2024/04/10 - 2024/04/10
102位(同エリア583件中)
j-ryuさん
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★今年も福島の桃源郷こと、花見山に行ってきました。
日本を代表する写真家 故 秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と
毎年訪れていた花の名所で、
約70種類もの花々が、まさに百花繚乱のごとく一斉に咲き競う様は圧巻。
花木生産農家の方が、長い年月をかけて雑木林を開墾し、
生活のために花を植えたのが始まりで、
その美しさが人を呼び、「自然の花の美しさを一人で見るのはもったいない。
この喜びを万人のものとしたい」との願いから、
昭和34 年に花木畑を一般開放し、
今では国内外から大勢の観光客に親しまれています。
毎年のように訪れている花見山ですが
毎年進化し続けているんです。
花見山公園は完成形なのであまり変化はありませんが
『生け花の里』はまだまだ発展途上中で
新花見山といった趣きです。
行くたびに新しい発見があり、これからどんな桃源郷になっていくのか
楽しみにしています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
PR
-
★福島市街地&花見山ルートMap
※Google Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@37.7530588,140.4810306,5557m/data=!3m1!1e3
花見山は福島市街地の東に位置しJR福島駅からは車で10分ほどです。
花見山のピークシーズンには花見山周辺にはマイカーは乗り入れできません。
駅前発の花見山臨時バス(一人往復500円)か
親水公園の臨時駐車場を利用してください。
環境整備金(駐車場+シャトルバス)一人500円。
普段、私が写真撮影に赴く場合は殆どマイカーですが
花見山周辺はマイカー規制で入ることができません。
マイカーの場合は親水公園の臨時駐車場を利用し
シャトルバスで花見山駐車場に行くことになります。
ただ、朝は須賀川市、郡山市、本宮市、二本松市、福島市の
市街地を通って親水公園に行かねばならず、
平日は通勤渋滞に巻き込まれること間違いなし。
高速道という手段もありますが、どっちみちシャトルバスの運行は
朝9時からなので花見山に到着できるのは朝9:15頃。
それより早く花見山に行きたい人は福島駅からタクシーを利用します。
で、私は渋滞が大の苦手なので東北線在来線に乗車し
福島駅まで行き、そこから花見山行き臨時バスを利用しています。
臨時バスも9:00が始発ですが
乗客が多い時は臨時バスよい少し早い臨時バスを出すこともあります。
でもこれは状況しだいなので9:00始発と見た方がいいと思います。
臨時バスは約15分間隔で運行しているので長い時間待つことは無いと思います。
帰りは混雑するので時間に余裕を持ってバスを待たたないと
新幹線の時間に遅れる可能性もあるので注意が必要です。 -
★花見山周辺Map
(※Google Earthに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.7515999,140.4760528,4997m/data=!3m1!1e3?hl=ja
今回歩いたルートを黄色いラインでマーキングしてみました。
多くの観光客は花見山駐車場から花見山公園を周回するコースを歩きますが、
時間に余裕にある方や体力に時間のある方はさらに、
花の谷コースや生け花の里コース(康善寺,桃源郷展望台、希望の鐘展望台)
なども周ればよりデープな花見山を楽しめると思います。 -
★花見山周辺Map
https://www.hanamiyama.jp/course/
タクシー利用客以外は全て花見山臨時駐車場からスタートします。
タクシーの場合は東町集会所のタクシー乗降所まで行けますが
健常者なら花見山臨時駐車場からスタートしても
周囲は既に花見山エリアなので美しい桃源郷を体感しながら歩けます。 -
★福島駅前広場 花時計
春のお花見シーズンには福島駅前には花見山を象徴する花木や
花時計が設置されます。
今年も福島市のマスコットキャラクターの『モモリン』がお出迎えしていました。
花見シーズンには東口バス停から花見山への臨時バスが出ます。
往復500円 所用時間約15分。
福島駅発9:00~ 15分~30分間隔で15:00まで
花見山発10:00~ 15分~30分間隔で16:30まで
公共バスやタクシーor徒歩の場合、花見山への入園料は無料です。
観光バス、マイカーは環境整備協力金(駐車料金)が必要です。
駅前から花見山までのタクシーは花見山定額料金があるので
乗車時に『花見山定額で』と伝えてください。
片道1台(1550円)で花見山公園の麓もで行ってくれます。
もちろんタクシーの場合は入園料は無料です。
詳細は下記をご確認ください。
※福島市観光ノートより
https://www.f-kankou.jp/spot/nature/1660 -
★花見山観光案内所&トイレ
花見山公園へはシャトルバスが花見山臨時駐車場に到着し、
花見山観光案内所の右手にある、くるみ川(鈴ヶ入川)沿いの
遊歩道を案内板に従って川の上流方向に進みます。
この写真は物産広場から観光案内所&トイレ&臨時駐車場方面を
望んだ構図です。
公衆トイレは花見山公園入口にもありますが
主なトイレはそれら2ヶ所なので
なるべくここで済ませておいた方が良いと思います。 -
★花見山ぶっさん広場
ぶっさん広場では福島市のお土産や軽食店舗があり
広場前の椅子&テーブルは自由に使えます。 -
★花見山ぶっさん広場&花見山公園方面の眺め
花見山ぶっさん広場から望んだ花見山公園方面です。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ぶっさん広場前の菜の花畑
ぶっさん広場前に広がる菜の花畑です。
畑沿いにベンチシートが並んでいるので
満開の菜の花や遠くに花見山を眺めながら
小休止するのもいいかも。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ぶっさん広場前の菜の花畑
この広場は臨時駐車場から花見山へ到る
川沿いのウォーキングトレイル(遊歩道)ルートからは
少し外れているので帰りの小休止に利用する人が多いです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ぶっさん広場前の菜の花畑
川沿いのウォーキングトレイル(遊歩道)から見た
ぶっさん広場前の菜の花畑です。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ぶっさん広場前の菜の花畑
菜の花畑向こうの花咲く山は三連峰の丘&希望の鐘展望台です。
三連峰の丘&希望の鐘展望台や福幸の鐘展望台などは
ひっくるめて『生け花の里』と呼ばれています。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ぶっさん広場前の菜の花畑
菜の花右手の赤い花はハナボケ(花木瓜)です。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ぶっさん広場前の菜の花畑
臨時駐車場は歩き始めて直ぐに福島の桃源郷に迷い込みます。
所々に民家がありますが、
元々この周辺は観光地ではなく花木栽培農家が点在する
農村地帯なので観光地化した今でも仕事や生活の場です。
つまり我々観光客はその生活の場にお邪魔しているわけですから
地元の人になるべく迷惑がかからないよう
マナーはしっかり守らなくてはなりせん。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハナボケ畑
一面の赤いハナボケ畑です。
桜や花桃、菜の花などは日本各地の名所で見られますが
ハナボケ畑を見る機会はまず無いのではないでしょうか。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハナボケ畑
これらの花木は観光用に植栽されているのではなく
活け花用に出荷する花木です。
感動間違いない桃源郷ですが
あくまでここは花木栽培の畑や山であるので
指定場所以外での飲食や宴会は堅く禁止されています。
水分補給のドリンクは当然大丈夫です(^^ゞ。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~康善寺跡&福幸の鐘展望台方面View
花見山公園や花の谷を巡ったあとに
この山を散策します。
花見山ビギナーは少なめですがリピーターが多く訪れる場所です。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~康善寺跡&福幸の鐘展望台方面View
花見山に団体ツアーで来る人は
ほとんどの人は事前予約なので
花の見頃に当たるかどうかは運しだいかもしれませんね。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~生け花の里方面View
昨年は例年よりかなり早い見頃でした。
今年はほぼ例年通りですが近年は見頃が早くなる傾向だったので
やや遅い見頃の印象がしました。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~生け花の里方面View
花見山の花々はソメイヨシノだけではありません。
では何をもって見頃と言うのでしょうか?
おそらく多くの方はソメイヨシノの満開が見頃とする
人が多いのではないでしょうか? -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~生け花の里方面View
花見山の桜はソメイヨシノが一番多いわけではなく
トウカイザクラやヒガンザクラが多いと思います。
それは花見山が花見目的に桜(ソメイヨシノ)が植えられたわけでは無く、
活け花用に向くトウカイザクラ(ケイオウザクラ)が多く植えられています。
そのトウカイザクラの見頃はソメイヨシノより1週間ほど早く
ソメイヨシノが満開の頃には花はほぼ終わっています。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~生け花の里方面View
つまりトウカイザクラの見頃に来るか、
ソメイヨシノの見頃に合わせるかで若干印象が変わってきます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~生け花の里方面View
言い換えれば、花見山はトウカイザクラが多いので
一般的なソメイヨシノの見頃より1週間早く見頃になり
引き続きソメイヨシノが見頃を迎えるので
桜の花見としては長い期間楽しめるのが特徴です。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~生け花の里方面View
向こうの山は三連峰の丘や希望鐘展望台などで
以前はこれらの地区の総称はありませんでしたが
近年は『生け花の里』と呼んでいます。
少しややこしいのは
『花見山公園』『ハクモクレンの丘』『花の谷』
『桃源郷展望台』『福幸の鐘展望台』『三連峰の丘』
『希望の鐘展望台』など個々のビューポイントを
総合的な総称としても『花見山』と呼ぶので
『花見山公園』と『花見山』を混同しがちです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~生け花の里方面View
『花見山公園』も花見山の一部なので間違いではありませんが
『花見山公園』は花木農家の阿部さんの所有の山で
この地域で一番最初に一般公開した花木山の名称です。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~生け花の里方面View
先の記事でソメイヨシノとトウカイザクラの見頃は
1週間ほど違うと説明しましたが
昨年とほぼ同じポイントの写真(下)の写真と
見比べてもらうと分かりやすいと思います。
※2024/4/10 撮影
今年は丘の中腹から下の花色がやや地味に見えています。
それはトウカイザクラがほぼ散ってしまい地味に見えています。
丘の天辺はソメイヨシノでこの日が満開です。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~生け花の里方面View
※2023/03/30撮影
昨年は手前のトウカイザクラが見頃で
丘の天辺のソメイヨシノは6分咲きでした。
微妙ながら丘全体の花色としては昨年の方がキレイかも。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~生け花の里方面View
なので花見山全体的にはソメイヨシノが5分咲きの頃が
トウカイザクラもまだ咲いているので一番いいような気がします。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
ハクモクレンの丘北端の桜が見えてきました。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
桜のトンネルのようなウォーキングトレイルを進みます。
まだ朝9時半頃なので観光客もそう多くなく
のんびり風景を堪能できますが
昼頃になると渋滞してくるポイントの一つです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
山ノ神神社へ続く尾根筋に咲くソメイヨシノですが
参道も神社も手入れされずに荒れ放題のようです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
花見山でトップクラスの人気を誇るハクモクレンの丘と
菜の花畑のコラボレーションです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
花木山の中程にハクモクレンの大木があるので
通称ハクモクレンの丘ですが、
ハクモレンが咲いていない頃だとピンとこない通称かも(^-^;。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
花木山の稜線が西側に当たるので
午前中は順光になり
晴れていれば青空に映える花木と菜の花のコラボレーションが
素晴らしいです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
花見山公園は実際はこのハクモクレンの反対側(東側)の花木山ですが
一般的には花見山公園もハクモクレンの丘もひっくるめて
花見山と呼ばれています。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
この菜の花畑は観賞用に栽培されたもので
菜の花畑の中に細めの分岐遊歩道が設けられています。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
今回はこの菜の花畑の中の遊歩道に入って記念撮影する人は
あまりいませんでしたが、
中に入って撮影すると遊歩道側から見ると目障りなので
暗黙のヒンシュクを受けます(--〆)。
当然中の分岐歩道は歩いていいわけなので問題ありませんが
周囲の空気を読めない人と思われますから御注意を。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
このハクモクレンの丘はウォーキングトレイル(遊歩道)から
眺めるだけで花木山で山中に立ち入ることはできません。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
花木山にも遊歩道があればさぞ素晴らしいと思いますが
眺めるだけでも十分素敵です。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
ハクモクレンの丘のシンボルツリーは当然
このハクモクレンですが、
遊歩道側から1本の大木に見えますが
実際は数本がかたまって植わっているようです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
丘の稜線の桜の大木はソメイヨシノで今がちょうど満開です。
中腹がやや色彩的に地味に見えていますが
これは白梅の花が終わってしまった後なので仕方ないですが、
逆に早い時期はこの白梅が山の彩りになります。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
上記の菜の花畑を過ぎると遊歩道沿いに黄色いレンギョウが
出迎えてくれます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
菜の花畑の黄色はまた違った黄色とピンク色のコラボレーションも
美しいです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
レンギョウ並木を過ぎると鮮やかなピンクのハナモモが現れます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
ハナモモもハクモクレンの丘の間に緑のネギ畑があるのが
なんとも微笑ましいです。
以前は菜の花が植えられたこともありましたが
近年はなぜかネギ畑になっています。
ま、花木農家とは言え花木だけでは食生活が成り立たないので
家庭菜園程度の野菜畑は必要不可欠ですね。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
緑のネギ畑の隣りは赤いハナボケ。
ネギ畑はご愛敬ですが、赤いハナボケより向こうは
樹木の高さを緻密に計算されて
万べなく太陽が当たるように花木が植栽されています。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
鮮やか過ぎる感じの赤いハナボケですが
みんながみんなパステルカラーでは色彩的に
ワンパターンになるので時にには
派手過ぎるくらいの赤もまた山の賑わいです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
◎ハナボケ(花木瓜/バラ科属)
ハナボケは中国原産のボケを品種改良して作られた園芸種です。
クサボケとボケの大きな違いは、樹高の差です。
大きくても1m程度しか成長しない日本原産のクサボケに対し、
ハナボケは2mもの高さまで成長します。
花の色は同じ赤でも紅色に近い赤色をしていますが、
緋色や白色、復職など様々な品種も存在します。
葉は長楕円形~楕円形でクサボケと同じく鋸歯があり、
10mm~23mm程度のハート形をした托葉が付いていることも特徴です。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
クサボケもボケも
果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが
「ぼけ」に転訛(てんか)した説や木瓜(ぼっくわ)」から
「ぼけ」に転訛した説があります。
『本草和名』(918年)には、果実の漢名を木瓜(もくか)、
和名を毛介(もけ)として掲載されています。
ここでいう瓜とは瓜と言ってもメロンや楕円型のウリではなく
ハヤトウリのような原種に近い素朴なウリの事です。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
ハナボケは中国原産のボケを品種改良して作られた園芸種です。
クサボケとボケの大きな違いは、樹高の差です。
大きくても1m程度しか成長しないクサボケに対し、
ボケは2mもの高さまで成長します。
花の色は同じ赤でも紅色に近い赤色をしていますが、
緋色や白色、復職など様々な品種も存在します。
葉は長楕円形~楕円形でクサボケと同じく鋸歯があり、
10mm~23mm程度のハート形をした托葉が付いていることも特徴です。 -
★日本原産のクサボケ(草木瓜) (※2023/3/28 撮影)
上記の派手な赤いハナボケは中国原産ですが
こちらは当町の用水路沿いに咲く日本原産のクサボケです。
◎クサボケ(草木瓜/バラ科ボケ属)
クサボケは、バラ科ボケ属の落葉低木で
同じくボケ属で中国原産の「ボケ」よりも樹高が低く、
草のように生えることから草木瓜と呼ばれるようになりました。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
手前の薄黄色の花はヒュウガミズキ(日向水木)
◎ヒュウガミズキ(日向水木/マンサク科トサミズキ属)
ヒュウガミズキは石川県から兵庫県の日本海側の限られた地域の
岩場に自生している、樹高1.2~2mの落葉低木です。
花は、葉が出るよりも早く3月下旬に2~3個の丸みのある黄白色の小花が
花序になって、数多く下垂します。
枝は細くたくさん分岐し、半球状の整った樹形になります。
刈り込んで樹形を整えることが簡単にできるので、
樹形づくりを楽しむことができます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
このソメイヨシノ辺りまではハクモクレンの丘で
ここから山続きで南東方面にも花木畑は
続いていますが公開されていないので
観光客はこの辺りで折り返し花見山公園に向かいます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~通行止めポイント
鈴ヶ入川沿いの通行止めポイントから見たハクモクレンの丘方面。
現在、ここから写真とは反対方面には行けません。 -
★通行止めの鈴ヶ入川源流方面 (※2021/04/01 撮影)
花見山公園から見ろした鈴ヶ入川源流方面。
2018年頃までは規制がなく最奥まで行けましたが
現在は上記写真の辺りで通行止め規制になっているので
行くことができません。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
鈴ヶ入川沿いの通行止めポイントで折り返し
こんどは鈴ヶ入川右岸沿いの遊歩道を花見山公園方面に進みます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
先ほどは鈴ヶ入川左岸沿いの遊歩道から眺めたハクモクレンの丘を
こんどは右岸から眺めた構図です。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
左岸からも右岸からも眺めに大差はありません(^-^;。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
天気予報通り雲一つないスカッ晴れです。
花見山が満開見頃の頃にこのように雲一つない青空に
なるのは1日あるかないかの貴重な日です。
その日の朝の天気予報を見てから出発できる
地元ならではの特典です(^^♪。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
花見山公園前にある観光案内所辺りにやってきました。
淡いピンクはソメイヨシノですが
紅色の桜は陽光桜かな?
陽光桜(ヨウコウザクラ)だとしたら
アマギヨシノとカンヒザクラの交配によって作出された品種だそうです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
-
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
紅色の桜は鈴ヶ入川の右岸にしかないので
この桜を取り込んでハクモクレンの丘を撮影できるのは
右岸ならではの特徴です。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
レンギョウは左岸歩道すぐそばにあるので
左岸からは引いた写真は撮れませんが
右岸からなら全景を撮影できます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
観光案内所(ログハウス)そばにあるソメイヨシノや陽光桜。
これらを前景にしたハクモクレンの丘の眺め。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
鈴ヶ入川右岸からはレンギョウや陽光桜などえを
撮り込めますが遊歩道もあるので
観光客が頻繁に通り、通らないタイミングで撮影するのが
ポイントです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
少し派手目な桜ですが1本でも存在感があり映える陽光桜。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~観光案内所のチューリップ
観光案内所(ログハウス)裏手の鈴ヶ入川沿いのチューリップ。
ちょっと目立たない場所に植えらているので
写真撮影する人はあまりいませんが
私的にはキラキラ光る鈴ヶ入川とのコラボがお気に入りです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~観光案内所のチューリップ
花見山は花木や菜の花が多いので、草花は意外と新鮮です。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~観光案内所のチューリップ
背景の鈴ヶ入川のキラキラがボケ玉になるように
望遠で撮影しました。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~観光案内所のチューリップ
チューリップはすぐそばにあるので標準レンズでも
十分キレイに撮れますが望遠を使って被写界深度を浅くすると
幻想的なボケ玉の写真が撮れます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
鈴ヶ入川の左岸から撮ろうと右岸から撮ろうと
漠然と撮れば大した差はありません。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
でも意識的に右岸の桜を画角に撮り込むと
遠近感がでてきます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~ハクモクレンの丘
陽光桜とソメイヨシノのピンク色の競演が
青空に映えます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
ハクモクレンの丘沿いの遊歩道を後にし、
花見山公園にやってきました。
花見山公園とはこの地域で一番初めに花木山を公開した
阿部さん所有の花木の山で『花見山公園』と名付けられました。
つまり、厳密に『花見山公園』と言えば阿部さんの花木山を指しますが
現在は周辺の花木農家も公開に協力しているので
この地域一帯を総して『花見山』と呼んでいます。
写真のこのお宅が阿部さんの自宅でその目の前の花木山が
『花見山公園』です。
では早速『花見山公園』の山を登ってみましょう。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
花見山公園の九十九折の遊歩道を1/4ほど登ると
左下には先ほどいたハクモクレンの丘や福島市街地の向こうに
雪を頂いた栗子連山が見えてきます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
栗子連山を望遠でズームアップしてみましょう。
山形県米沢市との県境に連なる
栗子連山(くりこれんざん)。
連山中央の三角型の雪山は一般的に栗子山と呼ばれていますが、
国土地理院では大杭甲(1202m)で
実際の栗子山はその右手(1216m)だそうです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
福島市の中心部から車でわずか15分の場所に
桃源郷の花見山があります。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
福島市の高いビルの上からも
この時期は花々に彩られた花見山が良く見えます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
先ほど撮影していたハクモクレンの丘の全景が見下ろせます。
この位置からだとハクモクレンが1本の大木ではなく
何本かの木が集まっているのが分かります。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
-
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
南西方向には今は交通規制で行けなくなった
鈴ヶ入川の源流方面が見下ろせます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
-
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
この辺りは桜の見頃の頃は渋滞しやすいポントですが
観光客が途切れた貴重一瞬を狙って撮影しました。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
花見山の山頂までほぼ登りですが
中腹の尾根はやや平坦なのでちょっと一息つけます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
中腹からは花の谷のシンボルであるハート形の菜の花が
見えてきました。
花見山公園を見学し終えた後はこの花の谷を周回します。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
川の流れのようなの花畑がありました。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
花見山公園山頂近くまで登って来ると
さらに展望が良くなってきました。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
花見山公園山頂近くの前方が開けた場所からは
残雪の吾妻連峰が見えてきました。
花見山が見頃になる頃は気温が上がり春霞になることが多くなり
吾妻連峰がくっきり見えるのは結構運が良いと思います。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
吾妻連峰を象徴する吾妻小富士には
この時期ならではの雪形『雪うさぎ』が見えています。
『雪うさぎ』は福島市のシンボルマスコットの『ももりん』の
モチーフになった雪形です。
花見山からは余り雪うさぎには見えないかも知れませんが
もう少し北側から見ると雪うさぎらしい形に見えます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
花見山公園山頂から見た福島市中心部や信夫山。
福島盆地の中心市街地北部にぽかんと浮かぶような信夫山(しのぶやま)は
西に羽山(275m)中央に羽黒山(250m)東に熊野山(268m)の
主に3峰からなる山の総称です。
福島市街を一望でき春には大勢の花見客で賑わう福島市のシンボル的存在。
外周は1周7キロメートル (km)で皇居 (外苑も含む)と同じ大きさです。
「となりのトトロ」の主題曲"さんぽ"の作詞家、中川李枝子氏によると、
小さい頃に福島市に住んでいて友達と阿武隈川や信夫山で
遊びまわっていた経験があり、
その山を歩いたイメージで作ったと語っているそうです。
♪歩こう 歩こう 私は元気 歩くの大好き
どんどん行こう 坂道 トンネル くさっぱら♪ -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
花見山公園山頂からは先ほど見えていた
花の谷のハート形菜の花畑がよりくっきり見えてきました。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
花見山公園山頂から望む吾妻連峰。
今年は2月下旬まで小雪でしたが3月になり寒の戻りで
何度か雪が降ったので例年並みの残雪が見られました。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
吾妻連峰の主峰は西吾妻山(2023m)ですが
ここからは見えません。
福島盆地から見えている吾妻連峰は1900m級の峰々ですが
福島中心地の標高は70mほどしか無いので
標高以上に高くそびえて見えます。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
山頂にはソメイヨシノも多いので桜と残雪の吾妻連峰の
コラボレーションも人気の撮影スポットです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
山頂を下っていくとこれまた人気撮影スポットの
桜のトンネルがありますが、撮影スポットなので
渋滞しやすく観光客がいない写真を撮るのは中々難しいです。
桜のトンネルの主な桜は早咲きのトウカイザクラ(ケイオウザクラ)です。
今年はソメイヨシノの満開時に訪れたので
残念ながら見頃は過ぎていました。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園 (2023/3/30 撮影)
昨年はソメイヨシノが5分咲きの頃(3/30)だったので
早咲きのトウカイザクは一番の見頃でした。
観光客の多くもソメイヨシノの見頃に合わせて訪れる人が多いので
トウカイザクの見頃は観光客は若干少なめなので
写真好きにはお薦めです。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園 (2023/3/30 撮影)
トウカイザクラとソメイヨシノの大きな違いは樹形です。
トウカイザクラは樹が箒型にやや縦長に成長するのに対し
ソメイヨシノは横に広く枝を広げます。
さらにトウカイザクラは早咲きで樹形的にたくさん植栽できるので
切り花用としての需要と人気があります。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
花見山は切り花用の花木栽培をしているので
桜はソメイヨシノよりトウカイザクラの方が断然多く
花全体の見頃としてもソメイヨシノの見頃に標準を合わせるより
トウカイザクラに標準を合わせた方が華やかかも知れません。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
濃いピンクはハナモモです。
ハナモモにはすらっと天高く伸びる箒型と
立ち性(丸型)があり、このハナモモは立ち性です。
近年は縦型であまり場所をとらない箒型が人気のようですが
花見山は歴史があるせいか箒型より立ち性が多いようです。
箒型は樹高が高くなり過ぎるので切り花用には向かないのかも
知れませんね。 -
★ハクモクレンの丘&花見山公園編~花見山公園
花見山公園の山頂から麓まで下りてきました。
阿部邸となりにはチューリップ畑があり
例年ならソメイヨシノが見頃の頃に同じく見頃になるのですが
3月がやや寒かったせいか見頃が遅くなったようです。
これで◆福島の桃源郷*花見山2024~ハクモクレンの丘&花見山公園編は
お仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねをポチしていただいた方には
重ねて御礼申し上げます。
次回は◆福島の桃源郷*花見山2024~花の谷編を
ご覧いただきます。
ではまた。 j-ryu
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この旅行記へのコメント (4)
-
- yamayuri2001さん 2024/05/04 10:24:33
- 桃源郷!
- j-ryuさん、こんにちは。
まさに桃源郷と言うにふさわしい山ですね。
桃源郷と言うと、特に福島県を連想するのは、
なぜなんでしょうか?
他の県にも美しい花がたくさん咲く場所はあるのでしょうが、
やはり福島県は桃の産地と言う事なのでしょうかね?
東北の春は花が一斉に咲きだすので、
そこがまた素晴らしいですよね。
見ていると何か、夢の中の出来事のようで、
こんな場所が日本にあるのだとは思えないような感じです。
吾妻連峰を見ながら、桜を愛でる事が出来るというのも贅沢ですね。
やはり日本人の心のふるさとは、
山と桜なんでしょうね。
ピンクに染まる山々に、黄色い菜の花がアクセントを添え、
また一層美しさが増しますね。
今の季節は、とてもいい国だなぁと思うのですけれど、
夏の暑さが年々心配になってきました。
今年はいっそう暑そうですね。
yamayuri2001
- j-ryuさん からの返信 2024/05/05 07:39:21
- Re: 桃源郷!
- yamayuri2001さん、おはようございます。
いつもご来訪&いいね&コメントありがとうございます。
>桃源郷と言うと、特に福島県を連想するのは、
なぜなんでしょうか?
≫以前は『桃』源郷と言う字面から山梨県のイメージが強かったと思いますが、今は桃の花に加え花見山の存在が大きいと思います。
県内に花見山というお手本があるので、他の市町村でも
第2第3の花見山がぞくぞく誕生しています。
>東北の春は花が一斉に咲きだすので、
そこがまた素晴らしいですよね。
≫福島県には三春(梅、桜、桃)という町があるくらい、
春が一気にやってきます。
>吾妻連峰を見ながら、桜を愛でる事が出来るというのも贅沢ですね。
≫花の名所は日本各地に数多ありますが、雪山とのコラボが
見られる場所は限定的なので大きなセールスポイントだと思います。
>今の季節は、とてもいい国だなぁと思うのですけれど、
夏の暑さが年々心配になってきました。
今年はいっそう暑そうですね。
≫これが温暖化の影響なのかどうかは分かりませんが
年々天気の変動が極端になっているような気がします。
平均的に暖かくなるならともかく極端に暑いとか寒いとか
豪雨とか干ばつとか、地球が悲鳴をあげているのかも。
我々はまだ良い時代に生まれ育ったと思いますが
ひ孫や玄孫の世代はどうなってしまうのか心配ですね。
ではまた。 j-ryu
-
- Decoさん 2024/04/29 10:15:05
- タイトルに違わぬ桃源郷!
- j-ryuさん、はじめまして。
フォートラのいいね!のタイムラインでタイトルを見てお邪魔しました…が、本編を拝見して、タイトルに違わぬ、いやそれ以上の素晴らしい花見山。旅行記の最初から最後までずっと感動しながら見ていました。
特に、ハナモクレンと菜の花が写ったところは、桃源郷というのか、現世で極楽浄土を見たような…。ソメイヨシノも残雪の吾妻連峰を背景にして、なんと贅沢な!
美しく心癒される旅行記、ありがとうございました。
Deco
- j-ryuさん からの返信 2024/04/30 03:21:22
- Re: タイトルに違わぬ桃源郷!
- Decoさん.おはようございます。
はじめまして!
ご来訪&いいね&コメント、ありがとうございました。
>本編を拝見して、タイトルに違わぬ、いやそれ以上の素晴らしい花見山。旅行記の最初から最後までずっと感動しながら見ていました。
≫過分なお褒め恐れ入ります。
これでまた頑張る明日の糧になりそうです(^^ゞ。
>特に、ハナモクレンと菜の花が写ったところは、桃源郷というのか、現世で極楽浄土を見たような…。
≫福島県民の私でさえ初めてこの景色を見た時に
桃源郷は福島にもあったんだと思ったほどでした。
>ソメイヨシノも残雪の吾妻連峰を背景にして、なんと贅沢な!
≫桜の名所名跡は全国に数多ありますが
残雪とのコラボが見られる場所はそう多くないので
花見山の見どころの一つだと思います。
機会があればぜひ訪れてみて下さい。
写真以上の感動間違いありませんよ。
ではまた。 j-ryu
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