2024/06/09 - 2024/06/09
2位(同エリア119件中)
キートンさん
この旅行記スケジュールを元に
旅の後半戦、カザフスタン観光はマンギスタウ3日間ツアーから始まりました。
ツアー2日目は、マンギスタウ州の最大の見どころへと向かいます。
カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンの3カ国にまたがる広大なウスチュルト台地は、古代の海の底で何百万年もかけて圧縮された石灰岩やチョークの層でできている。
周りは100mを超える断崖が続き、所々にビュートと呼ばれる孤立丘が残っている。
その荒涼とした風景は、どこかの惑星のようだとも・・・
アクタウ発着のツアーの多くが訪れるという秘境でのテント泊。
待っているのは、美しい自然か厳しい自然か・・・
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 航空会社
- エア・アスタナ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イチオシ
予定通り5:00起床。
昨夕案内された尾根の鞍部に向かった。
上空の雲は朝日で赤く染まっている。 -
日の出間近の東の空。
1日の寒暖差が激しいかなと思っていたが、意外と寒くはなく快適。 -
5:50頃、姿を現した太陽。
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斜面に咲く赤い花を照らす朝日。
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岩山の斜面も朝日を浴びる。
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鞍部を挟んだ向かいには、屏風のような岩山。
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その鞍部をウマの群れが通って行く。
対岸にはSさんの姿。
あの場所は彼女のお気に入りのようだ。
昨夕もあそこに佇んでいた。 -
ウマの群れは斜面をトラバースして行った。
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サンライズに興味のない人々はまだ夢の中らしい。
今のうちに岩陰で朝の用事を済ませておこう。 -
近くで見つけた黒い昆虫。
これがフンコロガシだったら、ある意味都合がいい。 -
イチオシ
7:00を過ぎると、ツアーが活動をし始めた。
今日も良い天気。 -
8:30頃に朝食。
パン、ハム、ヨーグルト、オレンジ、リンゴ、ティーなど。 -
またもやウマの行進。
おそらくこの地方は、人口密度より馬密度の方が高い。 -
西部劇の撮影ができそうなロケーションだ。
-
片付けやら準備やらして、10:00過ぎにようやくキャンプ地を出発。
40~50分走ると、シェトペという街に入った。
アクタウと主要都市を結ぶ鉄道がここを通っている。
例えばアルマトイからアクタウまで直通列車もあるようだが、50時間以上かかるという。
ちなみに飛行機なら3時間ちょっと。 -
シェトペの売店でスタッフが買い出し。
3日間のツアー中、飲料水をはじめ食料はすべてスタッフが用意してくれた。
なのでツアー中は全くお金を使うことはなかった。 -
シェトペの街を走り抜ける。
-
シェトペを後にすると、ひたすら南へと走る。
わずかな起伏があるくらいで、ほとんど大平原があるだけ、だったんじゃないかな?
実は移動中、半分くらい寝てた。
後部座席は気兼ねなく寝れるので気楽。 -
12:20頃、トイレ休憩?
-
マンギスタウ州の田舎の公衆トイレやガソリンスタンドのトイレは、中国のニーハオトイレみたいなところが多い。
つまり個室に扉がない。
ここのトイレはまだまともだった気がする。 -
13:00頃、ジャナオゼンという街のレストランで昼食。
-
このレストランには靴を脱いで上がる個室があった。
ジャパニーズ・スタイルだと言う。 -
スタッフが適当にメニューをオーダーしたが、なぜか人によって出てきた料理が違っていた。
ドイツの2人にはラグマンだったが、私は肉の入ったスープ。 -
それと中央アジアで一般的なサムサ(たぶん)。
ラグマンはサマルカンドで食べていたので、スープとサムサの組み合わせは結果的に良かった。
ドイツの2人はアクタウに来る前にキルギスを旅してきたということで、この場で写真を見せてもらった。
ウズベキスタンには数年前に行ったことがあるそうだ。
ドイツ人映画監督のヴィム・ベンダースが、日本で「パーフェクト・デイズ」という作品を作ったことを話すと、そのことを知っていた。
男性の名がRだったので、どうせならR・エメリッヒの話をすれば良かったが、ドイツ出身の監督だとは私はこの時知らなかった。 -
ガイドのN氏は、ランドクルーザーに乗る時もあればレクサスに乗る時もあった。
この時はこちらのレクサスに乗って、スマホで自分のプレイリストからいくつかの曲を聞かせてくれた。
中でも印象に残ったのは、カザフスタンの若手歌手ディマシュ・クダイベルゲンが日本語で歌う「行かないで」。
https://www.youtube.com/watch?v=X2SDVmU33Kg
私はこの曲は知らなかったが、玉置浩二の1989年のシングル曲だった。
それを知れば、確かに歌い方を含めて玉置浩二っぽい曲に聞こえる。
Wikipediaによると、「日本国内においてはヒット曲とならなかったが、香港の人気歌手であるジャッキー・チュンが「李香蘭」のタイトルでカバー曲をリリースし香港では国民的ヒット曲となる。また後にカザフスタンの人気歌手であるディマシュ・クダイベルゲンがカバーし、中東や中国本土でも人気の高い曲として認知されている。玉置自身のライブにおいて披露される機会はほとんどなかったが、後年のオーケストラスタイルでのコンサートでは本作が頻繁に披露されている。」とある。
ちなみにジャッキー・チュンとジャッキー・チェンは別人である。 -
YOASOBI「夜に駆ける」視聴中。
最近の日本のヒット曲を代表して、私がリクエストして検索してもらった。
海外でも少しは知名度があるかなと思っての選曲だったが、残念ながら反応は薄かった。
選曲ミスだったか? -
気が付けば何かを採掘してそうな機械があちこちに見られるようになっていた。
カザフスタンは鉱物資源に恵まれた資源大国で、原油の産出量は世界シェア約2%だという。
マンギスタウ州南部も主要な産出地らしい。 -
15:40頃、道路沿いのビューポイントに到着。
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荒涼とした広大な平原の南東側に台地が見える。
ウスチェルト台地の西端になるのかな? -
それより右側には、地層のはっきりした白っぽい台地がある。
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さらに右にはテーブルマウンテンのような孤立丘が見られる。
ボクティ(Bokty)という、この地域ではランドマーク的な山である。 -
東へと続く道路。
この道路は近年建設されたもので、イスラム教神秘主義のモスクであるベケトアタまで続いているという。
横断歩道で北側に渡ってみる。 -
北側は遠くに白い断崖が見える。
感動するような風景ではないが・・・ -
ビューポイントから東へ少し走り、いよいよ未舗装へと入って行く。
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砂埃を上げながら、先ほど見た白っぽい台地の方へと走って行く。
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向かっている先は、カザフスタンの1000テンゲ札に描かれているボクティという山。
1000テンゲ札の左と下には、ボジラ(Bozjyra)も小さく描かれている。
なお、ボジラは日本語の解説ではボスジラと表記されていることが多い。 -
16:30前、ボクティの麓に到着。
見る角度と近すぎるせいか、1000テンゲ札の山容とは少し違う。
札の山容はもう少し右の方から見たものかな?
麓から山頂までの高さは165mほどだという。 -
イチオシ
フォトグラファーN氏が撮影したボクティ。
周りは水が涸れたようなひび割れが目立つ。
ある程度の雨が降ると周辺は水が溜まるらしい。 -
私は枯れ木を入れてみた。
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水みちだったのか、最後まで水が溜まっていたのか、線状に湿り気が残っている。
ちなみにマンギスタウ州は一年を通して降水量は少ないが、4月頃は多少雨が降るようである。
ウスチェルト台地の北側にウユニ塩湖に似た景観だといわれるトゥズバイル塩湖があるが、水鏡の風景を見るなら4月前後がねらい目かもしれない。 -
少し車で移動。
ファイティングポーズのN氏。
カザフスタン人もウズベキスタン人も格闘技がお好きなようだ。
日本人だとわかると、「カラテ、ジュウドウ、スモウ・・・」などと言ってくる。
実際に格闘技が盛んなようで、特にボクシングでは強豪国である。 -
そこから見るボクティは、より台形に近い山容をしている。
ひっくり返ったボートといわれることもあるという。 -
違う方向の台地状の山々。
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次に訪れたのは、先ほど素通りしたキジルカップ(Kyzylkup)。
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地元ではティラミスと呼ばれているという。
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白と茶色の地層が重なる美しい丘である。
バックの空の青と雲の白のコントラストがまたフォトジェニックを演出している。 -
キジルカップの谷筋をさかのぼって行く。
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イチオシ
白はチョークと呼ばれる石灰岩で、茶色は鉄分が含まれているという。
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途中で谷筋は二手に分かれ、その間に背骨のような尾根が続いている。
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左(南側)の丘を登って行く。
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イチオシ
登る途中で振り返ると、これまた絶景!
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例えばアメリカの国立公園なら自然保護のために、観光客が入れるエリアを制限したり、ザ・ウェーブのように人数制限のために抽選となったりするのだろうが、ここは特に制限はなく自由に歩けるようだ。
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キジルカップの上部まで来ると予想外の光景だった。
水溜まりが干上がったような地面の細かいひび割れが、どう考えても水が溜まるはずのないこの場所にどうしてできるのか?
このツアー最大のミステリー。 -
この高度感がたまらない。
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フォトジェニックが止まらない。
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フォトグラファーN氏はお仕事中。
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キジルカップから見たボクティ。
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3億9000万年ほど前のデヴォン紀に出現し、約2億年前から約1億8000万年前の新生代第三紀まで存在したテチス海は、植物プランクトンが大いに繁殖し多くの死骸が海底に降り積もり、さらにその上に土砂が堆積したという。
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キジルカップをはじめウスチェルト台地を形成している石灰岩は、炭酸カルシウムを50%以上含む堆積岩である。
サンゴ、海棲動物の骨、貝殻などが堆積し、その後長い時間の圧縮によって形成されたものだという。 -
キジルカップの南外側の斜面は比較的なだらかで、徒歩で下りれそうである。
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谷側にはいくつもの支流が見られる。
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谷はまだ先に続いているが、きりがないので下りれそうなところで谷に下りることにした。
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イチオシ
厳しい環境の石灰岩の斜面に生息するど根性植物。
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谷斜面の途中から。
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谷底は部分的にオーバーハングするほど両側が迫っている。
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心理テストできそうな岩があった。
私にはセントバーナードとチンパンジーに見えた。
私は精神的に大丈夫? -
谷底も緩やかになってきた。
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N氏のように低い目線で撮ると、違った雰囲気に撮れるかな?
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このへんの地層は白亜紀?
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ラシュモア山のように偉人の顔を彫りたくなりそうな岩。
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蛇行する谷筋。
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斜面に刻まれた水みちが無数のしわになっている。
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北側のもう一つの谷を登って行く。
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イチオシ
順光に近いせいか、ここから見る斜面の方が地層がきれいに見える。
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キジルカップの画像はネットで見ていたが、多少加工されている気がして、実際にはもっとくすんでいるかと思っていた。
現実にこれほど鮮やかな層を見れるとは、うれしい誤算だった。 -
ここまで登って来ると、あの痩せた尾根の上に行けそうだ。
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馬の背のような狭い尾根の上に来てみた。
突発性難聴の後遺症で平衡感覚が正常ではないので、これより先に行くのはやめにした。 -
谷筋に下りると、ガイドのN氏が雲に隠れた太陽がきれいだと教えてくれた。
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キジルカップには1時間以上の滞在だったが、あっという間に時は過ぎた。
再び舗装道に戻りさらに東へ走る。 -
舗装道が台地の上を走るようになってしばらくすると未舗装道に入った。
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未舗装道に入って40分以上走行すると、台地から切り離されたビュートが見えてきた。
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イチオシ
そのビュートの麓で停車。
ビュートというより尖った巨大岩である。
形といい、青空と白っぽい岩肌のコントラストといい、素晴らしい。 -
少し移動すると、背後に隠れていたもう一つの岩が姿を現した。
まさに1000テンゲ札でボクティの下に描かれている岩山である。 -
20:00頃、本日のキャンプ地に到着。
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スタッフたちが夕食の準備をしている間、周辺を散策。
ちょうど岩の鞍部に沈む夕日が見れた。 -
南東の方に見える、白い屏風のような岩山が気になる。
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ウスチェルト台地の上に浮かぶ雲。
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乾燥した大地にも意外に緑が多い。
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斜面に近づくと緑が減り、白い凹凸の地形となった。
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これもまた不思議な地形だ。
遠くにはあの屏風岩。 -
雪と見間違えそうなほど白い石灰石。
モーグルのこぶ斜面を遥かに超える凹凸の地形。
この地形はどうやって形成されたのだろう。
またもや湧いてくるミステリー。 -
最高のロケーションのキャンプ地。
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夕食は、内陸国のカザフスタンでまさかの魚料理?
カスピ海の魚? -
謎の魚を開いて揚げる。
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昼間別行動だった5日間ツアーも合流。
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イチオシ
ブルーモーメント頃、夕食が準備できたようだ。
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今晩のメインディッシュ。
美味いのか・・・普通かな?
日本人は魚料理にはうるさいのだ。 -
あまり魚を食べそうにない欧米人にも、その魚料理は不評ではなかったようだ。
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その頃、空は満天の星空になっていた。
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昨日はあまり星が見えなかったが、キャンプ2泊でなんとか素晴らしい星空が見れた。
とはいえ、今日のクライマックスはなんといってもキジルカップだった。
明日はツアー最終日。
今日を超えることはできるか・・・
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