2023/11/01 - 2023/11/01
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Reiseさん
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今年最後の旅行記になりました。
今年ももうあと数日で終わりです。
コロナ禍も落ち着きつつ、大好きな旅も少しずつマイペースにできるようになり、本当に嬉しい一年でした。
還暦を過ぎて、体力も記憶もますますのスローペースになってきました。
この年になっても、歴史は大好きで、家族からマニアックすぎる、、と非難されるほど、あまり周知されていない、地味な遺蹟や人物がとても好きです。同時に、可愛いものも、綺麗なものも、美味しいものも好きという、全く統一感がない旅行記を自己満足に書いています。
そして、それを読んでくださる方、コメントをくださる方がいて、本当に感謝です。
しかし、なにせ、マイペースで、自分の旅行記をアップするのが精いっぱいという余裕のない日々で、なかなか皆さまを訪問できず、本当に申し訳ないです。
来年もまだまだ行きたい場所が沢山ありますので、体力を整えて、好奇心も失わずに、いろんな場所をめぐってみたいとおもっています。
どうぞ、来年もよろしくお願いいたします。
そして、皆さまにとって来年も素敵な一年となりますようにお祈りしております。一年、ありがとうございました。^^
さて、伏見を歩く、、の続きです。
寺田屋はもう40年も前くらいに一度行ったことがありましたが、あんまり記憶にありませんでした。
ですが、寺田屋周辺や伏見の町並みは以前来たときと違っているようにおもいます。
もうすっかり観光地になっていて、町並みも建物もきれいに整備されていました。
寺田屋は鳥羽伏見の戦いで焼失しているので、現在の建物は後に再建されたもの。
坂本龍馬の時代のものはもう残っていないとわかっていても、ロマンがあります。
学生時代、龍馬が大好き、という友人も多かったなかで、私は龍馬よりも、ひそかに、中岡慎太郎がなんてかっこいいのだろう~ハンサムだわ~、、と不謹慎にも思っておりました。ミーハーな学生です。
しかも、いま、おばあさんになってもミーハーです。笑
ミーハーっていう言葉も死語ですけれど。笑
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 自家用車 徒歩
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寺田屋に到着しました。
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お登勢明神。
寺田屋のお登勢さんといえば、坂本龍馬たち尊王攘夷派の志士たちを保護、支援してきた女将。
江戸末期に寺田屋に嫁入りし、人情の篤い人柄は多くの人に慕われています。
寺田屋騒動では犠牲になった薩摩藩士たちの供養を、また寺田屋事件なども起こりますが、坂本龍馬たちの支援にもあたっています。
このお登勢明神は1979年、お登勢没100年のときに、祀られ始めます。
良縁成就の御利益があるといわれます。 -
寺田屋の横には、お登勢と寺田屋の由来碑があります。
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維新当時の井戸も残されていました。
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龍馬像。
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寺田屋騒動の記念碑もありました。
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坂本龍馬の碑。
良く読めません、、、。(-_-;) -
三十石船この説明板。
このあたりには、船を利用するお客さんが泊まる宿が沢山あったそうです。
寺田屋もそのひとつ。 -
こちらから屋敷の見学に入っていきます。
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入ってすぐ目に入る、龍馬の写真。
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写真がぎっしり。
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龍馬に関しての書や像、肖像画がとにかく、ぎっしりです。
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きりりとした中岡慎太郎に目がいく、、
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おみやげ物の数々でした、、、。
坂本龍馬たちも、まさか、後世、自分たちの写真などが、売られるとは
思わなかったでしょう~。 -
この写真もとても有名。
そういえば、高校のクラスに必ず、坂本龍馬の小さな像がありました。
校長先生が尊敬していたのだろうか、、
誰も、なぜ、置いてあるのか、あまり疑問も持たず、、、
ぼうーーーっとした高校生ですよね。笑
あたりまえのように、どのクラスにもありました、そういえば。 -
きりりとした中岡慎太郎と、そのうえには木戸孝允も。
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イチオシ
二階に上がると、さらに坂本龍馬の奥さんのお龍さんや、お登勢さんの写真もありました。
吉村寅太郎や武市半平太の写真もありました。 -
坂本龍馬の暗殺に関する説明など。
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狭い部屋がいくつかあります。
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維新の遺蹟は限りなくある京都。
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あちこちの部屋に書や書簡。
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一面に、龍馬や寺田屋に関する資料。
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外の風景も見えます。
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龍馬のつくった詩の自筆のものも。
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どこを見ても、龍馬の資料でいっぱい。
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この左下にある小さな龍馬像。。。
これが高校の各クラスにあったものと同じのような、、記憶。 -
ちょっとびっくりしたのは、こちら。
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龍馬が撃った銃の弾痕というのですが、、
寺田屋は再建されたはず。
ロマンはあるのですが、、、。 -
寺田屋事件についての説明。
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歌まであったのですね~。
西城八十の詩に中山晋平の曲。 -
1階に降りてみます。
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急な階段を降りて、
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小さな中庭もみえます。
そういえば、お龍さんが龍馬に敵襲来の急を知らせる時に入っていたという
お風呂があるそうでしたけれど、見過ごしました。
こちらも焼失しないで残っていたのでしょうか~。 -
1階にも坂本龍馬の紹介、写真の数々、書物やおみやげ物。
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とにかく、隙間なく、飾られた資料。
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懸け軸なども。
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訪れた俳優さん、撮影にも使われたのでしょう。
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龍馬の姉の乙女さんの写真もありました。
母のような役割。
何でも相談できるお姉さんだったようですね。 -
龍馬や幕末の志士たちのお土産も。
龍馬もまさか自分の写真や書がお土産になっているとは思わなかったでしょう~。 -
こちらも龍馬の書いたもの。
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龍馬誕生の地も行ってみたなぁ~。
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寺田屋といえば、坂本龍馬の寺田屋事件をイメージしがちですが、
もう一つ、大きな事件、寺田屋騒動もありました。 -
説明にもありますが、
薩摩藩士9名が命を落とした寺田屋騒動。
尊王攘夷の急進派の薩摩藩士9名が、対する公武合体を奉ずる島津久光の派の薩摩藩士に殺傷される事件。同じ藩による悲劇。 -
鳥羽伏見の戦いで焼失した寺田屋はその後に再建されています。
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寺田屋のすぐ近くにある伏見口の戦い激戦地跡の碑があります。
薩摩・長州・土佐を中心とした新政府軍と旧幕府軍・新選組・奥羽越列藩同盟とが戦った、戊辰戦争の始まりの戦い後。旧幕府軍側は敗走する際に、多くの建物に火をつけ、この一帯は焼け野原になったそうです。 -
京橋の説明板があります。
このあたりは船の往来で人々の往来もあり、多くの船宿があったそうですが、今は寺田屋がその名残をとどめるのみ。
川は淀川に通じています。 -
橋の下は美しく整備された場所のようでした。
このあたりに、龍馬とお龍の像があったのでしょうか。。。 -
今は静か。
川の流れも止まっているよう。 -
更に歩きまして、こちらの和菓子屋さんの左の隅に石碑があります。
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電気事業発祥の地とあります。
日本初の電気鉄道の京都電気鉄道株式会社の伏見線は1895年に開業します。
下京区の東洞通あたりから、ここの伏見油掛通までの約6キロを走行します。
それを記念しての石碑。 -
この辺りは、お寺も多いです。
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油かけ地蔵尊として有名な西岸寺。
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境内へ。
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地蔵尊のお堂。
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駒札の説明にもありますが、昔、油売りの商人が門前で転び、大切な油を流してしまいましたが、残りの油を地蔵尊にかけたところ、大変商売が繁盛したとのことで、そののち、地蔵尊に油をかけると願いが叶うと信仰されたとのことです。
地蔵尊は鎌倉時代のもの。
黒い色をしていると聞きました。 -
西岸寺の説明があります。
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芭蕉が訪ね、句を詠んでいます。
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説明板があります。
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この小さな通りは、たしか龍馬通り。
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時間がないので、パスしますが、面白そうです。
お土産物屋さんが多いようです。 -
このあたりは伯耆町と呼ばれるそう。
杉原伯耆守長房の住まいがあったそうです、豊臣秀吉の妻のねねの叔父方に当たる人。
国道24号線を境として、大名の名前をつけた地名が多いそうです。
鍋島や片桐など、、、、おもしろいですね。 -
金札宮にも来ました。
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伏見の神社の中でも古い神社で、750年創建といわれています。
もともとは、伏見の久米村にありましたが、
豊臣秀吉に時代には、伏見城の中にあったようですが、その後、江戸時代になって現在の地に移ります。 -
祭神は天太玉命(あめのふとだまのみこと)ほか、天照大御神、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)の三柱。
五穀豊穣や人々が正直の道を歩み、運を開くように導くことなどが
ご利益となっているそうです。 -
観阿弥の作といわれる、謡曲の「金札」は金札宮の縁起を語っているものです。
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末社もあります。
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樹齢1200年ともいわれるクロガネモチの樹がそびえています。
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京都市の天然記念物。
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赤い実が活き活きとしていました。
可愛い実です。 -
そして、すぐ近くの大黒寺へ。
幼稚園が併設されているのでしょうか、、、 -
駒札にありますが、薩摩藩と深いつながりのあるお寺。
この近隣に薩摩藩邸があり、薩摩藩の守り神の出世大黒天がお祀りされていたことから、1615年には、このお寺を薩摩藩の祈願所としています。
お寺の一室には、幕末に西郷隆盛などの志士たちが議論をしたという部屋もあるそうです。 -
小さな祠の下に、〇に十文字の薩摩の家紋がみえます。
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ちょっと良く読めませんが、石碑もあって、
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こちらのお寺には寺田屋騒動の際に亡くなった9名の薩摩藩士のお墓があります。
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西郷隆盛がその墓碑を書いたといわれています。
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大切に供養されていました。
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また、伏見の義民の文殊九助や、木曽川治水工事の責任を取って自刃した薩摩藩の家老平田靱負のお墓もあります。
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金運清水といわれる湧き水がありました。
とてもまろやかなお水だそうです。
地元の人が汲みに来ていました。 -
そのすぐそばには、松林院。
寺田屋の女将 お登勢さんのお墓があるお寺だそうですが、結界があって、中に入れず。 -
こんな碑もありました。
寒天の発祥の地です。 -
伝承として、参勤交代の薩摩藩の島津氏に提供した料理の一部、天草を煮てつくったところてんを外に出しておいたところ、凍結し、その味も海藻の臭みがなかったことから、商品化されたということです。。
美濃屋から始まった寒天づくり、のちに2軒ほど加わり、100年ほどは伏見だけで生産されていたようです。
現在は、伏見では生産されていません。 -
行き帰りと、京阪も利用したのですが、二階建ての座席に乗ってテンション上がりました。
京阪もひさしぶり。
そして、むかしは、二階建てもなかったです。。 -
シートだって豪華になって、、。
快適~。 -
そして、帰りには、お決まりのはれまさんの山椒ちりめんを購入。
美味しいちりめんです。
最後までお読みいただいてありがとうございます。(^^
今年も皆さまに訪問していただいて、ありがとうございました。
来年も、皆さまにとって、素敵な一年となりますように。(^^♪
良いお年をお迎えください。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Decoさん 2023/12/30 17:10:29
- 寺田屋
- Reiseさん、こんばんは。
寺田屋、幕末好きの人の間では知らぬ人はいないほどの有名処。しかし、現在の姿は意外にも知られていないのではないでしょうか。
そんな寺田屋、興味深く拝見しました。鳥羽伏見の戦いで焼けて再建とはいえ、歴史を感じさせる建物。建築物単体としても貴重で素晴らしいです。ロケに使われるのも納得。龍馬の弾痕は…焼け残った柱を移築したのでしょうか…(笑)
旅行記は、いろいろ廻っていると、写真のストックがたまってきて、記憶が新しいうちにまとめなければと思って焦るのですよね。私は皆さんの旅行記を読んだりするのがルーティーンになっていますが、それはそれで上記のごとくストックがたまって焦って…精神衛生上良くなくいようです。
Reiseさんの旅行記は自分の足で丹念に廻られて、調べられて、建物のこと、歴史のこと、街のこと…いろんなことが深くわかります。これからも楽しみにしています。
今年は楽しい交流をさせていただきありがとうございました。また家族が入院したときには、コメントをいただきありがとうございました。心配していただいていることが伝わってきて、ありがたく思いました。
Reiseさんも、ご家族さまも、どうぞ良いお年を。
来年もよろしくお願い致します。
Deco
- Reiseさん からの返信 2024/01/04 20:41:28
- お返事遅くなり申し訳ございません。
- >Decoさん
こんばんは。
お返事が遅くなりました。
新年あけましておめでとうございます。
どうぞ、今年もよろしくお願い致します。
寺田屋の旅行記を読んでいただき、ありがとうございます。
学生のころに、坂本龍馬の大ファンという友人と見学に行ったことを覚えているのですが、何を見たか、、もうすっかり忘れてしまっていました。笑
その龍馬の鉄砲の弾痕の跡や刀傷、お龍さんの入っていたお風呂、、と説明はあるものの、当時の建物は焼失してしまったことが頭の片隅にずっとあって、この歳になると、なんだか冷めた気持ちが先に立ち(笑)、、、複雑にあとをしました。
この寺田屋では二つの事件が起こり、ひとつは、坂本龍馬の寺田屋騒動、もうひとつは薩摩藩内部の事件、寺田屋事件ですが、私は、この寺田屋事件についてもよく知らなかったので、今回、いろんなことを知ることができてよかったです。
周囲にも寺田屋事件に関しての遺蹟もあって、薩摩藩との関わりのあるお寺なども
周りました。
いつも、あちこちに好奇心のまんまに動き回って、納得するまで探し回るというパターンが多いです。(行動がスロー)出かける前に調べたこと、地点が見つかるまで、しつこく、あきらめないので、また時間もかかる次第です。(なので、一人で歩くのが一番都合が良いです)
私も写真を撮るのが好きで、ついつい、あちこち夢中で撮ってしまい、写真が山のようにたまってしまっています。
旅行記もマイペースで書いているので、ちょっと前に訪れた場所も写真も記憶が定かでなくなり、困ったものです。
Decoさんの記事を読ませてもらっていると、細かくまとめ、さらに詳細に考察や調べがあって、勉強になります。
さらに、クチコミの美味しいお店の紹介が特に楽しくて、ついつい、どのあたりだろう、、と地図を観たり。
これからも楽しみに読ませていただきいます。
宜しくお願いいたします。
昨年はお母さまの入院やリハビリ開始もあり、本当にご苦労されたと思います。
私も母の入院やリハビリを経験しているので、その心労がよくわかります。
どうか、今年は元気にまたDecoさんと一緒に旅されるのも楽しみに待っています。
Decoさんもお疲れがでないようにしてください。
暖かい冬とはいえ、寒さがこたえる頃になりました。
年明け早々、様々な大きな出来事が起こりました。
平穏な日々がいかに尊く、難しいものであるか、身に沁みました。
今年もDecoさん、ご家族にとって平安で、素晴らしい一年となりますように。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
Reise
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