという間の1年で、
コロナ禍で行動が制限されていた頃が遠い昔に感じます。
けれど、最近でも様々な感染症が流行していますから
気を緩めず、体調を崩すことなく
楽しい年末年始を過ごしたいものですね。
今年も一年ありがとうございました。
kiyo
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