2024夏休みの旅・高知（5）高知城／現存する忍び返し

2024/08/02 - 2024/08/08

8月3日（土）高知城見学の続き

現存12天守のひとつだけあって、高知城には見どころがたくさん。「忍び返し」は、名古屋城や熊本城の天守にもありますが、現存するものとしては全国唯一。石垣刻印を探すのも面白かったです。

エリア 高知

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

天守を出て、外観や説明文をじっくりと見直します。

本丸西に南面する二階造の黒鉄門。黒鉄門。儀式の際に藩主の出入りに利用されたそう。

外観上は漆喰塗の壁が見えず、すべて板張りで黒く仕上げているところから黒鉄門と呼ばれています。

天守北東側に設けられた「忍び返し」。高知城の見どころのひとつです。

北側の石垣から直接立ち上げられている天守。

狭間、石落とし、石樋。萌えます。

横矢邪（ひずみ）。石垣を内側に緩く円形にして、矢がどこから飛んでくるか解りにくくし敵を翻弄する造り。こういう造りの石垣は珍しいそう。

雨が多い土地柄、排水能力が高い野面積みが多く採用されています。

暑いし時間もないので、西の丸跡や鰯手門跡には行かずに、杉の段から追手門に戻ることにしました。

石樋は敷地内に16か所確認されているそうですが、暑すぎて探し回るのを断念。
今日だけで「暑い」って何度つぶやいたことか・・・

板垣退助の像

午前中に来た方が、きれいに撮れるみたい。

「板垣死すとも自由は死せず」
題字は、当時の内閣総理大臣吉田茂の書。

追手門

繋ぎ目が面白い。

追手門前の石垣に掘られている「ウ」「エ」「ケ」「シ」の文字。石を寄贈した人の頭文字や、産地の頭文字が掘られているなど諸説あります。

向かって左の「ウ」が分かりにくい。説明版と石を交互に見ながら、全部見つけるのに10分以上かかってしまった。

「ウ」

「エ」

「ケ」

「シ」

全国で追手門と天守のどちらも現存するのは、高知城・弘前城・丸亀城の3城のみで、追手門と天守を1枚の写真に収められるのは高知城だけ。
逆光だったのでスマホでは撮るのが大変。なんとか1枚残せました。

天守内も含めて、2時間半の見学。高知城歴史博物館は閉館時間になってしまったので入れず。
お城の縄張りをもっと見たいし、いつかまた来たいと思います。