大津三井寺付近

2017/08/14 - 2017/08/14

三井寺近くの徳円寺で、尾形光琳や狩野派など江戸から明治にかけて集められた書画を
お盆の時期に毎年数十点交代で虫干しをする。
畳に座ってまじかに鑑賞できる、ゆったり感が心地いい。

暑い中を出かけたら、今年はお寺の改修中で、展示はまた来年だって。

仕方ない。広大な三井寺寺領の裾をのんびり巡ってきた。

エリア 大津(滋賀)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄

出発は京阪電車三井寺駅です。

明治の始め、難工事の果てに完成した琵琶湖疎水です

旅行写真などでおなじみの、南禅寺のレンガを積んだ橋の上を流れ、発電所や疎水の水運などに利用されています。

ここがその出発点

お目当ての徳園児は工事の真っ最中でしたので、しばらく先を
右折すると遠くに長良神社の鳥居が見えます

神社前の細道は小関越えに通じて山科に出ます。

現在は、国道１号線になっている、逢坂の関を大関というのに対して
ひっそりとした裏街道を小関越えと言って
趣あるウォーキングコースになっています

鳥居をくぐると拝殿

竜の口から水が落ちる手水舎で作法通り手を清め
（ちゃんとやり方が張ってあります）

檜皮葺の本殿へ

ここは６６７年、天智天皇が大津京の鎮護の為に創建されたといわれる
由緒ある神社です

小関越えに行き時に何度も前は通っているのですが
お参りは初めて。

中に入ると美女祈願だって！

これはぜひともお参りをしなければ。

お賽銭を上げて回廊に進みます。

この回廊を年の数だけ回ると願いがかなうとか。

高齢者の方は１０年を１周りと数えて下さい
と、親切に書き添えてありました。

こういうゆる～いところが日本の良さかしら

長良山をバックに本殿と拝殿

長良神社の隣は三井寺の寺領です

三井寺山門方向に歩くとすぐに南別所の両願寺があります
観光客も立ち寄らない静かな佇まいです

ここは三井寺と比叡山の分裂、勢力争いに絡んだ
堅田源兵衛の首塚が祀られているそうですが
堅田にも首塚があるんですよね。

昔の話ですからそう真偽はもうわかりません

藪の中にヤブミョウガの花が

ミョウガのシーズンです

三井寺駅のそばを流れていた疎水にここで出会います

桜の老木が数多くあり桜の名所です

水門が開いています。

水路に舟を浮かべ、京都まで下る観光コースを整備しようという話が
持ち上がり、
コース点検のため県知事らが乗船して試験運行したことがあるけれど
それからどうなったのかしら。

舟が通る様になったら絶対乗りたい

水路を過ぎると三尾神社

ここも大変由緒ある神社です。

手水舎もウサギ

石塔の土台もウサギ

境内にも親子のウサギ

奉納ももちろんウサギ

土鈴も、もちろんウサギ

本殿は柵に囲まれて近寄れません

檜皮葺の屋根に、金色に輝くのは菊の御紋です

やっと三井寺に着きました。
大寺院ですからどこが正門かよくわかりません
お墓参りの人が何組も通りました

こちらも山門

円城寺の石碑もたっています

歴史を感じる山門です

山門の奥は鬱蒼とした森

額縁の中みたいです

三井寺を通り過ぎ
歴史博物館の発掘されたオンドル

発見時の写真です

天智天皇の時代、朝鮮半島の白村江の戦いに敗れた天智天皇と
大勢の百済人が日本に逃げてきて大津に都を移しました

大津と百済とはその当時から深い結びつきができ
大津には朝鮮文化の遺跡が多いのです

歴史博物館のテラスから

高校のグランドの向こうに青く琵琶湖が見えます

琵琶湖花火大会はここに来たらよく見えるかしら？

と、早くも来年の段取りです