2024/06/04 - 2024/06/04
24位(同エリア647件中)
キートンさん
この旅行記スケジュールを元に
ウズベキスタン観光2日目は、サマルカンドに連泊して丸1日じっくりとサマルカンド観光に充てます。
6月のサマルカンドはすでに夏で、からっとしているものの気温は高い。
主に朝と午後遅めの時間帯の2回に分けて観光をしようと思います。
「青の都」サマルカンドブルーの美しさを代表する名所といえば、シャーヒズィンダ廟群。
アフラシャブの丘の南麓にティムールゆかりの人々の霊廟が建ち並び、その装飾の多様さ、美しさで、ウズベキスタン屈指の名所と言われる。
朝7:00から入場できるようなので、朝食前にハズラティ・ヒズル・モスクと合わせて観光します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- エア・アスタナ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝食は7:00~10:00の間。
6:30頃に宿を出発し、9:30には戻って来る予定。B&B Bahodir ホテル
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今日もイスラム・カリモフ通りを北へ向かい、ビビハニム・モスクの前を通る。
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予定通り7:00前に、シャーヒズィンダ廟群の入口の門に到着。
この門は1435年にウルグベクが建てたといわれている。 -
入場料は40.000UZS(約500円)。
フライングっぽいオープンで、すでに観光客が入場していた。 -
いきなりの長い階段。
階段を数えながら上り、帰路の下りも同じ数だったら天国に行けるという「天国への階段」。
間違ったら怖い。 -
階段を上りきるとアーチ型ゲートの向こうに青の世界が広がり、ベンチにはどう見ても地元のおばちゃんたちがだべっていた。
階段の途中、左側にコシュ・グンバズ廟があったがまだ閉まっていたので、それは後回し。 -
ゲートを抜けて右側には、トゥグル・テキン廟(1376年)。
ティムールの部下の将軍の一人、アミール・フセインの母親のために建てられ、後にアミール・フセインもここに埋葬された。 -
内部はとてもシンプルで、白い墓石が置かれている。
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その向かいには、朝日が差し始めたアミールゾタ廟(1386年)。
ティムールの部下の将軍の息子のために建てられた。 -
内部には6つの墓石が置かれている。
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アミールゾタ廟の左側にテラスがあり、南側に2つの青いドームを持つコシュ・グンバズ廟がある。
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西側には墓地が広がり、遠くにビビハニム廟(左の青いドーム)とビビハニム・モスク(中央)が見える。
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ティムールゆかりの人々の霊廟がほぼ直線状に並び、その通りは「死者の通り」と呼ばれる。
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トゥグル・テキン廟の隣は、シリンベク・アカ廟(1385年)。
ティムールの妹を祀った廟。 -
イチオシ
内部は、アラビア文字と独特の紋様でとても美しく装飾されている。
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四隅にムカルナス、下部は青いタイルで装飾されている。
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壁の何箇所か絵が描かれているのも、この廟の特徴である。
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その向かいには、シャーディムルク・アカ廟(1372年)。
ティムールの姪のために建てられた。 -
シャーヒズィンダ廟群の中でも最も美しい建築物ともいわれている。
内部の装飾もふんだんに青タイルが使われている。
老朽化が進んでいるように見えるが、完成時の姿が良好に残されているという。 -
4つの墓石が置かれている。
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シリンベク・アカ廟の北隣には、八角形の廟(15世紀)。
誰の廟なのかは不明だという。 -
「生ける王」を意味するシャーヒズィンダという名は、7世紀のアラブ侵略時に生まれた伝説がもとになっている。
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イスラム教布教のためサマルカンドへ来た預言者ムハンマドの従兄クサム・イブン・アッバースは、ここで異教徒に襲われ斬首されたが、自分の首を拾って深い井戸へと入って行った。
そこで永遠の生命を得て、イスラムが危機に陥った時に救いに現れるという。 -
シャーヒズィンダ廟群の中間部に位置する、ウスト・アリ・ネセフィ廟(14世紀)。
ナサフ(カルシ)出身の建築家アリによって建てられた。 -
エントランスのイーワーンの角に見られる円柱状の装飾。
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内部は六角形の幾何学模様を基調としたの青タイル装飾となっている。
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シャーディムルク・アカ廟に似ている内部装飾になっているが、老朽化も否めない。
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ウスト・アリ・ネセフィ廟の北隣に建つ、無名の廟(14世紀後半)。
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内部は目立った装飾はなく、5つの墓石が置かれている。
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イチオシ
シャーヒズィンダ廟群の中間部東側には建築物が残っておらず、開けている。
そこから比較的広い範囲が見渡せる。 -
シャーヒ・ズィンダ廟群は11世紀から19世紀までの9世紀の間に造られており、現在では20以上の建築物の集合体となっている。
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無名の廟の北側に位置する、アミール・ブルンドゥク廟(14世紀後半)。
ティムールの部下の将軍を祀った廟。
青タイルで装飾されたファサードの廟が多い中、イーワーン以外に目立った装飾がないのが特徴になっている。 -
内部は壁の下部に青タイルの装飾が見られるが、その上部は白い漆喰のような壁となっている。
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壁と天井はほぼ白一色だが、形状による装飾が見られる。
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扉の細やかな装飾。
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最奥のアーチ型ゲート。
右側にサマルカンドで最も古い建築物といわれる、クサム・イブン・アッバース廟(11世紀)がある。 -
振り返ると、死者の通りに面して霊廟が並ぶ。
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クサム・イブン・アッバース廟は、13世紀のモンゴル軍の襲来の際に破壊を免れた。
入口付近に写真撮影禁止のような表示があったので内部の写真は少ないが、最奥のタイル張りドームの巡礼者の部屋は、係員っぽい人に聞くと撮影OKのようだった。 -
シャーヒズィンダ廟群の最奥部には、互いに向かい合う3つの廟がある。
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西側に建つのは、トゥマン・アカ廟(1404年)。
ティムールの妻のひとりトゥマン・アカを祀った廟。 -
イチオシ
派手さはないものの、気高い美しさのある装飾となっている。
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六角形の緑のタイルで覆われた壁面下部も映える。
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扉の向こうに見えるのは、クトゥルグ・アカ廟(1361年)。
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その名の通り、ティムールの妻のひとりクトゥルグ・アカが埋葬されていると考えられている。
青タイルの壁と白い天井が印象的。 -
最奥に建つ、フッジャ・アフマッド廟(1350年)の前から死者の通り方向。
フッジャ・アフマッド廟は、シャーヒズィンダ廟群で2番目に古く、この廟の様式がほかの廟の原形になったといわれる。
内部はよほどシンプルだったせいか、写真は撮っていない。 -
アーチ越しに見る死者の通り。
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クサム・イブン・アッバース廟の東側から最奥の霊廟の裏側に周った。
トゥマン・アカ廟(右)、フッジャ・アフマッド廟(左)、その間から少し見えているのがクトゥルグ・アカ廟。 -
裏から見たウスト・アリ・ネセフィ廟。
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快晴の空をバックに、無名の廟(左)、アミール・ブルンドゥク廟(やや左)、トゥマン・アカ廟のドーム(中央)、クサム・イブン・アッバース廟(右)。
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シャーヒズィンダ廟群の東側を通り、コシュ・グンバズ廟の前まで下りてきた。
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天国への階段の東側は、かつては建築物があったのかもしれないが、今は残っていない。
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コシュ・グンバズ廟(15世紀)。
ティムールの乳母ウルジャオイムが埋葬されていると考えられている。
二つのドームがあり、最初の部屋は白い漆喰のような壁となっている。 -
北側のドーム下の部屋は、四方の壁の上部と天井が美しいムカルナスで覆われている。
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スカイブルーとサマルカンドブルーの共演。
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イチオシ
サマルカンドブルーの霊廟群を堪能して、8:40頃シャーヒズィンダ廟群の見学を終了。
外観も良かったが、霊廟の内部もそれぞれ個性的で見どころ満載だった。 -
シャーヒズィンダ廟群の西側の緩斜面には墓地が広がっている。
墓石には、かなり精巧に肖像が彫られた黒い石のプレートが埋め込まれている。 -
シャーヒズィンダ廟群から徒歩数分でハズラティ・ヒズル・モスクに到着。
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アフラシャブの丘の南端に位置するこの場所には、かつてゾロアスター教寺院があったが、8世紀初めに最初のモスクが建てられた。
モンゴル軍によって破壊された後、19世紀に再建された。 -
案内人っぽい人に声をかけられ、20.000UZS(約250円)を払って礼拝堂へ。
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ミフラーブの両側に小部屋があり、やけに立っ端の低い扉の入口となっている。
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この礼拝堂はドーム状の天井の装飾が美しい。
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真下から見た天井のデザイン。
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ミフラーブのムカルナスに満天の青い星形。
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テラスからは、ビビハニム廟(左の青いドーム)とビビハニム・モスク(中央)などが見渡せる。
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パステルカラーの壁と深い色合いの天井のデザイン。
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イチオシ
モスクやメドレセを除けば高い建物がないサマルカンドで、ここは貴重なビューポイントとなっている。
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イチオシ
上部は結構広く、北側と西側に回廊があり、中央に霊廟が建っている。
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その霊廟は、初代大統領イスラム・カリモフを祀ったもので、参拝に訪れる人が絶えない。
考えてみれば、イスラム・カリモフ像のある公園前からこのモスクまでつながる歩行者道が、イスラム・カリモフ通りと呼ばれているのもうなずける。 -
予定通り9:30前にB&B Bahodirに戻り、ようやく朝食。
遅めの朝食を摂る宿泊者は少なくなかった。B&B Bahodir ホテル
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本日の朝食。
ナン、サラダ、フルーツなどはシェアするようだ。
早朝から3時間弱の観光だったが、とても濃い内容の充実した観光となった。
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