【2024 インドネシア 9】バリ島クタまで来て晴れてビール解禁…やはりワルン飲みが楽しい！

2024/02/06 - 2024/02/12

3年3ヶ月ぶりの海外旅行。選んだのはインドネシア。
ジョグジャカルタから入国し、ジャワ島を東へ進みバリ島へ。
せっかくなのでビザ延長し、約2ヶ月間の滞在です。

今回の旅行記…
ジョグジャカルタから列車を乗り継ぎ、フェリーで海を渡りバリ島クタに到着。
各所で“コソコソ”ビールは飲んでいましたが、ヒンドゥー教の島バリに来てようやく大手を振って飲めるようになりました。ビーチではもちろん、ローカルワルンにも持ち込みです。
いやー、やっぱり常夏の島ではこれじゃなくっちゃ。

エリア バリ島(インドネシア)

クタ2日目。
朝10:00頃、昨日満室だった目当ての宿「Komala Indah1」に様子を見に行ってみると…な、なんと一室空いてる～。ソッコー金払いチェックイン。そして現在宿泊している「H-Ostel」に戻り荷物をまとめてチェックアウト。そして再び戻って来ました。

Komala Indah I Kuta ホテル

場所はJl.Pantai Kutaの1本北側にある路地「Jl.Poppies1」。
この路地がとってもいい感じ。
実は前回(2015年)に泊まった宿なんです。居心地よかったんで今回も…。

入口を入るとこんな感じ。
写真手前左手にレセプションがあります。
※レセプションの方は朝と夕方しかいません。

敷地の奥から入口方面の眺め。
バリの伝統家屋を利用した宿です。というか実際にこの家のご家族も住んでいます。

客室は全5室。
予約サイトには載っていません。電話でなら予約できると思いますが、そもそも部屋数が少ない上に長期の“住人”がいるので直前の予約は難しいかも。実際にこの時もリタイヤした西洋人のおっちゃん2人とクタで仕事をしているインドネシア人2人が4室を占拠しており、私が滞在した6日間は部屋は空きませんでした。私が入れたのはほんとたまたま、ラッキーとしか言いようがありません。

マイルーム。

ファンのツイン。トイレ、シャワー付き。
これでお値段1泊10万Rp(約945円)。

トイレ、シャワールーム。
タイルを貼った手作りバスタブがありますが、お湯は出ないので意味なし。

中庭もあり、とっても雰囲気がよく落ち着ける宿なんですが部屋の中が結構暑かった。見た目ほど快適ではありませんのでそのおつもりで…。けど個人的には昨夜の“穴蔵カプセルドミ”より100倍いいです。

この宿のもう1つのよさはクタ市場が近いこと。
場所はJl. Raya Kuta。「Bali Jaya Mart」の向かいです。宿からは徒歩約5分。いーね。

クタの朝市 市場

うわー、フルーツの宝石箱や～。

お供え用のお花。

“お弁当”類もちゃんとあります。

市場内部。外からは想像できない世界が広がっています。

刺し身でいけっかな。

皆さんぜひ行ってみて下さい。

大体、市場で朝食ゲットしてました。
ナシクニン6,000Rp(約57円)とカットパパイヤ2,000Rp(約19円)のパーフェクトブレックファースト。

日によってはナシクニン売切れの場合も。
そういう時は商店で菓子パンなんかを買います。

宿から徒歩15秒の商店。
冷えたビールがすぐ買える幸せ。まさにマイ冷蔵庫。いーね。

Jl.Pantai Kutaを西に進めば…

クタビーチ！
クタと言えばクタビーチ。このビーチがなければただの騒がしい街でしかありません。

クタビーチ ビーチ

南国ムードはありますが…ビーチにはゴミ。なんで掃除しないんでしょうか。海もそれほどきれいではありません。世界各地(日本も含めて)の美しいビーチを見ている方にとってはかなり物足りないと思います。入ろうとは思えないビーチ。

ビーチにある遊歩道沿いにはアルコールやジュースを売るミニバー、レンタルサーフボード屋が並んでいてひっきりなしに声をかけられます。それほどしつこくないのが救い。かつていたアクセサリーやキーホルダーをジャラジャラさせて「ぜんぶでせんえん(千円)、せんえん」と寄ってくるオバちゃんたちは一掃されたようです。また、女子に声をかけまくる“ジゴロ”の姿も見当たらず…。平和になりました。

この遊歩道を北に進めばレギャンビーチ。

レギャンビーチ ビーチ

さらに進めばスミヤックビーチまで行けます。クタビーチ南端の割れ門からは約3.5km。
スミヤックは高級ホテル エリア。ここまで来るとクタビーチ周辺とは完全に客層が違うので落ち着いた雰囲気。ビーチも広く、ゴミも落ちてない。

スミニャック ビーチ ビーチ

逆にクタビーチから南に進むと…一気に静かになります。

「Boardwalk Restaurant Bali」。
なんとプールもあります。

この辺りの遊歩道は「Boardwalk」と呼ばれています。
気持ちいいけど暑い。

クタビーチのような喧騒はまったくなくなりました。

そして着いたのが…

「ジャーマンビーチ」。
クタビーチの割れ門からは約1.7km。

ジャーマンビーチ ビーチ

観光客の姿はほとんどなし。

クタビーチに比べると10倍きれいです。
レストランもあるので(高いけど)のんびり過ごせると思います。穴場です。

ビーチもいいですが私が好きなのは路地散策。特にクタの表通りは交通量が激しく騒がしいので路地に入るとほっと一息つけます。

日本は真冬なのにこの暖かさ。いーね。

バリ島は他の町にはない独特の景観が魅力的。とっても雰囲気がいいです。

路地を曲がる度に新たな風景に出会えます。

バリの景観を語る上で欠かせないのがこの“チャナン”。
街中にある祭壇だけでなく、家中の至る所にいる神様に捧げるお供え物をします。

朝、街を歩けば必ず目にする光景です。

クタで食べたものをご紹介します。
私はおしゃれなレストラン、ツーリストレストランでは食べません。もっぱらローカルワルンです。こちらは宿の裏手の路地Gg. Bedugul。こんな路地にだってちゃんとワルンがあります。

モスリムのお母さん1人でやってる「Tym Food & drink」。
かわいいお店！

ナシゴレン。確か15,000Rp(約142円)だったかな。
盛り付けがおしゃれ～。おいしい。

店名確認し忘れ。Gg. Lingga Murthiにあるシブいワルン。

野菜のおかずが魅力的だったのでチョイス。

魚のナシチャンプル。15,000Rp(約142円)。
盛りもいいし、おいしい。毎日来れる店。

そして今回のクタで最も大きな発見、Jl.Mataram。
クタの一画にありながら観光客とは無縁のローカルワルンの宝庫です。以下全てこの通り沿いの店です。
まずはこの赤ちょうちん風の屋台…

何の店かと思ったら、ブブル(お粥)の店だったー。
しかしサテがある。これはイクしかない。店主に断りを入れて近所の商店からビールを調達。
※以下全て事前に店の方の許可を頂いてビール持ち込んでいます。

で、こうなった。
ずっとこれがしたかったんです。ジョグジャからバリまでやって来ましたがインドネシアはイスラム教の国、町中のワルンで飲むのは御法度だったわけです。バリは飲酒できるヒンドゥー教の島。店主はモスリムでしたがOKいただきました。
おまけにここのサテはピーナッツソースがかかってない！くーっ、最高です。
ちなみにブブルアヤム10,000Rp(約95円)、サテ1本2,000Rp(約19円)、ビール26,000Rp(約245円)です。

この店の感じ、好きだなぁ。

夜には閉まってしまう店もあるので昼間にも行きました。

ソトアヤムのワルン。「Warung Lego Moro Suroboyo Pak Ndut」。

昼めしにはぴったりの一品。うまい！
ナシとのセットで17,000Rp(約161円)。

ちょっとした空き地を挟んで上記の店の向かいにある屋台(右側です)。

チキンのナシチャンプル。15,000Rp(約142円)。
ガラスケースの中の照りっ照りのチキンを見たら急にヤリたくなり、近所の商店でビール買って来ちゃいました。こういうシンプルな飯が一番うまいんですよ。

あー、昼からこんなワルンでビールが飲める幸せ…。

こちらも気になっちゃうワルン。「Warung MA'MI JEMBER」。
厨房の中のおっちゃんがいつも中華鍋でジュージュー炒めてます。

料理が出てくるまで、のんびり通りを眺めながらヤリます。

中華風の野菜炒め「Cap Cay」15,000Rp(約142円)とナシ5,000Rp(約48円)。
肉ではなくハムが入ってました。インドネシアで私が定期的に食べる料理です。もちろん野菜不足解消のためです。

日が暮れるといい感じになるんだな。

サテのワルン「MADURA」。
やっぱりこれも一度ビールに合わせておかないと…

サテアヤム10本セットとナシ。値段忘れました。
正統派のサテはもちろん甘いピーナッツソースがかかってます。うーん、ビールに甘いソースはやっぱり合わない…。シンプルに塩コショウで食べたかった…。

ほんと、Jl.Mataramは安ワルンの宝庫。
今日はLALAPANイキます。

LALAPAN(ララパン)とは生野菜という意味。
ララパンという料理は揚げた鶏肉や魚、ナマズなどに生野菜を添えたものになります。

こんな感じ。アヤム(鶏肉)ゴレン、テンペゴレンと生のキャベツ、バジル。そしてサンバル(チリソースの一種)。このサンバルをつけて食べるのですが、店それぞれの独自のものでララパンの決め手になります。辛いですが比較的マイルドで奥深い味がします。LALAPANは20,000Rp(約190円)。
もちろんビール持ち込み。揚げ物がビールに合わないわけない。マジで美味いです。

この光景はローカルワルンならでは。
楽しいなぁ。

基本、夜はうろうろ出歩いたりしません。
特に行くところがないからですが、一応安全面も考慮してのことです。というかトラブルや面倒事に巻き込まれたくないからです。

けど、たまには社会見学としてぶらぶら。
Jl.Legianにある「テロ追悼モニュメント」。2002年10月にクタの繁華街で起きた爆弾テロによって亡くなった犠牲者を追悼するために建てられたモニュメントです。プレートには亡くなった日本人2名を含む202名の名が刻まれています。

テロ追悼モニュメント モニュメント・記念碑

このモニュメントのすぐ南側から西に伸びているの通りが「Jl. Poppies 2」。表の繁華街Jl.Pantai kutaに対し、こちらは裏の繁華街というべきか。かつてのバックパッカーのための安宿街の名残りです。

コテコテのツーリストレストランや土産物屋、マッサー屋などが並んでいます。

この店が一番ギラギラしてました。
声をかけられないうちに素早く退散。

夜のクタビーチは意外にもひっそり。
夕日を見たらみんな帰っちゃうんでしょうか。それもと夜の酒類販売は禁止されているのかな。

クタ最終日の夕方…。
自ずとクタビーチへ。

クタビーチ ビーチ

最後に一杯やっときますか。

次にこの夕日が見られるのはいつでしょうか…。

クタは7泊にて終了。明日ウブドへ移動します。
(続く…)