2023/09/05 - 2023/09/05
2位(同エリア25件中)
夏秋さん
この旅行記のスケジュール
2023/09/05
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バスでの移動
バーミンガム ムーアストリート駅バスターミナル
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コヴェントリー観光案内所
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コヴェントリー市議会
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コヴェントリーマーケット
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この旅行記スケジュールを元に
家族の転勤のサポート、そして自身の旅行のためにイギリスで40日間過ごすことになりました。仕事を調整し初の海外ロングステイです。
バーミンガムからバスに乗って近郊の街、コベントリーへ日帰り一人旅に出かけました。鉄道で行く方が速いですが、バスのほうが料金も安いし景色も眺められるかな?と思ってバスにしてみました。
コベントリーは4traでも旅行記は少なく、観光地ではありませんが、ご紹介させてくださいね。
第二次世界大戦時、ドイツ軍により破壊された廃墟の大聖堂があり、平和への祈りを感じられる街でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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8時30分に家を出てバーミンガムのムーアストリート駅近くのバス停に着いたのは8時50分
9時05分発のバスに乗る予定なので余裕!と思っていたら、バスストップには*not in serbice *と表示されたバスが止まっていてドライバーさんは不在。このバスターミナルからは多くのバスが次々に出発するのに、コベントリー行のX1のバスは時間がきても動かないのです。それでもバス停で待っている人達は騒ぐこともなく、あきらめ顔でバスを待っています。よくあることなのかしら…
結局次の便、9時25分発のバスがやってきたので、そのバスに乗車しました。2便分の乗客が乗ったのでバスは混んでいますが、眺めのよい2階席をゲットして出発です。 -
8月のバーミンガムは涼しくてずっと長袖を着ていましたが、9月になってからは30℃近い気温の日も増えてきて、この日はイギリスに来てから一番暑い…
景色がみたくて2階の前から2列目に座りましたが、陽射しが強くてすぐに後悔しました。 -
暑さに耐えかねて1階に降ります。バスは冷房がないので暑い日は大変です。
バス料金は2ポンド、ワンデイは4.5ポンドです。バーミンガム市外行きのバスでもウェストミッドランドネットワークのエリア内はこの料金が適用されます。バーミンガムのセントラルからコヴェントリーまでバスだと1時間20分くらいかかりますが、エリア内なので4.5ポンドで何度でもバスに乗ることが出来ます。
乗車の際にタッチレスのクレジットカードをかざして乗車し、料金は日付が変わった後に引落とされます。 -
途中バーミンガムエアポートにも停車しました。
次来るときは、ヒースローではなくヨーロッパで乗り継ぎ、バーミンガムエアポートに着くエアラインを利用したほうがアクセスが楽そうです。 -
バスには監視カメラもついていて、運転手さんの後ろの壁のモニターに乗客が次々に映し出されます。自分が映った時はドキッとしてしまいました。今回のイギリス滞在では街角や交通機関で一度も危険を感じることはありませんでした。それは日本より監視カメラや警備員が多いことも影響しているのかもしれません。
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1時間20分バスに揺られ、10時50分にコベントリーのバスターミナルに到着しました。
インフォメーションに地図をもらいにいくと、親切な女性がどのように街を歩いたらよいか教えてくれました。 -
彼女はフィリピン出身で、私が日本から来たと伝えると日本には行ったことがないのでいつか必ず行ってみたい、なぜならお餅が大好きだから、と話してくれました。
そういえばお餅は一度もみかけません。Londonのスーパーならあるのかな? -
Trinity Streetを大聖堂方面に歩いていくと広場につきました。
この塔はコベントリークロス
中世の時代の十字架を今年(2023年)復元した真新しいものだそうです。 -
広場からは3つの塔を見ることが出来ます。
左からホーリートリニティチャーチ、コヴェントリー大聖堂、コベントリークロス -
トリニティチャーチも見学したかったのですが…
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月曜日と火曜日はクローズで中に入れなくて残念です。
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大聖堂の塔を目指して歩いていきましょう
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コヴェントリーの街は古くから自動車産業が盛んで、戦前はイングランドの工業の中心地でもありました。(現在もジャガーの本社があります)
コヴェントリー大聖堂と廃墟 寺院・教会
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第二次世界大戦中、軍事産業が発達していたことが災いし、この街はナチスドイツ軍の爆撃の標的となり…
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1940年11月14日、コベントリー大空襲が起こりました。
柱の基礎がぽつぽつと残されたこの場所には、かつて大きな大聖堂が建っていました。コヴェントリー大聖堂と廃墟 寺院・教会
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多くの爆弾が投下されコヴェントリーの中心部は、ほぼ壊滅し…
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コヴェントリーは戦勝国イギリスの中でも数少ない大きな被害を受けた街となり、破壊された聖堂はそのままの姿で今も残っています。
この場所に立っていると、ヒロシマの原爆ドームを思い出しました。
ここは平和への祈りの場所なのでしょうか… -
大聖堂は破壊されてしまいましたが、塔と壁の一部、そして最初の司教Huyshe Yeatman Biggsのブロンズ像だけは無傷で生き残り…
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司教の手にはかつての大聖堂の姿が…
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金曜日と土曜日のみ、破壊から逃れた奇跡の塔に登ることが出来ます。
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空襲の翌日、大聖堂の石工ジョック・フォーブスは、焦げた中世の屋根材の梁が2本、十字架の形に落ちていることに気づき、その2本の梁を結んで瓦礫の上に置きました。
コヴェントリー大聖堂と廃墟 寺院・教会
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コベントリーに住む人々は古い大聖堂のことを「廃墟」と呼んでいます。
「廃墟」の祭壇にある十字架はそのレプリカです。 -
廃墟の隣には、新しく聖ミカエル大聖堂が建てられました。
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1962年に完成した新大聖堂は驚くほどモダンで…
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今までに訪れたどの聖堂にも似ていません。
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キリストも今までみたことのない姿でした。
高さ 23 メートル、幅 12 メートル、重さ約 1 トンもの大きなタペストリーで描かれています。 -
右手にそびえる感動的なステンドグラスは…
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198枚の色鮮やかなガラスパネルでできています。
コヴェントリー大聖堂と廃墟 寺院・教会
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12時の鐘が鳴り、黒い服の紳士がマイクで語り始めました。
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私は最初、教会についてのインフォメーションを係員が話しているのかと思っていました。
椅子に座って聞いている信者が誰もいなかったからです。 -
しかし聞いているとそれは、お昼のミサだと気が付きました。
お話が進むにつれだんだん人も集まってきました。 -
2日前に訪れたリッチフィールドのミサとはあまりにも異なり、ラフな雰囲気です
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イングランド国教会といっても、教会によって全く異なる雰囲気なのですね…
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*Chapel of Christ in Gethsemane*
奥のチャペルでは鉄製のいばらの冠を通して苦悶の天使の姿を見ることができます -
新しい大聖堂で私が一番惹かれたのはガラスのファザードです
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66体もの聖人や天使が繊細にエッチングされていて、なんとも不思議な世界で、少しアニメぽい印象もあります。
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このガラススクリーンは壁であり窓でもあり、新しい大聖堂の中から廃墟が見えて、現在と過去を結び付けているかのようです。
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東側からは廃墟と新しい聖堂の両方を眺めることが出来ます。
高い塔は廃墟です。廃墟と呼ぶにあまりにも美しい… -
聖堂の隣にあるミュージアムにも行ってみましょう
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*Herbert art Gallery &Museum*
ハーバート美術館&博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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コベントリーの歴史を伝える品の展示、戦争によって壊された大聖堂についての説明、前衛的アート作品や恐竜標本等々…なんでもありのミュージアムです
無料のミュージアムでトイレが美しく清潔なので、時間がある方は立ち寄られたらよいと思います。 -
Lady Godivaのコーナーもあります。
レディ・ゴディバはコベントリーで一番有名な女性だそうです。
GODIVAチョコレートの名前とシンボルマークは、伯爵夫人レディ・ゴディバに由来します。 -
街のセントラルにある広場には彼女の銅像が建っています。
Lady Godivaは、11世紀のコベントリーの裕福な大領主であるレオフィリック伯爵夫人でした。夫の伯爵が住民に重税をかけようとしたので、それをやめるように懇願した夫人に対して伯爵は「おまえが裸で馬に乗って街を廻ることが出来たなら重税の計画はとりやめてもよい」と言ったのだとか… 奥さんに対してなんてひどいことを言うのでしょう… -
翌朝、彼女は一糸まとわぬ姿で町を廻りました。領民たちはそんな彼女の姿を見ないように、窓を閉ざし敬意を表しました。
そして伯爵は約束を守り、ついに税は引き下げられました。
苦しむ領民を救うために、自らを犠牲にした誇り高き女性としてLady Godivaは語り継がれているのでした。 -
街を散策しましょう
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この美しい建物はコヴェントリー市議会です。
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大きな近代的なショッピングモールや…
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ショッピングモールの近くにはCoventry Marketがあります。
買物をしているのは中東やインドの人が多かったです。
鮮やかな果物や衣料品、謎の日本風の品もありました。 -
コベントリーは2日前訪れたリッチフィールドとは異なり、他民族の街で、バーミンガムを小さくしたような地方都市といった雰囲気の街でした。
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再び大聖堂に戻り、午前とは違った西日に照らされた廃墟の写真を撮影しました。
コヴェントリー大聖堂と廃墟 寺院・教会
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バスターミナルへ戻り、朝お会いしたインフォメーションの女性に「あなたのアドバイスのおかげでよい一日を過ごせた」と伝えると、彼女は数枚の絵ハガキをくれたので、私は持っていた扇子を彼女に渡しました。
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バスを待っていると、またもや予定のバスはやってきません。
まちくたびれた頃、朝と同じように次の時刻表に書かれたバスが来て満員状態でバスは出発します。
列車は正確ですが、バスはダメダメだなぁと感じます
でも予定の便が運休しても遅延しても、みんなそんなことでイライラしたり怒ったりしないみたいです。
列車は旅行者と長距離移動の人が多く利用して、日常市民はダイヤがいい加減でもバスを利用することが多く、時刻表通りに来ないバスが市民の足となっているようです。 -
*おまけ*
スーパーで買ったもの
イチゴは日本のものが一番美味しいと思ってたけど、イギリスのイチゴは甘くて美味しい。物価が高いイギリスで、日本より安価なのはパン、ジャガイモ、ニンジン、トマト、そしてイチゴとブドウくらいかな。
レストランが高いので毎日自炊しましたが、食材も日本より高い…泣 -
手巻き寿司に挑戦しました!
生食用のお魚はなかなか手に入らないので、ネタはスモークサーモン、ツナ缶、たまご、きゅうり、アボガド、そしてカニカマ! カニカマはどこのスーパーでもたいてい売っています、味も日本のとそんなに変わらないです。
寿司酢と海苔は日本から持参しました。お米はスーパーで売ってるのは高くて激マズなのでUKアマゾンで購入。
美味しくできましたよ♪
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