【2024 インドネシア 10】ウブドに3週間ステイ…まずは宿とお気に入り店の紹介です

2024/02/12 - 2024/03/05

3年3ヶ月ぶりの海外旅行。選んだのはインドネシア。
ジョグジャカルタから入国し、ジャワ島を東へ進みバリ島へ。
せっかくなのでビザ延長し、約2ヶ月間の滞在です。

今回の旅行記…
ウブドに23泊。
私はなるべく1箇所に長く滞在したい派です。プチ移住体験したいんです。
まずは宿のご紹介。そして歩いて見つけた私好みの食堂、屋台、商店なども合わせてご紹介いたします。

エリア バリ島(インドネシア)

クタからウブドへの行き方はいろいろありますが、安く行くならこの「トランス メトロ デワタ」(市バス)一択です。だって一乗車たったの4,400Rp(約43円)。デンパサール市内で1回乗り換えなければならないのでウブドまでは8,800Rp(約85円)となります。
ちなみにですが、PRAMA社のバスだとウブドまで直通で10万Rp(約960円)です。
Jl.Raya Kutaの観光案内所前から「K2B」に乗車。

トランス メトロ デワタ バス系

しかーし、この「トランス メトロ デワタ」に乗るにはICカード(Suicaみたいなやつ)が必要です。運賃の現金払いはできません。カードは銀行、コンビニや一部のバスの運転手から買うことができます。

このバスはングラライ国際空港とも結ばれているので利用価値大です。

デンパサールへは渋滞が激しいです。
車、バイクが多すぎ。完全にキャパオーバー。

デンパサール中心部の「Gor Ngurah Rai」バスターミナル到着。
たった11kmなのに1時間かかりました。そしてウブド行き「K4B」に乗り換え。

ウブド到着。約20km所要1.5h。
Jl.Hanomanで下車。
実はまだ宿予約してないんです。なぜ予約しないのか。それは安く泊まりたいからです。今回は3wほど滞在するので値段交渉すれば必ず下がります。ウブドには星の数ほど宿があるので圧倒的にこちら(宿泊者側)が有利です(人気宿は除く)。
さぁ宿探し。まずは前回(約8年前)泊まった宿がよかったので行ってみるとなんと満室。ちなみに1泊25万Rp(約2400円)と言われました。どうせ高いのでパス。その後、周囲の宿5～6軒当たりましたが雰囲気がいまいちでどこも最初の言い値が25万。高い。なんか協定でも組んでんのか？25万から値切ってもそんなに安くならないし…。ちなみにドミなら10万以下で泊まれます。
困り果てていたところ1人のおばちゃんがやって来て「ついておいで」と。この人客引き？
で、1軒目はいまいち。そして…

2軒目。
部屋を見せてもらいましたがなかなかいい。そして最初の言い値が15万Rp。キターッて感じです。もちろん値段交渉。ここは慎重に…。まずは「2w滞在するので10万になりませんか」と。さすがに相手は渋り「12万なら」とか言うわけです。ここで切り札を出します。「では3w以上なら10万でいいですか」と(実際は23泊の予定)。ボスに相談してみると言われ、晴れて10万Rp(960円)になりました。やったー。
宿の名前は「Dewi Ayu G.H」。場所はJl.Hanoman。
Jl.Monkey Forestにある「Dewi Ayu Accommodation」の“下位Ver.”のようです。

Dewi Ayu Accommodation ホテル

ちなみにですが、こちらが「Dewi Ayu Accommodation」。
遊びに行ってみました。プール入りに来てもいいよと言われましたが結局行かず…。
Booking.comだと1室2名で50万Rpほどです。

「Dewi Ayu G.H」をご紹介します。
G.Hといってもバリ伝統家屋の敷地内に“宿泊棟”があるイメージ。

門を入るととってもいい雰囲気。
やはりバリに来たら伝統スタイルの宿に泊まりたいもんです。

ご家族の居住エリアを抜けると客室エリア。
緑が多くて静かそう。

好きな部屋を選んでいいよと言われたので、一番奥の1階のこの部屋にしました。

マイルームの先は庭というか空き地というか…
その先は田んぼ(ライスフィールド)です。

部屋はA/Cのダブル。いい部屋です。
もちろんFree Wifi。朝食は付いていません。

部屋の奥にはシャワー、トイレ。ただシャワーは水のみです。さすがに暑いとはいえ朝晩はひんやりします。けどまったく問題なし。

部屋の前にはちゃんとイスとテーブルがあるのでこんな景色を眺めながらくつろげます。そして私以外には宿泊者はゼロ(予約サイトに載っていませんから…)。結局、私の滞在中(23泊)に3組が2～3泊しただけでした。とっても静かで私にはドンピシャの宿でした。

※写真ではそれなりの部屋に見えますが、ランク的には下の宿なので設備は結構ボロいです。バリでバケーションを満喫したいならもっときれいで豪華なホテルやバンガローはいくらでもあります。そういう方にはおすすめしません。

この宿の特典。毎朝隣りの家からうさぎがやって来ます。鈴が付いているのですぐわかります。

結構なついています。かわいい。

リスも何度か見かけました。

宿のおばあちゃん。いつも気にかけてくれてとっても優しい。

掃除のおばちゃん。明るくて元気がいい。
日本語を教えてほしいというので毎日教えていました。ちゃんとメモを取り、すぐに覚える。とっても勉強熱心で頭のいいおばちゃんです。

表通りの喧騒はここまでは届きません。

この宿の好きだなぁ。

住めます。

この宿なら雨の日も楽しい。

ウブド中心部は半裸の欧米人が闊歩し、ツーリスト相手の店ばかり。そんなところはウブドとは言えず、どこにでもあるただの観光地です。私は用事がなければそんなところには近づきません。なので宿もツーリストエリアの外れに取りました。もっぱら私の行動範囲はJl.Hanoman東側からプリアタン王宮にかけて。ぐっとローカル度が増すエリアです。私が見つけたお気に入りの店をご紹介します。集中しているのがこのJl.Sugriwa(南寄り)。Jl.Hanomanの1本東側です。

こんな通りでも朝夕の通勤ラッシュにはこの渋滞。特に夕方かひどい。ウブドに限らずですが、バリ島の村は車に対応していない一昔前の造りなので完全にキャパシティ超えてます。

しかし味わい深い通りです。

ローカルコンビニ「BM mart」。Jl.Sugriwaに入る少し手前のJl. Bimamukaにあります。宿からは60m。
マジでこのコンビニに助けられました。なぜならビールが安いから。私の愛する「SINGARAJA」大ビンが27,000Rp。プリアタンまで行けば25,000Rpほどで買えますが遠いですから。ちなみに周辺の店では40,000Rp近くします。この店だけ値段がおかしい(適正価格w)。

Jl.Sugriwa。朝食は大体この店で買ってました。

バリの朝食と言えばナシジンゴ(Nasi Jinggo)。
バナナの葉や紙などにご飯とおかずをちょろりと包んだお弁当の様なもの。ナシチャンプルの簡易版と言えばわかりやすいでしょうか。おかずの違いによって何種類かありますが、あまり大差はありません。どの店も一包5,000Rp(約48円)。しかーし、外国人観光客だとボラれます。7,000とか10,000とか。実はこの店も最初7,000と言われました。こんなローカルな店ですらぼろうとする。本来インドネシア人はこんなことする人々ではありません。これが観光地ウブドの闇です…。

中身はこんな感じ。アヤムとミーゴレン、サンバルのパターンが多い。量は少なめなので2個くらいなら食べられます。

Jl.Sugriwa。こちらではパン。
パンなんかだいたいどの商店でも売っていますが、パンはいつもこの店で買っていました。通えば顔を覚えてくれるし喜ばれます。“同じ店に通うべし”は旅の基本です。

しかしこの店、例えば4,000Rp分買って5,000Rp札を出すとお釣りをくれない。もう1,000Rp分買えと言われますw。おばちゃんなかなかお茶目～。いい人だったから許す。

パンの朝食。
菓子パン甘ーい(プレーンもあります)。コーヒー甘ーい。毎日食べてると病気になりそうw。

Jl.Sugriwa。この店ではカットパパイヤ(上記の写真参照)。
一切れ2,000Rp(約19円)。市場などでまるごと1個買ったほうが断然お得ですが、1人だと食べきれない。宿にはキッチン、冷蔵庫ないし。

Jl.Sugriwa。ブブル(お粥)の店。
毎日行列のできる人気店。

早めに行かないと売切れます(8:30頃)。

煮卵付けて10,000Rp(約96円)、なしだと5,000Rp。
確かにうまい！

Jl.Sugriwa。「LAWAR PLEK PANDE BULAN」。
ラワール(Lawar)とは野菜や豚肉などを香辛料で和えたもので祭事などに食べられるバリの伝統料理。町中のワルンでも普通に食べられます。

代表格的なのは「ラワール バビ」。つまりは豚肉のラワールです。
バリ島に来たら食べておきたい料理ですが、ローカル店は閉まるのが早い。この店16:00～17:00に閉まっちゃいます。なので昼めしがベター。

早めに行ってテイクアウト。15,000Rp(約144円)。この店は格安。まさに豚肉尽くし。美味くないわけがない。ビールにもよく合います。
普通のワルンで店内でいただくと30,000Rp以上はすると思います。

Jl. Peliatan1に出るおかず屋台。
おかずが安く買えてとっても私好みなのですが、営業開始は19:00。遅いよー。で不定休。利用価値低し。

Jl. Peliatan1。「WARUNG LAWAR KETEWEL」。プリアタン王宮のある交差点から西に約120m。名前のとおりここもラワールの店。

ラワールの店はどこも繁盛してる。
みんな豚肉大好きなんだなぁ。

私もラワールバビ15,000Rp(約144円)をテイクアウト。宿で飲みながらいただきます。
店内で食べればもっと豪華になって30,000Rpです。

Jl. Peliatan1に出るバクソー屋台。
写真奥に見えているのがプリアタン王宮です。

ここもひっきりなしに客が来てテイクアウトしていきます。

私はこの場でいただきます。1杯10,000Rp(約96円)。
安くて早くてうまい！小腹の空いた時や軽く食事を済ませたい時にはとっても重宝します。手がすくとおっちゃんが話しかけてくる。グーグル翻訳大活躍。楽しいです。

プリアタンのメインストリート、Jl. Cok Gede Rai。シンボルは王宮近くにあるこの大きなバンヤン樹。ここまで来るとウブドの観光地エリアからは完全に脱します。ちなみに宿からは約1km、徒歩15分くらい。この通り沿いの店にもかなりお世話になりました。

プリアタン王宮。

アグン プリアタン王宮 城・宮殿

そしてプリアタン市場。
王宮の南約70m。

プリアタン市場 市場

ボッタクリの土産物屋になれ果てたウブド市場とは大違い。これが本当のバリの昔ながらの市場です。

こういう市場がいい。

バナナもこれで5,000Rp(約48円)。激安です。

プリアタンの名店「WARUNG JAWA TIMUR」。
王宮の南約160m。

ワルン ジャワ ティムール アジア料理

え？マジすか。本当にこんな値段でいいんですか？レベル。
ちなみに残念ながらナシチャンプルは今はやっていないとのこと。

「Cap cay」10,000Rp(約96円)と「Nasi Putih」5,000Rp。

店内で食べる方は少ないですが、テイクアウトの行列ができます。

別の日には「Nasi Goreng Special」12,000Rp(約115円)。
まいうーです。ありがとうございます。

Jl. Cok Gede Rai沿いにはビールを売ってる商店が何軒かあります。その中のおすすめ「Toko Agung」。王宮の北約170m。写真奥に見えるのが前述のバンヤン樹です。

SINGARAJA大ビン25,000Rp(約240円)。この店の良さは店の前で飲めること。また店のオヤジがかなり日本語話します。時間潰しにはぴったりです。

渋滞を眺めながらヤる。

ちなみにJl. Cok Gede Rai沿いでSINGARAJA最安はこの店。24,000RpとToko Agungより1,000Rp安い。しかし王宮の北約860m。というよりアンドンのアルジュナ像のある交差点の南160mと言うべきか。そもそも宿から遠すぎるし店の前で飲める雰囲気じゃない。残念。

この店の発見も大きかった。「Kedai Bebo」。王宮の南約380m。
「NASI PECEL Rp5,000」の看板に目を奪われてしまいました。

これがそのNasi Pecel(ナシプチェル)。もちろん5,000Rp(約48円)ポッキリ。
茹で野菜などにピーナッツソースがかかっています。肉なしのヘルシーメニューです。腹持ちはよくありませんが、これで5,000Rpなら文句なし。

こんな極小空間でやってます。

ちなみに上記の店の向かいには「AYAM GEPREK」7,000Rpの屋台があります。
マジか…。

そして夕食で一番よく利用したのがこの「WARUNG SARI RAOS」。Jl. Cok Gede Rai沿い、王宮の南約120m。

まぁ、スタンダードなワルンです。私はいつもブンクスで持ち帰りです。
スンバワ島出身の店主からスンダ語のあいさつ教えてもらいました。

鶏肉、卵焼き、野菜など盛り盛りで10,000Rp(約96円)。もちろんおいしいです。
これがローカルプライスです。うれしー。

私は肉より魚派です。

そして私のウブドいち押しは…Jl.Bismaの中ほどにあるこの屋台。「Hibiscus Inn」の向かい、「Novus Coffee & Eatery」横の空き地にあります。私の行動エリアではなく今まで紹介した店とはまったく場所が異なります。散歩していてたまたま見つけました。見つけてからは結構な頻度で通いました。ちなみに私の宿からは約2km。それだけ歩く価値があるということです。

コテコテのツーリストエリアにあるのに観光客の利用は皆無です。
利用しているのはツアー客のランチ待ちのタクシードライバーか周辺で働いているローカル従業員がテイクアウトするくらい。

メニューはナシチャンプルのみです。
盛り付けも結構おしゃやでおかずも豪華。これで10,000Rp(約96円)です。めっちゃうまいです。超優良店。ジュースは3,000Rpだったかな(忘れた)。何時から営業しているか分かりませんがおかずがなくなり次第終了。早ければ13:00頃です。ここで食べると他所では物足りなくなるクオリティーです。間違いなく私のNo.1。

最後に1つ番外編。コピルアックの飲めるカフェです。
場所はアートマーケットとなっているJl.Karma。南側のJl.Dewisitaから入ると約60m先の左手にこの看板があります。店名は「Balistar Coffee」。

この路地を入って行くと…

民家の敷地内にカフェがあります。

バリスター コーヒー カフェ

ん？

そうなんです。なんとコピルアックの“生産者”であるジャコウネコがいるんです。しかも2匹。放し飼いにされていますがとってもおとなしく、とってもかわいい。触ることもできます。
※このジャコウネコはペットとして飼われており実際に“生産”はしていません。コピルアックを知らない方はググってね。
肝心のコピルアックですが、野生のジャコウネコのものが1杯15万Rp(約1440円)、飼育されたもののが1杯5万Rpです。もちろん普通のコーヒーもあります。興味のある方は行ってみて下さい。ちなみに私はコーヒーは飲まずに写真撮ってきただけです。申し訳ない。

次回はウブド郊外へ遠征します。
(続く…)