2023/04/27 - 2023/04/27
5238位(同エリア5910件中)
おやじさん
巨大な二つのビルが聳え立つ名古屋の玄関口名古屋駅、今も次々とビルの建設が進み、更に拍車をかける様にリニア建設に伴う工事が着々と進み、名古屋駅は益々変貌を遂げようとしています。
そんな名駅から徒歩で廻れる神社を巡ってみました。
- 旅行の満足度
- 2.5
- 観光
- 2.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
-
迦具土神社・豊光稲荷大明神は、桜通り東口から徒歩2~3分程のビルの谷間にひっそりと鎮座しています。
-
上の矢印が鎮座地。
左が1898年の頃で、現在の名古屋駅から200㍍ほど南に名護屋駅として開設された頃で、これから急速に変貌しようとしていた時期。右がほぼ現在の地図、どちらにも鳥居の印は記されていません。
出張帰りに一杯ひっかけるため、神社付近は何度か前を通りがかっていますが、日中に訪れるのは今回が初めてで、迦具土神社・豊光稲荷大明神の創建や謂れは分からなかった。 -
迦具土神社(左)・豊光稲荷大明神(右)の社頭全景。
ビルの谷間の僅かな一画に社頭を構え、神社を取り囲むように無数の自転車が置かれているのが印象に残る。
名駅の店舗やビル群が聳え立つ一画にあって、小さな神社の社地が今も与えられているのが奇跡的とも思える。
殺風景なビルに取り囲まれた小さな境内には、場違いと思える立派な御神木が聳え、社頭の神明鳥居と二棟の瓦葺の建物があり、この一画だけは時が止まったままのようです。 -
神社側面の眺め。
左の切妻の建物が迦具土神社の鞘殿。
右の片流れの建物が豊光稲荷大明神社の覆屋で、その前に幾つかの奉納鳥居が連なっているのが分かります。 -
左に迦具土神社社標、鳥居右の柱脇に小さな手水鉢がありますが、自転車が玉垣のように取り囲みよく見て取れなかった。
-
鞘堂の鬼や軒丸瓦に神紋は見られなかった。
こうした街中の神社は、背面に無機質なビルの壁が聳える光景がつきものですが、1本の御神木の緑があるだけで随分と印象は変わって見える。 -
鳥居をくぐると目の前に賽銭箱と拝所が迫る。
貫に御即位記念と彫られており、寄進年は大正4年(1915)とあります。
大正天皇即位礼に合わせ寄進されものですが、これを持って創建時期とするには無理がありそうです。
鳥居の下から迦具土神社に参拝。
右の稲荷に進むが、赤い鳥居の入口には引き戸が付けられ、そこに開けられた小窓から賽銭を投げ入れ参拝するのが作法のようで、引き戸から覆屋へは進めない造りになっています。 -
小さな神社の手水石は、ビルの森に住む鳥たちにとって絶好の水浴び場になっているようだ。
変貌を続ける一帯で行き交う人は多いものの、誰からも見向きもされないのが寂しい感じがする。
この一画が自転車に飲み込まれず、残っていければいいのだろうが。
迦具土神社
創建 / 不明
祭神 / 加具土命
豊光稲荷大明神
創建 / 不明
祭神 / 宇迦之御魂大神
所在地 / 名古屋市中村区名駅2-42-5
名古屋駅から徒歩 / 1番出口から北東へ2分程
?参拝日 / 2023/04/27 -
名古屋市中村区名駅南1、柳里(りゅうり)神社・白鷹龍神。
迦具土神社・豊光稲荷大明神の続きで、名駅東側に鎮座し徒歩圏内で参拝できる神社巡りとなります。
今回掲載する柳里神社・白鷹龍神は上のマップの赤い矢印の位置になり、移動時間は15分前後です。
鎮座地は笹島交差点南東の区画の南側に鎮座します。
上は明治31年(1898)とほぼ現在の地図。
社頭の前は柳街道が通り、嘗て街道周辺が一柳荘と呼ばれた荘園で、柳の樹が多く植えられていた事に由来するとも云われるようです。
柳街道は佐屋街道から名古屋城下町へのバイパスとして整備されたもので、柳の樹を植えたくなるような土地柄だったようです。
神社名の柳里もそうしたことから付けられたのかも知れません、今はその柳の樹は見かけません。
柳里神社の呼称は「やなぎさと」や「りゅうり」などさまざまですが、ここでは「りゅうり」としておきます。 -
柳街道沿いで三方をビル囲まれ、良くある街中の神社の佇まい。
街道沿いの歩道を歩くと両脇を壁のようにビルが連なる一画に、玉垣と白鷹龍神の白い幟がはためく柳里神社が現れます。 -
鳥居は少し奥に立てられているので目印はこの幟旗だろう。
-
歩道から境内の眺め。
右手に「柳里神社」の社標と常夜灯、鳥居と続き、左側に白鷹龍神の覆屋があり、手水鉢は本殿右側にあります。 -
「柳里神社」の社標はセメントで塗り潰された痕跡もなく、常夜灯も比較的新しいものです。
愛知県神社庁で柳里神社・白鷹龍神を検索するが属していないようで情報は得られなかった。 -
どちらも大正4年(1915)とあるので無格社という事か。
-
境内左の白鷹龍神覆屋と右に小さな祠が祀られています。
板宮造りの社は社名札はないが恐らく白鷹龍神の本殿なのだろう。
左右の祠其々に座布団が敷かれ、中に石像が安置されています。 -
左の祠の石像。
嫌な予感はしたが、やはり蛇。
とぐろを巻き、鎌首をもたげこちらを睨んでいる。 -
右の祠にも蛇らしき石像。
とぐろの部分は蛇のウロコの様に表面が劣化、頭部に耳らしき突起があるも、もはや蛇なのか龍なのかイメージすらできない。
これらの像が重軽石なのか、撫でるものなのか作法は分からない。
白鷹龍神の謂れはよく分からなかったが、低地で湿地帯が多く、田んぼの広がっていた土地柄を考えると、水や天候を司る龍や蛇が祀られても違和感はない。
事実、江川線沿いに鎮座する白龍神社や堀川左岸の須崎神社には白龍龍寿大神が祀られるなど、龍神の多いところかもしれない。
五行説に於て白龍は西方を守護し、金運や仕事運、縁結びなどの御利益があるとされ、ビジネス街に鎮座する白鷹龍神に訪れる地元の方は多い。 -
本殿域全景。
背後と左右はビルの壁が迫り、小さな社地のこの一画の上だけが抜けている。 -
右側に澄んだ水が張られた手水鉢、柄杓も置かれています。
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本殿全景。
コンクリートジャングルの中にあって、本殿域には貴重とも思える緑の樹々が杜を形造り、境内は表通りに比べると体感温度も幾分低く感じる。 -
本殿域前には健康を祈願するお札が架けられていた。
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小さな体で精一杯大きく口を開けている本殿域の狛犬。
寄進年など見る事は出来なかったが、子犬の様にムチムチした体をしています。 -
本殿と常夜灯。
祭神は須佐之男命、火之迦具土神とされ、神明造の棟には6本の鰹木と内削ぎの千木が施されています。
偶数の鰹木と水平カットの千木は女神と云われるがどうなんでしょう。
左の常夜灯は随分古そうで、竿には「柳野天王〇」と刻まれており、嘗ては牛頭天王として祀っていた?
創建時期や由緒が定かでなく、創建時からこの柳街道に祀られていたものか、明治以降の変貌著しい鉄道整備に伴い遷座したのか不明。
ヒントは竿の裏側に刻まれているかもしれません。 -
こぢんまりとした柳里神社の本殿域から上を見上げれば、コンクリートジャングルの隙間に空が広がる。
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本殿域から社頭の柳街道の眺め。
忙しない街中の喧騒から逃れ境内に立ち入れば、そこにはゆっくり時を刻む特別な空間がある。
柳里神社・白鷹龍神
創建 / 不明
祭神 / 須佐之男命、火之迦具土神
所在地 / 名古屋市中村区名駅南1-24
参拝日 / 2023/04/27
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