武蔵一宮氷川神社<br />日本一長いと言われる参道は、JRさいたま新都心駅近くの旧中山道から氷川神社まで南北に約2km続き、並木道には20余種の樹木が600本以上も植えられています。 <br /><br />大宮駅近くにある二の鳥居から神社までの早朝散歩は、とても気持ちよかったです。

悠久の神域　武蔵一宮氷川神社

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2024/04/10 - 2024/04/16

200位(同エリア945件中)

エリア

大宮(埼玉)

旅行の満足度: 5.0

交通手段: 徒歩

4月11日（木）旅2日目
6:10
4時前に目が覚めてしまって、体力温存しようとベッドに入っていたけれど、寝直しできなくて早めに神社へお参りに行くことにしました。
当初の予定では、御朱印をいただきたくて社務所の開く時間に合わせるつもりでしたが、それでは本末転倒。純粋に参拝させていただきます。
彩の国キャンペーンマークで、3人が手を取り、肩を組み合い、楽しく元気に前へ進もうとしているイメージだそうです。色が薄くなっちゃってるけど、夢がいっぱい＝ブルー、元気がいっぱい＝レッド、自然がいっぱい＝グリーン。
二の鳥居。
明治30年（1897）に木造の神明鳥居が建立され、大正元年（1912）に石造の神明鳥居に建て替えられています。
現在の鳥居は、昭和51年（1976）に明治神宮より移築された明神鳥居で、13mという高さは檜の鳥居としては国内最大規模。
もとは大正9年（1920）に建立されたもので、材木は台湾総督府より献木された阿里山の樹齢1200年以上の檜だそうです。
ここから神社境内の入り口となる三の鳥居までは、約500 mあります。
参道わきにある絵巻を読んでいたら、ウォーキングしたりジョギングしている老若（若い人は少なめ）男女いろんな方に追い抜かれました。ネクタイ・スーツ姿の男性も何人か見かけたけど、絵の前で立ち止まる様子はなかったので地元の人かな。参道を通って出勤するって、なんだか良いなぁ。

三の鳥居。
江戸期に境内入口の鳥居として建立。老朽化により明治44年に建て替えられ、その後、昭和9年（1934）に奉納され現在に至ります。
昭和9年より以前の鳥居は、参道入口に移築されて一の鳥居となっています。
三の鳥居の手前にある境内の案内図。
戦艦武蔵の碑。
戦艦には神社を祀ったそうで、武蔵の国の鎮守にあやかり、戦艦武蔵の中の武蔵神社に分祀されたのが氷川神社。

神橋。
6:27
楼門を一礼してくぐります。
昭和15年（1940）に完成。
6:30開門だと勘違いしていましたが、4月は5:30から開いていました。
楼門をくぐって正面に見えるのは、関東では珍しい舞殿。元々、例祭で神事芸能の東游（あずまあそび）を奉納するためだけに建立されたものだそうです。
舞殿へ上る階段の両脇には、令和十年御鎮座二千五百年を迎えますの表記。
大宮は、氷川神社を大いなる宮居と称えたことが地名の由来となった門前町としてはじまったそうで、神社の歴史がとっても古いことが分かります。

そして、舞殿の先に拝殿・本殿が建っています。
御祭神
須佐之男命
稲田姫命
大己貴命

拝殿前に掃き集められていた落ち葉。

ふだんなら参拝のあとに拝殿を撮らせていただくのだけど、この時はそれが憚られて足元を撮影。
一の鳥居から歩かなかったことも気がかりだったし、御朱印が欲しいから社務所の開いた時間になんて考えがあったことを、神様はよく思われなかったのかもしれません。
参拝して舞殿を振り返ると、その先に境内を掃いていらっしゃる神職さんの姿が見えました。朝早くから箒を持っている姿が清々しくて、しばらく目で追ってしまった。
模様がすてき。
ご神水。
持っていたペットボトルのお茶を飲み切ったところだったので、容器に半分くらい汲ませていただきました。
地元の方は持ち帰って、煮沸してから飲料水として使われているようですが、そのまま飲んでもお腹はこわさなかったです（一応、飲水禁止の表示がないかは確かめました）。
神橋を渡って参道を戻ります。
楼門を振り返って一礼。
三の鳥居から楼門まで続く敷石は、都電の軌道に使用されていたもので、戦後、大隈重信や渋沢栄一らを筆頭に奉納されたそう。
夫婦楠
額殿
神楽殿

隣接する大宮公園へ。

大宮公園花見
10時には公園内にある無料小動物園も開園するようですが、早朝には大人4～5人とすれ違ったくらいで、氷川神社を参拝された方が公園へと足を延ばすことは少ないみたい。
約1000本ある桜は見ごろを過ぎてしまっていましたが、それでもきれい。
7:15
神社を抜け参道を通ってホテルに戻ります。