2024/09/07 - 2024/09/07
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この旅行記のスケジュール
2024/09/07
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蔵王温泉バスターミナル
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七日町バス停
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Tsuki Cafe
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この旅行記スケジュールを元に
2024年9月上旬の週末に、山形県山形市へ一泊二日の一人旅に行って来ました。
昨年2023年9月の北海道函館と同様、今年も5月に訪問したデパートの物産展にインスパイアされての旅です。
【該当する旅行記】
2024年5月春の週末ぶらり散歩~横浜タカシマヤの『紅花の山形路 物産と観光展』~
https://4travel.jp/travelogue/11906319
山形県は過去に3回訪れていますが、県庁所在地の山形市の訪問は初めてです。
1日目に山寺にある名刹『立石寺(りっしゃくじ)』を訪れ、その日の晩は蔵王温泉に宿泊。
2日目は午前中に温泉街の背後に聳える蔵王連峰のひとつ『地蔵山』へロープウェイで登頂、午後は山形市街に下りて山形城や旧山形県庁『文翔館』を見学しました。
まだ残暑の時期でしたが、標高の高い蔵王温泉の朝晩は涼しかったです(*'▽'*)
本編は2日目後半の山形市街の旅行記(その1)です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この前編は『2024年9月秋の週末一泊一人旅~山形県山形・蔵王③:蔵王ロープウェイの終点は秋の訪れ~』です。
https://4travel.jp/travelogue/11929363
旅の2日目の9月7日(土)の午前中に、蔵王ロープウェイを利用して山と高原の風景を楽しんだ後、蔵王温泉バスターミナルから12時20分発の山形駅前行きの山交バスに乗車しました。蔵王温泉 温泉
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予定時刻の13時2分過ぎに終点の山形駅前に到着しました。
当日の山形市の日中の気温は29℃、下界は暑かったです。山形駅 駅
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ここから市内運行バス『ベニちゃんバス』中心市街地コースに乗り換えました。
山形駅前を起点に反時計回りで循環運行されています。
日中毎時15分間隔で運行されていて、料金は大人100円均一です。
山形市街の観光に便利ですよ。ベニちゃんバス(西くるりん) 乗り物
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山形市の繁華街最寄りの七日町バス停で下車しました。
ベニちゃんバス(西くるりん) 乗り物
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バス停から山形駅方面を眺めると、4年前の2020年1月まで営業していた老舗デパート『大沼』旧山形本店の建物が見えました。
クラシックな外観の旧店舗ビルは、今後再開発で取り壊されるそうです。
利用しやすくコストも抑えられる通販に販売スタイルがシフトしつつある現代において、苦しい経営状況の地方の百貨店は今厳しい決断を迫られています。 -
時刻は13時を過ぎていましたので、ここで昼食を摂ることにしました。
山形名物『冷しラーメン』発祥のお店『栄屋本店』さんに来店しました。栄屋本店 グルメ・レストラン
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通常の週末土曜日であったことと、開店後のお昼のピークを過ぎていたため、行列に並ぶことなく席に座ることが出来ました。
とは言え人気店のため、店内は混雑していました。
メニューには色々ありましたが…栄屋本店 グルメ・レストラン
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イチオシ
オーソドックスな『冷しらーめん』税込1,000円を注文して頂きました。
過去に物産展のイートインコーナーや調理用を買って頂いたことはありましたが、やはり現地で頂くのは最高ですね。
暑い日でしたので、殊更美味しく頂きました。栄屋本店 グルメ・レストラン
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栄屋本店さんで昼食を頂いてから、お店を出て次の目的地に向かって歩いて行きました。
途中『七日町御殿堰』がありました。七日町御殿堰 名所・史跡
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七日町御殿堰は江戸前期に山形城の濠と城下町の生活用水、城下近郊の農業用水に水を供給する目的で造成されたものです。
2010年に七日町周辺の流域が再開発され、江戸の風情が感じられるショッピンモールとして生まれ変わりました。七日町御殿堰 名所・史跡
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イチオシ
国道112号線と県道19号線を歩いて『文翔館』にやって来ました。
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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文翔館は1911(明治44)年の山形北大火で初代建物を焼失した後に、1916(大正5)年に竣工した2代目の山形県庁舎と県議会議事堂です。
1975(昭和50)年に県庁舎と県議会議事堂が現在の場所に移転した後、改修が行われ1995年に現在の姿で一般に公開されました。
旧県庁舎は半地下のフロアがある3階建ての建物で、玄関は2階にあります。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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文翔館の見学は無料です。
順路に従いまず旧県庁舎3階へ…文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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イチオシ
最初に見学した『正庁』です。
講堂にあたる部屋で、県庁の公式行事の会場として使われたそうです。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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修復後の室内ですが、部屋の装飾が上品で洗練されています。
この部屋から外に出られます。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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扉の外に出てみると、そこは旧県庁舎正面のバルコニーです。
1947(昭和22)年に昭和天皇が東北行幸の途中でここに立ち寄り、このバルコニーの上に立たれたそうです。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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バルコニーからファザードをはじめ、周囲を撮影しました。
旧県庁舎の外壁は大理石で覆われていますが、実は建物本体は煉瓦造りです。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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正庁の隣の『貴賓室』は、皇族や政府高官が来訪した時に使われたそうです。
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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貴賓室の隣の『旧知事官房』は、県知事付きの秘書や係員が詰めていた部屋です。
現在は1871(明治4)年の廃藩置県実施後に初代県令(県知事)に就任した三島通庸(みちつね)をはじめ、歴代の山形県知事とその業績を紹介するスペースとなっています。
戦前の政府の任命制から戦後は公選制に変わり、現在の吉村美栄子知事に至っています。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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知事官房の隣は県庁の最高責任者の執務室『知事室』です。
修復後の再現の状態ですが、県のトップが使う部屋だけあって内装は豪華です。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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こちらは戦前は中央政府に任命されて赴任した高等官が、県知事との昼食で利用した『旧高等官食堂』です。
戦後は事務室として使用されました。
室内の装飾はケヤキ材が用いられ、床は『道中格子』と呼ばれる寄木模様となっています。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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高等官食堂はかつての山形の街並みを、古地図やジオラマで紹介する『街並み探訪』コーナーとなっています。
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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高等官食堂の隣の『旧郡市長控室』は、大正期の山形県内の郡長・市長が県庁舎で会議のあった時に待機した部屋です。
明治前期に町村を統括する郡制施行で設けられた郡長は、1926(昭和元)年に廃止になりました。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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階段を挟んで郡市長控室の隣の『警察部長室』です。
現在は県の公安委員会の下に警察本部が置かれ、県庁の組織とは別になっていますが、戦前は県庁の部署の一つとして警察部がありました。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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山形の特産品と言えば『紅花』です。
江戸時代は主要な換金作物として栽培され、全国各地に運ばれて行きました。
展示されていた鮮やかな紅花染の着物を見て、今年5月に訪問した山形物産展で見た赤い織物を思い出しました。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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『旧高等警察係・旧林務課製図室・旧林務課』の壁を取り払って造られた、山形県の歴史を紹介する『記念碑の回廊』コーナーです。
最初は明治前期の『黎明の時代』文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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廃藩置県以降の主な出来事と言えば、地租改正、殖産興業、帝国議会および県議会の発足、日清・日露戦争など…
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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洋式文化の導入もありました。
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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お次は明治後期から大正期にかけての『発展の時代』
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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鉄道の敷設等の地方交通網の発達や、大正デモクラシーがこの頃の主な出来事です。
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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電気や電話の普及等、インフラの整備が進んだ時期でもありました。
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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昭和前期、戦前の『激動の時代』
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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満州事変、日中戦争を経て、日本はついに太平洋戦争に突入…
終戦前の県内の主要都市はアメリカ軍の空襲で大きな被害を受けました。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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そして戦後、昭和30年代前半までの『復興の時代』
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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敗戦後の連合国占領下でのGHQ主導による民主化が始まりました。
農地解放、日本国憲法の発布、戦争で壊滅的な状態となった日本の社会と産業は急速な復興を経て、高度経済成長期へ…文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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最後の展示は昭和30年代後半から現在までの『成長の時代』で締めくくります。
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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旧県庁舎の3階から2階に降りてきました。
『旧土木課製図室』の内部は、山形県内の各地域を紹介するコーナー『最上川は語る』です。
山形県は置賜(米沢)・村山(山形)・最上(新庄)・庄内(鶴岡・酒田)の4つの地域に分かれていますが、その全ての地域を流れているのが最上川です。
最上川は山形県の母なる河なのですね…文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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イチオシ
これは山形県立博物館に所蔵されている土偶『縄文の女神』の写真です。
舟形町の遺跡から発掘されたもので、造形美に優れているため国宝に指定されています。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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こちらは製図室の隣の『旧会計課』にある『山形の文学』コーナー。
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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山形県を代表する文学者、斎藤茂吉(画像左上)をはじめ、県内出身者の高山樗牛や井上ひさし、丸谷才一や藤沢周平等の他に、山形県を舞台にした作品を世に送り出した作家達を写真付きで紹介しています。
児童文学の大家、浜田広介(右下)も山形県の出身です。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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『旧会計課・銀行出納係』の部屋では、戦前の事務員の業務の一コマをマネキンで再現しています。
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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廊下を歩いていて、左側の窓を覗いてみると…
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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イチオシ
旧県庁舎の中庭を見ることが出来ます。
中庭は石畳で覆われています。
建物は大理石で装飾された外側と違い、内側は建材の煉瓦がそのまま外壁になっていて違った印象です。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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ここで喉が渇きましたので、午後のティータイムです。
文翔館旧県庁舎2階にあるカフェ『Tsuki Cafe』さんに来店しました。
以前は『カフェ・ド・シベール』というお店だったそうです。
入口脇の券売機で食券を購入します。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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普段カフェではコーヒーかココアぐらいしか注文しないのですが、当日は気分を変えて『アフォガード』税込780円を頂きました。
冷たいアイスクリームに熱いコーヒーをかけて、溶かして頂きます。
暑い日にこういうスイーツは美味しいです。文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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旧県庁舎の1階に降りて中庭に出てみると、丁度純白のウェディングドレスに身を包んだ新婦さんが、友人の方達と一緒にスマホ撮影をされていました。
この前後で新郎とツーショットの記念写真を撮られていました。
結婚という人生の記念すべき一コマ、モザイクはかけずにそのままUPしました。
これからも末永くお幸せに…♪( ´▽`)文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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新婚カップルが結婚記念写真を撮りに訪れる程、ヨーロッパの街を彷彿とさせるいいスポットです。
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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旧県庁舎から旧県議会議事堂に移動して、2階に上がって廊下の窓から議場ホールを覗いてみると、何かのイベントでしょうか大勢の人が集まっていました。
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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2階の『正副議長室』には、歴代の県議会議長の写真が展示されています。
文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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文翔館を一通り見学して、旧県議会議事堂を撮影しました。
この時点でポツポツと雨が降り出していました。
本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。
この続きは『2024年9月秋の週末一泊一人旅~山形県山形・蔵王⑤:霞城公園~』となります。
https://4travel.jp/travelogue/11934628文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂) 名所・史跡
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