湖北の八重桜

2024/04/18 - 2024/04/18

湖北木之本町の、伊香具神社の八重桜が満開という記事をネットで見た
天気予報は数日悪そうだ。

せっかくの桜が雨に打たれたら散ってしまう、
降らなかったら一人で行こう。
翌朝薄日のさす空を見て、「これなら大丈夫」と出かけた。

北上するにつれて雲が厚くなるけれど、いまさら引き返せない。
仲間内では究極の晴れ女という風評を信じて
北陸線　木之元駅に向かった

エリア 滋賀

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル

９時半のｊRでお出かけ

旅のお供は季節限定のポテトチップ

近江塩津で、乗り換え
このまま乗り続けると列車は敦賀に行ってしまう

塩津から彦根方面に戻る北陸線に乗り換え
にわか乗り鉄のおばさんは、先頭車両の窓独占

カーブの先のトンネルをくぐると古戦場　賤ケ岳のふもと余呉駅

次は木之元駅に到着。
数年ぶりに来た木之元駅は、明るくきれいに改装されていた

乗降客は殆どいないのにエレベーターもあります

駅前広場も駐車場たっぷり。広いです

駅前から賤ケ岳に向かってまっすぐ歩くと
湖北の中核となる病院があり、バスを待ちのお年寄りに神社のことを尋ねると
「もうすぐ、バスがくるよ。歩くと大変だよ」と心配してくれますが
私はやっぱり歩き人

賤ケ岳を見ながら
あのあたりと見当をつけて歩いていると、しぐれがパラパラ

橋を渡って、

立派な鳥居と鎮守の森を持つお宮を右に見て

でも、寄り道して、お参りし

芝桜の美しい民家の隣が伊香具神社

入口の枝垂桜は終っていました

立派な鳥居です。
神社の縁起は大変古く大化の改新がどうとか……

ともあれ、時雨空の下でも満開の桜は美しい

八重桜の並木ですが、別名・牡丹桜という呼び方が私は好きです
いかにも、ぼってり重くて着飾りすぎたお姫様みたい

よく見ると数種類あるらしいのですが、素人目にはみな同じ

これは淡い色合い

花盛りなのに平日だからか人が少なくて良いです

この、薄ピンクが一番のお気に入り

多分、豪華絢爛な赤い桜並木に疲れたのかも

田んぼの中の、２００ｍ程の参道を進みます

参道の終わりは村道？　並木もお終い。いよいよ境内です

鳥居をくぐり境内に入ります
正面に真新しい拝殿が見えます

新しい神馬が奉納されていました

数年前に拝殿を新築したようで、その時のいきさつを書いた碑文です

こちらはその奥の本殿、古色を帯びて風格がありました

ぬり壁のような建物は施錠されています。神社関係のものが納められた倉庫かも

倉庫の裏は花盛り
ここまで入ってくる物好きは誰もいません

オドリコソウ

珍しい白花オドリコソウ

ウマノアシガタ

シャガの大群落

境内を出て隣に行くと、一日４組限定の宿、想古亭
摘み草料理なども出るそうですが、高くて私には手が届きません

この竹藪の奥にあるらしいです

手前の資料館。ご夫婦が何やらお話し中

無人でカギは空いていましたが、入るのは遠慮しました

水を入れて代掻きが始まった田の道を大音の村落へ

古戦場・賤ケ岳の碑が立っています

民家も立派です

浄明寺本堂

由緒あるお寺です

大音は水上勉の「湖の琴」の舞台になった土地で、
琴糸や三味線の糸を作っていた村ですが、今はそんな活気は感じられません

村内は邸宅と言ってもいい立派なお家が目立ちます

田んぼの端の変な道に入ってみました

前方にトンネルが
左に行くと、近江塩津から高速道インタにー向かう車がひっきりなしに通ります

中は気味が悪い

でも、入ると意外に明るくきれいでした。
トンネルを抜けた上に小学校があり、
ここは子供たちを事故から守る道でした

賤ケ岳ロープウェイ乗り場に着きました。
運行していたら乗ろうかなと思いましたが、今年の営業開始はまだで
畑中の道を駅に戻りました。
普段、車で通りすぎてしまう山村も、散歩気分で歩いてみたら
楽しかったけれど、少々頑張りすぎました