2024/02/04 - 2024/02/05
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うーたさん
この旅行記のスケジュール
2024/02/05
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毎年、さっぽろ雪まつりの開催に触れるニュースが流れるたびに思い出すのが、むかし外国人の友人に
「さっぽろ雪祭り行ったことある?」と聞かれたこと。
「遠いから行ったことないよ」と答えると「飛行機乗ったらすぐだから日本人として行かないとダメだよ~絶対行った方がいいよ~」と。
なんとなく、その会話が心に残っていて、はるか遠い外国から来た彼らには本州から北海道の距離なんて〝遠いに値しない〟という感覚も分かるし、日本人が日本のことを知らないのはよくないねーなどと話しているうち、ちょっと行ってみるか!! と娘たちも誘って急遽 計画してみることに。
この時点で雪まつりの1週間前。
飛行機のチケットは充分ある!
だけど雪祭り初日のこの日は、札幌市内のホテルはほぼ満室。たまに空いているビジネスホテルも通常の倍以上の金額になっている!!
なんだかなぁ…と思い、範囲を広げて調べていたところ、小樽に通常料金と同等の金額で空室がある旅館を見つけ、夜間の雪まつりは(ライトアップした雪像を見るのは)諦めて、小樽で温泉を楽しむことに決定。
結果大正解。
札幌だけの滞在にして、雪祭りオンリーの旅だと退屈してたかもしれません。
今回は冬の北海道、屋外イベントである「雪祭り」に行くということで、服装や装備にもかなり気を遣いました。
必需品は、ダウンコートと極暖ヒートテックの上下。洋服はいつも通りで大丈夫として、簡単に着脱できて体温調節ができる、手袋・マフラー・帽子などの防寒グッズは必須!!
その他、準備してよかったものは、スノーブーツとアイゼン。←これがあると確実にQOL向上します!!
※スノーブーツをわざわざ買いたくなかった娘は雨用の長靴に、分厚めの靴下+足用カイロで対策していましたが充分大丈夫だったようです。
あとは、人によっては、だけど、雪道をスーツケースを転がすのが大変だから荷物が少ない人はリュックサックの方がいいかもしれないです。
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ANAで新千歳空港へ到着。
別便で新千歳空港へ向かっていた娘たちと合流します。年末年始の旅行以来、1カ月ぶりに再会☆ -
まずは空港内で早めの昼食。
立ち喰い寿司「札幌魚河岸 五十七番寿し」へ行ってみたけれどすでに長蛇の列。(まだ10時30分なのに…)
早々に諦めて、空港3階のグルメゾーンにある「どんぶり茶屋」へ。こちらは待ち時間ゼロで入店できました。
どんぶり茶屋名物の海鮮小どんぶり4種と季節の汁物のセット「丸鮮丼」5600円を注文。
結構いいお値段なので期待したものの、ご飯の量がとにかく多いし見た目の映えが大切な若い人向けかな…
ビールがサッポロクラシック生なのは嬉しい♪ -
早めの昼食を終えて電車で札幌に向かいます。
快速エアポートを利用し約37分で到着です。
冬の北海道は初めて。電車の顔に雪がついているだけでテンションがあがります。なんかかわいくて。 -
札幌駅に到着。
この日初日を迎えた「さっぽろ雪祭り」。
国内外から200万人以上が訪れる札幌の冬の一大イベントとのことなので、駅周辺も人出が多いかと思いきや全然混雑していない…
ホームのベンチに座って用意していたスノーブーツに履き替えます。
(飛行機のセキュリティでの脱ぎ履きが面倒なのスニーカーで出発していました) -
まずは雪像を見るため「大通り会場」へ。
ロードヒーティングされている部分の道路は、シャーベット状に溶けた雪で水たまり状態。スノーブーツを準備していてよかった!! と心から思います。
そして会場に向かって少し歩いていくと、歩道は硬い雪道に。雪に慣れていない私達には滑りやすくて危険だらけ。
ここで用意していたアイゼン(簡易式スノースパイク)を装着します。 -
歩道と比べ、車道の雪はえらく茶色だなぁと思っていたら、交差点の手前に滑り止め砂が設置されていて、茶色は、この砂の色だったのかと納得!
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アイゼンを付けると、硬い雪にスパイクがグサっグサっと刺さって、とても歩きやすい!!雪慣れしていない人には必需品です。
午前中はうっすら曇り空でしたが、次第に雲が晴れて日が差し始めると、じんわり汗ばむくらい。
ダウンコートのファスナーを開けて、手袋を外して調整します。 -
会場に到着。
会場内はさすがに大混雑。 -
人の流れに乗って進みます。4丁目の広場には「ゴールデンカムイ」の雪像が。1番大きな雪像です。
この付近で、缶ビールの無料配布をやっていました。最後尾の看板の後ろにつき、ルンルン待ってると、ジッとしているのが苦手な夫が「ビールどこかで奢ってあげるから並ぶの勘弁して」と言うので、仕方ないなぁ…と諦めることに。 -
クイーン + アダム・ランバート 来日記念の雪像(1週間後に札幌ドームで公演がある)や、ちびっ子に人気のたまごっちの雪像、サラブレッドの雪像の前では歌手が熱唱したりしていて賑やか。
多くの人が写真を撮っていたモアイ像は市民応募の作品。
大通り会場では、これらの雪像を見て回るのがメインイベント。フードコーナーもありますが、それほど種類も多くありません。 -
続いて「すすきの会場」へ移動します。
バスや路面電車でも行けますが、景色を見ながら歩いて行くことに。ゆっくり歩いて20分ほどで到着しました。 -
すすきの会場付近の歩道は、地面の固い雪をショベルカーで削って除雪してあるので、アイゼンなしでも安全に歩けます。
観覧客はすでに大勢いましたが、この時点でもゴリゴリゴリ…と爆音を立てて作業が続いていました。 -
すすきの会場は、アイスワールド2024というテーマで氷像が並ぶ会場。
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目を引いたのが、寿司ざんまいが展示するこの氷像。
魚やカニが活き活きしたまま冷凍中。
雪まつりが終わったら美味しく食べられそう。 -
ブラックニッカ、サッポロ、サントリー、宝酒造…どれも好きな響き。お酒メーカーの作品が並んでいます。これらのお酒シリーズは雪像ではなく、氷像にピッタリ。売り上げ伸びそう!
夜になるとライトアップされて、氷がきれいに輝くみたい。きっと、雪祭りは日が暮れてからが一番楽しめるんだろうなぁ… -
雪の滑り台や雪の巨大迷路などの体験ができる「つどーむ会場」はパスして、札幌駅に向かいます。
大通り会場とすすきの会場をしっかり見て回って所要時間は3時間ほど。
飲食ブースやビール無料配布に並んでいたら、もう少し時間は必要かもしれません。
寒さの体感としては、私はスノーブーツ(コロンビアで購入)を履いていたら足が冷たくなることはなし。
普通の雨用長靴を履いていた娘は、足先が冷えるということで足用カイロを張って対策。
この日の気温は0度でしたが、日差しがあるとかなり暖かく感じました。(暑がりな夫は散策中ダウンコートを脱いでいました) -
小樽に向けて出発します!
札幌からおたるまでは快速エアポートで32分。
快速列車以外に乗ったら50分ほどかかるので先を急ぐ人はぜひ快速列車で!
おたるに到着すると、ふわふわの雪が降っていました。メルティキッスのCMの世界!!
タクシーで宿泊先へ。駅前には何台もタクシーが待機しているのでスムーズです。 -
5分ほどの乗車で「運河の宿 小樽ふる川」へ到着。
小樽運河沿いにある天然温泉の宿。 -
明治時代の商家をイメージしたインテリア。フロントは「帳場」と呼ばれ、懐かしい感じを醸しています。
モダンなラウンジでは、あったかい玉ねぎスープや地元の「ナイアガラワイン」でのおもてなし。このナイアガラワイン、甘口ですが芳醇な香りですごく美味♪ -
お部屋は「特別室B」というタイプ。
寝室が2つあるのでファミリーに最適。
冷蔵庫の中はフリードリンク。ビールの他に地元で作られたクラフトコーラ、昔懐かしの便のラムネなど盛りだくさん。
お部屋に温泉もありますが、循環加熱湯のようでした。 -
17時から予約しているお寿司屋さんへ歩いて向かいます。
まだ夕方というのにこの暗さ。でもライトアップがきれいです。 -
夕食は「おたる政寿司 本店」にて。ホテルから徒歩8分。老舗のお寿司屋さん。
お寿司は本州で食べるものとあまり変わりなかったですが、お刺身で出てきたホタテが、今まで食べたことのないくらいの、濃厚さと奥ゆかしい甘み☆ なんじゃこりゃー!! という感動。
未知の味に出会う、こういう経験があるから旅はやめられない♪ -
19時には夕食が終了したので、そのまま帰るには少し早い…ということで♪
二次会として運河沿いの小樽倉庫にある「小樽ビール」へ繰り出します。 -
「ビールは水、麦芽、ホップのみで作るべし」という「ビール純水令」は1516年にドイツで決められたルールなのですが、小樽ビールは今でもこれを遵守して美味しいビールを作っているとのこと。
原料と酵母を大事に考えて作られたビールは悪酔いや二日酔いしにくいらしいです。
安心していっぱい飲める♪ -
定番のピルスナー、ドンケル、ヴァイスの他にもフルーツやハーブを使ったカクテルのような爽やかビールもあって、ビール初心者からビール命! の人まで満足できるラインナップ☆
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我々が選んだのは、ちょうど2月1日から期間限定で販売されている「バンベルガーシュペツィアル」。
これは季節限定だから、いつでも飲めるわけではない☆ ちょうどよい時に来れました!!
このビールの特徴は、燻製した麦芽を使って仕込んであること。ドイツでは「ラオホビール」と呼ばれています。
ほんのり香る程度のスモークフレーバーなので嫌な感じは一切なし。
画像は一番大きい Lサイズ1408円。かなり重いです。 -
営業は21時まで。
ラストオーダーの時間を過ぎてもガンガン来店してドカッと席に着く外国人観光客たち。
店員さん、一応説明するものの断りきれずに結局入店許可していて…
最後は日本人客ゼロで完全に外国のパブみたいになっていました。
言葉の壁ってことだけじゃなく、オーラというか勢いに負けちゃいますね…。 -
お店を出ることには、さらにふわふわの雪が積もっていて、普段温暖な地域に住んでいる私達は珍しくて大興奮。
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大人になってもついやってしまう雪面ダイブ。
子供のころと違う所は、ダイブの前に一応、手で雪の深さを確認して安全を確保してからやるところ(笑) -
運河前の観光案内所の温度計は-2.9℃。
意外と寒さを感じないのは多分アルコールのおかげ… -
細かい雪が舞う小樽運河は幻想的です。
多くの人が写真撮影していました。 -
ホテルに帰って大浴場へ。
2箇所ある大浴場は1日ごとの男女入替制。
この時は女湯が2階の「弍の湯」。
弐の湯の露天風呂には、お地蔵さんに被せるような「傘帽子」が置いてあり、雪が降る中で傘帽子をかぶって入浴するという面白い体験ができました。 -
翌朝。6時半ごろから空が明るくなってきました。お部屋の窓からは小樽運河が見渡せます。
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今日はいい天気になりそう。
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バイキング形式の朝食を食べて、もう一度温泉に入ってからチェックアウトすることに。
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チェックアウト後、荷物は預かってもらって小樽の街を散策します。
まずは、ホテルから徒歩1分の「ステンドグラス美術館」へ。
似鳥文化財団が運営する「小樽芸術村」の4館共通券(2900円)をおすすめされましたが、4館全て回り切れなかったらもったいないので、ステンドグラス美術館のみの券を購入することに。(1200円) -
館内は静かで神秘的。
この「神とイギリスの栄光」は1919年頃イギリスで制作されたもの。 -
2階では、材料となるガラスや制作方法のビデオ解説も見ることができます。
わりと入館者の数は多いけど、みんな静かに見学して過ごしています。ここは、心が落ち着くそういう場所かも。 -
ステンドグラス美術館を出てすぐ裏手にあたる広場では、自衛隊の人たちが作業中。
ここは2月10日から開催される「小樽雪あかりの路」の会場になるみたい。 -
続いては「旧三井銀行小樽支店」へ。入館料は500円。
1927年に建てられたこの建物は石造りの建物にみえますが、鉄の骨組みとコンクリートでできていて、外側に花崗岩が貼られています。この花崗岩は岡山県北木島で切り出された高級な石材。
北木島といえば我が家の推し芸人「千鳥」の大悟の島!! 大悟のネタの親父が石を拾ってきて親分に渡して…のくだりを思い出す。 -
こちらは地下部分にある「貸金個室」。
中に入ると部屋の四隅には角度を付けた鏡が貼ってあり、どこにいても死角がないように防犯の工夫がされています。 -
2階の回廊部分から1階を見た所。
1階部分は広い吹き抜けになっています。 -
この吹き抜け部分の広い天井を使って、1日に数回プロジェクションマッピングが上映されます。四季をテーマとした美しい作品でした。
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小樽から新千歳空港まで快速列車で向かうため、時間調整に寄ったのは小樽駅前「三角市場」。
びっくりするぐらい大きなカニや巨大なタコなど、北海道グルメ満載ですが、ちょうどお昼時という事もあってイートインのスペースは大大混雑。そのほとんどは外国からの観光客。 -
食事は諦め、小樽駅へ。
空気が澄んで空が美しい。雪が太陽に反射してすごく眩しいです。 -
駅舎の壁についていた鐘。
目の前に紐があれば、とりあえず引っ張ってみるタイプの我が娘。
こんな鐘があれば鳴らさずにいれるわけもなく、勢いよく紐を引き…
カンカンカーンと想像以上の大音量で鳴り響かせて大注目を浴びることに(焦)
周りの人もだけど、誰よりも自分がビックリして「すみません、すみません…」と謝りながらも大笑い。
鐘を鳴らす場合は、控えめに紐を引く方がいいですよ… -
線路もこんな風に雪があるけど電車の走行には問題ないよう。見るもの全て新鮮な旅でした。
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一泊2日の弾丸旅。
思ったよりものんびりできました。
冬の北海道は寒いし雪への装備が大変そうだし…ということで避けてきたけれど、経験しないとわからない楽しさも経験できました。
外国人の友人が大絶賛していた雪まつりは、私達は一度経験したら充分満足だけど、小樽での夜に、フワフワ雪が舞う中で、傘帽子をかぶって温泉に入る経験は何度でもしてみたい最高の思い出に。
やっぱり日本人には温泉だなぁ~♪
楽しい旅でした。
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