2023/05/14 - 2023/05/19
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Ybaba姫さん
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この旅行記のスケジュール
2023/05/17
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バスでの移動
鬼太郎(境港)駅10:42発ーコミュニティバスー宇井渡船場10:53着
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バスでの移動
宇井渡船場10:54発ーコミュニティバスー美保関11:09着
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車での移動
美保神社前11:10頃ー松江観光協会 美保関町支部無料送迎車ー美保関灯台11:15頃
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車での移動
美保関灯台11:45頃ー松江観光協会 美保関町支部無料送迎車ー美保神社11:50頃
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まち歩きガイドさんの案内で美保神社ー青石畳通りー佛谷寺等を観光
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この旅行記スケジュールを元に
世界情勢や円高の影響でまだ海外旅行が躊躇される中、ゆっくり国内旅行をしたいね・・。ということで、見つけたのが大山に佇む高原リゾートホテルに5連泊するというツアー。
この時期、旅行支援もあるし、鳥取県のクーポンも付くらしい・・。
3回の無料のオプショナルツアーがあり、1日は終日自由行動もできるらしい。これは行くしかないよね~ということで、baba友3名、ツアー参加決定。
ネットの天気予報では、日々情報が変わり・・・
滞在中悪天候の可能性も( ノД`)シクシク…それだけが心配ですが・・・。
ツアー4日目のこの日は終日自由行動。ホテルから米子駅までは送迎バスが利用できます。
さて、どうやって過ごそうか・・・。baba友3人、色々調べて(?)今後、山陰のツアーに参加したとしても、あまり行くことはないだろうと思える「美保関」を訪れることに。
電車やコミュニティバスを乗り換えて、松江観光協会 美保関町支部のサイトから得た情報で、色々なサービスをフル活用して、まあ、色々失敗もしつつ、なんとか充実した自由行動日を過ごすことができました。
ここでは、鬼太郎(境港)駅から美保関までの道中と、美保関灯台の観光、ボランティアガイドさんにご案内いただいた美保関でのまち歩きの記録です。
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鬼太郎(境港)駅から10:42発のコミュニティバスで美保関に向かいますが、途中、宇井渡船場(ういとせんば)というバス停で美保関行きのコミュニティバスに乗り換えるのですが、宇井渡船場着が10:53で、同バス停発が10:54。もし乗り遅れると1時間待たないといけないし、その後のプランに色々支障がでます・・。
間に合いますように・・・。 -
途中、中海に架かる「境水道大橋」が工事中・・・。
間に合うかなあ・・ドキドキ。 -
橋の上から、見晴らしが良い~ですよ。
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結構大きな船が停まっています。
宇井渡船場のバス停では、乗り換えの美保関に向かうバスが待っていました。
大急ぎで乗り換えたので、バス停での写真はありません。 -
コミュニティバスでは、山側の座席だったので、写真を撮っていなくて、ここは「美保神社入口」のバス停を降りたところ。時間は11:09。
ここで、「松江観光協会美保関町支部」の方と待ち合わせしています。
実は、12時からのボランティアガイドさんと街歩きを始める前に美保関灯台へ行って見たいと思っていたのですが、交通の便が無く、どうしようかなあと思っていたところ、観光協会のWebサイトで「美保神社~美保関灯台間無料送迎実験 」という文字を見つけ、送迎をお願いしていたんです。
https://www.mihonoseki-kankou.jp/bus/ -
30分美保神社~美保関灯台間を無料で送迎して下さるとのことで、半信半疑だったのですが、バス停のすぐ前が観光協会の事務所で、バスを降りて電話すると、すぐに迎えに来てくださり、灯台まで送ってくださいました。
灯台までの車内で、小泉八雲が美保関を気に入り、明治時代の夏、三回も美保関を訪れ滞在しし、美保神社に参詣したり、水泳を楽しんだりしていたことなどを教えてくださいました。
30分後には、お迎えに来てくださるとのことで、それまでの間灯台近辺を散策します。 -
海が綺麗!
船が見えます。 -
灯台の方へ行って見ます。
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この辺りは「地蔵埼(じぞうざき)」って言うようです。
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下を覗けば絶景。
青空、青い海・・・。本当にお天気に感謝です。 -
トンビかな?
大きな鳥が飛んでいました。 -
灯台の裏側。
景色が良いのでベンチが何台も置かれています。 -
運が良ければ、隠岐の島も見えるみたいです。
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竹島の位置関係も・・。
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島根半島海岸部の地形の案内板。
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美保之碕(みほのさき)の由来。
出雲風土記の国引きの伝説では、「美保之碕」は北陸地方から引いてきたと伝えられているんですって。
なんだか親近感。 -
灯台の周りの遊歩道を歩いていると鳥居がありました。
でも、社殿とかは見当たらず、鳥居の先は真っ青な日本海。
ここは美保神社の飛地境内の「地の御前」とよばれる場所とのこと。
鳥居には「沖之御前」の文字も見えますが、これは、はるか沖合い4kmに、1200万年前に隆起してできた島、「沖の御前」という場所がるからのようです。
毎年5月5日には、「沖之御前島」まで船で参向し、神霊を美保神社本殿内の大后社・姫子社まで船でお迎えする神事が執り行われているそうです。 -
灯台の正面の方にたどり着きました。
本当は、「灯台ビュッフェ」が併設されているそうなのですが、
この日はお休みだったようです。 -
展望台のところに戻ってきました。
夕日の時間帯も良いですね。
美保湾の向こうの影は大山とのこと。 -
山影をアップしてみますが、霞んでいますね。
あら、飛行機が飛んでいます。 -
灯台もう一度灯台を眺めて、お迎えに来てくださった観光協会の方の車に乗って、ボランティアガイドさんと待ち合わせしている美保神社に向かいます。
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正午にガイドさんと待ち合わせの美保神社の一の鳥居前。
約1時間のまち歩きガイド(1名~5名様 1,500円)をお願いしています。 -
鳥居をくぐってすぐ右側に廻船御用水「影向の水」があります。
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この井戸は江戸時代の大かんばつの時に、美保大明神に祈願して、この地に井戸を掘ったところ、真水が渾々と湧きだして、未だに枯れたことがないんだそうです。
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ガイドさんと美保神社に向かいます。
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二の鳥居をくぐって、石段を上ると、嘉永3年(1850年)生まれの大きな出雲型狛犬が神社を守っています。
出雲型狛犬というのは、「しっぽが太くてピンと立っている」のが特徴なんだそうです。
結構痛んでいます。右に阿形。 -
左に吽形の狛犬。
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現在、美保神社は大造営中とのことで、浄財を集めていました。
ところで、美保神社は、事代主命(ことしろぬしのみこと)(えびす様)の総本宮で、義理の母である美穂津姫命(みほつひめのみこと)と共にお祀りしているそうです。 -
手水舎。
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立派な門(神門)と回廊が見えます。
しめ縄も立派です。 -
神門の左右にある回廊部分。
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拝殿は、檜造りで、屋根は杉板を敷きつめた柿葺き(こけらぶき)。
船庫を模した独特な造りで壁がなく、梁がむき出しの上、天井がないのが特徴とのこと。 -
菊の御紋がが輝いていますが、皇室とゆかりがあるのでしょうか?
事代主神は、御皇室と深い関わりをお持ちで、皇室を守護する「宮中八神」のうちの一柱として、宮中にも祀られているそうです。
また、日本書紀によると、事代主神の直系の姫神が、初代の神武天皇から三代続けて皇后になられているんだそうです。 -
ちょっとわかりにくいのですが、本殿の屋根が2つあるのがわかりますか?
右側の「左殿(大御前、おおごぜん)」に三穂津姫命、向かって左側の「右殿(二御前、にのごぜん)」に事代主神をお祀りしているとのこと。
大社造の二殿の間を「装束の間」でつないだ特殊な形式で、美保造または比翼大社造と呼ばれているそうです。 -
えびす様は歌舞音曲(音楽)の神様でもあり、多くの鳴物(楽器)が奉納されるそうです。
それらの中でこの大鼕(おおどう)は最も大きな鳴物とのこと。
樹齢千年の欅をくり抜いて作られていて、直径が1m30㎝もあるそうです。 -
振り返ると、鳥居の向こうは海です。
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美保神社の参拝を終え、帰り際、収蔵庫の中を覗いてみると、「諸手船(もろたぶね)」が置かれていました。
諸手船は、『諸手船神事』で使われる船です。
この神事は、毎年12月3日に行われる『国譲り神話』にちなんだ神事で、美保神社のご祭神である事代主神が美保の関で釣りをしている最中に、父である大国主神の使いの神様が熊野諸手船2艘で迎えに来て、国譲りの相談を受けた様子を儀礼化した神事とのこと。 -
この神事の元となった『国譲り神話』の絵も掲げられていました。
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美保神社を後に、青石畳通りを散策します。
この通りは、美保神社から佛谷寺(ぶっこくじ)に至る石畳の通りで、江戸時代の参拝道の遺構とのこと。 -
神社前の通りには越前石が使われ、本通りには周辺の海岸から運ばれてきた凝灰岩が敷かれているそうです。
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島根景観賞や夢街道の認定を受けた通りなんですね。
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マンホールの蓋。可愛い。
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各家にこのような看板があります。
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江戸期より300年以上営んでいる旅館「福間屋」さん。
北前船、明治、大正時代から多くの文人・墨客に愛された宿なんですって。 -
湯川秀樹博士と山田太一監督の俳句。
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すごーい。
木の根かなあ。 -
穏やかな時間が流れている通りです。
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美保館・・・
見学させていただきたかったのですが、この時期、見学は受け付けていないとのことで残念でした。 -
玄関のガラス戸から中を覗かせていただきました。
レトロな感じが素敵ですね~。 -
へえ~。
美保神社のお賽銭の管理を一任されていたお家ですって。 -
家々の間から海が見えます。
この感じ・・・どこかでも見た覚えが・・・
どこだったかなあ~・・・。
そうだ、クロアチアへ行った時の「ロヴィニ」で、丘の上の聖エウフェミア教会を目指して歩いた時だ!
(車窓も楽しめるクロアチア・スロベニア(2017年4月~5月)
https://4travel.jp/travelogue_group/2245) -
いろんな方が、ここ美保関を題材に短歌や俳句を詠まれているんですね。
文化人に愛された町なんですね。 -
ここは、今回のガイドさんのお店。
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へえ~。昔は五島や平戸の廻船商人の定宿だったんですね。
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現在は酒屋さん。
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青石畳通りの終点(?)佛谷寺(ぶっこくじ)に到着。
後鳥羽上皇と後醍醐上皇が隠岐島に流された際の行在所のようです。 -
創建は奈良時代、行基菩薩がこの地を訪れた際、三火(みほ)と呼ばれる3つの怪火を封じる為、自ら薬師如来、日光・月光・虚空蔵・聖観音菩薩の5体の仏像を彫り込み安置したのが始まりと伝えられているそうです。
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このお地蔵さんは、八百屋お七の恋人、吉三のお地蔵様とのこと。
吉三はお七が処刑されると出家して「西運」と名乗り諸国を行脚した後に佛谷寺で没したと伝えられているそうです。 -
重要文化財と、吉三地蔵の案内板。
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大日堂(だいにちどう)に安置されている、5体の仏像(重要文化財)を拝観させていただきます(拝観料300円)。
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大日堂に入ると、写真のとおり、薬師如来坐像を中心に、日光菩薩立像立像、月光菩薩立像。右に虚空蔵(こくうぞう)菩薩立像、聖観世音(しょうかんぜおん)菩薩立像が並んでいました。
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右下に阿弥陀如来坐像。
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左下には毘沙門天立像。
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重要文化財の仏像とか、写真撮影禁止のところが多いと思いますが、ここは「どうぞ、どうぞ、撮ってください・・」とのことで、遠慮なく撮影させていただきました。
月光菩薩。 -
日光菩薩。
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薬師如来。
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虚空蔵菩薩。
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聖観世音菩薩・・・ピンボケですm(__)m
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薬師如来のお顔の部分をアップ。
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どの像も指とか細い部分も欠けることなく、保存状態がとても良いです。
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これらの仏像は、色々な美術館や博物館等に貸し出されることも多いそうで、すべてが揃った状態で拝観できた私たちは幸運でした。
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本当は1時間のまち歩きで、13:10発のコミュニティバスに乗る予定だったのですが、ガイドさんが熱心にご案内下さったことと、私が帰りのコミュニティバスの発車時刻を間違えていたため、次の14:10発のバスまで40分ほどの空き時間ができました。
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本当ならここでランチをいただきたいところですが、この日、水曜日はこの辺りの飲食店は休業日とのことで、ランチをいただけそうなお店がありません。
やってきたのは、弁天波止場。朱色が目を惹く浮島橋。 -
弁天波止場に立つ常夜燈。
結構大きいんです(上の写真の浮島橋を渡る人の大きさとくらべると、常夜灯の大きさもなんとなくわかるかと・・)。 -
石灯篭の火袋が満月と三日月になっている・・おしゃれ~。
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漁船かな。結構船が係留されています。
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弁天波止場の目の前、
私たちがお世話になった、松江観光協会 美保関町支部もこの建物の中にあります。
さて、そろそろコミュニティバスが来るかな・・・。
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