2023/12/28 - 2023/12/28
8位(同エリア123件中)
Tagucyanさん
- TagucyanさんTOP
- 旅行記556冊
- クチコミ276件
- Q&A回答1件
- 1,025,993アクセス
- フォロワー155人
2023年もいろんなことがありましたが、年末が近づきました。
うちの職場の仕事納めは28日だったのですが、年末年始は交代で有休を取りましょうという雰囲気になり、28日は休みを取りました。
となると、どこかに行きたくなる悪いクセ(笑)
当初は「1年間お疲れさん」の意味を込めて、雪を見ながら温泉に浸かりたいと思っていました。
そこで、ああでもないこうでもないといろいろ行程を考えていたのですが・・・
結果的に、群馬県のまったく雪のない地域を巡ることになりました (ノ^o^)ノ
そうなった過程は説明するととても長くなるので省略(笑)
まずは、利根川を船で渡って群馬県に上陸します。
埼玉県熊谷市と群馬県千代田町の県境にある利根川を渡る「赤岩渡船」という、歴史ある渡船。埼玉県側では「葛和田の渡し」、群馬県側では「赤岩の渡し」と呼ばれています。
一度乗ってみたいと思っていました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
朝、まだ暗いうちに自宅を出発。
中央線に乗って、西国分寺で下車。ここで武蔵野線に乗換える。
早朝から209系に当たった。何かいいことありそう(笑) -
西国分寺から武蔵野線、南浦和から京浜東北線と乗継いで、浦和駅。
-
ここから、高崎線の電車に乗ります。
今日これから向かうのは、群馬県です。 -
世の中的には、今日が仕事納めのところが多い。
これから朝のラッシュが始まるので、グリーン車に乗ることにした。
最近、グリーン車の末端のフラット席に乗る機会が多い。
だってこぢんまりして落ち着くんだもん(笑)
ちなみに、今日は家で朝食を食べちゃったのでチキン弁当はありません(^^ゞ -
ようやく明るくなってきた窓の外を眺めていた。
-
大宮駅から高崎線へ。
-
都心方面に向かう混雑した上り電車とガンガンすれ違う。
一方、こちらの下りフラットグリーン車はまったりしてた。 -
我が家のあたりと雰囲気が似ていて親近感を覚える車窓。
-
新幹線の高架が近づいてきた。
-
熊谷駅に到着。この駅で下車。
・・・今日これから向かうのは、群馬県です^^; -
熊谷駅の北口。こちら側が町の中心部方向という感じ。
今いるのが駅前ロータリーの3番バス乗り場。今日は「くまがやドーム」というスポーツ施設で何かの大会があるらしく、そこに向かう路線の乗り場にもなっていて、高校生が大量に並んでいて大混乱状態^^;熊谷駅 駅
-
手前にある石碑には「ラグビータウン熊谷」と書いてある。
その向こうの銅像は、熊谷直実、だそうです。
「くまがやドーム」に行く路線バスと臨時バスがどんどんやってきて、ようやく喧噪が収まってきた。 -
そんな中、葛和田というところに行く路線バスがやってきた。
これに乗ります。東武系列の、国際十王バス。
熊谷駅前にはもうひとつ、これも東武系列の朝日バスが乗入れてる。
両社とも車両の塗装デザインは同じで、ロゴだけ違う。路線バス (国際十王交通バス) 乗り物
-
熊谷駅間を出発。バスは駅前から出ている道をまっすぐ進む。
最初のうちは車内もやや混んでいたが、途中県などの施設が集まっているエリアがあり、そこですいてしまった。 -
だんだん町の中から出てきて田園風景に。
(ここでカメラが日付モード「入り」になっているのに気づき「切り」にした) -
駅前からの道をひたすらまっすぐ。
途中、「くまがやドーム」に行く道が分岐していた。 -
この先、時々現れる集落の中を右へ左へ。
-
正面に利根川の土手が見えてきた。
-
バスは土手の道をよじ登り、
-
土手を乗り越えた先の河川敷にある終点「葛和田」に到着。
-
「葛和田」バス停。
バスは、なぜかバスポールから少し離れたところに停まった。
ここからは見えなくて、左奥のマイクロバスの向こう側に停まってる。 -
さっきの土手の手前にあったのが、葛和田の集落。
バスの折返し場は、土手の外側の河川敷にあって、ここには広いグラウンドがあった。
ここまで、バスには10人くらいお客さんが乗っていたが、私以外は全員、このグラウンドにサッカーしに来た人たちだった。 -
さて、この「葛和田」バス停。
川(利根川)の対岸に渡る渡し船(赤岩渡船)の待合室を兼ねている。
この渡し船の由来が書かれた看板も掛かっていた。
この渡し船(埼玉県側では「葛和田の渡し」と呼ばれてる)は、江戸時代からの歴史があり、大正時代から現在のような渡船が運営されているとのこと。
熊谷と館林を結ぶ県道83号線の一部としても扱われている。
さっき乗ってきたバスは、駅前からずっとこの県道を走ってきた。赤岩渡船 乗り物
-
この渡し船には「時刻表」というものはない。
実質的には対岸の千代田町が運営していて、船員さんも向こう側にいる。
こちらから渡りたい場合、この黄色い旗を、対岸にいる船員さんが気づくまで上げるのだそうで・・・ -
望遠で見た、利根川の対岸。
写真真ん中やや左のプレハブに船員さんがいるらしい。 -
ロープを引っ張って、旗を上げてみた。
こんなんで気づくのかい・・・ -
気づいたみたい。船がこちらに向かって動き出したのが見えた。
-
では船着場まで行きましょう。
なんで旗がある場所からこんなに離れてるの・・・ -
船着場まで来た。
-
ここにも、対岸に渡りたい人はあの黄色い旗を・・・などという説明書きがある。また、強風や増水などで欠航の場合は、対岸に赤旗が掲げられるとのこと。
-
船の乗り方や、営業時間の案内などの表示が並んでる。
県道扱いなので、料金は無料。 -
船着場から振り返ったところ。
こんな位置関係です。 -
利根川。
川の流れがゆったりしすぎて、川というより大きな池みたいに見える。
今いるのが埼玉県熊谷市。対岸が群馬県千代田町です。 -
船がこちらに向かってる。
-
だんだん近づいてきて、
-
もうすぐ着岸。
-
「おまたせしました~」
赤岩渡船 乗り物
-
では乗り込みましょう。
-
「救命胴衣をつけてください。あと、イスは霜で濡れていますので、座らない方がいいです」
「了解です」 -
私が救命胴衣をつけたら、すぐに出発。
-
埼玉県、さようなら~
-
私「寒いですね~ 今日はこれで何往復目ですか」
船員さん「今日はお客さん(私)が最初です」
私「え、そうなんですか」
船「今の時期は寒いんで、なかなかお客さんが来ないんですよ」 -
それにしても、今日はベタベタな凪。
船「でも昨日は風が強くて、終日欠航だったんですよ」
私「あら、運がよかった」
トラブルの神さまは、今日も来ませんでした(笑) -
対岸が見えてきた。
-
ゆっくり近づいて、
-
もうすぐ着岸。
-
所要時間5分くらいの、ショートトリップでした。
-
無事、群馬県に上陸です。
赤岩渡船 乗り物
-
船を船着場に固定すると、2人の船員さんはプレハブの詰所に戻っていった。
-
今渡ってきた対岸を見る。
-
望遠してみたら、乗ってきたバスがちょうど折返し出発していくところだった。
-
たどり着いた船着場から、土手を上がっていった。
-
土手の中腹には、バス停がある。
広域公共路線バスの、館林行きのバスが発着するのだが、1日4本しか来なくて時間が合いません。 -
土手の上にはこんなモニュメント。
-
埼玉県側は「葛和田の渡し」、こちらは「赤岩の渡し」。
お互いに呼び方が違ったりする。
共通して「赤岩渡船」という呼び方もしている。 -
土手を降りると、そこは千代田町の赤岩という大きな集落。
町役場もこの集落の中にある -
ここは、水運で古くから栄えた宿場町だったようだ。
土手にあったこの看板は現在の地図かと思ったら、昭和30年~50年くらいのこのあたりの地図だそうで。 -
では、赤岩の集落の中を歩いて行きましょう。
-
途中畑が広がるところもあったり。
-
体育館や図書館、町の施設が集まるエリア。
-
そこにあるのが、
-
千代田町の町役場。
土手からブラブラ歩いて15分くらい。 -
町役場の庁舎。
-
その横に、バス停がある。
バスポールが3本。 -
ここには、周辺の町と共同で運行している「広域公共路線バス」が発着している。
町役場前からは、館林駅へ2系統、西小泉駅経由で太田駅方面へ1系統のバスが出ていて、系統ごとにそれぞれ別の会社が担当。
3つの系統を合わせれば、まあそこそこの本数。
館林駅行きのうちの4本が、先ほどの河川敷が始発点になっている。 -
私が乗るのは、次にここを出る西小泉駅経由太田方面行き。
となりの大泉町と共同の公共路線バス。
「あおぞら」号という名称がついている。
厳密にはこれにも2系統あって、そのうちの1系統はさっきの土手の近くを通る。今度のバスは通らない。 -
バスがやってきた。
西小泉駅、太田駅経由の太田記念病院行き。
この路線だけは、このような中型バスだった。 -
町役場前を出発。
-
点在する集落に立ち寄るように、右へ左へ。
-
田園風景。
-
幹線道路に出た。
-
この路線は太田市に本社がある「矢島タクシー」という会社が運行。
この会社は、熊谷駅から太田駅までのシャトルバスも運行していて、交通系ICカードにも対応していた。
たまたま持参のSuicaの残額が少なかったのだが、降りるときタッチしたらオートチャージされた。公式には書かれていないが、最近バス車内の読み取り機でもオートチャージができる機械が出てきたようだ。
11月に乗った栃木県の関東自動車バスもオートチャージに対応していて、これに当たるのは2度目。私の地元のバスはまだ対応してない模様。 -
千代田町から大泉町に入った。
なぜか、途端に乗客が増えてきた。
運賃が定価のICカード客はほとんどおらず、割引のある回数券の売れ行きがよかった。ちなみに運賃は200円均一。 -
途中、大泉町役場の構内も通った。
-
大泉町のメインストリート。
この道の左側の木立は、東武線の廃線跡だったりする。
↓前回来た時の旅行記でいろいろ解説してます
https://4travel.jp/travelogue/11341567 -
道の突きあたりの手前にある、西小泉駅前バスターミナル。
バスはこの先太田駅まで行くが、ここで下車した。
町名は大泉だけど、駅名は小泉。 -
バスターミナルは、駅前を通る幹線道路の向かいにあり、横断歩道を渡っていくことになる。
正面奥に小っちゃく見えてるのが駅。 -
この町には外国人労働者、特にブラジル人がとても多い。
それらしい雑貨店も目にする。 -
駅前のロータリー。
前回は熊谷駅からの路線バスで来たのだが、そのバスはこのロータリーで発着する。
真ん中奥の空き地に、かつての駅舎があった。 -
現在の駅は、そこから微妙に引っ込んだところにある。
東武小泉線の終点・西小泉駅。約6年ぶりにやってきた。
ここから電車に乗ります。
【その2】につづく西小泉駅 駅
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2023.12 年末・群馬方面へぶらり
この旅行記へのコメント (4)
-
- Akrさん 2024/02/20 14:02:15
- 渡船マニア
- Tagucyanさま
こんにちは。
渡船と聞くとTagucyanさまが乗られていた大阪のやつを思い出しました。
関東にもあるんですね。それにしてもどこでこんなの見つけてくるんですか 笑
黄色い旗が上がったら船が来るって、船頭さんは常に向こう岸から監視しているのですかね。疲れますよね。見落とされていつまでも来なかったらやだし。でも無料ってのがいい。オーヤシクタンさまなら出航&入港の儀をやるでしょうね 笑
毎度毎度、地方のバス路線を見事につなぎますね。神業ですよ。
最近のバスのICカードリーダーはオートチャージにも対応しているんですか。凄いなあ。そういえばVISAタッチ対応の物もありますもんね。
西小泉駅からどうするんでしょ。
Akr
- Tagucyanさん からの返信 2024/02/20 20:33:43
- 以前から気になってまして
Akrさま
こんばんは
大阪市内に8つある市営渡船、乗りまくりましたねえ〜 それだけで旅行記が2部作になったやつ(^^) この赤岩渡船はなんでか以前から知っていまして、行き先が群馬となった時点で行程に組み込んでみました。当初考えていた「雪の温泉」がどっかに飛んで行ってしまった原因のひとつでもあります(笑)
対岸にいる船員さんに黄色い旗をあげて知らせるという方法、正直不安でしたね(汗) でも、ほどなく船が動き出したのが見えたので、ちゃんと見てるんだなあ、と。たしかにずっと見張っているのは疲れそうですが。
この渡船は県道扱いで、橋の代替なので無料なのだそうです。そうか、出航&入港の儀をすればよかったですね。乗船時間5分くらいなので忙しそうです(笑)
埼玉県側は明らかに路線バスが接続している感じでしたが、群馬県側はちょっと調べました。町のHPとかに、こういうバスの時刻とか意外と詳しく書いてあることが多く、意外な路線を見つけると楽しくなってきます。
バスのICカードリーダー、オートチャージ対応の機械に当たったのは2回目です。うちの地元でも対応してないのに、こういうコミュニティーバスで当たるとは思いませんでした。
VISAタッチ対応のバス、地方で時々見ますね。初めて見たのが草津温泉から乗った長電バス。渋峠で降りたら、電波がつながらなくて使えませんでした^^;
西小泉駅からは、前からずっと機会を伺っていたあの場所に行きます(←説明になってない)
---
Tagucyan
-
- へけけさん 2024/02/18 19:22:49
- さすが、鉄の抜け道の王者が船とは。並の人間には思いつきませんね。
- Tagucyanさん こんばんは。
表紙の写真は素晴らしいです。年末の最後にふさわしい行程でしたね。西国分寺で209系っていうのもいいな。自分はまだ見たことないんですよ。武蔵野線のショートカットはTagucyanさんがよく使うコース。でも利根川の渡し船とはビックリ。自分も変態行程を自負してましたが、完全に負けました。あと思いつくのは人力車で浅草から錦糸町まで行くとか。今度挑戦したいです。マジです。 へけけ
- Tagucyanさん からの返信 2024/02/18 21:16:16
- いやいや、まだまだ研鑽が必要だと思ってます
へけけさま
こんばんは
いろんなことがあった2023年ですが、表紙の写真だけ見ると穏やかな年末を迎えたように見えてきますね。ホントあの日は穏やかな天気でした。前日は強風が吹き荒れていたらしいです。この日、トラブルの神さまは東北のあたりで留まっていたようです・・・
中央線の209系は2編成しかないので、私もめったに目にしないです。たしか先日、この電車が常磐線を走って大混乱していませんでしたっけ。中央線を走行中は穏やかなもんです。私の心中は多少ザワつきますが(笑)
この渡し船は以前から知っていまして、行先が群馬となったときに「それならば」と思い立って、行程に組み込んでみました。結果的には、熊谷駅から西小泉駅まで、壮大な鉄の抜け道になりましたね(^^)
浅草の人力車。昔乗ったことがあります。錦糸町まで行けましたっけ。行けたら、それは楽しそうな抜け道ですね。
今回、表題に「ぶらり」という表現を使わせていただいておりますm(_ _)m ホントにぶらりしていた1日でしたので...
---
Tagucyan
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
邑楽・大泉(群馬) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2023.12 年末・群馬方面へぶらり
4
80