2024/05/13 - 2024/05/13
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T.バイソンさん
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この旅行記スケジュールを元に
2024年5月に、イタリアのヴェネチアとトスカーナ地方に夫婦で個人旅行。ヴェネツィアは、2010年のツアー旅行以来14年ぶりの訪問で、今回は、家内とともに、拙稿【小説 de いながら旅】の第2~4シーズン(美術修復師であると同時にイスラエル諜報機関の元暗殺工作員のガブリエル・アロンを主人公とするダニエル・シルヴァのシリーズ小説の2~4作目をガイドブック代わりに登場人物たちの足跡を辿るバーチャル・コンテンツツーリズム)の旅を実地に追体験したり、次の旅の取材をしたりして、小説の舞台となったスポットをリアル巡礼し、また、ティントレットほかヴェネツィア派の作品をたくさん見たいと思います。
パート③では、シリーズ2作目『イングリッシュ・アサシン』をガイドブックとした「いながら旅2nd」に、ガブリエルが警護するヴァイオリニストのアンナ・ロルフのコンサート会場として登場する、スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ(デヴィッド・ヒューソンの『ヴェネツィアの悪魔』にも登場するスポットです。本文では、単に『ヴェネツィアの悪魔』と略記します。)を見学するほか、ダニエル・シルヴァのシリーズ22作目『謀略のカンバス』や陣内秀信の『迷宮都市ヴェネツィアを歩く』(本文では、単に『謀略のカンバス』、『迷宮都市』と略記します。)に関連するスポットを散策しながら、ヴェネツィアの名所を巡った、初日の観光の続き、ランチの後から紹介します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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サン・ロッコ教会
1485年にその聖遺体がヴェネツィアに移された、ペストに対する守護聖人サン・ロッコを祀るため、ピエトロ・ボンによって1498~1508年に建てられた教会(時間の都合で入場せず。いながら旅2nd↓を参照してください。)
https://inagaratabi.com/daniel-silva-2-the-english-assasin-4/#toc7 -
スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ
1478年に病人への慈善活動を目的として設立された信者会の本拠地で、建物はピエトロ・ボンが1617年に着工し、サンテ・ロンバルド、スカルパニーノが引き継ぎ、グリエルモ・デイ・グリジが1560年に完成させました。
いながら旅2nd(↓参照)に登場し、『ヴェネツィアの悪魔』にも登場する、今日の巡礼の目玉スポットの一つです。「ティントレットの美術館」と言われるように彼の作品で埋め尽くされています。1人10ユーロで内部を見学しました。
https://inagaratabi.com/daniel-silva-2-the-english-assasin-4/#toc8いながら旅の舞台、ティントレットの美術館として有名 by T.バイソンさんサン ロッコ大信徒会 博物館・美術館・ギャラリー
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入口を入ってすぐの「サラ・テレナ(Sala Terrena)」には、ティントレットの最後の作品となった、聖母マリアの生涯とキリストの子供時代のエピソードをテーマにした8つの作品があり、下調べをしたケラーが大作に見入っている振りするところ。広間全体の写真を撮影し忘れました。
写真は、広間の一番奥に置かれたサン・ロッコの像です。 -
《受胎告知》
ここ(左手前)から時計回りにティントレット最後の作品を見学します。 -
《東方三博士の礼拝》
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《エジプトへの逃避》
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《嬰児虐殺》
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《聖マリア・マグダレーナ》
右サイドに回ります。 -
《エジプトの聖マリア》
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《キリストの割礼》
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《聖母被昇天》
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サン・ロッコの像が置かれた奥の祭壇の前には、階段踊り場にあるティツィアーノの《受胎告知》の絵画の修復とレントゲン分析による研究結果についてのパネルが展示されていました。
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ケラーが確認した《キリストの割礼》の両脇にある2階への階段を上がります。
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踊り場までの階段下側はシンプルなデザイン
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この「大階段(Scalone)」はスカルパニーノの設計。左右の絵は、1630年のペストの流行をテーマにしています。
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イチオシ
右側は、アントニオ・ザンキによる1666年制作の《ペスト退散を聖母に祈るサン・ロッコ》
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イチオシ
左側は、ピエトロ・ネグリによる1673年制作の《ヴェネツィアをペストから救う聖母》
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イチオシ
頭上のドームはジョヴァンニ・アントニオ・フミアーニの《聖ロッコによって提示された貧しい病人の前で宗教のトーチを持った慈善》
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イチオシ
2階の大広間「サラ・カビトラーレ(Sala Capitolare)」は、アンナ・ロルフのコンサートが開かれた会場
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イチオシ
天井は、旧約聖書に関する21の作品
中央の3点は、約束の地に向かうユダヤ人の旅における基本的な物語をモチーフにしています。 -
《岩から水を湧き出させるモーゼ》
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《青銅の蛇》
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《マナの収集》
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床のデザインも凝っていて素敵です。
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①《羊飼いの礼拝》
壁には、新約聖書に関する10の作品があります。大階段から見て左奥から時計回りに見ていきます。展示場所はこちら↓を参照してください。
https://inagaratabi.com/wp-content/uploads/2023/11/173_%E3%82%B5%E3%83%A9%EF%BD%A5%E3%82%AB%E3%83%93%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AC%E5%A3%81%E9%9D%A2%E3%81%AE%E8%AA%AC%E6%98%8E%E5%9B%B3%EF%BC%88%E5%8A%A0%E7%AD%86%E7%89%88%EF%BC%89.jpg -
②《キリストの洗礼》
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③《キリストの復活》
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④《庭園の祈り》
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⑤《最後の晩餐》
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イチオシ
アンナのコンサートで、ステージとされたであろうと推測される、ティントレットが息子ドメニコの助けを借りて1588年に完成した《サン・ロッコの出現》が飾られた祭壇の前のスペースです。
大階段のある入口側に回ります。 -
⑥《パンと魚の奇跡》
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⑦《ラザロの蘇生》
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⑦の絵の下の扉。会場点検後にプロモーターのコルドーニがアンナをギャラリーに案内する際に通ったステージ裏の扉と推理したところです。
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この扉を抜けたところは、「カンチェッレリア(Cancelleria)」という小部屋で、アンナの楽屋として使われたと思われる部屋。中には入れなかったので、奥の扉がどこに通じているか(↓参照)を確認することはできませんでした。
https://inagaratabi.com/daniel-silva-2-the-english-assasin-4/#:~:text=%E5%A5%A5%E3%81%AB%E6%89%89%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%80%81%E5%A4%A7%E9%9A%8E%E6%AE%B5%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%A9%E6%A8%AA%E3%81%AE%E9%9A%8E%E6%AE%B5%E5%AE%A4%E3%81%AB%E9%80%9A%E3%81%98%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%8B%E3%80%82 -
⑧《昇 天》
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⑨《ベデスタの池》
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イチオシ
⑩《キリストの試練》
この絵の下がガブリエルが見張りに立った場所。また、『ヴェネツィアの悪魔』13節128頁と51節184頁には、主人公ダニエルがこの絵の主題を「荒野の誘惑」だと話す場面があり、題名の「ルシフェル(悪魔)」を暗示する絵となっています。 -
彫像の左右にある細長い絵が、サン・ロッコ(左)とサン・セバスティアーノ(右)です。
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⑨と⑩の絵の間の扉です。
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扉を抜けたところにある、接客の間「サラ・デッラルベルゴ(Sala dell’Albergo)」には、現在、奥の壁の《磔刑》の修復のための足場が組まれていました。
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2023年2月27日から2025年2月27日まで、マリア・アニェーゼ・キアリ博士を歴史芸術監督とし、リエナ・デッラ・プッパを調査修復担当者として、調査・修復作業が進められています。
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天井には、ティントレットによるこの建物での最初の作品《栄光のサン・ロッコ》があります。この絵は、彼がこの建物の仕事を引き受けるコンペのために制作した作品で、他のコンペ参加者が指定の素描を提出したのに対し、彼は一晩で絵を完成させて天井に設置して寄贈したという逸話が残っています。
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入口側の壁には、右から左へ、キリストの受難の物語が展開されています。
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右の《ピラトの前のキリスト》
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中央の《いばらの戴冠》
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左の《ゴルゴダの丘》
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ここがコルドーニが案内したギャラリー(↓参照)とも考えられますが、床は黒くはないし、タペストリーもなく、他の部屋に通じる扉もありません。
https://inagaratabi.com/daniel-silva-2-the-english-assasin-4/#:~:text=%E3%82%B6%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A2%EF%BD%A5%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%81%8C%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%82%92%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%AB%E6%A1%88%E5%86%85 -
⑧の絵の下の扉からは、上の階の展示スペースに通じていました。
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扉を抜けた廊下には、ティエポロの最初の絵画、奥から《アブラハムと天使》、《アガルとイシュマル》があります。奥に上への階段が続きます。
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階段の踊り場の展示
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折り返しの階段を上がったところの小さな展示室。右上の半円形の絵は、ティツィアーノの《父なる神と天使》、その下がジョルジョーネの《十字架を背負うキリスト》。中央がヴィットーレ・ベリニアーノの《死せるキリスト》
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更に階段を上がった踊り場
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階段の側壁に展示された絵画
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最上階は、「サラ・デル・テゾーロ(Sala del Tesoro)」という部屋で、金をあしらった聖具などが展示されていました。階段室等他の場所に繋がっている(↓参照)ということはありませんでした。
https://inagaratabi.com/daniel-silva-2-the-english-assasin-4/#:~:text=%E5%A5%A5%E3%81%AE%E9%9A%8E%E6%AE%B5%E3%81%8B%E3%82%89%E5%90%8C%E3%81%98%E9%9A%8E%E6%AE%B5%E5%AE%A4%E3%81%AB%E9%80%9A%E3%81%98%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%8B%E3%80%82
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もう一度大階段上のモザイクを反対側から
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大階段を降ります。
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大階段正面のバラ窓です。
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踊り場(バラ窓の下)にある聖母子像です。
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分析研究された、踊り場左側のティツィアーノの《受胎告知》がこれです。
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修復のため見られなかったので、ブックショップで《磔刑》の絵はがきを購入しました。
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ソトポルテゴを通って、スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコの裏側に回ってみました。コンサート当日、フレスカーダ運河を通って船でやってきたガブリエルとアンナが到着した場所(↓参照)です。
https://inagaratabi.com/daniel-silva-2-the-english-assasin-4/#:~:text=%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%80%E9%81%8B%E6%B2%B3%E3%81%AB%E9%9D%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%81%AE%E3%82%BD%E3%83%88%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%81%AB%E9%80%9A%E3%81%98%E3%82%8B%E8%88%B9%E7%9D%80%E3%81%8D%E5%A0%B4
フラーリ広場方面に戻り、サンタポナル広場へ約10分🚶 -
途中、リオ・テラ・カッツァからカッレ・セコンダ・デイ・サオネーリへの曲がり角で、北側に『迷宮都市』178頁に紹介されている「傘で守られた、ヴェネツィアで最も美しい聖母子像」を見つけましたが、保護カバーが汚れててちゃんとは見えませんでした。
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サンタポナル広場
『謀略のカンバス』5節で、ガブリエルが尾行の男を気にしながら横切った広場です。中央にイストリアの石で作られた井戸があり、東側にサンタポナル教会のゴシック様式のファサードが立ちはだかっています。教会の左にそびえる、豪華な装飾が施された鐘楼は、ヴェネツィアで最も古い鐘楼の一つです。ダニエル・シルヴァの小説『謀略のカンバス』に登場 by T.バイソンさんサンタポナル広場 広場・公園
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ガブリエルがヴァポレットを降りたサン・シルヴェストリの船着き場からサンタポナル広場に至るまでに通ったソトボルティゴ・デ・ラ・パジナをさかのぼってみました🚶。
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ガブリエルがヴァポレットを下船したサン・シルヴェストロの船着き場からソルトボルティゴを見通したところです。
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『迷宮都市』158頁に出てくるリヴァ・デル・ヴィン(ワインの岸辺)を通って、リアルト橋へ約5分🚶
リアルト橋 建造物
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サン・バルトロメオ広場
広場中央には、彫刻家アントニオ・ダル・ゾットが制作したカルロ・ゴルドーニの記念碑が立っています。パート②(↓参照)でその生家を見た劇作家です。
https://4travel.jp/travelogue/11919861#:~:text=%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%84%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%8A%87%E4%BD%9C%E5%AE%B6%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AD%EF%BD%A5%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%81%AE%E7%94%9F%E5%AE%B6Casa%20di%20Carlo%20Goldoni
広場を抜けて、サン・ジョバンニ・クリソストモ教会へ約3分🚶
パート④に続きます。近くに公衆トイレあり by T.バイソンさんバルトロミオ広場 広場・公園
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