2023/09/14 - 2023/09/14
4位(同エリア27件中)
夏秋さん
この旅行記スケジュールを元に
41日間にわたるイギリスロングステイ生活も残り少なくなってきました。
日本からやってきた夫と二人でバーミンガムからスコットランドへ8泊9日のドライブ旅に出かけます。まずはウェールズのコンウィへ.
今回の旅で一番心配だったことはレンタカーでした。事前に調べると借りる時、アップグレードや保険の追加加入を迫られるとか、駐禁が厳しいとか、マイナスな情報で溢れていたからです。日本からQEEQのサイトでATのコンパクトカーを予約し追加でフルカバーの保険にも加入しました。
当日、バーミンガム市内のエンタープライズに行くと、希望通りATのプジョーが用意されていて、デポジットとして200ポンド請求されたのでカード払いしました。車に傷がないか担当者と確認したところ、タイヤホイールに傷をみつけ指摘したところ、タイヤホイールの傷は気にしなくてよいとのこと。しかし彼はボディに少しでも傷がつくと最低でも2000ポンド支払うことになるから、フルカバーのインシュランスに入れと迫ってきます。QEEQで保険に入っていると断ると、予約サイトの保険ではダメだと言うのでそれ以上交渉することをあきらめ、5日間で148ポンドの保険に追加で入ることにしました。こんなことなら予約の際に保険に入らなかった方がよかったかもしれません。
そんなわけで心配していた通り、出発時にもやっとしましたが気を取り直してスコットランドへ向けて出発です。まずはウェールズ編から…
旅程
9/14 バーミンガム→コンウィ(ウェールズ)→チェスター
9/15 チェスター→ヨークシャー国立公園→湖水地方
9/16 湖水地方
9/17 アンブルサイド→ハドリアヌス長城→ダラム大聖堂
9/18 ラムレイ城→アニック城→メルローズ修道院→スターリング
9/19 スターリング→グラスゴー(レンタカー返却)
9/20 グラスゴー→エディンバラ(列車移動)
9/21 エディンバラ
9/22 エディンバラ→バーミンガム(列車移動)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
バーミンガム市内からM6(高速道路)で北へ向かいます。
サービスエリアに立寄り給油しました。
(借りた時はガソリンは半分位しか入ってなかったので確認すると満タン返却ではなく、クォーター以上でOKとのこと。)
ガソリンを入れ終わり、どうやって支払うのかな?と考えていたら、けたたましくサイレンが鳴り出しました!何か事件か?と驚いていたら、どうやら自分たちの車の近辺から音が鳴ってるのです。
ガソリン料金は給油機の所で支払うのではなく、近くのコンビニみたいな店のレジで会計するシステムで、支払うまでずっとサイレンが鳴り響いていたのでした。
でも他の車からはそんな警報音は鳴らなかったので、何か手順を間違えたのかもしれません。 -
車はM6からA55へ
とても快適な道路です。制限速度を遥かに超える高速で走ったり、車線変更をして追い抜いたりする車は少なく皆さんマナーがよくて、ロータリーだけ気を付けると日本の道より走りやすいくらいです。
ただロータリーでもたもたしてるとクラクションを鳴らされてしまいます。 -
ボーダーを越えイングランドからウェールズにやって来ました!
コンウィはのどかな海辺の街です -
お城がみえてきました
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コンウィは城壁に囲まれた小さな町です
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お城のなかに入ってみましょう
コンウィ城 城・宮殿
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コンウィ城は「グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁」として、1986年にカーナーヴォン城、ビューマリス城、ハーレックス城とともに世界遺産に登録されました。
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今回のウェールズ訪問ではその4つのお城のうち、どれか1つには必ず行きたいと思い、一番アクセスが良く、また保存状態が良いとされているコンウィ城を見学することにしました。
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コンウィ城はウェールズを征服したイングランドの王エドワード1世によって、ウェールズの反乱を抑えるために築かれた城です。
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王は強力な力を保持するために町を城壁でとり囲み…
コンウィ城 城・宮殿
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イングランドから商人や職人を呼びよせ、新しい街を作りました。
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お城には8つの円形の高い塔が立ち、塔の上からは美しい景色がひろがり…
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多くの船が停泊する港や…
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中世から時が止まったかのような街並みや…
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先ほど渡ってきたコンウィ川と橋を見渡すことが出来ます。
コンウィ吊り橋 建造物
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ユネスコは、コンウィ城を「ヨーロッパにおける13世紀後半から14世紀初頭の軍事建築の最高の例」の1つと見なし、世界遺産に位置付けたそうです。
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大河と背後の山、そして約3kmにも及ぶ高さ9mの城壁に守られたコンウィは、難攻不落なお城だったのでしょう。
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でもウェールズの人々にとって、このお城は悲しい歴史の象徴なのかもしれません
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お城を出てコンウィの街を歩いてみます
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緩やかな坂の先に城壁がみえます
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細い路地の先に階段があって、あの階段から城壁に上がれそうです!
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階段を登ると城壁が海に向かって続いています。
正確にいうと海ではなく河口なのかもしれません。
大西洋とコンウィ川が交わる水辺です -
観光用のバスも走っているけど、お客さんは誰も乗っていないみたい…
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城壁から降りて、車を停めたコンウィ城のほうに歩いてゆきましょう
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再び車に乗り15分ほど走ってコンウィの街からスランドゥドゥノの町へやってきました
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スランドゥドゥノはビーチに沿って、カラフルなホテルや別荘が建ち並ぶリゾート地で…
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イギリス人の裕福な家族連れや年配の人が、ゆったりと休暇を楽しむ雰囲気で、決して夏秋のようにふらっと短時間のドライブで来るような町ではなさそう。
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この町には「不思議な国のアリス」のキャラクターのモニュメントが建てられていて、それを探しながら歩くのも人気みたいです。私は帽子屋にしか会えず残念…
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なぜ「不思議な国のアリス」かというと、お話のモデルとなったアリスちゃん一家が毎年、スランドゥドゥノに遊びに来ていたからだそうです。
アリスちゃんも、あの観覧車に乗ったのでしょうか? -
太陽の少ないイギリスのなかで、南欧のリゾート地の雰囲気も感じる町
スランドゥドゥノ -
そんな穏やかな町ですが、険しい山が近くに迫っています。
坂道を登ってみましょう。 -
急勾配の道には線路があって…
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更に登っていくとスランドゥドゥノのビーチが見えてきました
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この線路はスランドゥドゥノの市街から…
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丘の上へ登っていく登山鉄道の線路なのでした。
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丘の上には思いがけない眺めが広がっていました。
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スランドゥドゥノは海に突き出た半島です。
半島は丘になっていて「グレート・オーム」と呼ばれています。 -
空から見るとこのような地形になっています。
下の写真の左側の集落がスランドゥドゥノの町です。
(パンフレットから写真をお借りしました) -
丘の上にはクレーターのような大きな穴があり、後で調べるとこの穴は石切り場でした。
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海からの風が渡る丘は、羊たちの天空の楽園でした。
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羊くん こんにちは、
きみに会えて嬉しいです -
登山列車が坂を登ってきて、カメラを構えると運転手さんが手を振ってくれました
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グレートオームの丘に行く旅程は考えていなくて、
スランドゥドゥノの海岸を少し散策できればいいな、くらいの気持ちで立ち寄った町だったのに… -
北ウェールズの海を見渡す緑の丘と羊たち…
思いがけなく素晴らしい景観に出会うことができました。
こういう驚きって旅の醍醐味だなと思います。 -
羊たちに別れを告げ、坂を下り今日の宿泊地チェスターへと向かいます。
出発した時は、どうなることかとドキドキしましたが、
ウェールズの歴史と自然を感じられた充実した一日となりました。
次はどんな町に出会えるのでしょうか…
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