【2024 インドネシア 3】ジョグジャカルタで食べた物いろいろ

2024/01/11 - 2024/01/20

3年3ヶ月ぶりの海外旅行。選んだのはインドネシア。
ジョグジャカルタから入国し、ジャワ島を東へ進みバリ島へ。
せっかくなのでビザ延長し、約2ヶ月間の滞在です。

今回の旅行記…
ジョグジャカルタ滞在中に食べた物、いろいろご紹介いたします。

エリア ジョグジャカルタ(インドネシア)

ジョグジャカルタに来たらまずは食べておきたい郷土料理「ナシ・グドゥ」、いってみよう。
王宮東側のJl.Wijilanへ。

この通りには「ナシグドゥ」の店が並んでいます。
庶民的な店から高級店までいろいろありますが、どこで食べてもそんなに変わらないと思います(個人の感想です)。

適当に選び、こちらの「GUDEG WIJILAN Hj. Bu Widodo」へ。

どの店もそれほど繁盛していません。

標準的な「4」をチョイス。お値段28000Rp(約260円)。

そもそも“ナシグドゥッ”とは鶏肉やジャックフルーツなどを甘辛くココナッツミルクと赤砂糖で煮込んだ料理。お味は…そんなにうまくない。味が濃過ぎで食べきるのがつらいレベル(個人の感想です)。過去に食べたことがあるのでうまくないのは分かっていたのですが、“一応”食べましたが、もう食べません。食べたことのない方は一度ご賞味あれ。

続いてはJl. Letjen S.Parmanにある「Warung Soto Pak Maruto」。牛肉スープの人気店です。

ワルン ソト パッ マルト 地元の料理

日曜日ということもあり、そこそこ混んでいます。時刻は12:00。

看板メニューである「SOTO PISAH NASI」をチョイス。17000Rp(約158円)。

じゃーん、牛肉スープとライスが登場。エ・テスは4000Rp。
うんまいです。しかし、ややボリュームに欠ける。ライスおかわりしちゃいました(3000Rp)。

こにらは「ブロンコス」の店、「PAK DEMBO」。場所は王宮北側広場の北西角。

この料理、気になっていたんです。

ブロンコスとはジャワ島中部の郷土料理で、牛肉と豆の煮込み料理。シチューのような、カレーのような。なかなかおいしかったですが、お値段30000Rp(約280円)とちょっとお高め。ぶっかけスタイルにしてもらえればもう少し安かったかもしれません。

Bakmiの屋台「Bakmi Jawa BU JIKO」。場所はJl.Mataram沿い、Jl.Mas Suhartoと交わるローターリーの近く。

こんな屋台にもかかわらず、結構流行ってます。

料理を作るのは年季の入ったおばあちゃん。
息子？とその嫁？はサポートに徹しています。

BAKMIとは黄色の中華麺のことです。
「Bakmi Jawa Goreng」17000Rp(約158円)をオーダー。いわゆるミーゴレン、焼きそばってやつです。

う～ん、うまいですが、これだけだとやや物足りない。
ランチ向きかなと思いますが、この店は夜のみの営業。

上記の「BU JIKO」横のマリオボロ通り抜ける路地にある「Warung Bogasari」。マリオボロ通りからは約80m。こんな市街中心部にあるのにローカルバリバリのワルン(食堂)です。

Warung Makan Bogasari その他の料理

もちろん観光客なんて来やしません。周辺住民御用達の店です。

野菜不足解消のために「Cap cay」(チャプチャイ)をオーダー。
中華風の野菜炒め、八宝菜的な料理です。

お値段17000Rp(約158)円。ライスは3000Rp、テ・エス5000Rp。
お味は日本の八宝菜と比べると一味足りない気もしますが、贅沢は言っていられない。美味しいです。ちゃんと肉、卵、トマトなんかも入ってる。うれしー。
インドネシアテイストに疲れた方にはおすすめです。

こちらはグーグルマップでナシゴレンの評価が高かったので、ふらっと入ってしまった屋台「Nasi Goreng dan Bakmi Jawa n'Dobloh」。マリオボロ通りの中ほどから西に伸びるJl.Dagenにあります。

もちろんナシゴレンを食べます。
う～ん、うまくない。なんでこれで評価高いの？と思いましたが、オーダーした時にチリは？と聞かれ、少しにしてと頼んだのがいけなかったのか…。こういう場合は辛くてもローカル仕様にした方がいいです。勝手に気を使い味を変えられる可能性がありますから。

値段は失念。しかし、かなり高かった記憶が…。
店構えはローカルですが旅行者エリアにある屋台なのでそのせいですね。客層もインドネシア人観光客ばかりでした。チョイスをミスりました。

散歩途中にたまたま見つけた、客で溢れてる「CAK IWAN」。
場所はJl. Harjowinatan。中心部を外れた住宅街です。

バクソー&ミーアヤム。麺調理の専門店です。

ピンボケ御免。
ちゃんと値段の入ったメニューがあります。いーね。

地元の方に混じって車で乗りつける団体客。それなりに名の通った店のようです。こういう店なら間違いないです。

スタンダードメニュー「Mie Ayam Bakso」17000Rp(約158円)をオーダー。鶏肉、肉団子入りのラーメンです。
うん、うんまい。流行ってるのには訳がある。ということです。しかし麺系はサイズ的には1食にはもの足りないかな。

なので同じ通りにある、こちらで食後のデザートをいただきます。
「Rujak Es Cream Pak Nardi」。こちらもなかなかの人気店の様子。

“Rujak”はパパイヤ、“Es Cream”はアイスの意味です。
パパイヤはすでに皿に盛られており、客が来るとアイスを乗っけるスタイルです。

じゃーん、「Rujak Es Cream」です。お値段10000Rp(約93円)。
さてお味は…甘ーい。いや、甘過ぎるーが正解です。下のパパイヤが本当に頭が痛くなる甘さです。はっきりいって体に悪いと思います。アイスは普通においしいです。

更にインドネシア人はこれにサンバル(チリソース)をかけて食べてます。もう、わけわかめ。毎日食べたら確実に寿命が縮まる一品です。皆さんお試しあれ。

お昼は道端のアンクリガンで軽く済ますこともあります。
Jl.Mataramの宿の近くです。

紙で包んであるのは「ナシ・クチン」。直訳すると“猫ご飯”。猫に与えるくらいの量だからです。少量を少額で売ってるわけです。ジャワ島中部での呼び名のようです。ご飯とサンバル、小魚の干物、テンペなどが入っており、店により様々なバリエーションがあります。シンプルでうまいですが、やはり1個では足りないので皆2～3個は食べると思います。1個3000Rp(約28円)ほどです。サテは1本3000Rp、テエスは4000Rpです。
店のおばちゃんや他の客とも会話しやすいのでとっても楽しい。

そして小腹が減ったら流しのバクソー。流しと言ってもおそらくそれぞれ営業できる場所が決まっていると思うので屋台の様に利用できます。ちなみにこの場所はGg. Hansip Karno Waluyo 。Jl(ジャラン)よりも小さな路地はGg(ガング)となります。レンプヤンガン駅西側の線路南沿いの路地です。

ビニール袋に入れてテイクアウトのする方が多いですが、私はもちろんこの場でいただきます。専用のイス、テーブルはないので道端の座れそうな所を探します。

うほっ。この屋台はかなり豪華です。これで1杯10000Rp(約93円)ですから申し訳なくなります。“流し”ならではです。店舗のバクソー屋では絶対にこの値段では食べられません。
お味はうまいに決まってます。インドネシア人はサンバルやケチャップマニスを大量に入れ、真っ赤っかにして食べますが、何も入れなくても牛肉ダンゴのダシがほんのり効いていて十分おいしいです。まさに味覚の違いですかね。

上記のバクソー屋台と同じ路地にある…

こちらのワルン。
個人的にはこういう雰囲気の店が好みです。

こんな店でもちゃんと名前はあります。
「WARUNG MAKAN BU HARTINI」。

外でお茶をしていた女の子たちが席を空けてくれました。

もちろんナシチャンプル。鶏肉とテンペと野菜のかき揚げ。
見た目は映えませんが味はおいしいです。そしてなにより安い！お値段なんと10000Rp(約93円)、テ・エスは3000Rp。“フィンガーボウル”を出されたんで手を洗い右手でいただきます。骨付きチキンは手の方が食べやすいです。この店好きです。

「ナシプチェル」が食べたくていろいろ探したらこのワルンにたどり着きました。「WARUNG IJO」。場所はレンプヤンガン駅の東、線路を越えるJl. Dr. Wahidin Sudirohusodo沿い。線路の北200mほどです。グーグルマップでは「Warung Makan Bu Wido」となっています。

ご夫婦2人で切り盛りしているようです。

いや～いい雰囲気です。
地元の方々が集ってるということはいい店という証拠です。戸惑ってる私にすぐ声をかけてくれます。ほんとインドネシア人は親切で優しい。

はい、ナシプチェルです。
ナシプチェルとは蒸し野菜にピーナッツソースをかけたものです。それとご飯。副菜は店によって異なりますがオムレツ的なものを添えてくれました。お味は…そもそもピーナッツソースが甘いのでご飯に合うかと言われれば否。たけど癖になる要素を秘めていると思います。なにより野菜が摂れるのがうれしい。そして安い。お値段8000Rp(約74円)。テ・エスは4000Rp。
外国人が来るのは珍しいのか質問攻めに合います。グーグル翻訳で全て対応可。楽しいです。

宿の近く、Jl.Mataram沿い(番地は78付近)の夜になると営業開始する「Warung Makan Bu Rahmat」。

“LALAPAN(ララパン)”の屋台です。
LALAPANとは“新鮮な野菜”という意味で、揚げた鶏(アヤム)や魚(イカン)、ナマズ(レレ)に生野菜が添えられた料理のことをいいます。

実にシンプル。ですが、間違いなくうまい一品でもあります。
決めてはサンバル。店によって特徴があり、それがウリになってたりします。もちろん辛いんですがしっかりと旨みもあり、野菜との相性も抜群。ご飯が止まりません。ビールがないのがつらい…。生野菜ヤバくない？となりますが、私はまったく気にしません。出されたものは全てありがたくいただきます。
このセットでお値段17000Rp(約158円)。

店の奥にはお座敷もあります。

続いてこちらもJl.Mataramから南に続くJl. Mayor Suryotomo にある「Warung Makan BU NORA」。「Melia Purosani ホテル」の向かいです。

ここは店の雰囲気で入ってしまった感じ。かなりディープです。

こちらもLALAPANの店。

やっぱりうまい。LALAPANにハズレなし。半ライスお代わりしちゃいました。
最初のセットがお値段16000Rp(約149円)。半ライス3000Rp、テ・エス4000Rp。

ナシチャンプルを出すワルンは数あれど、夜まで営業している店は少ないです。家族や個人でやってる店は朝作ってだいたい昼過ぎには売り切れちゃうんだと思います。大きなレストランなら夕食用に追加でおかずを作るんだろうけど。
そんな中で19:00頃まで店を開けてくれているのがこちら。「BEBEK GORENG CHI-CHI」隣りのワルン。同じ家族がやってます。ちなみにBEBEK GORENGとは“揚げアヒル”です。場所はJl. Mas Suharto沿い、Jl.Mataramとのロータリーからだと橋を渡って40mほどです。

こんな感じ。

開放感あふれる店内。

ご飯に野菜、ミーゴレン、卵焼きを乗っけてもらうと11000Rp(約102円)。

魚、卵、野菜だと15000Rp(約140円)。
私的には普段食べるのはこんな飯でok。というかこんな飯だから毎日食べられるんです。インドネシア飯は行き着くところナシチャンプルだと思っています。

ブリンハルジョ市場内にも食事コーナーがあります。　　
行こう行こうと思いつつ、結局時間切れで行けず。残念。

ブリンハルジョ市場 市場

ビールはマリオボロモールやラマイモール内のスーパーマーケットで飲んでいました。詳しくは1つ前の旅行記をご覧下さい。

マリオボロ モール ショッピングセンター

私はもっぱらローカルなワルンや屋台にしか行きません。衛生的にどうなの？と思う方がいるかもしれませんが、個人的には小綺麗なレストランとそれほど大差はないかなと思っています。とは言え、気温が高い中でガラスケースの中で半日放置されたおかずとかは若干気になりますが…。そこは直感で判断してます。お腹は大丈夫かと言われると単発のPなら日常茶飯事(食事が原因とは限りませんが…)、食中毒や細菌性腸炎などはめったになりません。しかし、なる時はどこで何食べてもなります。気にしたらきりがないので気にしていません。
旅の醍醐味はローカルな食堂。
食事以上の楽しみが待っています。
(続く…)

マリオボロ通り 市場