2024/02/24 - 2024/02/29
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nichiさん
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岐阜県の関で一泊して、福井県に入りました。
夫婦共に福井は初上陸です。
それも横浜からはるばる車を運転してやってきました。
一番の目的は西日本最大級のスキー場である勝山でのスキーですが、せっかく福井に行くのだから、恐竜博物館や越前大野城、永平寺や一乗谷の朝倉遺跡にも行ってみたい。
天気予報とにらめっこして、直前に予定を決めました。
関のホテルを出た時は、どんよりとした曇り空でした。
東海北陸自動車道から中部縦貫自動車道に入って北上していくと、段々雨が降ってきて、白川ICで降りて国道157号線に入って西に向かっていたら雨が激しくなりました。
やがてその大雨は土砂降りになり、岐阜県から福井県に入った辺りで突然吹雪になりました。
九頭竜湖あたりでは視界が悪く、猛吹雪状態。時速30㎞でゆっくりしか進めない状況。勢いよく私を抜いて行った名古屋ナンバーのトヨタヤリスは、スリップして180度回転していました。事故にならなくてよかったです。
さらに進んで坂を下り、大野市に入ったころには雨に変わっていました。
曇り→小雨→雨→大雨→土砂降り→吹雪→猛吹雪→大雨→雨
を90分ぐらいの間で経験しました。
福井へ行ったら是非一度行ってみたかった場所だったわけではなく、せっかく福井に行くのだから、行ってみようかな~?というレベルに考えていた福井県立恐竜博物館。
私たちはそもそも恐竜にはそんなに興味がありません。
でも実は、メッチャ面白かったです。
たらよろさんも以前、素晴らしい博物館だと絶賛していらっしゃいました。
特に学芸員の方の説明が面白くて。。。。
恐竜の胃の中の植物の化石から当時の地球環境がわかるとか、面白かったな~~
色々勉強になりました。
興味深くて、ずいぶん長い時間、見学しちゃいました。
大人も子供もそれぞれ楽しめる博物館でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
関市のホテルから約2時間20分。
福井県立恐竜博物館に到着しました。
吹雪の影響で、予定より30分以上かかってしまいました。 -
あいにくの雨です。
カッコいい建物ですね~ -
入口では、白衣を着た恐竜がお出迎え。
-
子供たちはココで記念撮影。
-
昨日の夜、関市のホテルで相方がネットでチケットを購入していました。
スマホを見せて入場。
1000円×2枚 -
建物の中に進むと、吹き抜けになっていて、
-
長いエスカレーターを下って行きます。
3階から地下1階まで一気に下ります。 -
地下一階まで下りました。
ここは、ダイノストリートという化石標本が並ぶエリアです。
左の壁には兜蟹の化石。
中生代ジュラ記。
っていつだ~? -
右の壁。
これはな~に?
ストロマトライト
という化石らしいのですが、バクテリアがつくった模様なんだそうです。
酸素ができる工程に関係あるらしいのだ。
神秘的だな~
先カンブリア時代っていつだ~? -
これはなんだ~?
「ウミウリ」との表記。
花をつけた植物のように見えるウニやヒトデの仲間の化石です。
古生代デポン期?
もうさっぱりわからん!
いつだ~~
そもそもウン億年前の地球の話ですよね~ -
オルサカンサスの化石。
魚類でしょうね~
でかくて怖かったのかな~?
古生代ベルム期?
さっぱりわからん。 -
こうやって恐竜の骨が発見されてきたのですね。
-
発掘現場の再現ですね。
手取層群というのだそうです。 -
階段でワンフロア上がると、
ば~~ん!
恐竜音痴の私たちシニア夫婦でも判ります。
ティラノザウルスです。
ココに学芸員が現れて、見ている人たちに対して説明が始まりました。
めっちゃ強かった肉食恐竜で、最大全長は約13メートル、最大体重は約9トンだたとか。。。。 -
このティラノサウルス、動くんです。
目も口も首も細かく。。。
子供たちが喜んでます。 -
大人が見てても楽しい。。。
-
でっかいな~~
私は子供のころ見た怪獣映画を思い出す。。。
東宝のゴジラ、大映のガメラ、
私はゴジラ派でした。
マイナーな所では、日活のガッパ、松竹のギララ。。。 -
ティラノサウルスは、ピタッと口を閉じることができます。
歯を乾燥させないためだそうです。
歯は、他の肉食恐竜と比較しても太くて頑丈でした。
獲物を骨ごとかみ砕いていたようです。
ひえ~~ -
前足がちっちゃいティラノサウルス。
手の指は2本しかありません。 -
でも、体重をしっかりと支えていた後脚は太くて長い。
-
足の指は4本ありますが、地面についていたのは3本だけ。
残りの1本は、内側の少し高い位置にありました。
くるぶしあたりで後ろを向いていますね。 -
なんかぐしゃぐしゃになっている化石です。
エイリアンみたい。
これ、2匹の恐竜が絡まっているようです。
じっと見ていたら、ココで学芸員の方が登場。
来れ、モンゴルのゴビ砂漠で発見された化石で、ペロキラプトルの爪がプロトケラトプスの頭部に食い込んでいるのだとか。。。
ひえ~~ -
「共倒れしたベロキラプトルとプロトケラトプス」との表記。
戦っていた恐竜がそのまま砂に埋もれて化石になったのですね。 -
巨大な2つのモニターに囲まれた所へ。
-
そこは、中国四川省の中生代の情景を実物大に再現した映像が流れています。
-
首の長い草食恐竜が水辺で葉を食べています。
オメイサウルスというのだそうです。 -
首の長さは16mもあり、その高さを活かして高い所の新芽や葉、実を食べていたそうです。
なんとなくホッとする映像です。 -
そこに肉食のティラノサウルスが襲ってきました。
臨場感のある映像です。
子供たちは口を開けて目を丸くして見ています。
子供「あれはゴジラ?」
小さい子供にはゴジラも一緒か~~ -
モニターの隣には、実物大のオメイサウルス。
草食恐竜とはいえ、こんなにデカいと怖いな~ -
これは草食恐竜のカマラサウルス。
体長は約15m。
たらよろさんのご主人がお好きだという恐竜ですね。 -
全長約3.5mのガソサウルスは、中型の肉食恐竜です。
体長15mのカマラサウルスを襲っている所です。
みんな精巧にできているジオラマで、いまにも動き出しそうです。 -
ガソサウルスは、すばしっこかったのだろうな~
-
全長約7mのトゥオジャンゴサウルス。
こんなに厳ついけど、草食恐竜です。
背中の骨板が特徴的です。 -
この恐竜、知ってる!
トリケラトプスです!
顔を囲む大きなフリルと3本の角が特徴的です。
怖そうなので、肉食恐竜かと思っていましたが、草食恐竜でした。
恐竜は見かけで判断しちゃだめですね。 -
これはメドゥーサケラトプス・ロキイ
ケラトプス科の中でもフリルが小さい方ですね。
フリルの上に突起があります。
ギリシャ神話のメドゥーサが蛇のような髪を持っていますが、それに因んで名づけられたのだそうです。
面白いな~
骨格から、臭覚はあまり発達していなかったと考えられています。 -
ニッポノサウルス
日本人の研究によって日本人が名付けた恐竜です。
骨格から、高速走行が可能であったと考えられています。 -
数多くの恐竜の骨が展示されています。
-
骨を見れば、どんな食生活だったのか?
足が速かったのか?
色々な事がわかるのだそうです。
学芸員の方の説明が面白い。 -
一つ一つ丁寧にみていると、学芸員の方が突然説明を始めてくれます。
-
これ何だろう?
と思ってガラスケースの中を覗いていたら、ここでも学芸員の方が説明を始めてくれました。
これ、草食恐竜ブラキロフォサウルスのミイラ化石だそうです。
ミイラ化石?
普通の化石とは違うの?
横向きに倒れている状態だそうです。
全長は約7mと想定される草食恐竜ブラキロフォサウルス。 -
アップで!
皮膚の模様や筋肉の痕跡など、生きた当時の特徴がたくさん残っている化石なんです。
胃の部分には、シダやソテツなどの植物など、死ぬ直前に食べたとみられる植物片が化石になって残っているのだとか。。。
当時の地球の空気についても研究できるそうです。
アメリカの恐竜博物館から、年4万ドルで10年間、借りているのだそうです。 -
これが草食恐竜ブラキロフォサウルスのミニチュアの模型です。
学芸員の方の説明に、どんどん人が集まってきます。 -
左の前足です。
皮膚が判ります。
恐竜のミイラ化石から当時の地球の空気までわかるのですね~ -
誰かが質問すると、それに対しきちんと答えてくれ、さらにもっと詳しく説明が始まります。
学芸員の方の説明が終わると、皆さんから拍手が、、、
アメリカからお借りしている貴重なミイラ化石。
これから色々なことがわかるのですね~
恐竜の研究から、当時の地球上の様子までわかるとは!!! -
これはデンバーサウルス。
首から肩にかけてゴツイですね~
全身鎧を着ているみたい。 -
これがデンバーサウルスの模型。
-
ヘスペロサウルス
全長6mから7mの草食恐竜です。
背中の丸みを帯びた板状のうちわのような骨には血管が通っていたようです。
体温調整に使われていたと考えられています。
ふ~ん。。
色々な研究がされているのですね。 -
ヘスペロサウルスのミニチュアの模型。
-
ココには福井の恐竜が展示されています。
日本の福井で発見された恐竜の骨です。 -
恐竜博物館のある福井県は、日本で1番恐竜の化石が発掘されている場所なんですね~
-
これが福井県の勝山で発見された恐竜の骨です。
その名はフクイラプトル・キタダニエンシス。
4.2mです。
こんなのが日本で発見されたのね~~
福井に恐竜博物館があるのは、福井の勝山で恐竜の骨が出ていたのですね~
今回の旅行で初めて知った次第です。 -
フクイラプトル・キタダニエンシスのミニチュア模型です。
肉食です。
日本に肉食の恐竜がいたのですね。
長い尾っぽは、走るのにバランスが取れたそうです。 -
迫力あるな~
-
脚は早かったようです。
これからわかるんだ~ -
手がでかい!
爪が長い。
獲物を捕らえる手なんだそうです。 -
怖い~
-
こちらは、フクイサウルス・テトリエンシス。
これも福井県の勝山で1989年に発見されています。
2003年にフクイという名を持つ新しい恐竜として命名されたそうです。
これは草食恐竜です。 -
フクイサウルス・テトリエンシスのミニチュア。
肉食に比べて草食恐竜は優しい。 -
フクイラプトル・キタダニエンシスの模型です。
こうやって見ると、肉食っぽい!
動きが細かい。。。。 -
おっ!
上向いた。 -
福井県の勝山市の手取層群北谷層という地層から、恐竜の骨や足跡、植物の化石が発見されたのですね。
今までは恐竜に全く興味がなかったのですが、この福井への旅行で事前に少し調べてみました。
ここでは、北谷層の環境んぼ復元ジオラマが展示されていました。 -
前期白亜紀の福井の勝山の様子です。
1億年以上前の福井です。
川の両岸の湿地に恐竜が。。
豊かな生態系が広がっていますね。
左はフクイベマートル。
フクイプテリクスという鳥も飛んでます。
地球上に人類が登場するはるか前のお話です。 -
この表記にビックリ!!
ゴキブリの翅~~~ -
これがゴキブリの翅???
北谷層から発見されています。
ゴキブリはこんな時代にはもういたのですね。。。 -
グルっと見てきた一階を、
-
横のスロープを上がりながら、ぐるっと見て回ります。
-
さっき見たオメイサウルスをスロープから見上げます。
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スロープから見ると、先ほど見たきた恐竜たちを上から見下ろすことができます。
-
さっきの迫力があった恐竜の動画を流していたモニター。
-
これだけの恐竜の化石、よく集めましたね~
50体もあるそうです。 -
広さ4500平方メートル、天井の高さ約37メートルのドーム型の巨大な無柱空間です。
-
外から見えた銀色のドームはココだったのですね。
-
ぐるっと回ってきました。
こりゃ楽しいね~ -
地下から一階に上がった時に見たティラノサウルスを2階から見下ろします。
ココからも細かく動いていることが判ります。
今、ティラノサウルスはこっち向きました!
よくできてますね。
子供が歓声を上げてます。 -
ココは、化石のクリーニング室。
ガラス越しにその作業を拝見することができます。 -
化石の周りについた岩を取り除く化石クリーニング作業ですね。
-
福井県の発掘現場から産出した岩の中から化石を取り出しています。
これを、化石クリーニングと言うのですね。
細かい作業で大変です。 -
恐竜の卵の模型。
※化石ではありません。 -
恐竜の孵化の模型です。
卵からかえったところですね~
※化石ではありません。 -
恐竜の成長の早さがわかる模型。
6週でこれ?
6ケ月でこれ?
早いな~~ -
この後、地球の科学ゾーンで地球の歴史や鉱物を観て、生命の歴史ゾーンでは、たまたま学芸員の方による説明会に参加できて、生命の誕生から地球の環境変化の中で進化と絶滅を繰り返してきた生命体、そして人類誕生まで時間の流れにそって学ぶことができました。
2023年に増築された新館に向かいます。 -
新館の1階から3階まで吹き抜けの空間には「恐竜の塔」と呼ばれるシンボルモニュメントがありました。
-
新館の特別展示室へ。
お~~
恐竜が歩いてる。。。
シニア夫婦は、ココでぼーーっと10分以上、この映像の世界に入り込んでしまいました。 -
巨大な3面ダイノシアターで、恐竜の世界へ入り込む感覚を味わうことができたんですよね~
迫力あったな~
今の映像技術はすごいな~ -
最後にミュージアムショップへ。。
恐竜をアイテムにしたレストランのメニュー開発が面白かったな~
混んでて60分待ちの表示でした。
子供たちは行きたいだろうな~ -
ちょうどお雛様
恐竜の内裏雛。
気持ち悪いぞ~ -
まだ雨降ってますが、少し小降りになったかな?
いや~~
楽しかったな~
大人も子供もそれれぞれ違った視点で楽しめるな~
特に学芸員の方々の説明が面白かったな~
福井県立恐竜博物館をあとにしました。
つづく
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