世界遺産合掌造り集落を巡る（３）。 五箇山相倉合掌造り集落に泊まる。

2024/01/05 - 2024/01/05

世界遺産の合掌造り集落、三箇所を巡って来ました。
合掌造り集落には、大中小あり、大は岐阜県側にあるのは有名な「白川郷」、中小は富山県五箇山にある「管沼集落」「相倉集落」です。今回は三箇所を巡り「相倉」にある合掌造りのお宿に宿泊し「日本の原風景」を楽しんできました。雪が少なく、想像していた景色とはかなり異なりましたが、とても印象深い3日間を過ごしました。地震の事もあり直前までキャンセルするか悩みました、予定を少し変更し行く事にしました。
二日目は相倉の合掌造りに宿泊。山里の宿で囲炉裏を囲んで地元料理を食べ、合掌造りの景色を眺め、あんかに包り夜を過ごしました。忘れられない思い出となりました。

エリア 五箇山周辺(富山)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線

14:35頃「相倉口」に到着。自分を含め３組が下車。時間帯の影響もあるかもしれませんが「菅沼」と同じく閑散としてます。
バス停から「相倉合掌造り集落」まで四、五百メートル位は歩きます。

まずは全体をを見渡せるビューポイントへ。駐車場の脇にある入口から登ります。

撮影スポットは「白川郷」より距離はありませんが、雪がカチンカチンに固まっている場所もあり、慎重に登ります。5分くらい結構な傾斜の坂を登ります。

結構な坂道を登り展望場所に到着。滞在中、ここに3回登り降りしたので足がパンパンになりました。

ここもこじんまりと集落です。

集落内を散策です。合掌造り家屋の原型と言われる現存している唯一の「原始合掌造り」です。屋根だけの小さな家です。

まるでテントの様です。雪深い自然に対応できる様な強固な造りになっています。

他の合掌造りに比べると屋根だけ家だと言うこと事が良くわかります。

その後は、「原型」を元にどんどん大きく立派な建物になった事がわかります。

養蚕業を営んでいた当時がわかる展示資料館「勇助」。（入館はせず）

「天狗の足跡」天羽の左足らしい。天狗の足は思ったよりは小足だつた。

展望場所以外にもビューポイントが数ヶ所あります。

ビューポイントをまわってみましたが、やはり展望台が一番ですね。

どの家もエアコンとパラボラは完備。安心しました。

周りの家の電気が付き始めたのでお宿へ。

今夜は五箇山合掌の宿「庄七」に宿泊。合掌造りの立派な宿です。客室数和室4室で1日2組または6名まで宿泊可能な宿です。

夕食は囲炉裏のある場所で、朝食はテーブル席で頂きます。

部屋はリノベーションされているので、隙間風が吹く事もなく、洋式トイレもあり、宿の前には3人程入れるお風呂もあり快適なお宿です。

10畳の広いお部屋で、部屋にはテレビはありませんが、WiFiは飛んでいました。隣は小さい子どものがいる3人家族でした。秋田、山形の山深い温泉に泊まった際、「カメムシ」の歓迎を受けましたが、ここには一切出てこない様です。良かった。

隣の部屋とはふすま一枚で仕切らているので緊張しますね。いびきや寝言は筒抜けですね。私は平気ですが若い人はどうでしょうかね。夜はイヤホンを付けて静かに動画を見て時間を潰しました。

囲炉裏を囲んで夕食を頂きます。この集落に住む方の暮らしを体験している様な気がします。

夕食用のイワナが囲炉裏で焼かれてます。

夕食は山菜料理づくし。鯉の洗い、イワナの、塩焼き、山菜、野菜の天麩羅、氷見うどん、豆腐は五箇山豆腐か？

氷見を応援したく「氷見うどん」に変更したとの事。

ぶり大根とかぶら寿し。大かぶに切り込みを入れ魚を挟んで発酵させた寿司の一種で富山の名物の「かぶら寿し」は食べ応えがあり、これだけでお腹が一杯になってしまいます。

「とちもとの天ぷら」とちもちも初めてだけど餅の天ぷらも初めてです。

五箇山の味を十分に楽しみました。全部食べきる事はできませんした。

食後は夜の集落を散歩してみます。雨がパラパラ降ってきました。寒くはないで雨は雪には変わる事はないでしょう。

宿のご主人に聞きましたが、冬は二階を開けると寒くなるので閉めっぱなし。二階の電気はタイマーで点灯しているとの事。

どうりでどの合掌造りも二階部分は明るく灯っていたんですね。

一月にこんなに雪が少ない事が珍しいとの事。今後もこんな状態が続くのでしょうか？。

夜の景色は宿泊者した見れない景色です。でも宿泊者はいると思いますが誰も散歩している人はいませんでした。残念な事に雨が強く降って来たました。展望台に行きたいのですが、傘が無く諦める事にします。風呂に入って寝る事にします。

「豆炭アンカ」久しぶりに使用しました。足が暖かいとよく眠れます。5:00頃地震で目が覚めるまでぐっすりと眠れました。

朝7:00。宿泊者しか見る事が出来ない朝の景色を見に行きます。

外に出てみると一面朝霧が集落全体を包んでいました。

集落には誰も歩いておらずとても静かです。

藁ぶき屋根からは水蒸気が上がっています。朝食の準備か煙が出ている家もあり風情がある光景です。

展望台から見ていると、少しずつ朝霧が晴れたり、広がったりととても美しい景色でした。

宿に戻り朝食を頂きます。

「有精卵」だそうで、持ち帰って暖めるとヒヨコになる可能性があるかも。甘い味の卵でした。

チェックアウト後、再び展望台へ。集落が明るくなって朝霧はだいぶなくなりました。

「朝霧と雪中にたたずむ合掌造り」とても綺麗な景色を見る事ができました。

10:00バスで「相倉合掌造り集落」から「城端駅」へ。

駅には観光列車「べるもんた」（高岡⇔城端）が止っており、だめもとで「乗れないの？」と聞いてみましたがダメでした。諦めて普通電車で高岡まで行き、富山まで戻りました。

最後は富山の美味しいものをと駅ナカグルメをグルグル。富山ブラックラーメンか白えび亭か、お寿司かと悩みましたが、「魚どん亭」でお昼を食べて帰る事にしました。5月に来た時は行列になっていましたが、さすがに地震の影響もありあり人出が少なく、どの店も選び放題でした。

寒ブリが美味しそう。

これは偽物の寒ブリです。

悩んだ末「お刺身定食」と「富山湾ボール」を注文。

「富山湾ボール」とは、さかなのすり身揚げ。これが結構大きくてボリュームがすごく全部食べきれませんでした。

あらの味噌汁はだしがでてとても美味し、大満足の昼食になりました。

五箇山では合掌造りの集落に住んでいる人の様な体験ができ、また大変美しい景色を見る事がで、貴重な体験ができた旅でした。

富山にはまた伺いたいと思います。