2023/10/14 - 2023/10/14
6位(同エリア408件中)
Mugieさん
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今年の夏は酷暑で疲れていたせいか、なかなか夏休みの予定を決められず、ダラダラしているうちに8月が終わってしまいました。
そんなとき、前々から行きたいと思っていたウズベキスタンへの航空券が約20万から13-4万円くらいまで下がってきたのを見つけ、飛びついてしまいました。
家族にも会社の同僚にもウズベキスタンに行くというと「危なくないの?」と驚かれましたが、実は治安はとてもいい国で、夜も一人歩きできます。
「何があるの?」とも聞かれましたが、トルコ石の青いドームとタイルで彩られたモスクやメドレセ(マドラサ)がとても見ごたえがあります。
簡単に歴史をおさらいすると、ウズベキスタンは古来からシルクロードの要衝としてブハラやサマルカンドの街が栄えたものの、チンギスハーンの襲来で壊滅的な打撃を受けてしまいます。
再び繁栄を取り戻したのが、一代で大帝国を作り上げた、ウズベキスタンの英雄ティムールです。
しかし、しばらくすると国が分裂し、帝国主義の時代は、ロシアに併合されて植民地化の道をたどり、第二次大戦後はそのままソ連に組み込まれます。
1991年のソ連崩壊に伴い独立を果たし、現在は遺跡の修復を行って観光化を促進しているような印象を受けました。
人口の8割はトルコ系のウズベク人でウズベク語を話します。
ソ連時代の影響で、外国語と言えばロシア語ということでしたが、ホテル、駅、レストランや土産物屋など、けっこう英語が通じました。
特にホテルの人の英語力はかなり高くて、感心しました。
子供の頃に憧れたシルクロードへの旅にわくわくして、ウズベキスタンの理解を深めるため、中央アジアの歴史書を買って読みましたが、いつも眠くなり、古代までしか読み進められませんでした。
旅のプランもいろいろ考え、準備万端、あとは行くだけと思っていたら、出発4日前になって中学生の次女がインフルエンザで学級閉鎖になり、娘も発熱したため、「うつっていたらどうしよう?」と娘より自分の体が心配で、気休めに免疫ケアドリンクを飲み続けました。
結局、娘はインフルもコロナも陰性で、私もうつることなく、無事に旅行ができました。
旅に出たらワクワクとドキドキの連続で、こまごまとした話を書き連ねてしまいましたが、ウズベキスタンの魅力が少しでも伝わるとうれしいです。
日程
10/14 成田から仁川経由でタシケント ←ココ
10/15 タシケントからアフラシアブ号でブハラ ←ココ
10/16 ブハラからサマルカンド
10/17 サマルカンド
10/18 サマルカンドからタシケント、夜便で仁川
10/19 成田着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
10/14
朝、7時に成田空港に着きました。
朝便のため、起きたのは3時45分と朝なのか夜なのか、微妙な時間帯です。
ウズベキスタンに行くにはウズベキスタン航空の直行便がありますが、週に2便と少なく、ソウル経由で行くのが一般的です。
アシアナ航空の9時発のソウル行きに乗ります。
実は13時の便もあったのですが、ソウルでタシケント行きの乗り継ぎが45分と、とても短いです。
アシアナは45分の乗り継ぎも補償していますが、次の日には違う街に移動なので、安全策で早い便にしました。
が、帰国便で遅延した際に、乗継便も待っていてくれることが判明したので、午後の便のが良かったとちょっと後悔です。成田空港第1ターミナル 空港
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アシアナはオンラインでチェックインなので、カウターでは荷物を預けるだけで、セキュリティ、出国手続きと合わせて40分くらいでスムーズに進みました。
時間があったので、プライオリティパスが使える大韓航空のラウンジに向かいます。成田空港 KALラウンジ 空港ラウンジ
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ここはおにぎりと小さなカップ麺しかないラウンジですが、とりあえず、ウズベキスタンの旅に朝から乾杯です。
去年はプライオリティパスでもANAのラウンジが使えて良かったけど、一瞬で提携解消となり、残念です。成田空港 KALラウンジ 空港ラウンジ
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ソウル行きの便に乗ったら、モニターがない…
アシアナってLCCじゃないのに、国際線でモニターがないとは予想外でした。
USBはあったので、持参したノートパッドでドラマを見ました。
ちなみに帰国便ではモニターがありましたが、エンタメの選択肢は少ないです。 -
ソウルまでは短いフライトなので窓際を選びました。
アシアナは予約の時に無料で席が指定できたのは良かったです。
もちろんドアの前などスペースが広いところは有料です。
そのため、有料エリアで空席が目立ちました。 -
「モニターがないからもしやご飯も出ないのか?」と不安になりましたが、機内にいい匂いが立ち込めてきて一安心。
チキン一択ですが、味はまあ、普通の機内食です。
韓国っぽい辛いソースがついてました。 -
仁川に着きましたが、タシケント行きの便まで5時間もあるので長丁場です。
セキュリティを抜けたら、無料のトランジットツアーがあったのですが、外はどしゃ降りだし、傘はスーツケースの中だったので、大人しく空港で過ごします。
まずはスカイハブラウンジで、お昼ご飯にします。仁川国際空港 (ICN) 空港
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機内食を食べたばかりでそんなにお腹は空いてませんが、ここは口コミ通り食事が充実してました。
大好きな赤ワインを取りましたが、韓国料理には合わず、ビールにすればよかったと後悔しました。 -
ラウンジでご飯食べて、ダウンロードしてきたドラマを見て時間をつぶし、次はウィンドウショッピングです。
今回は6日間の旅ですが、移動が多いため、小型のスーツケースできたので、お土産は極力買わない予定です。仁川国際空港 (ICN) 空港
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ブランドショップで目の保養をし、化粧品のパウダーだけは買おうと思ってたのですが、仁川の免税店は韓国コスメばかりで、海外ブランドがあまりありませんでした。
欲しかったのが見つからず、残念。
さらに、娘にフェイスパックを買ってあげる予定でしたが、30枚とか50枚セットでかさばるので、あきらめました。仁川国際空港 (ICN) 空港
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4時過ぎにようやくタシケント行きの便に乗りました。
今度はモニターはあったけど、見たい映画もなく、結局持参のドラマを見て過ごしました。
機内食のビーフはけっこう美味しかったです。
ウズベキスタンの人はムスリムだからか、特別食を食べてる人が多かったです。
ところで、なんとかスタンという国名がいっぱいありますが、スタンはイラン語で土地という意味でウズベキスタンはウズベク人の土地(国)という意味だそうです。 -
降りる前の軽食はピザで、おいしかったです。
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夜8時(日本時間だと12時)過ぎに、ようやくタシケントに着いたと思ったら、ここからも長かった~
ウズベキスタンの人はみなせっかちで、私の隣のおじさんなんて、飛行機が着陸したら、無理やり私を乗り越えて通路に立ちます(@_@)
自国民、外国人とレーンが分かれてたけど、どうもお構いなしに並んでるようで、ちょっとしたカオスでした。タシュケント国際空港 (TAS) 空港
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乗客はみんなせっかちだけど、空港の作業はなんでも遅いらしく、時間がかかります。
荷物は全然出てこない。タシュケント国際空港 (TAS) 空港
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待ちくたびれて先に現地のお金を調達します。
隅の方に両替屋とATMがありました。
180万スムまで下ろせます。日本円で22,000円くらい。
私はとりあえず、100万スムをキャッシングしましたが、これで最終日まで何とかなりました。タシュケント国際空港 (TAS) 空港
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次はSIMカード買うのに並んだら、自分の前後5組、みんな日本人でした(笑)
タシケントに着いてから彫りの深い顔立ちの人に囲まれ、完全アウェイだと思っていたら、こんなにいるとは。
SIMカードの購入にはパスポートの登録が必要なため、ここもかなり時間がかかりました。
通話とSMSつきの1番安いプランは22ギガもついて130万スム。1,600円くらいです。
「思ったよりも高いねー」とみんなで残念がりました。
街中に行けばもっと安いのがあるのでしょうが、早く欲しいので仕方ありません。
ちなみにドルでも払えますが、スムより割高です。
クレジットカードでも払えましたが、マスターとビザのみのようです。
SIMカードをゲットした後は、ホテルまでのタクシーを頼みます。
このカウンターで行き先を言ってお金を払います。
うっかり空港を出てしまうとぼったくりタクシーの餌食になりますので、安心価格のカウンターがおすすめです。
(配車アプリのヤンデックスはまだ試していませんでした)タシュケント国際空港 (TAS) 空港
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レシートを見たら75,000スム、900円くらい。
ウズベキスタンの通貨は桁が大きくて、一体いくら払ってるのか、よくわかりません。
最初混乱しましたが、0を2つ取ってから、1.2をかけて日本円の概算を出すようにしました。
先に0を2つ取ると、日本円にした時の桁がわかるのでいいと思います。
レシートを持って外に出ると、係の人がタクシーに誘導してくれました。 -
本日宿泊のコーナーホテル。ブッキングドットコムで予約して、一泊65.03ドル、約9,750円。カードが使えます。
着いたら、さっきタクシーカウンターで前に並んでいた日本人の方がいました。
受付で明日の列車のことを聞いており、同じ列車でブハラに行くとわかったため、タクシーをシェアすることにしました。
部屋に着いたらもう11時。
広くてきれいな部屋ですが、わずか7時間の滞在です。コーナーホテルタシケント ホテル
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シャワールームも広く、明るくて良かったです。
鏡にLEDライトが組み込まれていて、お化粧するのに助かります。コーナーホテルタシケント ホテル
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アメニティが充実してるのにびっくり。
歯ブラシやくし、髭剃りなどもありました。歯ブラシは妙に大きい。
部屋にお水も付いてます。
ただ、スリッパはありません。
夜中12時、日本時間だと朝の4時、長い移動日がようやく終わりました。コーナーホテルタシケント ホテル
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10/15
6時にホテルをチェックアウトし、滞在証明書(レジストレーション)をもらいました。
出国時に確認されるからなくしてはいけないと言われてますが、今はほぼノーチェックみたいな感じでした。
早朝起きが2日続いて辛いですが、ウズベキスタンの都市を結ぶ長距離高速列車は早朝か夕方しか走っておらず、観光客泣かせのタイムスケジュールです。 -
昨晩一緒になった日本人の方と一緒にタクシーで駅に向かいます。
一台35,000スム、400円くらいです。
1人2万スムずつ払ってお釣りを分けてほしいと頼んだら、2,000スムずつしか返ってきません。1,000スムが消えたと思いましたが、日本円にしたら12円です。
ところで、行く前に私たちを悩ませたのは出発駅の変更です。
アフラシアブ号という高速列車は通常タシケント駅から出発します。(これも北駅と呼んだり、中央駅と呼んだりで紛らわしいのですが)
国鉄サイトで予約した時は北駅でしたが、ある日念の為、国鉄アプリをみたら、「10/15まで、南駅から出発します」と、画面上部にさらっとメッセージが出ました。
さらにしばらく経って確認したら、何の表示もありません。
あれは幻だったのかと不安になりましたが、出発直前にもう一度確認すると、「10/16からタシケント中央駅に戻ります」とあるので、15日はまだ南駅なんだろうと理解しました。
ここで日本人の方と会って答え合わせができて、本当にほっとしました。 -
駅に入る前にセキュリティチェックを受けます。
テロ対策で駅への入場は厳しいそうです。
そういえば、チケットやパスポートの確認はありませんでした。 -
南駅のほうが新しいそうで、きれいです。
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待ち合いも明るくて広々としていました。
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この旅で一番ドキドキのブハラまでの移動でしたが、無事にアフラシアブ号に乗れて緊張がほぐれました。
切符の購入ですが、ウズベキスタン国鉄のアプリの方がいいという情報もありましたが、アプリだと購入画面でクレジットカードが選べなかったので、ウェブから予約しました。
一緒に来た日本人の女性も同じだったそうです。
ウェブでは45日前から購入できますが、ぴったり45日前に買ったのに、残席が少なくて驚きました。
直前になると旅行会社が余ったチケットを放出するという情報もありましたが、私が見ていた範囲ではずっと売り切れ状態でした。
高速列車の本数も少ないので、ウズベキスタンに行くことを決めたら、電車のチケットは早く買った方がいいです。 -
料金に大差ないので、ビジネスクラスにしました。
238,000スムだから、2,900円くらい、タシケントからブハラまで約4時間の旅です。
ここで驚いたのは、ホテルから一緒だった日本人の方が通路を挟んで隣でした。
2人とも事前にネットで購入していたのに、すごい偶然ですよね。
そして出発したら、進行方向と逆向きだったので、がっかり。
1号車を先頭に走るという情報をもとにチケットを買ったのですが、後ろの号車が先頭のため、逆向きになってしまいました。 -
ホテルで持たせてくれたサンドウィッチ。
これがウズベキスタンに来て初めてのご飯です。
ちょっと蛍光がかったピンクで驚きましたが、ケチャップのようです。 -
この時は食事もついてました。(同じアフラシアブでも出なかったり、違いはよく分かりません)
コーヒーと言ったはずなのに、なぜか紅茶をくれました。 -
クロワッサンの中はものすごい人工的な香りのするジャムでした。
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念のため、成田でおにぎりを確保してきたので、やはりこれが一番口になじみます。
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列車に乗ってすぐ、「カフェラテ、カプチーノ、エスプレッソ、どれがいいですか?」と聞かれたので、カプチーノを選んだらこれは有料でした。
20,000スム、240円くらい。
てっきり無料サービスだと思って頼んでしまいました。
売り子さんが上手で、ほかの人もみんな頼んでました。
車内ではソフトドリンク、フルーツ盛、アイス、お菓子なども売りに来ます。 -
座席にあったSIMカードの広告。5ギガ25,000スム、300円くらい。やはり街中だと安いですね。
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アフラシアブ号にはWi-Fiもありました。
でも、英語を選択してもほとんどウズベク語でつなぎ方がわかりませんでした。
まあ、22ギガもあるのでSIMカードで十分ですが、速度はLTEか3Gでした。 -
快適な列車の旅で、ようやくブハラ駅に到着しました。
ウズベキスタンでは、入場する際はセキュリティを通って駅の構内に入りますが、出る時は駅舎の横から出るというシステムになっています。
出口にはタクシーの運転手さんが待機してます。
駅からブハラの旧市街は少し離れていて、車で20‐30分かかります。
ホテルから送迎を手配してくれるというメッセージが何度も来るので、押し売りにまけて8ドル、約1,200円で予約しました。
帰りはヤンデックスを使ったところ、270円くらいだったので、タクシーは割高です。
ヤンデックスはUberやGrabみたいな配車アプリです。(ヤンデックスの詳細については後述します)ブハラ駅 (カガン駅) 駅
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ブハラの宿はAl-Hayatという最近できた新しいホテルで、ブハラ歴史地区の中にあり、観光に便利です。
一泊46.6ドル、約6,980円です。
カードで支払いができます。AL-HAYAT ホテル
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とてもイスラムっぽい内装で素敵です。
着いたのは12時くらいでしたが、あと1時間立たないと部屋には入れないということで、スーツケースを置いてお昼ご飯を食べに出かけました。AL-HAYAT ホテル
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ホテルから細い小道を抜けていくとバザールに出ました。
ブハラは古来からシルクロードの中継地として繁栄したいた街ですが、異国情緒にあふれて素敵な街です。タキ (タキ ザルガラン、タキ サラファン、タキ テルパクフルシャン) 市場
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中はこんな感じで、伝統工芸品などが売られています。
タキ (タキ ザルガラン、タキ サラファン、タキ テルパクフルシャン) 市場
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事前に目星をつけておいた眺めがいいという評判のChasmai-Mirob Restaurantに行きました。
チャシマイ ミロブ カフェ
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階段を上がると、オープンテラスのレストランになっています。
チャシマイ ミロブ カフェ
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Googleの評価は2.9と低いのが心配でしたが、ウェイターは中学生くらいの男の子で、メニュー表によると40,000スムのはずが50,000スム請求されました。50,000といって譲らないので、席料とかサービス料が加算されてるのかな、と思い払いましたが、次は元締めみたいなちょっとやさぐれたお母さんはお釣りを間違えるし、サービスは残念です。
お釣りが違うというとすぐに正しいお金をくれたので、「もしかしてわざとかな?」と思いましたが、真偽はわかりません。
ここ以外はどこも明朗会計で、お釣りを間違えたところもありませんでした。
私の中で三大ぼったくり&しつこい客引き危険国はインド、エジプト、モロッコで、人間不信になりそうでしたが、それと比べるとウズベキスタンはとても穏やかでよかったです。チャシマイ ミロブ カフェ
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サービスはいまいちだけど、料理はおいしかったです。
ウズベキスタンの郷土料理の一つ、トマトスープのうどんみたいなラグマンを頼みました。
ちょっと油っぽいですが、トマトベースなので、パスタにも通じるところがあり、日本人の口になじむと思います。チャシマイ ミロブ カフェ
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そして、眺めは文句なく素晴らしいです。
カラーン・モスクからミル・アラブ・メドレセが一望できます。
旅行前に自撮り棒を買ったので、はじめてここで悪戦苦闘しながら使ってみたら、見かねた隣のテーブルのツーリストが写真を撮ってくれました。チャシマイ ミロブ カフェ
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サービスはいまいちだけど、景色がきれいだからおすすめです。
でも、写真の下にあるように、前の家が増築してるみたいで、これが出来上がったら、隣の壁しか見えなくなりそうです。
景色しか取り柄がないので、このレストランはいずれつぶれるんじゃないかと他人事ながら心配になりました。チャシマイ ミロブ カフェ
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レストランを出ると、ウズベキスタンで最初の猫ちゃんに会いました。
ブハラの旧市街は猫ちゃんが多くて楽しかったです。 -
せっかくここまで歩いてきたので、ホテルに戻らず、カラーン・モスクとミル・アラブ・メドレセを見に行きます。
モスクはイスラム寺院ですが、メドレセは神学校です。 -
広場に向かって左にあるのがミル・アラブ・メドレセ。
ここは現役のメドレセ(神学校)のため、外観だけで、中は見れません。ミル アラブ メドレセ 史跡・遺跡
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右側のカラーン・モスクは逆光で写真映えしません。
ブハラもサマルカンドも建物が向かい合っているため、どちらかがきれいだともう片方は逆光になってしまいます。カラーン モスク 寺院・教会
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補整するとこんな感じです。
肉眼では、とてもきれいでした。カラーン モスク 寺院・教会
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入場料は5,000スム、約61円。
前にいたお兄さんがカードで払ってたので、私もカードを出したら、受付のおじいさんになぜか「ノー」と言われてしまいました。
それを見ていた係のお姉さんと目が合ってお互い苦笑い、めんどくさいからやりたくなかったのでしょうか。
カードが使えるかどうかはおじいさんの気分次第のようです。
この時は着いたばかりで金額がよくわかってなかったけど、たった61円をカードで払おうとしていたのに気が付きました。カラーン モスク 寺院・教会
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イチオシ
歴史書によれば、ブハラは古来から交易で栄えていましたが、チンギスハーンによって徹底的に町が破壊されてしまい、古代の遺産はほとんど残っていません。
現在残っているのこのモスクは16世紀、シャイバーニ朝の時代に建てられたものだそうで、最大で1万人もの信者が同時に礼拝できたそうです。
ソ連時代には宗教が否定されて倉庫に転用されていたそうで、今も修復半ばという感じでした。カラーン モスク 寺院・教会
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実在したかも不明なようですが、ブハラ出身の有名人はホジャ・ナスレッディンという「とんち」が得意なイスラム教徒のお坊さんです。
オスマン帝国圏(中央アジアからヨーロッパ)で知られた有名人で、「トルコの一休さん」と形容されています。
そのお話が、日本語にも翻訳されていたので、しばらく立ち読みしてしまいました。カラーン モスク 寺院・教会
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モスクを出ると、すっごくキラキラ光るドレスを着た花嫁さんがいました。
結婚するカップルを見ると、幸せのおすそ分けみたいでうれしくなります。 -
お店を見ながら、次の目的地に行きます。
なんかやたらと帽子屋さんがありました。
毛皮のあったかそうな帽子から、ブハラ歴史地区 旧市街・古い町並み
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きれいな装飾が施されたものまで。
冠婚葬祭にでも被るのでしょうか。ブハラ歴史地区 旧市街・古い町並み
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アラジンの魔法のランプみたいです。
ブハラ歴史地区 旧市街・古い町並み
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コウノトリの形をしたハサミです。
コウノトリは、ブハラでは幸せを運ぶ、また豊作をもたらすシンボルだそうです。ブハラ歴史地区 旧市街・古い町並み
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陶器でできたウズベクおじさん。
手にはパンやスイカなどを持っています。
全くかわいくないけど、見ているうちに愛着がわいてくる感じですね。ブハラ歴史地区 旧市街・古い町並み
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刺繍が素敵なタペストリー。
ブハラ歴史地区 旧市街・古い町並み
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昔のシルクロードの旅人たちもこんな風にブハラでの買い物を楽しんだのかなぁと思わせる、素敵な旧市街です。
タキ (タキ ザルガラン、タキ サラファン、タキ テルパクフルシャン) 市場
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続いてはウルグベクメドレセ(左)とアブドゥールアジスハーン・メドレセ(右)に来ました。
ブハラは交易の中継地として栄えましたが、学問と文化の中心地でもあったそうで、メドレセ(神学校)がたくさん残っています。ブハラ歴史地区 旧市街・古い町並み
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ウズベキスタンの英雄といえば、一代で大帝国を作ったティムールなんですが、その孫にあたり、皇帝でありながら学問にも精通していたのがウルグベクです。
サマルカンドにもウルグベクが建てたメドレセがありますが、こちらは現存する中央アジアで最古の神学校で、扉にはウルグベクの格言「向学心こそ、ムスリムになくてはならぬもの」、「信仰する人には、いつでも神の祝福の扉が開かれている」と彫られているそうです。
ティムールとか、ウルグベクとか、世界史で習ったのが思い出されます。ウルグベク メドレセ (ブハラ) 史跡・遺跡
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中に入ろうとしたら、「マダム、こっちです」と声をかけられたのでそちらに行くとスザニという刺繍した布を売っているお店に連れ込まれました。
神学校の時は1階が教室、2階が宿舎という作りになっていたそうですが、今では1階がお土産屋、2階は立ち入り禁止となっています。
なんか商業的過ぎて残念です。ウルグベク メドレセ (ブハラ) 史跡・遺跡
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反対側のアブドゥールアジスハーン・メドレセは入口の装飾が煌びやかで素敵です。
アブドゥールアジス ハン メドレセ 史跡・遺跡
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小さな尖った窪みが層を成して繰り返す形式をムカルナスというそうですが、色彩豊かで感動しました。
アブドゥールアジス ハン メドレセ 史跡・遺跡
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中に入ると「マダム、チケット、ミュージアム」と声をかけられたので、入場料が必要なんだと思って25,000スム、約307円を払いました。
指さす方に行くと、古ぼけた小部屋がありました。
痛んで崩れかけた装飾で、「なんじゃこれ?」と思いました。
土産物屋が勝手に徴収している入場料をうっかり払ってしまったことに気づきましたが、昔から残る貴重な部屋を見たと思うことにします。アブドゥールアジス ハン メドレセ 史跡・遺跡
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アブドゥールアジスハーン・メドレセの中もお土産屋さんばかりです。(中庭を見るだけなら、入場料は必要ありません)
ボロボロの部屋に無駄なお金を払ってしまったモヤモヤを猫ちゃんが癒してくれます。アブドゥールアジス ハン メドレセ 史跡・遺跡
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売り物のスザニの上で走り回る猫ちゃんたち。
絶対に爪痕だらけだと思います。
アブドゥールアジスハーン・メドレセは入口の装飾がきれいですが、猫ちゃんも多かったのが印象深いです。アブドゥールアジス ハン メドレセ 史跡・遺跡
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ちょっと疲れたし、部屋の準備もできてるだろうといったんホテルに戻ります。
帰り道で見つけた背中の模様が個性的な猫ちゃん。 -
受付に行ったら、にこやかなお兄さんがお水をくれて「ゆっくりして」と言ってソファに座るよう勧めてきます。
ブラッド・ピットが主演し、日本が舞台となった「ブレット・トレイン」の映画の話を始めたり、日本のサッカーチームの話を始めますが、どっちもよく知らないので会話が弾まず、「なんでこんなに話しかけてくるんだろう?」と不思議に思っていたら、まだ清掃が終わってないので、必死に会話を盛り上げて時間稼ぎをしようとしてたみたいです。
もうすぐ3時だし、1時には準備できると言ってたのに…
掃除が終わって部屋に向かう途中も、ホテルのきれいな中庭にテンションが上がる私に対し、なぜかお兄さんは妙な作り笑顔。不審に思っていたら、AL-HAYAT ホテル
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案内されたのがこの部屋。
部屋はきれいでよかったのですが、ツインだったので、「ダブルベッドの部屋を予約したので変えてほしい」と切り出すと、ここと隣の掃除中の部屋しか空いてないと言います。
のぞくと隣もツインベッド。
不満そうな顔をしたら、重たいベッドを頑張ってくっつけて、一つにしてくれたのですが、大きなベッドの真ん中に寝たいんですよー(涙)AL-HAYAT ホテル
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なんか腑に落ちなくて、ブッキングドットコムの予約を見直すと、私が予約したのはキレイな装飾が施された部屋のはず。「写真と全然違う部屋があてがわれたと口コミに書いてる」と腹立たしく思いました。
しかしこの後、受付のお兄ちゃんがお茶とドライフルーツを持ってきてくれたり、ヤンデックスの操作を手伝ってくれたりと、とても親切で「まだ新しいホテルだから毎日少しづつ部屋に手を加えている」という話を聞き、熱意にほだされて最後は高評価をつけてあげることにしました。AL-HAYAT ホテル
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バスルームはタイル張りできれいでした。
「ここで洗濯をしたら罰金を取ります」という注意があってびっくりしましたが、サマルカンドのホテルにもあったので、排管が弱いのかもしれません。
今回は洗濯の予定がないのでよかったのですが、長期旅行者には厳しいルールですね。AL-HAYAT ホテル
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お水は2本無料でした。
ここも歯ブラシもあって、ウズベキスタンは意外とアメニティが充実していると思いました。AL-HAYAT ホテル
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ウズベキスタンはお茶を飲む国で、コーヒーはインスタントしかないと聞いていたので、ドリップコーヒーは日本から持参しました。
お昼が小盛でちょっとおなかもすいたので、同じく日本から持ってきたバームクーヘンを食べて、夕方の観光に備えました。
②に続く。
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この旅行記へのコメント (11)
-
- てつやんさん 2024/02/01 17:02:50
- おっ!!
- ムギ―さん
こんにちは!!
ウズベク編の始まりをやっと見させていただいてます。
女性の感じ方と男の私とで違うもんだなぁ~、と拝見させて頂きました。
なんかスルスルっとスマートな旅の滑り出しで、さすがムギーさんと納得。
やっぱり結婚式のカップルがいましたね♪
ウズベキスタンは国民が若いですね、国の勢いが日本とは違う感じがします。
てつやんでした
- Mugieさん からの返信 2024/02/01 21:34:15
- RE: おっ!!
- てつやんさん、こんばんは。
どんなところで感じ方が違うと思ったのか気になりますねー
ウズベキスタンなんてあんまり情報もなくてどうなることかと緊張していましたが、順調な滑り出しでした。
でも思い返すと、ブハラでは部屋が写真と違うのはけっこうムカつきましたよ。
その気持ちが変わっていくのは人との触れ合いのおかげで、それこそ旅の醍醐味でした。
久しぶりにこれこそ私の好きな旅だと思いました。
若者が多い国は活気があっていいですよね。
平日でも結婚式がたくさんあってびっくりでした。
-
- 唐辛子婆さん 2023/11/08 14:06:36
- フォローさせていただきました
- Mugieさん
はじめまして、唐辛子婆と申します。
ウズベク編とても具体的で参考になりました。
フォローさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
唐辛子婆
- Mugieさん からの返信 2023/11/08 18:15:53
- RE: フォローさせていただきました
- 唐辛子婆さん、メッセージありがとうございます。
ウズベキスタンがとてもよかったので、その魅力を伝えるべく、そして、今後行く人の参考に少しでもなればと思い書いているので、コメントうれしかったです。
私もフォローさせていただいたので、今後ともよろしくお願いします。
ムギー
-
- sanaboさん 2023/10/21 21:51:26
- 青の世界☆彡
- Mugieさん、こんばんは~
ウズベキスタンへ行ってらしたのですね。
実は来春、オランダへ行くつもりで計画を立ててましたが
今一つ気分が盛り上がらず、急遽ウズベクに変更したばかりなんです。
なのでMugieさんの旅行記、凄く参考になります。
旅行直前に学級閉鎖になり「娘より自分の体が心配で」のくだりで
笑ってしまったけど、このタイミングでインフルに罹ったら
本当に最悪ですものね。ご無事で何より(^_-)-☆
「歩き方」(←まだ全然読んでない)よりもずっと実用的なことを
たくさん書いて下さってて、私もドリップコーヒーやおにぎりを
持参しようと思いました。
通貨のスムは桁が多くてイタリアのリラを思い出しますね。
でも0を2つとって1.2をかける、と旅行記から学びましたよー。
続編も楽しみにしています♪
sanabo
- Mugieさん からの返信 2023/10/22 08:27:47
- Re: 青の世界☆彡
- sanaboさん、おはようございます。
オランダからウズベキスタンに変更したんですか?
sanaboさんはヨーロッパのイメージが強いので意外です。
モスクやメドレセのタイルはとてもきれいでした。
ブハラも十分きれいですが、サマルカンドに行くと規模がぐっと大きくなり、豪華さも倍増でした。
ウズベキスタンの歩き方はPlatしかないですよね。
地図が簡略すぎてGoogle頼りでした。
通貨の桁が大きいのは、悩ましいですよね。
空港であった日本人もみんな電卓たたきながら苦戦してました(笑)
ムギー
-
- 働きマンさん 2023/10/21 17:43:33
- ウズベキスタンって安全だったんですね?
- ムギーさん♪
こんにちは~!
女性一人でウズベキスタン!とは。すごい!!!
私もムギーさんのご家族同様、ウズベキスタンが安全な国だと、このムギーさんの旅行記で初めて知りました♪
それにしても、綺麗な国ですね?
いや・・・街が綺麗なのかな?
ご飯も美味しそう♪
しかも他の国と違ってそんなに高くない気がする・・・♪
ムギーさんってオスマントルコ時代のお話お好きだもんね?
だからウズベキスタン!?なのかしら?
今日ちょうど、篠原千絵さんの「夢の雫、黄金の鳥籠」の漫画を読んだばっかりなのでムギーさんの旅行記のお写真にとても親近感が湧いてしまいました♪
続きも楽しみにしてます♪
働きマン
- ねもさん からの返信 2023/10/21 20:04:36
- Re: ウズベキスタンって安全だったんですね?
- 朝4時前に起きて、ラグビーワールドカップ観戦してるねもです。横から失礼します🙏
わが同僚曰く「ウズベキスタンは警察国家だから旅行には安全」だそう(笑)
続編も楽しみにお待ちしています(^^*)
- Mugieさん からの返信 2023/10/21 20:21:07
- RE: ウズベキスタンって安全だったんですね?
- 働きマンさん、こんにちは!
なんとかスタンの国って危ないイメージありますよね。
ウズベキスタンは本当に治安が良くて、危険な印象は全くなかったです。
スリの多いヨーロッパの方がよほど怖いですね。
中央アジアの食べ物は想像できなかったのですが、意外とおいしかったです。
そして物価は安いですね。
円安で辛いですが、ウズベキスタンは懐に優しいです。
宗教には興味がないけど、イスラム建築にはすごく惹かれます。
歴史が好きだから、世界史で習ったオスマン・トルコはただ建物を見るだけでなく、歴史的な背景もわかって楽しいです。
そういう意味では、ティムール帝国があったウズベキスタンも面白かったです。
ウズベキスタンのモスクやメドレセはタイルの装飾が本当にきれいだし、治安もいいのでもっとメジャーな観光地になってほしいです(笑)
- Mugieさん からの返信 2023/10/21 20:23:18
- RE: Re: ウズベキスタンって安全だったんですね?
- 警察国家というのはソ連時代の名残なんですかね〜
観光地には英語が話せるツーリストポリスがいて、本当に安心でした。
思ったよりも英語が通じる国で、いろんな人と交流ができて楽しかったです。
- ねもさん からの返信 2023/10/22 06:58:27
- Re: ウズベキスタンって安全だったんですね?
- ムギーさん つまらぬ書き込みにご返信ありがとうございます。
英語で案外OKとはやや意外。大酒飲みの同僚によると、言葉が通じなくても、酒はinternational languageだと(笑)
再度のご返信には及びません。
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