2025/11/04 - 2025/11/04
231位(同エリア463件中)
よしめさん
この旅行記スケジュールを元に
2025年11月3日(月・祝)から6日(木)一人で秋の金沢へ旅して来ました。近年は、例年この頃訪問しています。文化の秋、芸術の秋、食欲の秋を満喫してきました。主な行程は以下の通りです。●は、該当旅行記です。⑨までありますので宜しければご覧ください。
11月3日(月)旅行1日目 ①自宅・・自宅最寄りの駅=東京駅8:33発 かがやき521号=金沢駅11:07着=②金沢県立美術館 お茶(於:ルミュゼドウアッシュ)・・(日本伝統工芸展鑑賞)・・③いしかわ生活工芸ミュージアム=金沢駅・・買い物(100banマート)・・④金沢セントラルホテル東館3連泊(H)
4日(火)2日目 ●⑤(H)・・金沢駅=五箇山菅沼(合掌造り鑑賞・お茶「あらい」)=金沢駅・・⑧金沢散歩・お茶と買い物 香林坊(DAIWA不室や・マルエー)=金沢駅・・(フォーラス)・・(H)
5日(水)3日目 ⑥(H)・・主計町茶屋町散歩・買い物(暗がり坂・彦三緑地・佃の佃煮・久保市乙剣宮・泉鏡花記念館・柳宗理デザイン研究所・⑦あかり坂・⑧はやし・⑦金沢文芸館)=金沢駅 散歩・買い物(100banマート・あんと・Rinto)・・(H)
6日(木)4日目 (H)・・金沢駅=金沢くらしの博物館=金沢駅 ・・買い物(あんと「すずめ」)11:59発はくたか562号=東京駅14:52着・・自宅最寄りの駅=自宅最寄りのバス停・・自宅=カイロ・・娘宅=自宅
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- びゅうトラベルサービス
-
2025年11月4日(火)晴れ 旅行2日目
本日は五箇山菅沼にバスで行きます。北陸バス。事前にネット予約しカード払い。片道2200円。所要時間は約1時間。
朝のホテルのお部屋のお引越しで、しかも2部屋も転々と移動して、精神的にも肉体的にもすでにお疲れ。詳しくは旅行記④にて。
昨日金沢駅東口にいた、県立美術館に行くバスの下車バス停をお尋ねした、バスのお客整理のおじさんが、今日はこちら、西口にいたので、ご挨拶してまたお尋ね。「乗車時、この画面を見せればよいのですか?」彼には、昨日は、私が誰かといたという記憶らしかったですが。 -
あれではなく、これを見せて乗り込みます。間際でもなかったのに、予約の段階で、最後の1人。ラッキー!というか、その人気に驚きました。40人満席。キャリーを持ったインバウンドの方がずらり。バストランクには、キャリーがずらり。
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ドライバーさんの行先の簡単な説明やバス車内での注意は、全て日本語。もしかしてすべて理解できたのは、日本語堪能な私一人かも?
五箇山菅沼で下車したのは私1人。ドライバーさんに「荷物は?」と聞かれ、ありませんとお返事。キャリーがあれば、トランクを開けて出さなきゃいけませんから。次のバス停車地は、最終下車地点の白川郷。皆さん白川郷に行かれるようで。あの大きなキャリーや重そうな大きなリュックを持って、背負ってガラガラと引きながら歩くのかなあ? -
ちょっとしたロータリーになっていて、下車も乗車もここだと、ドライバーさんに確認。金沢行きのバスはこれしかありません。予約制。高岡とか名古屋に行くバスは、もっと少ない。これを逃すとヒッチハイク?車やトラックは、けっこうスピードを出して、辺鄙な地の割には、台数も多く走っています。
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おー紅葉!赤黄緑。青空によく映えます。昨日は雨だったけれど、快晴。やはり日頃の行い。(笑)福岡雨女がよく言うよと、一人ツッコミ。
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こちらの山も綺麗。
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下を覗くと合掌造りの家。これは五箇山合掌の里。
五箇山合掌の里 名所・史跡
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バス下車の際、ドライバーさんに、合掌造りはどこかお尋ねしたら、あの辺と、下を指差し教えて下さいました。あの道を降れば良い?てくてく。紅葉した木と茅葺き屋根、合いますね。
五箇山合掌の里 名所・史跡
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家の横は、稲穂?でも誰も住んでないような?車は途中から入れないようになっていたけど、人は歩いて良いのよね?人っこ1人いない。この道を進んで良いのかな?行き止まりってことはないよね?廃村?だんだん不安になってきます。
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この地図は後ほど、五箇山民俗館で頂いたもの。地図が読めない私ですが、これさえあれば、ここまで心配せずとも菅沼合掌作り集落までたどり着けたものを。
いくら良く晴れた朝でも、生まれて初めて訪れる見知らぬ土地で、人っ子一人いない、廃村かと思えるような所を、一人で歩くなんて、怖い。いや、人がいても、山賊はこの時代にはいないだろうけれど、良い人とは限らないので怖い。連日の熊出没のニュース。熊のいない千葉から来た身としては、一層怖い。人も熊も怖い。 -
字もはっきり読めません。「籠のわたし」があるよと、後でこの写メの写真をじっくり見て判読。
熊が日本全国あちこちに出没すると聞いてますが、まさか出てこないよね。熊よけの鈴持ってないし、誰かに襲われても、私が今ここにいること、誰も知らないし、消えかけた文字と共に不安感が増し、ひたすら前進します。元気なら走って逃げた? -
あ、トンネル道がある。行き止まりではなさそう。菅沼集落へたどり着くと書いてあります。
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トンネルを出た所に看板。道としては合ってた。
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駐車場も、エレベーターもある。エレベーター大好きですが、行きたいのは駐車場ではないのでパス。前進。
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さっきのは五箇山合掌の里で、行きたかった菅沼は、もっと先なのね。
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うん?さっきと上下逆さまの地図看板。地図が読めない私。こうなるともう、わからない。
菅沼合掌造り集落 名所・史跡
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「ぱっか」?左から読んでしまった。そうじゃなかった、右から読むと「かっぱ」
お土産物屋さん 営業中
世界遺産菅沼合掌作り集落到着!熊にも山賊にも合わず無事着いた!バス下車後、たった15分ほどでしたが、良く晴れた秋の午前中ですが、怖かった!おみやげ かっぱ お土産屋・直売所・特産品
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ここは五箇山民俗館。
中に入り、人の姿を見てほっと。「バス下車後、見知らぬ道を、人っ子一人出会わず来たので、とても怖かった。人の姿が見られて嬉しい。」と。チケットを買いながらおしゃべり。「熊にも会わず良かったですね。出るんですよ。」と。先ほどの地図も、おまけでくださりながら。えっ、やはり熊が出る所なんだ・・・じわっと怖さが。そしてすぐ駆け込んだのが五箇山民俗館 美術館・博物館
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茅葺屋根のここ。ここはどこでしょう?
正解はトイレです。ちゃんとした水洗トイレでした。駐車場脇にあります。 -
入館手形。「五箇山民俗館」と「塩硝の館」合わせて400円。
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先ほどの五箇山民俗館へ戻り、ここのパンフレットなどを頂きました。「ありのままの日本に出会う」とあります。
高山や高岡や富山からの便の方が良いようでした。公共交通機関を利用してだと、なかなかね。 -
良かったらどうぞと頂いた先ほどのパンフレット。先に提示した裏が地図のあれです。
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歩いて出会うから、深まる魅力があります。
そうそう。滞在中に見かけた観光客は、皆さん車でいらしたようで。合計20人ほどかな?白川郷に比べるとぐんと少ないです。空いていて、じっくり見放題です。駐車場にはもっと多くの車が止まっていました。 -
ここは世界の心のふるさと。
古くからの日本の山村風景がそのまま残る菅沼。1995年に白川郷荻町、五箇山相倉と共にユネスコの世界遺産に登録された。いつの時代も訪れる人を温かく迎え、素朴にもてなす村は、今や「世界のふるさとになった」 -
山村に暮らす知恵のかたち
山あいを流れる庄川のわずかな河岸段丘にある菅沼集落には、現在9戸の合掌造り家屋が残っている。日本有数の豪雪地帯。厳しい自然に耐える住まい。養蚕や塩硝作りが生活の糧。 -
五箇山民俗館
養蚕や紙漉きなどに用いられた道具や知恵と工夫が凝らされた生活用具など200点の貴重な資料を展示。山村の伝統的な暮らしの姿を伝えている。 -
囲炉裏
合掌通リの家の説明も書いてあります。豪雪に耐えられるよう、急勾配の茅葺き、切妻屋根を持つ建築様式。両手を合わせて合掌したときの形に似ていることからこの名がついた。 -
ささら
五箇山民謡「こきりこ唄」の楽器。鳴らし方も絵入りで書いてあり、鳴らせます。 -
作る
どろうす、脱穀機などの展示 -
纏う
夏着、麻着、麻の紋付 -
祭り
祝い膳 -
民具の絵ハガキ売ってます。1枚50円。
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2階は明かりが足りず、フラッシュも焚けず、暗くて、分かりづらくすみません。
五箇山の養蚕 年に3回行われた。1回40日ほど。
春蚕(はるご) 4月下旬から5月
初秋蚕(なつご) 7月から8月上旬
晩秋蚕(あきご) 9月まで -
繭ができるまで
ひっきりなしに蚕が桑を食べるので、山の桑畑からの桑摘みは、養蚕の仕事の中でも最も重労働とされた。 -
「とーと」「かーか」の服装と生活道具
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ここは少し自然の明かりが入ります。
五箇山の籠の渡し
かつて五箇山は深山幽谷の秘境で、庄川をはさむ対岸への往来には「籠の渡し」が利用されていた。1332年頃から架けられていたと思われる。百姓の自前で架けて渡している。
五箇山の庄川の右岸側は、加賀藩の罪人を流す流刑地になっていた。 -
五箇村の春夏秋冬
見ている分には美しいですが、暮らすのは大変だと思います。戸外の赤い郵便ポスト、差し出し口が塞がれていました。集配が行われていない?でも、クロネコさんは来てました。 -
五箇山の和紙
畑仕事もすみ、収穫物の始末もすんだ 冬の初めから開始。春の雪が解け始まる頃まで続く。加賀藩から大量に買い上げられた。 -
紙漉きの道具
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糸引きがま。
繭の乾燥が終わると糸引きが始まった。 -
相倉合掌造り集落までは約11㎞、車で15分ほど。歩いては行きません。
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次は煙硝の館
五箇村民俗館から歩いて30歩。塩硝の館 美術館・博物館
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江戸時代五箇山の主要産業だった塩硝(鉄砲などの火薬の原料)造りの工程を展示。材料採取から出荷まで、ジオラマや影絵で再現している。
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塩硝土と作り方
家の炉の辺りの敷板をまくって出入りするようにし、床下の土をおよそ2間(3.6m)四方をすり鉢のように掘って炉の辺りは深さ6~7尺(182cm~212cm)縁の方は浅く3尺(91cmぐらい)
土、草、稗から、蚕の糞などを積み重ねる。切り返し、4年ほど置く。 -
塩硝造りの材料
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硫黄の原石、灰汁煮塩硝、木炭、黒色火薬
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塩硝と火薬
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塩硝の製造工程
塩硝土→侵出→煮詰→灰煮塩硝 -
塩硝づくりの道具
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塩硝街道
五箇山から金沢への輸送路は3筋の路がある。
煮屋から金沢の土清水へ塩硝を運ぶには行きに2日、金沢詰8日、帰りに2日と12日間。天候によっては長引くこともあった。牛などを使うこともあったが、ひとりで運ぶ量は約45㎏。
下のは、荷造りした塩硝箱 -
影絵でのお話も流れてました。
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加賀藩土清水御蔵
塩硝は危険物のため塩硝蔵は初めは城内、次は城外、そして城下郊外約4㎞離れた山間に移す藩がほとんどで、土清水に塩硝蔵を設けた。白山町には火薬製造所があった。 -
塩硝と農民の生活
五箇山は塩硝造りにとって、自然的にも、人的にも好条件の所。豊富な薪材と労働量を利用して塩硝製造を行った。焔硝の名産地は加賀を第一品とすると。 -
左端 古火縄 火縄にも塩硝がしみこませてある。
右端 火打ち道具 -
加賀藩鉄砲隊
加賀藩祖、前田利家公は、織田信長に仕え、長篠合戦では鉄砲大将として参戦し、武田軍と戦った。五箇山地方は古くは石山合戦時代より塩硝製造地だったので、鬼に金棒の軍備だった。 -
塩硝造りのお仕事中。
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2階に上がります。
鉄砲隊がお出迎え。 -
火縄銃を持っての写真撮影可。
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鉄砲隊の一員となって戦う?
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合掌作りの天井部分。
しっかりとした造りです。 -
五箇山合掌作りの四季
今は秋。青空、雪景色、紅葉が美しい自然の色彩を織りなす、「三段染め」 -
富山県南砺市で、11月29・30日に世界遺産サミットが行われます。
白川郷・五箇山の合掌造り集落30周年記念事業だそうで。入場無料とのこと。如何? -
暖かいです。紅葉した葉、山々、青い空。ボーと眺めていたい。
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ここは「あらい」
土産・お休み処あらい グルメ・レストラン
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メニューはこれ。
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店内
和紙でできた明かりが素敵。 -
五平餅390円を頂きます。一番早いのがこれと言うので。お水はセルフで。
ご飯をつぶして、甘めの味噌をつけて焼いたもの。美味しい。
山々の紅葉を見ながら。の~んびり。 -
紅葉した山。いいなあ。
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湧き水でしょうか、家の前に引いて、
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ぼんやり眺めます。
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観光客として、暖かい秋の日に、ぼ~んやり眺めている分には幸せ。でも、暮らそうとは思えません。
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足元にとやまビューポイントの文字が。ここからの景観は県民の貴重な財産ですと。
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それがここ。ポイントを入れるとこんな感じ。
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イチオシ
取るとこんな感じ。日本の原風景。
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雲が動く。風で流れていくというより、地球が回転している感じ。
バス停に向かいます。あの怖い道ではなく、車道と国道を歩きます。 -
庄川が流れる。雲も動く。
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さようなら。
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ここは菅沼のバス停。あちら方面に行くバス停なのでしょう。私が乗るバスのバス停は、もっと右側です。
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茅(カリヤス) ふるさと文化財の森
修理のための資材の安定的確保を図るため、文化財の森として設定。
葺き替えるため育てているのでしょうね。 -
駐車場からの眺め
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集落さようなら
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さて帰りのバスチケット。もちろんネットで予約済。予約時、こちらは空いていて、最前列の席が取れました。
ここから乗る方、私一人。乗車時、バスドライバーさんから「よしめさん?」と聞かれ、「はい」と言ってこれを見せました。白川郷からのバスで、乗客は10人程度でした。 -
途中雪を頂いた山々が見えました。
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今ここです。
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バス座席、右で充電できます。
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金沢駅に続く道。黄葉が美しい。
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