2024/06/01 - 2024/06/02
24位(同エリア293件中)
キートンさん
この旅行記スケジュールを元に
行きたい場所は数々あれど、ますますの円安で負担増の海外旅行。
そんな中、まだ日本より物価が安く、数年前に短期滞在のビザが免除になって行きやすくなった国があります。
それはウズベキスタン。
シルクロードの東西交易で栄えた古都が点在し、治安が比較的良く中央アジア随一の観光国。
ウズベキスタン一国に絞るか近隣国も観光するのか・・・
近隣国も調べてみると、以前から少し気になったいたものの、個人で行くのは難易度が高いと思っていた秘境が、現地発着ツアーを利用すれば比較的リーズナブルに行けそうだということが判明しました。
それは、カザフスタンの西端に位置するマンギスタウ。
地球の歩き方でさえほとんど記載がなく、日本の一部の旅行会社がパッケージツアーを組んでいるものの、かなり割高な価格設定になっているところ。
というわけで、今回の旅は主に前半がウズベキスタン、後半がカザフスタンという旅程で計画しました。
関西空港から中央アジア(旧ソ連5カ国)への直行便はないので、航空券価格を抑えるため、関空~仁川(韓国)間はピーチ航空、その先はエア・アスタナを利用。
往路は、仁川(韓国)とアルマトイ(カザフスタン)を経由し、タシケント(ウズベキスタン)を目指します。
- 旅行の満足度
- 2.0
- 観光
- 2.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エア・アスタナ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
まずはこの旅の旅程。
往路(6/1):大阪→仁川
往路(6/2):仁川→アルマトイ→タシケント
1日目(6/3):タシケント→サマルカンド
2日目(6/4):サマルカンド
3日目(6/5):サマルカンド→ブハラ
4日目(6/6):ブハラ→タシケント
5日目(6/7):タシケント→アルマトイ→アクタウ
6日目(6/8):アクタウ→マンギスタウ3日間ツアー
7日目(6/9):マンギスタウ3日間ツアー
8日目(6/10):マンギスタウ3日間ツアー→アクタウ
9日目(6/11):アクタウ
10日目(6/12):アクタウ→アルマトイ
復路(6/13):アルマトイ→仁川&ソウル
復路(6/14):仁川→大阪
航空券は6か月前の1月に購入した。
関空~仁川はピーチ航空で、
航空券:20,470円
燃油代・諸税等・手数料:7,970円
合計:28,440円(サプライスで予約)
仁川→アルマトイ→タシケント
タシケント→アルマトイ→アクタウ
アクタウ→アルマトイ→仁川
の周遊はエア・アスタナで、
航空券:68,263円
燃油代・諸税等・手数料:36,860円
合計:105,123円(ブッキング・コムで予約)
ウズベキスタンの都市間移動は高速列車アフラシャブ号を利用で、日本語対応のSRP TRAVELで予約した。
タシケント→サマルカンド:4,000円(エコノミー)
サマルカンド→ブハラ:3,500円(エコノミー)
ブハラ→タシケント:5,800円(エコノミー)
合計:13,300円
アクタウ発着のマンギスタウ3日間ツアーは、RED MAYAという現地のツアー会社を利用。
ツアー代:390ドル
クレジットカード決済:9ドル
合計:399ドル -
6月1日、ピーチ航空MM711便は、関空ターミナル2から19:55発。
-
仁川空港に定刻より少し遅れて22:00頃に到着。
入国審査を通過し、空港鉄道の駅へと向かう。 -
空港鉄道のターミナル1駅で、ソウルとその近郊をカバーする交通系ICカードであるT-moneyカード(写真右下)を自販機(写真より右の方)で購入。
スタンダードなデザインのカードが売り切れで、キャラクターデザインのカードが5,000ウォンだった。
T-moneyカードを購入後、別の自販機(写真左)で10,000ウォン分チャージ。
なお、自販機は日本語を選択できるので操作しやすい。 -
ターミナル1駅から2駅目のUnseo(雲西)で下車。
駅の南東側2番出口。
23:00過ぎでも、意外とひと通りがある。 -
この旅で訪問する地域は、あらかじめMAPS.MEで地図をダウンロードしておいた。
オンラインで地図をダウンロードしておけば、現在地の特定と目的地までのナビガイドがオフラインでも使用できる。 -
今夜の宿は、Koin Guesthouse Incheon Airport。
なぜかMAPS.MEが示す位置と1ブロックくらいずれていて、少し迷った。 -
宿の向かいに都合よくCUというコンビニがあったので、ミネラルウォーターを購入。
500mlで1,000ウォンだったので、日本とほぼ同じ物価のよう。 -
Koin Guesthouse Incheon Airportはセルフチェックインで、前日に英文のメールでチェックインガイドが届いていた。
エントランスは建物の裏側で、その扉は鍵がかかってなくて建物内には難なく入れた。
そこから階段を上って各階に2つずつドアがある。
このドアが曲者で、一時は階段で夜を明かす覚悟を迫られた。
メールではここで数字を入力して解錠するように書かれているのだが、そんなテンキーが見当たらないのである。
入り方がわからないので、宿の電話番号にかけてみても出ない。
宿泊者の誰かが外出から帰って来るかもしれないが、深夜0時に近いのであまり期待もできない。 -
途方に暮れていたところ、しばらくして白人の宿泊者がたまたま出てきた。
解錠の方法を聞くと、ドアノブの上の面に手のひらを当てるとテンキーが点灯するのだった。
こういうシステムは個人的には、初めてお目にかかるものだった。
日本でも珍しくなくなってるのかな?
時代に乗り遅れてることにショック。 -
そのドアから入ると、数戸の個室がある。
-
0時前にようやく入室。
ブッキング・コムで予約し、シングル食事なし54,701ウォンだった。 -
部屋にはテレビ、冷蔵庫、ポットのほか、電子レンジまである。
-
シャワーは仕切りがなく、スペースも広いとはいえない。
ということで、1:00頃になんとかベッドの上で就寝できた。 -
翌朝、結局宿のスタッフには一度も会うことなく、8:00過ぎにKoin Guesthouse Incheon Airportを出た。
快晴で、公園の中を通って駅へと向かう。 -
朝のUnseo(雲西)駅。
韓国って自転車に乗る人が極めて少ないイメージだったが、意外と駅前に自転車が置いてある。 -
Unseo(雲西)駅の仁川空港方面の時刻表。
1時間に5~6本の便がある感じ。
比較的朝早くから夜遅くまで走っている。 -
エア・アスタナは書面のeチケットはなく、パスポートだけでチェックインできた。
念のため、スマホか書類で予約番号とeチケット番号を確認できるようにしとけば安心。
チェックイン後は、プライオリティパスで利用できるラウンジのひとつ、SKY HUB LOUNGEを利用した。 -
9:00過ぎ頃のSKY HUB LOUNGE。
そこそこ混んでいるものの、まだ席には余裕があった。 -
料理の種類は多い方だと思われる。
-
野菜もそこそこある。
-
本日の朝食。
アルマトイ行きKC910便は10:55発だが、30分程度遅れそうだ。
ここで1時間以上のんびりした。 -
KC910便は、40~50分遅れて離陸した。
-
乗客は7割くらい。
隣の席は空いていたので、くつろげた。
エア・アスタナの機内安全ビデオは、シンガポール航空のものを連想させる映像となっている。
最近こういう手法が増えてきているのか・・・ -
エア・アスタナは日本ではなじみの薄い航空会社だが、クチコミの評価は悪くない。
その理由のひとつは、スリッパや歯磨きなどのアメニティが提供されること。
映画を見ようとしたが、作品数は多くはなく邦画はなしだった。
字幕も日本語はなし。
エア・アスタナはほとんど日本に就航していないので、当然かもしれないが。
そこで、「127時間」という映画を鑑賞。
事実に基づく作品で、もととなった事件(というか事故)は概要を知っていた。
結末はわかっていたが、どのように映像化したのか興味があった。 -
機内食はチキンかビーフだったかな?
チキンをチョイス。
特に美味いというほどではないが、少なくとも不味くはなかった。 -
アルマトイ到着前、大きめの湖が見えた。
飛行時間は約7時間で、カザフスタンとの時差は約4時間。
定刻ではアルマトイ空港13:45着だったが、40~50分遅れで到着。
沖止めで、バス移動だった。
入国審査は混んではいなかったが、私の番はやや時間を要した。
現在のパスポートは2018年1月に取得したもの。
2019年5月に元号が令和になったのをきっかけに、私はダイエットを始めた。
ダイエットは成功し約15kg減量した。
つまり、加齢だけではなく、瘦せたことによってパスポートの顔写真からかなり変わったことが原因のよう。 -
無事入国審査を通過し、先ずは持参した100ドルを両替して、44,400KZT(カザフスタンテンゲ)を入手。
売りと買いの差を比較すると、米ドルとユーロはほとんど差がなく、日本円はちょうど倍の差がある。
つまり、日本円からの両替は可能だが著しくレートが悪いので、現金は米ドルかユーロを持参すべきである。
意外なのは、旧ソ連だった国の割には、ロシアルーブルからのレートがあまり良くない。 -
両替に次に、アルマトイの交通系ICカードであるONAYカード(写真右下)を購入する。
ターミナル1階の中央出口を出た右側に黄色の自販機が4台並んでいて、最も右の自販機で購入する。
2,000KZT(カード代500KZT、チャージ1,500KZT)分を購入した。
1KZTが約0.35円なので700円くらい。
購入の仕方は下記の記事が役に立った。
https://kouhei-elmundo.com/almaty-onay-card/ -
ターミナルの出口付近はタクシーの勧誘が激しいかと覚悟していたが、意外とあっさりしていた。
駐車場のど真ん中を横断する歩道橋は現在工事中のようで、このあたりにバス停があるはずと思っていた場所には、それらしきものはなかった。 -
しかし、幹線道路を西方向に少し歩けば、バス停があることは察しがついている。
時刻は15:30前を過ぎているが、思っていたより蒸し暑い。 -
空港の駐車場から200~300m歩けば、バス停がある。
タシケント行きKC129便は、アルマトイ空港21:15発なので、5時間半近くの時間がある。 -
アルマトイ中心地方面へは、3番、79番、92番のバスが便利だが、後日も含め最終的に2往復した結果、全て92番に乗車することになった。
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ほどなくして92番バスが来た。
移動距離に関係なく料金一律(100KZT前後)なので、乗車口近くの機械にONAYカードをタップすれば、後は何もせずにどこでも下車できるようだ。
地下鉄も同等の運賃なので公共の交通機関は格安である。 -
約30分乗車し、地下鉄ライイムベク・バトル駅付近の交差点近くで下車。
乗車前より涼しく感じられた。 -
アルマトイは、1997年までカザフスタンの首都だった都市で、カザフスタン唯一の100万都市である。
1991年までは、ソビエト連邦に属していたので、社会主義時代の古い集合住宅が多く残っていそうである。 -
東の方へ10分ほど歩くと、セントラルモスクがある。
カザフスタンは、人口の約70%がイスラム教で、約26%がキリスト教だという。 -
金色の大きなドームが特徴である。
2024年6月現在、部分的に工事中だったので、内部の見学はひかえた。 -
セントラルモスクから南へ向かった。
本日は日曜日だからかどうだかわからないが、やけに露天商が見られる。 -
しばらく歩くと中央バザール、別名グリーンバザールがある。
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中央バザールの中で最も大きな室内空間には、広い肉売り場があった。
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2階からの全景。
どうやら馬肉売り場が結構な面積を占めている。
カザフスタンでは伝統料理に馬肉や羊肉が使われていることが多いという。中央バザール (緑バザール) 市場
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ドライフルーツやナッツ類の売り場も目立つ。
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なかなかカラフルで映える。
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建物北側のフルーツ売り場。
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中央バザール近くの建物のウォールアート。
荷物を預けずに背負って歩いていたので、本日の観光は少なめにしてバス停へと向かった。 -
途中で見つけたウォールアート。
アルマトイの街中に多くのウォールアートがあり、そのいくつかの作品は場所を把握していたが、これはたまたま見つけた作品。 -
約1時間街歩きしただけで、地下鉄ライイムベク・バトル駅東側のバス停で空港方面のバスを待った。
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92番バスに30分ちょっとの乗車で、空港近くに戻って来た。
バス停の近くのSMALLというスーパーで少し買い物。 -
買い物の後、18:30頃にアルマトイ空港に到着。
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ジュース500mlと菓子パンで725KZT(約250円)。
食品は日本より少し安いくらいか。
軽い食事後に出国審査。
入国審査同様に、パスポートの写真と本人認証に時間がかかった。 -
アルマトイ空港の国際線には、プライオリティパスで利用できるラウンジがあったのだが、食品は入口近くのレストランで軽食・飲み物・デザートの3品を選んでラウンジに持ち込むというシステムだった。
タシケント行のKC129便の搭乗はほぼ定刻通りに行われたが、搭乗が済んでから離陸まで相当待たされた。
タシケント・ユジュニ空港22:50着と定刻でも夜遅い時間だったので、かなりイラついた。
この旅では全8フライトあったが、最も遅延して欲しくないフライトだった。
約1時間30分と短いフライトだったがツナサンドのような軽食と飲み物が出された。
結局、タシケント・ユジュニ空港には30分以上の遅延で到着した。
おまけに入国審査もなかなか進まず、例によって私はパスポートの写真と本人認証でかなり疑われている様子だった。
具体的な質問はほとんど受けなかったが、本人証明のためにクレジットカードを見せたらようやく通してくれた。 -
そんなこんなで、両替を済ませた頃には0:30近くになっていた。
ここで80ドルを両替し、1,006,000UZS(ウズベキスタンスム)を入手。 -
両替を終えるとTAXI AIRPORT(空港タクシー)のカウンターに向かった。
目的地までの距離のほか、タクシー車両のサイズで料金が違ってくる。
目的地はホテル・ウズベキスタン、小さめの車両を希望し料金計算してもらった結果、100,000UZS(約1,250円)だった。
想定していた金額よりは安かった。 -
空港からホテル・ウズベキスタンまでは15分程度だった。
とはいえ、チェックインできたのは深夜1:00を過ぎていた。ホテル ウズベキスタン ホテル
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ホテル・ウズベキスタンは老舗の4つ星ホテルで、知らないタクシードライバーはまずいないという利点もある。
アゴダで予約し、朝食込みで1泊8,047円だった。
立地の良い4つ星ホテルにしては破格といえるが、ウズベキスタンの物価や建物の古さから考えれば適正価格なのだろう。 -
テレビ、冷蔵庫、ポットなどの設備のほか、ミネラルウォーターが1本付いていた。
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4つ星ホテルなので、客室同様洗面・トイレも広さは充分。
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できればバスタブ付きなら良かったのだが、シャワーのみだった。
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ベランダからの夜景。
比較的高層階だが、ティムール広場とは反対側の部屋だった。
昨日のセルフチェックインといい、本日のフライトの遅延と入国審査といい、往路でこれほど難儀した旅は過去に記憶がなかった。
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