2026/05/24 - 2026/05/24
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mom Kさん
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「見たい図書館がある。高知県なんだけど、車ならわりと小田から近い。隈研吾が手掛けた図書館だから。」と相棒が言う。
韓国の水原で “ビョルマダン図書館” に度肝を抜かれたのはまだ記憶に新しい。気持ちの下地は十分。行こう。となった。
地図を取り出した。四万十の支流がある山の中にその名を見つけた。
“ ゆすはら ” 91%は森林の町。
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内子から小田を通って、県境は全くの林道となった。車が来ないことを祈りながらの道を行く。
ようやく舗装道路に出てほっとすると、下る途中に「うどん」の幟を見た。広い駐車場に車が数台。私は、ホテルの朝食でおなかがいっぱい。でも見てみたい。Uターン。
年配の女性三人が切り盛りしていて、厨房では麺を打っていた。地元の野菜に手作り品が並んでいる。全てがなんだか温かい。袖口カヴァーとテーブル拭きにしたい可愛い模様の古タオルで作った雑巾を購入。お店の皆さんは近くにお住まいとか。駐車場の軽自動車三台は彼女たちの通勤用だった。
(帰宅して調べてわかったこと。店名“永野いやしの里” 土、日、祝祭日営業) -
さらに山を下りると、見えた。
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梼原川にかかる新しいスタイルの屋根付き橋。参道です。
神幸橋 名所・史跡
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真ん中に川が眺められる張り出し。こちら下流側。上流側にもある。
神幸橋 名所・史跡
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渡り終えた左手。
龍馬脱藩の道が続く。
このあと木材のイベント会場のテント屋根に「脱藩の道マラソン」と書かれていた。
クロスカントリーではないのかな。 -
三島神社鳥居をくぐって橋を振り返る。
三嶋神社大祭 祭り・イベント
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梼原川に平行なメインストリートを山側に上がっていくと、ゆったりと公共の建物が点在。
右上に見えるのがどうやら目的の図書館。 -
お向かいのこども園が気になり、まずはそちらに行ってみた。今日は休園。
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靴箱も窓から見える室内も全て木材。
穏やかな性格が育まれそう。裸足に木の感触も刻み込まれることだろう。 -
右手体育館ではフリーマーケットが開かれていて、木製の小さな真四角踏み台が20円。無理です。持って帰れません。100円の値札のかかっている羽織りを試着している年配の女性に「お似合いですよ。」と声をかけるのを我慢した。
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本の森というような様相。
画面右手はずっと向こうまでフロアが続き、家族連れが本を手にして静かに楽しんでいる。わが町の図書館より大人世代の訪れが多い。
ここなら喫茶店に行く感覚で来れる、来たくなる。
お気に入りの椅子や場所が見つけられる。私もベンチ型の隠れ書斎気分の片隅で本を開いた。ゆすはら雲の上の図書館 美術館・博物館
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一階から少し下がって、天井も低い、子どもの本コーナー。
2014年6月 ゆすはら丸ごと図書館づくり検討委員会 設置
2017年3月 オープン1年前祭開催
2017年11月 オープン半年前祭開催
2018年3月 「ゆめみら図書室さよならフェスティバル」開催
2018年5月 雲の上の図書館開館
4年間かけて皆さんで育て生み出した図書館。木を育てることを生業としてきた梼原町民気質に風土の面目躍如。それまでの図書館の役割だった図書室の写真と共に、雨の中をさよならフェスティバルに向かう町民の姿も、“ゆすはら雲の上の図書館”パンフレットに紹介されていた。そういう町なのですね、梼原は。ゆすはら雲の上の図書館 美術館・博物館
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書名にひかれて手に取った。漫画だった。奥付をみると高知在住で活躍。
帰宅したら手に入れよう。 -
ああああ
ゆすはら雲の上の図書館 美術館・博物館
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真ん中の大階段を上がって左面全て、恐ろしいほど私の心に直球。宮本常一の著作蔵書の多さ。
ゆすはら雲の上の図書館 美術館・博物館
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今月の本紹介棚で見つけた。
目次を見てもくらくらする。ゆすはら雲の上の図書館 美術館・博物館
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大きな街から遠く不便な山の中にこのような・・・・少し茫然。
溢れる緑を眺めていたら、沸々と湧き上がってくるものを感じた。
よそ者の私にだって、きっと素敵なことがやってくると思わせてくれる。
この町は一体何なんだ。
世界は、戦争や収奪が続き、国内は、同じ犯罪のニュースばかり何度も何度も放映し、事実の一面だけを取り上げて煽っている。何かが働いている(たぐられている)としか思えない。知らなければならないことを報道しない。辺野古の真実。水俣病患者の放置。私たちを「無知の共犯者」にしている。
” 隠された悪を注意深く拒み ” ですよね、谷川さん。ゆすはら雲の上の図書館 美術館・博物館
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ゆすはらでは、まだまだ見ておかなければならないものが多い。
図書館を出てきたら、この大木。掛けられた木札に「アキニレ」とある。これがあの本の楡なのですね。瑞々しい。包容力を感じる木です。
木の下でうっとり見上げていたら、またさっきのふつふつ感を感じる。
(向こうに見えるのは、図書館) -
さらに階段が見える山側にも素敵な建物。向かっていると、屋上のタンクも木材で囲んでいることに気付く。もしかしたら、凍結予防の役割も兼ねているのかしら。デザインも桶のように見えて用途にかなっている。ズームで撮影。
梼原町総合庁舎 名所・史跡
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梼原役場でした。
今日は日曜日。なのに玄関が開いています。梼原町総合庁舎 名所・史跡
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玄関を入ると仕事エリアは右手にあり、女性が一人おられました。入館の断りを告げると、「どうぞ」と。で尋ねました。「日曜日も開けておられるのですか。」♀「はい。見学のバスも来られ、ガイドが案内してきますから。」と言われる。
現役役場が見学コースなんて、町に自信がある現れ。梼原町総合庁舎 名所・史跡
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天井がとても高く木材がふんだんに使われ、新しく見えるのに、既に建てられて20年になるという。はぁ~
広いフロアの中央に設置されているのは※「茶堂」
※ <梼原町の茶堂>
「遠来より来るものは厚遇すべし」という「客人信仰」の訓えに基づき、
行路の人々に茶菓の接待を行っていました。以来、茶堂は梼原にとり、
信仰と人情、社交の場としての役割を現代にいたるまで果たしています。
― 梼原町の文化的景観リーフレットより ―
梼原町総合庁舎 名所・史跡
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ゆすはら座を探す途中で、またもやお向かいの向こうに魅力的な建物が見え、近づいた。
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旧梼原町役場。大正期の建物。こちらも自由観覧解放。
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置かれているものは、パイプ椅子でもプラスチック製でもなく、木製の丸テーブルとこの椅子。一階と二階おそろい。ただここに座って感じる設え。壁もすっきり。展示品も置かない。自由に出入り。
私たちは、このことにもすごいねえと言い合う。本来の日本の美は引き算。
階段はきっと当時の材。触ってみる。
ゆすはらの哲学に触れている思い。 -
“ ゆすはら座 ”
私は二番目に楽しみにしていた。ゆすはら座 名所・史跡
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内子座も現役。ここもスピーカーなど現代の機器が設置されていた。
さきほど見た子ども園のお遊戯会もきっとここで上演されるに違いないねと私たちは言い合った。大きな財産、未来に育むものが力強い。ゆすはら座 名所・史跡
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左通路。楽屋などありません。大きな鏡が並んでいるので、どうやらここで衣装を整えるようです。
ゆすはら座 名所・史跡
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もともとは昭和33年梼原町組有志で建てられた公民館とある。
一時取り壊しの決議をされたが、・・・・「ゆすはら座」と改称して・・・保存することを地域が一丸となって尽力されたようです。そういう土地柄なんですね。
御手洗も公共のものを篤志家が建て、町は大切に守り続けているのは同じ。
いずれも”中央”と呼ばれるところから遥か離れているのが、痛快。幸い。ゆすはら座 名所・史跡
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修復が元の木と合わせてなされ、建物の記憶を損なわない配慮が隅々に感じられる。
ゆすはら座 名所・史跡
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塗りのお重に晴れ着を着て・・・お座布が並んでいる光景・・・
私はこの時代は知らないけれど、お芝居好きだった母方の曽祖母は楽しんだはず。生まれてすぐ実家に預けられた母からは、(母の)祖母が着物に着替える様子を聞いている。幼い母が連れられて行った「○○座」と「△△座」の名前は私も覚えている。ゆすはら座 名所・史跡
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故郷と遠く離れた初めての場所なのに、こんな時母達の思い出が蘇り、彼女らに少し会えている気持ちになる。
ゆすはら座 名所・史跡
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時折霧雨のようなものが降り、山には霧がかかっていたり、今日は曇り空。
道端の花も瑞々しい。 -
梼原橋が通りの向こうに見えたので、車で渡り、対岸から眺める。
徹底して木材にこだわります。こちらの橋も近年のもの。
”梼原橋”
街灯は木目のコーテイング。電柱はありません。空が汚されず、広いまま。
檮原町観光ガイドブック “雲の上の歩きかた” に
―「町まるごとミュージアム」
― 山奥なのに洗練されている。
その通り!と膝を打ちたい気分。 -
梼原川の向こうに町がある。こちら側は山が迫る。
このバスにも乗ってみたい。 -
通り雨がやみました。町はずれの位置に温泉や道の駅に続いてミュージアムの目を引く建物がありました。
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隈研吾が手掛けた町の建物。
これは伝統工法と知る。雲の上のギャラリー 美術館・博物館
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建築時の模型を展示しているのだろうか。
右端にエレベーター。
向こうに見える長い通路が、模型の真ん中部分。雲の上のギャラリー 美術館・博物館
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その廊下で写真撮影しているグループがあり、観光客に見えない。
何かの撮影か尋ねたら、女性が「いいえ、観光で韓国から来ました。」驚いた。
女性だけが日本語を話せるようです。私たちも初めてこの地を知り、来訪したことを話し、よくご存じですねと言うと、
♀「韓国では有名です。」という。男性たちも50代から60代と見た。ふるまいからも専門家集団の匂いがした。ソウルからというので、尹東柱文学館に昨夏訪れたばかりというと、男性の一人に通訳してくれ、彼は、「私の家は、尹東柱文学館の近くなんですよ。」とにこやかに話したのを、彼女が通訳してくれた。あの辺りのおうちならさもありなん。素敵な出会いだった。雲の上のギャラリー 美術館・博物館
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さらに高台の方に行くと今日は町のイベントの日のようです。スタンプラリーで親子連れがあっちへこっちへ。丸太切りに薪割り体験。チェーンソーアートを見守る人盛り。さらに上に上がった広場では、フードテントが並んでいたが片付け真っ最中でした。お昼の時間がとっくに過ぎていました。
梼原町雲の上の市場 市場・商店街
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駐車場への階段に向かっていたら、女の子が立ち止まっている。そばのテーブルにコレ。チェーンソーアートに見える愛らしい姿のネコちゃん。「あなたが作ったの。」♀「いいえ、もらったんです。」上の工房で作業を見ていたらと、笑顔で返してくれる。聞くと、関西から自分で望んで梼原高校に入学したばかりという。うわぁ、頼もしい16歳。この地を選ぶなんて、その感度すごすぎやしませんか。俄然、彼女ともっと話したくなった。帰省の方法を尋ねた。太平洋側の須崎市までバスで1時間半。そこからJRで高知市まで。で高速バスだという。私たちは、図書館の素晴らしさに感動したと話すと、♀「今朝も行っていました。」という。休日スマホ依存でない高校生にますます好感。しかも一人行動派。重い猫ちゃんを持っての帰宅途中に止まっていたようです。車で近くまで一緒にと申し出たら、喜んでくれました。ぜひ、関西で会いましょう。初めて会った大人ときちんと話せる女子高校生に会えて、私たちはホクホク。話し始めた最初に思い余ったように「お母さんに会いたい。」と素直に言える女の子。
梼原はこうして人を育てる町かもしれません。空気が“生き生き” “ふつふつ”しているわけです。
<左隅っこに背の高い彼女の靴と持っていた傘>梼原町雲の上の市場 市場・商店街
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近くに千枚田があるというので、眺めて、内子に帰ることにした。
このところ石積みづいているなと思う。檮原町神在居の千枚田 名所・史跡
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五島への旅あたりからだ。平さんの田んぼで決定的。坂本の穴太衆の石積みを今見たら、もっと味わい深いかもしれない。「見たいねえ。」と相棒につぶやいた。
しろかきを眺めていたら、
「山田(やまだ)の米はうまい。」山間に生まれた建具屋さんの言葉を思いだした。
ここも一般市場に出る量は収穫されないだろう。檮原町神在居の千枚田 名所・史跡
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15年ほど前、初めて内子を歩いた時、メイン通りでドイツの国旗を掲げた小粋なレストランを見かけていた。それから何度か前を通るが、入りそびれるうちになくなったと思ったら、町はずれの古民家に移転。6年前という。予約しておいた。
ドイツビールの種類が多い。ベルギービールは、チェリー入りだった。ドイツの檸檬入りを。ツム・シュバルツェン・カイラー グルメ・レストラン
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内子豚のシュニッツエル&マッシュポテトとインゲン添え。あと内子ポークソーセージカレ―ヴルストとドイツのグラタン一皿ずつでシェアした。
シェフは滋賀県で働いておられたという。浜大津にあったヴエルツブルグレストランなら、私たちも一度出かけている。いつの間にか消えてしまったけれど。ここでつながっているなんて。
内子はローデンブルグと姉妹都市。こちらは両者のイメージは合っている。ツム・シュバルツェン・カイラー グルメ・レストラン
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お店を出たら、すっかり暗くなっていた。旭館までお散歩。一軒も街並みを乱す家屋がない。一軒も。どのおうちも長く丁寧に住まわれている様子で、その家らしさのあたたかみが通りにまで漂っている。
1982年重要伝統建築物保存地区選定。四国で一番目。
この町をこれで知りえたのではなく、内子座で今を時めく出演者の歌舞伎を友人が観に行くと聞いた時。演目も町びとの役割にも驚いた。
現在内子座は保存修理工事のため2024年より休館中。生きているうちにチケットを入手したい。八日市・護国地区の町並み 名所・史跡
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何度訪れようとひょいと見逃した美しさに出会える内子。
八日市・護国地区の町並み 名所・史跡
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ドイツ料理店名【Zum schwarzen keiler】
外観は、内子の古民家。店内は、ドイツ。
黒いイノシシの意とマダムが説明してくれました。ドイツでは、色を冠した動物名のレストランが多いそうです。
心は、彼の地に飛びます。
あっ、カプレーゼをオーダーするの忘れたァ。昨日は思っていたのに。最近こういうことが多すぎる。ツム・シュバルツェン・カイラー グルメ・レストラン
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