2023/11/02 - 2023/12/01
33位(同エリア514件中)
唐辛子婆さん
モスクワ在住の娘たちに会う用事ができたので唐辛子爺と二人で2週間の旅を計画するも、爺の体調がイマイチなので一人で行くことになり、日程も1週間に変更してバタバタと飛び立ちました。
あ、その前に唐辛子爺と高田馬場のウズベクレストラン、サマルカンド・テラスに行ってみました。
11月2日(木)
東京→モスクワは直行便なら9時間ですけど、今は飛んでないので往復ともウズベキスタンの首都タシケントに1泊して乗り換え。
成田⇔タシケントは9時間、タシケント⇔→モスクワは4時間です。
(帰路は両方とも約30分短かったやうな。)
11月24日(金)11:05成田発
16:10タシケント着
Hotel Marwa Tashkent Pool & Spa
11月25日(土)SIMカードの購入
チョルスー・バザール見物
17:00タシケント発 19:20モスクワ着
サービスアパートに滞在
11月25日(土)~29日(水)モスクワの4日間
11月29日(水)11:10モスクワ発 17:05タシケント着
Safarov’s Family Hostel
11月30日(木)モスク
アムール・ティムール博物館←⑦ここ
22:05タシケント発
12月01日(金)09:40成田着
フィーコさん、小心者さん、Mugieさんの旅行記がとても参考になりました。
ありがとうございました!
エセバックパッカーが行くウズベキスタン11日間
①タシケント到着から市内観光(フィーコさん)
https://4travel.jp/travelogue/11854636
【役に立たない】ウズベキスタン01
(出発~タシュケント)(小心者さん)
https://4travel.jp/travelogue/11855732
シルクロードの浪漫あふれるウズベキスタン女一人旅
⑤なんだかツイてなかった最終日タシケント(Mugieさん)
https://4travel.jp/travelogue/11866766
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- ウズベキスタン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
-
ランチの後またヤンデックスGOを頼んでアムール・ティムール博物館に行きました。
階段を上がって入り口を探したら「下の入り口からお入りください。」と書いてある。階段を下りて半地下みたいなところが入り口でした。警官みたいな制服を着た人があっちで入場料を買いなさいとぶっきらぼうに指さします。
入場券は6,000スム(約85円)とお安かったけれども写真撮影には別途料金がいることを知らされずに -
1Fへの階段を上がって手持ちの小さいカメラで写真を撮っていると注意されました。「スマホならOKです。」
う~む
ここで面倒くさがらずに入場券売り場に戻って撮影券買えばよかった。 -
立派な絵を子細に見ていきたいのに。リュックの中に望遠レンズのカメラ持ってたのに、やっぱり疲れてたんでせうかねえ。
-
天井近くにいるのは二人の天使。
それぞれ剣(つるぎ)とコーランを持っているんですけど、遠すぎてアップして修正してもこれが精いっぱい。ぴえん。 -
中央の人はアミール・ティムール。
成吉思汗(ジンギスカン)によって滅ぼされたウズベキスタンを復興させティムール王朝を作りあげた14世紀の王様ださうです。 -
初期の頃の肖像画の中にはモンゴル系の顔のもあり。
ウィキの「1380年ごろに描かれたと考えられる肖像画」は、まるで鎧を身につけた日本の武将のやうな平べったい顔。
でもソビエト時代に掘り起こされた骸骨からの研究で、「赤い髭を生やしたモンゴロイドでコーカソイドの特徴がいくらか加わった顔」だったということになったやうです。
でも科学的に肉付けされた顔はこれに近かったとしても、画家の目にはそうは見えてなかったのかも。画家の育った時代と背景とかによって描き方は大きく違って当然でせうから。 -
幕末期に函館に来たペリー提督のお顔もなんだか歌舞伎役者風。
函館のんびり歩き(2/2) 異人さんの足あと
https://4travel.jp/travelogue/11227826 -
駿河沖で嵐にあってアリューシャン列島でロシアに救い上げられた大黒屋光太夫がペテルブルグで謁見したエカテリーナ2世のお顔もなんだか日本の太ったおばさんみたいですし。
それにしても絵を描けるほどまじまじと近くでながめられたっていうことですよね?哀れな日本の漂流民が絵を描かせてくださいとお願いしたのを快く許してくださったのかしら?彼らは漂流から約10年後に帰国を果たしたさうです。
江戸時代にアリューシャン列島からペテルブルグまで謁見のために旅をしたというのも想像を絶する・・・。
←私から話を聞いた唐辛子爺が井上靖の「おろしゃ国酔夢譚(すいむたん)」を読んだところ馬ソリを使ったやうです。 -
話が大幅にそれちゃいましたが
アミール・ティムールのそばに控えるこの人は蚊取り線香もってるのかしら? -
この3名は護衛なのかしら?
緊張した面持ちで四方に目を凝らしているやうに見えます。 -
アミール・ティムールの左手前にいる人は書記のやうです。
4つの言語(ペルシャ語、モンゴル語、トルコ語等)を操れても読み書きはできなかったさうなので書記は重要な役割だったんでせうね。
・・・どうして王様になるやうな人が読み書きをできなかったんだらう。勉強が大嫌いで来る先生来る先生みんなぶっ殺してたのかしらん?
でも読み上げた文をすべて暗記するほどの記憶力だったさうで。
そしてこの4名は -
天文学者ウルグベクからの講義を受けているところかしら?
ウルグベクはアミール・ティムールの孫。
戦争に明け暮れインドでの強奪もすさまじかったというアミール・ティムールに比べると穏やかな性格の持ち主だったやうです。
14世紀に地球は丸いって知ってたみたいですね。ガリレオよりも先に??
1年が365日だってのもわかってたんですって。
ん?
ということは1F正面のこの絵は昔の画家の作品ではなく、後になって史実を元にアミール・ティムールから孫のウルグベクまでの功績をたたえて描かれたたものなのかな?
ですよね? -
この若者は王子?
-
右手に本、左手に手ぬぐい?を持ってるのには何かわけがありさうです。(王子も持っている。。単に暑かっただけのことかしらん^^?)
お茶碗が和風にみえる。 -
脇の絵は花鳥風月。
せせらぎが北斎風で上の方の梅みたいな枝にはウグイス?もいます。 -
ただ一人の女性は柱の陰から何を見てるのかしら?
-
この絵はとてもドラマチックな印象で興味深い。
夜に扉をたたく音がしたので執事みたいな人が灯りを掲げて出てきてみたら杖を片手に跪ずく人がいた。
誰だらう?乞食にしては身なりが良すぎるが裸足だ。
貴重品の入ったポシェットとは別にパスポート入れまで持っている。
「重要な使命を帯びた使者が訪れたの図」かしら? -
この絵は中央の絵ではなくてその右側の絵です。
木のかたわらで教えを乞う学生と応える学者?
それともこの若者は何かの特命を与えられているのかしらん?
きっと何かのドラマが起こる前なのに静謐という言葉を思い出す・・・。 -
そして2階に上がったら
-
この楽しい絵にであったのでした。
BOYSUNKUR MIRZOのレセプションにて(「Zafarnamah」の細密画より)
表題しか説明書きがないのでボイスンクル・ミルゾが人名なのか場所の名前なのかもわかりませんが、古い細密画から起こして描いたんですよね?
ここでこの「Zafarnamahの細密画より」に出会えたのはとても嬉しいことでした。 -
どうしてかというと、パキスタンでこのペルシャの詩人ジャーミの詩を題材とした細密画に出会って以来、美しさや不思議さに魅かれていたからなんです。
これはインドの化学品会社が発注したカレンダーに印刷されたもの(なので12枚ある)なのですが、どうかこのページに入り込んでみてくださいまし。
Pakistan 人形の家から思いがけないプレゼント(^u^)
https://4travel.jp/travelogue/10319195
でね、この絵の説明というのがおかしかったんですよ(*^.^*)
題は「ガーデンに市民が乱入」
「町の住民が果物がみのり花の咲き匂うパラダイスのような素晴らしいガーデン(高貴なお方の)に入り込み花や枝を踏みにじって、あさましくもリンゴやザクロを食い散らかすの図」
つまりただの美しい絵ではなく、何かしらの物語を題材にしている絵なんです。 -
そして今回、帰国してから調べたら詩人ジャーミはこのティムール王朝の時代の人だとわかりました。
「アムール・ティムールの孫ウルグベクが統治するサマルカンドに9年留学し、神学、法学、哲学、文学を学んだ。」(ウィキより)
この説明を読んだ時の唐辛子婆の感動ったら!
ペルシア文学に詳しい方からは「今ごろ何ておバカなこと言ってるんぢゃ?!」と呆れられさうですけど、何も知らなかったんですもの。
ところでこの人はボイスンクル・ミルゾさん? -
後方にせせらぎの流れるお庭でのガーデンパーティー。
手前にはガードマンたちがいます。
一番左のおっちゃんの顔が面白いんですけど引き延ばすとぼやけてしまう。「わてこんなんいややなんやけどなあ。」とか言ってるみたいなんです。 -
この人の運んできたおいしさうなケーキみたいなものは何でせう?
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忙しさうに立ち働く二人。
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楽師たちの顔もそれぞれが
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おもしろいでせう?
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こちらはサマルカンド・バザールの様子です。人々の生き生きしてること!(「Zafarnamah」の細密画より)
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「ちょっとだけですよ。」
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ベルトにお花の飾り?
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どうみたってブタ
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ナン屋さんの壁の向こうに隠れてる人は何見てるのかなあ?
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捧げ持つフルーツバスケットの果物を
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孫に買ってと言われて仕方ないな~と選んでるおじーちゃんの着物の柄は白鳥のやうです。
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学校です。
-
老人たち。
左から2番目の人と右端の人が両手の平を上向けて
「なんてこったい」とか「どうしやうもないですよ」とか言っていさう。 -
そしてこれは馬を連れて移動中の人々。
ここで野営するのか右側の青い服の人はこれからお肉を焼くんでせうか?
黑い仔馬と白い仔馬がお乳をせがんでる。 -
何かを射やうとしてるの?
-
女性の絵はめずらしい。
-
琵琶みたいな楽器を奏でるひと
-
銅鑼みたいなのを打ち鳴らしてる人
-
「あなたたちはいいわよねえ、遊び暮らしてて。
私はスザニを明日までに仕上げなくちゃならないんだから。」
厳しめのお顔のおねいさん。 -
アミール・ティムールは王様にしては精悍な面構え。
(王様っておいしいものたらふく食べてぽよんぽよんしてるってイメージなんだもの。)骸骨を発掘調査した結果、足が悪かったこともわかっているとか。(ウィキより)何かの戦いで怪我をしたやうです。
45年間も戦いに次ぐ戦いの日々でゆっくり休む暇もなかったんでせうか?
最期もモンゴルへの前線で。
寒さしのぎに開いた3日間の宴会で酒を飲み続けて亡くなったとか。
最期まで王様ぢゃなくて武将だった・・・。 -
サマルカンド(かどこかのモスク)の門の太陽に
-
顔を描かせたアミール・ティムール。(偶像崇拝禁止なのに)
自分は神様よりも偉いと思っていたのかしらん?
ウィキによると「モンゴルのシャーマニズムを信仰する人々には改宗を強要しなかった。」 -
人々を招いてのパーティーでも左下の調理場で豚を焼かせているみたいだし。(豚肉と酒は禁止)
あ、これは「全住民を招待して孫の結婚式を祝った。(ウィキより)」の場面ね(多分)。 -
「細密画より」ではない油絵風の絵もありました。
丘の上から軍を眺めるアミール・ティムール -
これは戦争の場面ではなくて流鏑馬みたいな競技の図。
-
作戦を練ってるとこ?
アミール・ティムールは玉座を下りて何か秘密の相談をしているやうです。
ここにも書記がいる。
まるでショーヘイとイッペイみたいだ。。
←嗚呼、この喩えがジョークとして通じなくなる日が来るなんて・・・。
・・ところで、カーペットの上でも靴は脱がないのね。 -
シリア、イラン、イラク、ペルシャ、中央アジア、インド、南ロシア。
遠征先から学者、芸術家、職工を多数連れてきていたさうです。
この絵では王様に見える・・。
もう一度この博物館を訪れたいと思いました。次はガイドとまわりたい。
帰りもヤンデックスGOを呼んだんですけど、この博物館の敷地の出入り口というのが交差点に面しているので車が停まれないんです。
なのでちょっと離れた道路上に停車する。
なので車の方を見ながら敷地内の芝生の上を走ったら工事用の杭みたいなのに引っかかってズデン!と転んじゃいました。
運動大嫌いな子供だった唐辛子婆。転ぶのは幼稚園以来です。
芝生の上だったので大した怪我もなかったんですけど恥ずかしかった~!
このあとはホステルに戻って、早めに空港に向かって順調に帰国しました。
これでモスクワへのまわり道編はオシマイです。
長々とした年寄りのおしゃべりにおつきあいくださいましてありがたうござりました。FIN
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この旅行記へのコメント (2)
-
- kawausoimokoさん 2024/01/10 08:13:58
- 素晴らしいものを見せて頂き、ありがとうございます。
- 唐辛子婆さん 様
いつも楽しく、そして、感心しながら旅行記を拝見しています。
アムール・ティムール博物館は、本当に素晴らしいですね。
すっかり虜になってしまいました。
いつか見てみたいと憧れます。
お嬢様御一家にお会いになって、無事にお帰りになられて良かったですね。
これからも、素敵な唐辛子婆さんの旅行記を楽しみにしております。
kawausoimoko 拝
- 唐辛子婆さん からの返信 2024/01/10 15:44:15
- Re: 素晴らしいものを見せて頂き、ありがとうございます。
- kawausoimokoさん
関連するソーランギさんのカレンダー編、人形の家編などにもご訪問くださってありがとうございました!
アムール・ティムース博物館にいらっしゃる時はほんとうに双眼鏡なり、望遠レンズつきのカメラをお勧めします。
ペルシャのあたりは地続きの上、民族の種類も多くて歴史などは何度読んでも理解不能なんですけど、絵は西洋の「光と影」を重んじる描き方ではなく、日本の「線と色だけですべてをあらわす」描き方なのが親しみを覚えます。
人々の表情をつぶさに見るのも当時にタイムスリップしたみたいで面白いですね。
今回は急ぎ旅でした下、次回はゆっくりとサマルカンドにも足を延ばしてみたいと思います。
唐辛子婆
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