南国市、香南市、香美市をぶらり(3)☆高野山満願ドライブ2024年⑥-3

2024/05/30 - 2024/05/30

高野山満願ドライブの6日目は、高知市内の木曜市に寄ってから、高知市の西に隣接する南国市、香南市、香美市を回りました。
夕食は、ひろめ市場に行ってかつおのたたきを食べました。

【6日目その1】木曜市→西島園芸団地
　⇒ https://4travel.jp/travelogue/11908185

【6日目その2】野市あじさい街道→龍河洞→井上ワイナリー→シャトー三宝
　⇒ https://4travel.jp/travelogue/11908214

本編は【6日目その3】四国自動車博物館→とさを商店の中日そば→絵金蔵→赤岡の古い町並み
【表紙写真】とさを商店の中日そば

【6日目その4】海洋堂Space Factoryなんこく→ひろめ市場
　⇒ https://4travel.jp/travelogue/11908336

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四国八十八か所お遍路をいつかしたいと思っていました。
退職後で時間的に自由なので、気ままに自分のペースで、マイカーでドライブしながら回りました。

第1弾は1番札所から43番札所まで、2023年3月26日（日）～4月12日（水）の17泊18日で回りました。

第2弾は44番札所から88番札所まで、2023年10月22日（日）～11月7日（火）の16泊17日で回り、結願しました。

第3弾の高野山満願ドライブは、札所巡りの際に計画をしておいたけど行けなかったところを中心に、2024年5月25日（土）～6月2日（日）の8泊9日で回りつつ、最終日に高野山に満願の報告とお礼参りをしました。
最初の8日間はお遍路とはほとんど関係のない観光となっています。

エリア 南国・土佐山田・香南(高知)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

【6日目】5月30日（木）その3　晴れ
龍河洞スカイラインを下ってきました。

14:30　四国自動車博物館（香南市野市町）
赤岡町へ向かっていると、四国唯一の自動車博物館を発見。

四国自動車博物館 美術館・博物館

1960年代から1980年代のレースカーやクラシックカーで、国内外の歴史を持つ2輪車30台、4輪車30台を常設展示。

全日本F3000選手権90年・91年に片山右京がCABIN RACING TEAM with HEROSでハンドルを握ったマシン。

シリーズ参加台数がもっとも多い91年に片山右京がチャンピオン獲得。
翌92年から、日本人F1ドライバー3人目になって活躍。

一見、フェラーリF1らしく見えるけど、先端のエンブレムは「Ferrari」ではなく「Burrari」になっています。遊び心満載のようです。

14:50　豊楽（香南市赤岡町）
中日そば、ニラ塩焼きそば、香南餃子が目当てで来ました。

豊楽 グルメ・レストラン

準備中の札がかかっています。
「営業時間 11:00～14:30」
20分前に閉まったということ？　残念！

15:00-15:35　とさを商店（香南市赤岡町）
ローカルフードの中日そばやちりめんおこげの有名店です。

とさを商店 グルメ・レストラン

一見すると何屋さんだかわかりにくい店内です。

有名人の色紙がたくさん貼られています。

「土佐赤岡絵金祭り」のポスターが貼られています。

「絵金祭り」は毎年7月第3土曜日・日曜日に開催。

「ちりめん中日そば」
鶏ガラ出汁の中華スープの代わりに、うどんやそばの和風出汁に、中華麺を入れたのが「中(華)+日(本)+そば」の語源らしい。
とさをでは、ちりめんを釜揚げする時のゆで汁やかつおの効いた和風出汁の少し甘めでさっぱりしたスープに中華麺が入って、ちりめんじゃこ、ねぎ、とろろこんぶ、すまき（ナルトのようなもの）、すりみ天などのトッピングが乗っています。

「香南餃子」
香南市特産のニラがたっぷり入った餃子で、手羽先から抽出されたコラーゲンを具に使われているそうです。
皮はカリッとして、中の具がぎっしりと詰まって旨味たっぷりの餃子です。

「ちゅうにち香南餃子セット」1,100円が、龍馬パスポート提示で50円引きの1,050円にしてくれました。
絵金蔵前売券があるそうで、520円のところ500円に。さらにご主人のご厚意で450円に値引きしてくれました。
合計1,500円のお支払い。
とても明るくて、太っ腹なご主人でした。

弁天座（香南市赤岡町）
明治時代の芝居小屋「弁天座」が焼失と再建を繰り返して、貸し舞台、貸しホールとして復活した平成の弁天座。

15:40-17:00　絵金蔵(えきんぐら)（香南市赤岡町）
弁天座と向かい合っています。

絵金蔵 美術館・博物館

前売り入館券を提示すると龍馬パスポートに押印をしてくれて、「絵金オリジナルポストカード」を2枚いただけました。

絵金オリジナルポストカード
左：『花衣いろは縁起 鷲の段』
右：『蝶花形名歌島台 小坂部館』

高知城下で生まれた江戸末期の絵師 金蔵、通称「絵金(えきん)」（1812-1876年）は、土佐藩家老の御用絵師にもなった。
贋作事件に巻き込まれて城下追放の身になってから赤岡の町に住んで、多くの芝居絵屏風などの作品を残しました。

【展示室一】闇と絵金
芝居絵屏風は、暗闇の中で提灯のろうそくの灯りに照らされて見ると一層圧倒されるという「絵金祭り」の夜のように、スタッフに提灯を手渡されて、薄暗い展実の中を見て歩きます。

どれも六尺四方、二曲一隻の形態をとっています。ただし、これらは全てレプリカです。

播州皿屋敷　鉄山下屋敷（ばんしゅうさらやしき　てつざんしもやしき）

伽羅先代萩　御殿（めいぼくせんだいはぎ　ごてん)

源平布引滝　松浪検校琵琶（げんぺいぬのびきのたき　まつなみけんぎょうびわ）

伊達競阿国戯場　累（だてくらべおくにかぶき　かさね）

木下陰狭間合戦　石川五右衛門（きのしたかげはざまがっせん　いしかわごえもん）

東山桜荘子　佐倉宗吾子別れ（ひがしやまさくらぞうし　さくらそうごこわかれ）

東山桜荘子　佐倉宗吾子別れ

【展示室二】蔵の穴
町に残っている23点の芝居絵屏風をこの絵金蔵で収蔵されていますが、絵金の芝居絵屏風の文化と保護のために、この展示室「蔵の穴」から覗き見できる2点の芝居絵屏風のみ本物で、他は全てレプリカです。
本物を全て見ることができるのは年に一度の「絵金祭り」の夜だけだそうです。

【展示室三】絵金百話

歌舞伎と芝居絵

御用絵師を解かれた絵金は、おばを頼りに赤岡に来て定住したのが赤岡との結びつきになりました。

赤岡の酒蔵をアトリエにして、芝居絵屏風、絵馬、幟（のぼり）、絵巻、掛け軸などを書いたそうです。

絵馬「神馬図」

贋作事件によって、人生が180度変わってしまったんですね。

毎年7月第3土曜日・日曜日に開催される「絵金祭り」で、本物の芝居絵屏風を見たいものです。

赤岡の町をぶらっとしてみます。

手前が元金澤米穀店
天窓の付いた白い漆喰が、旧商家を偲ばせます。

右隣りは元寺尾木材店
天窓に特長がある赤岡の代表的商家建築。

伊能忠敬経度観測記念碑　北緯33度33分
1808年（文化５年）4月27日赤岡浦の実測で、北緯33度33分と測量したそうです。

赤れんが商家（初代村長・小松与右衛門邸）
小松与右衛門（1844-1911年）は、1890年（明治23年）に初代村長となって、私財を投じて香宗川の治水工事で新田を開発したり、赤岡小学校を建設するなどした。

カトリック赤岡教会
浦上キリシタン殉教を記念して1932年（昭和7年）に聖ヨゼフ教会として完成。
現在の建物は、昭和末期に改築されたもの。

2階のしっくい壁が独特です。

四国銀行 赤岡支店（元赤岡銀行跡）
最初は「赤岡共立蓄積会」を明治20年に発足。その後、「赤岡貸金株式会社」を経て、明治33年に株式会社赤岡銀行を設立。

脇宿(脇本陣)長木屋
1808年（文化5年）、幕府天文方伊能忠敬一行が赤岡浦を測量して、北緯33度33分と定めた時に、本陣は長木屋又左衛門邸で、脇宿は長木屋惣次右衛門邸だったそうです。

脇宿(脇本陣)長木屋の隣りがおっこう屋
昔はここも長木屋や蝋燭問屋だったそうです。

おっこう(奥光)屋
「奥にあるものに光をあてる」が店名の由来。
骨董店のような、雑多な雰囲気で、リサイクル雑貨やハンドメイド品もある雑貨店。

西川屋老舗 赤岡旧本店（西川屋おりじん）
1601年（慶長6年）に山内一豊公が入国されてからの御用商人で、土佐藩の菓子司。銘菓「梅不し」「ケンピ」がある。
昭和天皇にも献上。

西川屋老舗 赤岡本店 グルメ・レストラン

かつて廻船問屋だった旧山城屋の漆喰壁には、室戸地方特有の水切り瓦があります。

高木酒造
明治時代に酒造業を始めて、昭和3年に寺尾酒造閉鎖に伴って商標『豊能梅』を買い取り。

豊能梅 高木酒造株式会社 お土産屋・直売所・特産品

銘酒『豊能梅』は、赤岡町で毎年開催される「どろめ祭り」の「大杯飲み干し大会」で使われているそうです。

17:00　海洋堂Space Factoryなんこくに向かいます。
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この続きは【6日目】5月30日（木）その4「南国市、香南市、香美市を回ってひろめ市場へ(4)」
　⇒ https://4travel.jp/travelogue/11908336