2023/10/16 - 2023/10/17
9位(同エリア610件中)
Mugieさん
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いよいよ旅の目的地、青の都サマルカンドにやってきました。
サマルカンドはシルクロードの中継地として古代から栄えた街ですが、ブハラと同じくチンギス・ハーンによって徹底的に破壊されてしまいます。
そんなサマルカンドを復興させたのがティムールです。
「チンギス・ハーンは破壊し、ティムールは建設した」と言われるように、ティムールは征服した各地から様々な分野の職人や芸術家、学者を連行し、都市を復興しました。
ティムールは東は現在の中国、西はトルコ、北はカザフスタン、南はインドに至る大帝国を一代で築き上げ、その首都をサマルカンドにしました。
ブハラに比べるとモスクもメドレセも一段と大きくなり、ティムールの偉業を今に伝えています。
サマルカンドは青の都と呼ばれてますが、ティムールのお気に入りの色であるコバルトブルーのタイルで彩られた建物は圧巻の美しさでした。
また、天気にも恵まれて太陽の光に輝くタイルと青い空が心に残っています。
日程
10/14 成田から仁川経由でタシケント
10/15 タシケントからアフラシアブ号でブハラ
10/16 ブハラからサマルカンド ←ココ
10/17 サマルカンド ←ココ
10/18 サマルカンドからタシケント、夜便で仁川
10/19 成田着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
10/16
ブハラからアフラシアブ号に乗ってサマルカンドに向かいます。
今回は4人席でしたが、斜め向かいの中国人が大音量のいびきをかいて寝ていました。
うちの旦那も本当にいびきがうるさいので、私は早々にあきらめて音楽を聴いて気を紛らしましたが、車内に響き渡るいびきに乗客たちが文句を言い始めます。
男性がやってきて何やら演説をした後、中国人を起こそうとしますが、勇気が出なかったようで、叩くふりをして帰っていきます。
続いて車掌がやってきて起こしますが、一瞬起きたものの、またすぐ寝て大いびき。
そのあと、一度スマホを落として目が覚めましたが、周囲のにらむような視線にも気づかず、また大いびき。
サマルカンドについて乗客たちが降りようとすると、パッと目が覚めたようで、「ここはタシケント?」と聞いてきたので、「サマルカンドです」と教えてあげたら、背中の方からまたいびきが聞こえてきました。
うちの旦那もそうだけど、何回起こしても無駄で、いびきが止むことはないのです。ブハラ駅 (カガン駅) 駅
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サマルカンドの駅に着いたら、にぎやかな楽団のお出迎えがありました。
「観光地に来た」という感じがしますね。サマルカンド駅 駅
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駅の敷地でサマルカンド猫を発見。
ブハラは猫天国でしたが、サマルカンドでは結局2匹しか見かけませんでした。サマルカンド駅 駅
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駅の制限エリアを出たところで、ヤンデックスを使ってタクシーを呼びました。
ホテルまで約20分、20,000スム、約245円でした。サマルカンド駅 駅
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ホテルはビビカナム ホテル。
ブッキングドットコムで予約して、2泊でUS$124.80、約18,671円でした。
旧市街にあり、観光地の真ん中にあるようなので選んだのですが、車は入れず、ホテルの近くで降ろされました。
歩きだしたら、ホテルのフロントはすぐ見つかってよかったのですが、クレジットカードで払おうとしたところ、現金のみと言います。
「事前にクレジットカードが使えると確認した」と言ったところ、渋々カードの機械を出してきました。
カード会社に手数料を取られたくないから、渋っていたのかと思いましたが、どうやら壊れていて、何度やっても、カードを変えても決済できません。
「また明日」と言われましたが、明日になったら直るのでしょうか??
私はちょっとイラっとしてたのですが、フロントのお兄ちゃんは日本語を覚えたいそうで、「朝食は7時30分から9時30分までです」というフレーズを何度も教えてあげました。Bibikhanum Hotel ホテル
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このホテルのウリは隣のビビカナム・モスクが見えることです。
左側の手前がアサインされた部屋でした。
部屋の前の廊下にテーブルと椅子があるので、この景色を眺めながら過ごすことができます。
眺めは最高のホテルです。Bibikhanum Hotel ホテル
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前の宿泊客が紛失したのでカードキーがないと言われ、穴に入れるタイプのカギを渡されました。
クレジットカードの件があったので、内心「失くしたのは一体いつだよ」と思いました。
今では家も車もスマートキーなので、カギを回すのはなんだか新鮮です。
手に金属のにおいがつくのはちょっと嫌ですが、部屋に入ったらとてもイスラムチックな内装でテンションが上がりました。Bibikhanum Hotel ホテル
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シャワールームもタイルできれいだし、とても広いです。
部屋で荷解きしてから、夜景を見に出かけます。Bibikhanum Hotel ホテル
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旧市街の目抜き通りイスラム・カリモフ通りに出たら、きれいに舗装された道路で驚きました。
旧市街という響きから、モロッコのメディナのような石畳の古い街並みをイメージしてたのに、サマルカンドの旧市街と呼ばれているところはきれいに整備された遺跡公園なのです。
昭和なたとえですが、ペンフレンドに会ってみたら、想像してたのと全然違ったみたいな失望感に襲われました。(実際のところ、ペンフレンドはいませんでしたが…) -
ちょっと失恋にも似た痛手にさいなまれましたが、歩くこと10分くらいで、ようやくそれらしき建物が見えてきました。
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段々、レギスタン広場が見えてくると、失恋は忘れて、沸き立つような気持ちで小走りに歩きます。
レギスタン広場 広場・公園
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イチオシ
正面に来てみると、まさにアラビアンナイトのようなおとぎの国。
夢の国に舞い込んだような気持ちになりました。
しばらくぼーっと眺めていましたが、この時まだ7時くらい。
夜はショーがあるそうですが、不定期開催で時間もはっきりしないのですが、口コミを見てると8時くらいのようだったので、もう一つライトアップされているというグル・アミールに出かけます。レギスタン広場 広場・公園
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新市街に出ると車の交通量が多く、信号もなかなかなくて歩行者泣かせです。
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レギスタン広場から歩くこと15分くらいで、グル(グリ)・アミールが見えてきました。
タジク語で「支配者の墓」という意味だそうです。アミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿
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鍾乳石のようなきめ細やかな突起で覆われたムカルナス装飾がとても素敵です。
見上げて写真を撮っていたら「あそこでチケットを買ってください」と言われ、夜でも入れるんだと驚きました。(ガイドブックには夜7時までと書いてあります)
30,000スム、367円でした。
今日観光できるとは思ってなかったのでうれしかったです。アミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿
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ターコイズブルーのドームが見えると、テンションが上がります。
アミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿
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ここはもともとメドレセ(神学校)として建築されたそうですが、ティムールがかわいがっていた孫のムハンマド・スルタンがトルコで戦死したため、急遽、霊廟になったそうです。
その後ティムール自身も中国遠征の途中で急死したため、彼の遺体もここに葬られました。アミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿
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なんか部屋がありそうだと思って入ってみたら、
アミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿
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イチオシ
美しい黄金の空間に息をのみました。
ここにティムールとその子孫のお墓がありますが、床から天井まで一面が黄金で彩られており、天国まで続くような荘厳な作りでした。
さすが英雄ティムールの墓。
あまり下調べもせずに入ったせいか、美しい不意打ちに会い、心が震えました。アミール ティムール (グリ アミール)廟 城・宮殿
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ティムール廟を堪能した後は、またレギスタン広場に戻ります。
街中の噴水もライトアップされていてきれいです。
夜でも若者のグループや家族連れが歩いており、にぎやかな街です。 -
予定通り8時ごろ戻ってきましたが、ショーが始まる様子はありません。
「今日はやらないのかな?」と思いながら、最後に一番手前の柵まで行って、美しい姿を目に焼き付けました。
すると、黒人の若者が「ショーは何時からですか?もう終わったの?」と聞いてきたので「わかりません」と答えたら、今度は中の係員に向かって大きな声で「ショーは何時からですか?」と叫びます。
すると係のおじさんが寄ってきて「あと15分くらいで始まる」と教えてくれました。
「聞いてくれてありがとう!!」と大感謝です。レギスタン広場 広場・公園
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15分はちょっと過ぎたけど、8時40分近くになってライトの色が変わり、ショーが始まりました。
ノリのいい、エキゾチックな歌謡曲に乗せて、派手な蛍光色が変化していきます。
ショーが見れてラッキー!と大満足でした。
ただ、この時はまだ知らなかっただけで、翌日はプロジェクションマッピングのショーが見れるという幸運にあいました。
この日見たレーザー・ショーのビデオです。↓
「サマルカンド♪」と連呼するが、耳に残ります。
https://youtu.be/UCsWw6hOYwM?feature=sharedレギスタン広場 広場・公園
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ホテルに戻ると、ビビカナム・モスクもライトアップされていて、きれいです。
ちなみに昨日の夜は上着一枚で凍えそうになったので、この日は袖なしのダウンベストを中に着て出かけたら全く寒くありませんでした。
「ダウンなんてまだ早いかな」と思いましたが、スーツケースに袖なしなら入るスペースがあったので、最後に突っ込んできてよかったです。
ウズベキスタンは一日の寒暖差が本当に激しいです。Bibikhanum Hotel ホテル
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夜遅くレストランに行くのはちょっと不安なので、夕飯は部屋でカップラーメンを食べました。
旅行に来てからすっかり仕事のことは忘れてましたが、月曜日になってしまったので、会社のメールをチェックして、「どれも急ぎじゃないな」と無視して、シャワーを浴びて寝ました。 -
10/17
このホテルはレストランも経営してるので期待していましたが、朝食の味はまあ、普通でした。
朝から赤ワインではなく、ザクロジュースです。
レモンティーにしたつもりが、緑茶にレモンを入れてしまい、微妙な味になってしまいました。
ウズベキスタンのホテルでは、緑茶と紅茶(英語ではブラックティー)の二種類が常備されてますが、緑茶はあまり緑色ではなく、うすい茶色で紅茶と間違えやすいです。Bibikhanum Hotel ホテル
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朝食会場の装飾はとてもきれいでよかったです。
ここは韓国人の団体ツアーでも利用されているようで、東アジア系が大半を占めていました。Bibikhanum Hotel ホテル
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そして、レストランから見えるビビカナム・モスクが素敵です。
見事な借景ホテルです。 -
朝食を終えたら、さっそく観光に出かけます。
ホテルの前の遊歩道を歩いていくと、ハズラティヒズル・モスクが見えてきました。 -
アフラシャブの丘の入口に立つこのモスクはゾロアスター教の神殿の上に建てられ、現在の姿になったのは19世紀に入ってからだそうです。
木の柱が特徴的で美しいです。
入場無料。ハズラティ ヒズル モスク 寺院・教会
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ウズベキスタン初代大統領イスラム・カリモフも眠っています。
25年間に渡って大統領を務め、政敵や言論への弾圧、不正選挙などの問題により欧米諸国からは独裁者として批判されていましたが、国内では絶大な人気を誇ったそうで、埋葬された当初は参拝者が絶えなかったそうです。ハズラティ ヒズル モスク 寺院・教会
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色鮮やかな天井の装飾がひときわ目を引きます。
現地の人に呼び止められてスマホを向けられたので、「写真を撮ってほしいのかな?」と思ったら、一緒に写真を撮りたいそうです。
ウズベキスタンでは日本人は珍しいのか、よく写真を撮られると読んだことがありますが、私はこの一回限りでした。ハズラティ ヒズル モスク 寺院・教会
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モスクの中に入れたので、靴を脱いで入ってみました。
イスラム建築はドームの装飾がきれいですね。ハズラティ ヒズル モスク 寺院・教会
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体が不自由な方用のエレベータだと思うのですが、メタリックなデザインがおしゃれです。
ハズラティ ヒズル モスク 寺院・教会
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小高い丘からは眺めがよく、ビビカナム・モスクがよく見えます。
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ハズラティヒズル・モスクから歩くこと10分くらいでようやくウズベキスタンで一番見たかったシャーヒ・ズィンダ廟群に着きました。
ここは霊廟、つまりお墓の集合体です。
シャーヒ・ズィンダは「生ける王」を意味するそうす。
預言者ムハンマドのいとこであるクサム・イブン・アッバース が7世紀にイスラム教の布教のために訪れたときに、異教徒に斬首されてしまいましたが、自分の首を拾って地中深い井戸の中にある楽園の庭に行き、そこで永遠の命を手に入れ、イスラム世界が危機に陥った時、救いに現れるのだと伝えられています。
入場料は40,000スム、約491円。シャーヒズィンダ廟群 建造物
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入口のダルヴォザハナはティムール朝第4大君主のウルグベクの命によって作られたそうです。
偉大な天文学者としても有名なウルグベクらしく、星の模様が描かれています。
ティムールやウルグベクは世界史で習ったので、なつかしいです。
高校生で学んだことが大人になっても役立つものですね(笑)シャーヒズィンダ廟群 建造物
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天国への階段。
きつい階段を上るとまさに天国のようなきれいな景色が広がります。
階段の数を数えて行きと帰りが同じだと天国に行けるそうです。
行きはこの情報を見逃していて数えていませんでしたが、帰りに数えたら35でした。
ただ、途中で横の建物に入ったため、ちょっと自信がないです。シャーヒズィンダ廟群 建造物
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階段横のカズィザデ・ルミ廟。
ウルグベクの天文学の師匠だそうです。シャーヒズィンダ廟群 建造物
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カズィザデ・ルミ廟は2つのドームがあってかわいらしいです。
シャーヒズィンダ廟群 建造物
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イチオシ
シャーヒ・ズィンダ廟群は入口から奥へと道がのびる、細長い作りになっています。
階段を登り終えると、両サイドに青いタイルが美しい廟が次々と現れます。
ここから死者の通りです。
サマルカンド・ブルーと呼ばれるタイルの青と空の青がため息の出るような美しさです。
太陽の光があたる午前中に来るのがおすすめだそうです。シャーヒズィンダ廟群 建造物
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ここのお墓は、「高位置の建物群」、「中位置の建物群」と「低位置の建物群」の三つのグループに分けられるそうですが、内部がきれいなのは低位置群になります。
右側にあるトゥグルテキン廟。
ティムールの部下のフセイン将軍のお母さんの名前がついているそうです。シャーヒズィンダ廟群 建造物
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左はアミールゾダ廟 。
ティムールの部下の将軍の息子だそうです。シャーヒズィンダ廟群 建造物
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奥に進んで、シャーディムルク・アカ廟は、シャーヒズィンダで最も美しいといわれる廟です。
ティムールが愛した美しい姪を祀った廟で、入口の上には「貴重な真珠が失われ、ここに眠る」という言葉が書かれているそうです。
ロマンチックですね。シャーヒズィンダ廟群 建造物
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天井も、内壁も、細かなタイルで装飾が施されていて職人技が光っています。
シャーヒズィンダ廟群 建造物
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この向かいにあるのが、シリンベク・アカ廟 。
シャーヒズィンダ廟群 建造物
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ティムールの妹の廟だそうです。
個人的にはこちらの方が好みです。
白を基調にラピスラズリのような青が差し色になってとても上品です。シャーヒズィンダ廟群 建造物
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すごく気に入って、タイルの一つ一つに魅入ってしまいました。
こんなお墓を作ってもらったら、お兄ちゃんありがとうって感じですね。シャーヒズィンダ廟群 建造物
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シリンベク・アカ廟のとなりにはオクタヘドロンと呼ばれる、15世紀前半の地下室があるそうですが、中は入れませんでした。
シャーヒズィンダ廟群 建造物
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シャーディムルク・アカ廟とシリンベク・アカ廟と抜けたところは視界が開けています。
ここからが「中位置の建物群」の建物になります。
左側には誰が埋葬されているのは不明な廟が4つ建ち並び、その奥にティムールの将軍を祀る、ウスト・アリ・ネセフィ廟があります。
右側は今では霊廟はなく、土台のみが残っています。シャーヒズィンダ廟群 建造物
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おそらく英雄的な活躍をした戦士や高官などと推測されていますが、今となってはわからず、内装も殺風景です。
シャーヒズィンダ廟群 建造物
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廟の基礎しか残っていないこのエリアはベンチもあってくつろげます。
「低位置の建物群」振り返ると、ポコポコと頭を出すドームがかわいらしいです。シャーヒズィンダ廟群 建造物
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ここでぼーっとしていたら、タシケントのホテルで会って一緒にブハラまで行った日本人の方と再会し、少しお話しました。
「また会えるかも…」なんて言って別れましたが、さすがにこれ以上、偶然の一致はありませんでした。シャーヒズィンダ廟群 建造物
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「中位置の建物群」のなかで唯一、チムールの将軍の墓とわかっているウスト・アリ・ネセフィ廟。
シャーヒズィンダ廟群 建造物
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中はこれまた細密なタイルが貼りめぐらされています。
シャーヒズィンダ廟群 建造物
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この奥から「高位置の建物群」になり、一番最初に廟が造られた古いエリアになります。
シャーヒズィンダ廟群 建造物
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シャーヒ・ズィンダ廟群の行き止まりには、トゥマン・アカ廟 (左)、フジャ・アフマド廟 (真ん中)、クトゥルグ・アカ廟(右)が顔を合わせるように並んでいます。
周囲をブルーで囲まれ、圧倒されます。シャーヒズィンダ廟群 建造物
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フジャ・アフマド廟 (真ん中)は廟群の建築様式を決定することになった貴重な廟だそうですが、中はがらんとしていてめぼしいものはありませんでした。
シャーヒズィンダ廟群 建造物
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トゥマン・アカ廟はティムールのお気に入りの妃の廟だそうで、中もきれいでした。
シャーヒズィンダ廟群 建造物
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クトゥルグ・アカ廟もティムールの妻の墓だそうですが、寵愛が足りなかったのか、歴史的な背景なのか、こちらは中は殺風景でした。
シャーヒズィンダ廟群 建造物
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クトゥルグ・アカ廟の隣にあるクサム・イブン・アッバース廟は中がとてもきれいでした。
入口の扉を3回往復すると、メッカに詣でたのと同じご利益があるそうです。
ムスリムではないけど、ご利益に預かるべく、3往復してみました。 -
さて、念願のシャーヒズィンダ廟群を見ることができて万感の思いで元来た道を帰ります。
この日は中国人の団体ツアーが多く、代わる代わるポーズを決めて写真を撮ってるのには辟易しました。
荷物は最小限にしたかったので、すべてスマホで撮った写真ですが、きれいな光景を見ていると、やはり一眼レフを持ってくるべきだったと悔やまれました。シャーヒズィンダ廟群 建造物
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イスラム・カリモフ通りに戻ってきて、ホテル代を払うためにキャッシングをしようとATMに行きましたが、壊れていて使えませんでした。
Googleによると徒歩圏内にATMはもう一つしかないので、ちょっと焦りました。
さらに、Googleでシヨブ・バザールを検索すると、近くのはずなのに、う回路が出てきて徒歩15分とあります。
おかしいと思ってキョロキョロしたら、すぐ目の前に入口がありました。シヨブ バザール 市場
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シヨブ・バザールはビヒハニム・モスクの隣にあるサマルカンドで最大のバザールで、2000年以上も前から、シルクロードの時代を含めて綿々と続いているという説もあるそうです。
シヨブ バザール 市場
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野菜がきれいに盛られている一角にキムチを見かけました。
帝政ロシアの時代に朝鮮人(高麗人)の移住が始まり、ソ連のスターリンの時代になると強制的に連れてこられたそうです。
韓国からウズベキスタンへの飛行機が多いのもそのためのようです。シヨブ バザール 市場
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トルコのお守りナザールボンジュウがウズベキスタンにもありました。
ギリシャでも一般的で、ヨーロッパでもたまに見かけますが、東はどこまで広がっているのか、興味がわきました。シヨブ バザール 市場
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ガイドブックを見てずっと食べたいと思っていたメロンのドライフルーツを試食させてもらいましたが、甘いメロンの香りもなく、かんぴょうみたいな触感にちょっとがっかりでした。
このあと銀行を見つけたので、2万円を両替しようと思ったら、140万スムにしかならないと言われ、びっくりしました。
ウズベキスタンでは日本円から両替するとレートが悪いので、一度米ドルに換えてからスムに両替した方がいいと言われています。
140万スムではホテルの代金が支払えないので、あきらめ、一度ホテルに戻りました。
とりあえずもう一度クレジットカードを試したけど、やはり壊れてるみたいで決済できず、ホテルの人に近くのATMを教えてもらい、現金をキャッシングしてようやくホテル代を払うことができました。
170万スムキャッシングして手数料込みで21,308円でした。
やはり、両替よりもキャッシングの方がレートがいいですが、カードが使えたらそれがベストです。
私はホテルの不手際で、観光の合間にATMを探さなければならないことに、若干怒ってましたが、フロントのお兄ちゃんはのんきに、支払った代金約150万スムを日本語で何というのか聞いてきます。
「めんどくせー」と思って投げやりに答えていたら「今、日本語学校に通っていて、将来日本に行きたい」と言い出します。
そういわれると無下にもできず、私も外資系に就職したばかりのころ、英語で数字を言うのに苦労した経験があるので、日本語は3桁じゃなくて、4桁単位で数えるという説明をしてあげました。
お兄ちゃんが目から鱗が落ちたように感激してくれて、ちょっと気分がよくなりました。
④に続きます。シヨブ バザール 市場
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タシケント
この旅行記へのコメント (8)
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- claritinさん 2023/11/12 18:54:30
- サマルカンド
- Mugie さん、こんばんは!
ウズベキスタンの旅行記、写真が美しくて楽しく拝見しております。
最近自覚したのですが、タイル大好き!
メドレセやモスク、ホテルのちょっとした装飾など、もう大好物~!
特にサマルカンドのシャーヒズィンダ廟の美しさは写真でも圧倒されるくらいなので、実物は本当に素晴らしいんだろうなと想像してワクワクしました。
いつか私も行ってみたいです。
続編も楽しみに読ませてもらいますね。
- Mugieさん からの返信 2023/11/12 21:49:30
- RE: サマルカンド
- claritinさん、こんばんは。
私もタイルとか陶器とか大好きです。
イスラム教は全く興味ないけど、イスラム建築はツボにはまります。
今回はすべてスマホで撮った写真なんですが、写真がきれいと言われてうれしいです。
天気に恵まれたところもありますが、実物のシャーヒズィンダ廟はもっともっときれいですよ!
私も行く前にもたくさん写真を見ていましたが、実際に行くとこういう配置だったんだと驚きました。
階段を登って青のタイル群が目に飛び込んできたときは、カメラを構えずにはいられません。
後編のレギスタン広場も本当にきれいだったので、見てもらえるとうれしいです。
-
- さとこさん 2023/11/10 20:40:00
- 青が美しいですね。
- 2018年に旅行博に行って見つけたウズベキスタン。こんな国があるのか、行きたい国ストックがてきたしめしめと思ってたものの、なかなか行けないですわー。
本当にウズベキスタンいいですね。
お天気も最高で青の建物が映えますねー。
話は変わりますが、いつも本当にネイルが可愛い❤️❤️
実はちらうつりするネイルをとても楽しみにしてるさとこでした?
- Mugieさん からの返信 2023/11/10 22:15:06
- Re: 青が美しいですね。
- さとこさん、こんばんは!
ウズベキスタンはよかったですよ。
サマルカンドの青いタイルの建物は日の光の当り方で輝きが変わるので、季節や天気は重要ですねー
形の似たモスクがイランにあって行きたい気持ちがふつふつと湧いてますが、中東が戦争状態で、しばらくは行けそうもないです。
ネイルはタイルをイメージしてあのデザインにしたんです。
流石に青だと夏みたいで10月には合わないので薄紫にしましたが、旅行前からウズベキスタンモードで浮かれてました(笑)
-
- クラウディアさん 2023/11/05 16:41:28
- 青と金
- こんにちは。
見たことない青い世界とまばゆい金の世界。ライトアップも凄すぎ!!
本当に素晴らしいところですね。
私もサマルカンドに行ってみたくなりチケット検索しちゃいましたが、電車のハードルが難点です。
最近、会社にタジキスタンの方が転職されてきまして話を伺うことがあります。ですが、ウズベキスタン!!魅力的です。教えてくださりありがとうございました。
- Mugieさん からの返信 2023/11/05 17:28:15
- RE: 青と金
- クラウディアさん、メッセージありがとうございます。
サマルカンドは本当にきれいなんですよー
写真もけっこう映えると思いますが、実際に行くと青の世界に囲まれて、感動もひとしおです。
都市間を結ぶ特急は、朝夕しかないのでスケジュールを組むのがちょっと難しいのですが、乗り心地は悪くないです。
国鉄のHPではすぐに売り切れてしまいますが、旅行代理店を通しても買うことができるそうです。
それにしてもタジキスタンの方が同僚とはかなり珍しいですね。
スタン系の国はあまりなじみがありませんが、ウズベキスタンは治安もいいし、食事も割と口にあってよかったです。
ムギー
-
- 働きマンさん 2023/11/04 07:05:05
- 本当に青いですね♪
- ムギーさん♪
おはようございます!
マルカンドの街!って本当に青いんですね!
そしてめっちゃ綺麗!
こんな綺麗な街があったのかと驚いたほどです。
なぜ日本で人気が出ないのだろう?
ところで、ムギーさん!YOUTUBE見ましたよー!
テロップもちゃんと入れられてすごい!!
光のショーは本当に綺麗ですね!
あれは見れてラッキーというムギーさんのお気持ちわかるなー♪
流れている曲は向こうで流行っているのかしら?
ムギーさんがテロップに入れておられる通りどこか懐かしい曲ですよねー♪
後旅行に来ているのにお仕事メールをチェックされるのもすごい!!
私だったら海外旅行に行ったら・・・メールチェックしないな。。多分(笑)
働きマン
- Mugieさん からの返信 2023/11/04 09:37:47
- RE: 本当に青いですね♪
- 働きマンさん、おはようございます。
サマルカンドは本当にきれいでした。
あの青の世界は幻想的で、また行きたいなぁと思いました。
ウズベキスタンは治安がいいし、料理も割と日本人の口に合うので、もっと人気が出てもいいと思うんですけどね。
なんとなく、スタン系の国とか、旧ソ連領とか怖いイメージがありますよね。
YOUTUBE見てくれたんですね!
ありがとうございます。
うわさでは、ショーはどこか団体が予約を入れないとやらないとかで、いつやるのかわからないんです。
それが、2日続けて見られて本当にラッキーでした。
翌日のプロジェクションマッピングはもっとすごかったです。
今の会社の嫌なところは休み中もみんなメールの返信をしてくるところなんですよ…
前の会社は休みへの権利意識が強くて、2週間休みのときに仕事をすると逆に怒られたんですけどね。
今はファイルも全部Onedriveに保存してるので、どこでもスマホで仕事ができてしまいます。
ムギー
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