2024/06/12 - 2024/06/12
11位(同エリア320件中)
キートンさん
この旅行記のスケジュール
2024/06/12
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ホテル・タハール
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デニス・テン像
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メデウ
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シンブラグ
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ジベック・ジョル
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この旅行記スケジュールを元に
本日は中央アジア観光の最終日。
アルマトイ空港に早朝に着き、深夜発のフライトに乗り継ぐので、アルマトイの滞在時間は20時間弱。
深夜便が2夜続くので、ホテルを予約して休養も取れるようにしました。
アルマトイは南に天山山脈を望む風光明媚な都市で、ゴンドラを乗り継げば標高3000m超まで行くことが可能。
市街地に見どころは少ないので、天候が許せば山岳で軽いハイキングをしたいところ。
天候次第で観光内容が左右される1日です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エア・アスタナ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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アルマトイ空港には定刻より30分以上遅れて5:00頃に到着。
今のところ天候は曇りがち。 -
空港から少し歩いて、とりあえずバス停に来てみた。
バスの始発が何時なのかわからなかったが、5:30前ですでにバスを待つ人がいる。 -
92番のバスが5:30頃に来たので、それに乗車し本日の宿泊を予約している、ホテル・タハールに6:30前に到着。
場所はこの建物のはず。
英語表記の看板がないので確信がもてなかったが、扉は開いていたので入ってみるとここに間違いなかった。 -
ホテル・タハールは、24時間チェックイン可能ということで、早朝にチェックインして当日夜にチェックアウトするには都合が良かった。
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ブッキング・コムで予約し、1泊10.000KZT(約3,500円)だった。
部屋は広くはないが、休憩仮眠とシャワーができれば十分だったので問題なし。 -
洗面・トイレ・シャワーも広くはないものの、実用性には問題なし。
部屋で9:30頃まで2時間程度仮眠を取ることにした。 -
結局1時間程度の仮眠で目が覚めた。
10:00前にホテル・タハールを出て、ライイムベク・バトル駅から地下鉄で南へ向かう。 -
アルマリ駅で下車。
駅を出ると、早速のウォールアート。
2016年リオデジャネイロパラリンピックの競泳メダリストのようだ。 -
イチオシ
歩行者専用の通りには、なんとなく東洋風の飾り付け。
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南へ少し歩くと、正面にオペラ・バレエ劇場。
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その斜め向かいに、アルマトイ・ホテル。
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アルマトイ・ホテルのエントランス付近の壁には、カザフ英雄詩や遊牧生活の様子がモザイク画で描かれている。
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緑道の真ん中を貫くのは噴水の施設か。
夏の初めにメンテナンス中のよう。 -
さらに南へと歩くと、デニス・テンの像。
2014年ソチオリンピックのフィギュアスケート男子シングルで、羽生結弦、パトリック・チャンに次いで銅メダルを獲得。
日本でも知られるカザフスタン人の一人となった。 -
しかし、2018年7月19日、自家用車のミラーを盗もうとした男2人組にナイフで刺され、出血性ショックのため25歳という若さで死去した。
その事件の現場がこの付近だという。
容疑者たち2人が盗もうとした車のミラーの価格は約125,000KZT(約4万円)だという。
転売目的の窃盗のためにカザフスタンは現役のメダリストを失った。
この事件から、アルマトイの治安はかなりやばい印象を持っていたが、実際はそんな事件が嘘のように平穏に感じられる。 -
デニス・テンの像から東に向かって最初に現れたウォールアート。
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さらに東へ歩くと、絵を描く女の子。
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さらにさらに東へ歩くと、マークしていなかった作品発見。
しかし、樹木が支障で全体を写すのに苦労する。 -
やがて見えてくるホテル・カザフスタン。
ソビエト連邦時代の1977年に建設された、アルマトイを代表する建築のひとつ。
上空は晴れているので山に向かうことにした。
ホテル・カザフスタンの前のバス停からメデウ行の12番バスに乗る。 -
12番バスに乗車し40~50分でメデウのゴンドラ乗場前に到着。
標高は約1,600m。
アルマトイの市街地の標高が800m前後なので、バスで標高差約800m上ってきたわけである。 -
少し先に、メデウのスケートリンクがある。
ここから標高2,260mのシンブラグまでゴンドラが延びている。 -
ゴンドラとリフトの料金表。
シンブラグにはスキー場があり、さらにCombi-1とCombi-2のゴンドラを乗り継げば、標高3,200mまで行くことができる。
料金表の6,000KZTと5,000KZTの違いが、Gondolaに360°が付いているか否かなのだが、360°の意味がわからない。
ただ、差額が1,000KZT(約350円)なので、6,000KZT(約2,100円)のチケットを購入した。 -
ゴンドラは、ほとんど待ち時間なしで乗れた。
しばらくすると、ダムの堤体のような法面があった。 -
堤体を越えてもダム湖はなく、谷筋に沿って上って行く。
砂防ダムにしては規模が大きすぎるし、あの堤体は何の目的で造られたのだろうか? -
シンブラグに到着すると同時に、結構本格的な雨が降ってきた。
しばらく建物内に避難する。 -
15分ほどで小雨になったので、Combi-1のゴンドラで上を目指す。
この索道はゴンドラとゴンドラの間に2基のクワッドリフトが吊られている、変則的なタイプである。
スキーシーズンの機動力を高める仕様か? -
Combi-1のゴンドラから見たシンブラグのベース地。
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標高2,860mのCombi-1の上部に到着すると、雨は完全にあがり、晴れ間も見えていた。
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ここはシンブラグ・スキー場の真っただ中。
遠くにアルマトイの市街地がうっすらと見えている。 -
シンブラグ・スキー場のベース付近。
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ここからCombi-2のゴンドラで、スキー場最上部へと向かう。
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Combi-2のゴンドラから岩山を望む。
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標高3,200mのシンブラグ・スキー場最上部に到着。
都合良く上空は晴れ間が広がってきた。
素晴らしい景観。 -
標高3,200mの鞍部を挟んで反対側の斜面にもゲレンデがあり、リフトが架かっている。
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イチオシ
ここまで上って来ると、6月中旬でも残雪が多い。
雪渓を越えて、もう少し上ってみよう。 -
雪渓の踏み跡をたどって上って行く。
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目の前には4,000m級の峰。
南はキルギスとの国境まで約15km。 -
この山域は、天山山脈の支脈であるイリ・アラタウ山脈に位置し、最高峰はここから約18km東にある標高4,979mのタルガル山である。
ちなみに、カザフスタンの最高峰は中国とキルギスの3国国境に位置するハン・テングリ山(標高7,010m)で、その約16km南の中国とキルギスの国境に天山山脈最高峰のポベーダ山(標高7,439m)がある。 -
本格的なレインウェアを持っていないので、天候の急変に備えてあまり遠くに行かずに適当なところで引き返す。
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イチオシ
初夏の高山には花も結構見られる。
紫色の花は画像検索で調べると、サクラソウ科のプリムラ・デンティキュラータ(和名タマザキサクラソウ)だと思われる。 -
白い花は、ケシ科のシベリアヒナゲシだと思われる。
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雪と雲の白と黒っぽい岩肌と青空のコントラストが見事。
天候はやや不安定なものの、ここまで来る判断は間違いではなかった。 -
もうひとつここまで来た目的があった。
今後計画している旅行に向けて、高山病に対する耐性と運動に対する負荷をどの程度感じるかを試したかったのだ。 -
過去に標高3,000m超えは記憶する限り、ヨーロッパアルプス4回(ユングフラウヨッホ2回、コルナーグラート、エギユ・ド・ミディ)、ペルーのクスコ付近の計5回経験している。
クスコで宿泊でやや睡眠障害があったものの、それ以外は高山病の症状は今まで出たことはない。
ペルーではツアーに参加し、一部のツアー客に高山病の症状があったのに比べて自分は問題なかったので、おそらく高山病になりやすい体質ではないと思っている。
しかし、それは10年前であったことと、ヨーロッパアルプスでの標高3,000m超えは3時間未満の滞在だったことから、どの程度参考になるかはわからない。 -
今のところ、低地と差がなく元気に動けている。
今度は鞍部の反対側へ行ってみよう。 -
カザフスタンの人口の約7割を占めるカザフ人は元来遊牧民で、20世紀初頭まではほとんどが遊牧生活を行っていたという。
カザフ人の伝統的な住まいはユルトという移動式住居である。
モンゴルのゲル、中国語でパオと呼ばれる住居とほぼ構造は同じようである。 -
草原にテーブルとベンチがあるらしい。
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ここで山を見ながらランチとしよう。
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ランチといっても、昨日アクタウのスーパーで買ったスナックだが。
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東側を望む。
あの高峰が最高峰のタルガル山か? -
岩山には、雪解け水が流れ落ちる滝が見られる。
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ユルトの他にもコテージっぽい宿泊施設がある。
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草原に咲き乱れる紫の花。
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2022年冬季オリンピックは北京で開催されたが、最後まで北京と争った候補地がアルマトイだった。
決定投票では北京44票、アルマトイ40票と僅差で惜敗した。
北京に比べてスキー競技会場の近さでは有利だったと思われるが、空港施設の貧弱さなど、受け入れ態勢が不利になったのではないかと感じる。 -
標高3,200mのシンブラグ・スキー場最上部に2時間程度滞在した後、下山した。
知らぬ間にカメラの時間設定がリセットされていて、撮影時刻がわからない。
この日の記載している時刻は、かなりアバウトである。 -
雨で濡れていたデッキもすっかり乾いていた。
2時間程度の滞在で高山病に対する耐性がどうか判断はできないが、とりあえず低地と変わらないくらいに動けたことは自信にはなった。 -
1972年に造られたメデウのスケートリンクは、標高約1,700mにあるため空気抵抗の少なさと氷質の良さから、スピードスケートで数々の世界記録が生まれたという。
その後、世界では室内のスピードスケートリンクが造られるようになり、主要な国際大会での使用は減少したものの、2011年冬季アジア大会で使用されたという。 -
12番バスでアルマトイの市街地に戻り、アバイ駅から地下鉄で北へ向かう。
アルマトイの地下鉄は2011年開業と比較的新しく、1路線しかない。
タシケントの地下鉄ほどではないかもしれないが、モザイク画などの見どころがある。 -
ジベック・ジョル駅まで地下鉄で移動。
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地上に出ると、東西に延びる歩行者天国がある。
ここから東へ向かうとアルマトイの見どころでもある、28人のパンフィロフ戦士公園やゼンコフ正教会があるが、今夜も機中泊になるので明日に備えてホテルへと向かうことにした。 -
おそらくソビエト連邦時代の古いツインのタワーマンション。
アクタウもそうだったが、都市の中心部には戸建て住宅は見られず、古い集合住宅が大半を占める。
ウズベキスタンのタシケントなどでは戸建て住宅も見られたが、カザフスタンの都市部は社会主義国っぽい雰囲気が強く残っているように感じる。 -
歩行者天国を西へ歩き、車道を横断する地下道にウォールアートを見つけた。
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イチオシ
地上に出ると、ユキヒョウのウォールアート。
ユキヒョウはアルタイ山脈、天山山脈、ヒマラヤ山脈、パミール高原などに生息する。
高山地帯に生息する唯一の大型ネコ科動物である。
生息数は世界で約3,000頭といわれ、絶滅が危惧されている。 -
さらに西へ歩いたところにあるウォールアート。
ここから北へ向かいホテル・タハールに戻った。
結局、アルマトイ市街地の観光はウォールアート巡りの街歩きが主で、今日のメインはゴンドラで上ったシンブラグの山歩きだった。
ただ、山歩き中は天候に恵まれたので十分満足だった。 -
ホテルで少しの仮眠と休養をして、20:00頃ホテルを出た。
車道の水たまりが夕暮れ時の空を写していた。 -
ライイムベク・バトル駅近くのバス停から、92番バスで空港方面へ向かう。
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バスを降りると、例によってスーパーSMALLで買い物をした。
ここでの買い物は3度目である。 -
仁川行きエアアスタナKC909便のチェックインカウンターは今までとは違って、ターミナルの北にあり、こちらにはプライオリティパスの使えるラウンジがなかった。
アルマトイ国際空港 (ALA) 空港
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KC909便は例によって定刻より30分以上遅れてアルマトイ空港を出発した。
仁川国際空港まで約5時間30分のフライト。 -
夜中でも機内食が出るエア・アスタナ。
遅延さえ少なければいい航空会社なのだが・・・
明日は韓国の仁川とソウルに寄り道観光です。
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