2008/11/09 - 2008/11/09
14位(同エリア25件中)
amefuriさん
- amefuriさんTOP
- 旅行記135冊
- クチコミ0件
- Q&A回答3件
- 209,939アクセス
- フォロワー3人
コベントリーとケニルワース城に行きました。
PR
-
Coventryに行ってきました!
バーミンガムから電車で1時間半くらいかな?
着いてまず朝ごはんのサンドイッチを買い、ベンチに座ってむしゃむしゃ。
レディ・ゴディバの彫像の下で優雅に朝ごはん!
レディ・ゴディバ(=ゴダイヴァ)はチョコレートのゴディバの名前の由来にもなっている有名な女性です。
『重税に苦しむ領民を気の毒に思ったゴダイヴァが、夫レオフリックに税を軽くするように申し述べたところ、レオフリックはゴダイヴァが慎み深い女性であることを知りながら「お前が全裸で馬に乗って町を一周したら考えてやろう」と言った。悩んだ末にゴダイヴァは決意し、町中の民に外を見ないように命じた上、長い髪だけを身にまとって馬で町を一周したのである。町民はみな、このゴダイヴァのふるまいに心を打たれ、窓を閉めて閉じこもった。これにより、レオフリックはやむを得ず税を軽くしたという。』(以上Wikiから抜粋)
なんと民にやさしい夫人…。
この彫像はまさにその"裸で馬に乗り街を練り歩いている"場面をあらわしているんです。
コヴェントリーの街の中心に建てられていることからも、市民の彼女に対する敬意が窺えますね。 -
簡単にご飯を済ませた後、一番最初に訪れたのはCoventry Cathedral。
駅からは歩いて20分くらいです。
とっても大きい&変わった形の大聖堂なので、建物を見上げただけで「おお〜…!」という感動が。
側面はデコボコしてます。
しかし中に入るともっとすごいものが待ち受けていました。 -
壁一面のステンドグラス。すごすぎる。色使いがまた鮮やかで本当に目を奪われます。
"洗礼堂の窓"というそうです。
これは全面を使ったステンドグラスですが、壁のデコボコひとつひとつにも細長いステンドグラスが埋め込まれていて、遠くから眺めるとグラデーションというか、虹のように見えてとってもきれい。
ちょうどおひさまが差し込んでキラキラ光ってたので、なんとかしてそのキレイさをカメラに収めようと一本一本ステンドグラスを撮りまくりましたが、なかなか「これだ!」っていう写真を撮るのは難しいですね…。
諦めて遠くから撮った方がよっぽどきれいでした…orz -
正面から見た祭壇。タペストリーも巨大です。
-
タペストリー前にも行けるので、くるりと後ろを振り返って入口方面を撮るとこんな感じ。
ステンドグラスの素晴らしさが少しは伝わるでしょうか…? -
これは調和のチャペルの写真。
コヴェントリーはWW2中最も空爆が激しかった地域ということで広島とも交流があり、真ん中に飾られている千羽鶴は広島から送られたものだそうです。 -
大聖堂の外には和平の像というものも置いてあり(写真下参照)、広島の平和公園にはこのレプリカが寄贈されているとのことです。
当たり前だけど戦争なんてするもんじゃないですね…。 -
大聖堂をゆっくり見て回った後はKenilworth Castleに行くべく、バス乗り場へ。
発車時刻を確認すると30分くらい時間があったので、バス乗り場の近くにあったTrasnport Museumに立ち寄りました。
その名の通り、昔の車やバスから今のモデルまで、乗物に関して幅広く取り扱った博物館です。
古い映画で見たことあるような乗り物がいっぱいあって、特に車などに興味のない私でも楽しめました。 -
…でも展示エリアに蝋人形を使用したところがあって、そこがまた何故か薄暗くて不気味な雰囲気なんですよね。
しかもたまに、人形かと思ったらいきなり動いたり(←普通の観光客)するものだから心臓が縮みあがります。オバケ屋敷並に怖かったよ…!!!
戦時中の雰囲気を再現した場所もあり、ほぼ真っ暗な中、ウ〜ウ〜と空襲警報が鳴り響いてたのも気味が悪かったです。
で、また観光客と人形を勘違いして超ビビってしまったり…。暗いと本当に区別がつかなくて怖かった…。
出口も分かりづらかったからまるで迷路で、出られない恐怖と蝋人形の恐怖が相俟って半ばパニックになってしまったんですが、出口を見つけて明るいお土産屋さんに戻れた時の嬉しさはひとしおでした。
昼間っからオバケ屋敷体験をして、若干疲れました。(笑) -
ようやく出られるとちょうどバスが来る時間だったので、並んで乗車。
ケニルワースまではバスで片道35〜40分くらい。往復£2.85。
また降車場所がわからないので、着いたら教えて下さいと運転手さんに伝えておきました。
ちょうどこの頃から曇ってきて、雨もポツポツ降り出してしまい…。
でも着いた時はちょうど止んでいて、バス停からお城までの10分程の道のりは濡れずにすんで良かったです。
写真がKenilworth Castle。
見ていただいてわかるように、このお城は廃墟になっているお城として有名です。
外壁も、昔部屋があったという場所も、完全な形で残っているものはほとんどなく、大半が崩れかけています。
それでも趣があって、眺めているとワクワクしてくるのは、"もし残ってたら…"と想像力をかきたてられるからでしょうか。
廃墟を見て楽しいと思ったのはこれが初めてでした。 -
Kenilworth城の写真をもう一枚載せておきます。ほんとに崩れかけだな〜
-
お城の敷地の中は芝生が続いていて、一種の公園のようになっています。
Elizabethan Gardenというお庭もあるんですが、さすがに冬なのでほとんど花などはありませんでした。
ちなみに作り直している最中で、もうすぐ閉鎖して来年の春くらいまで工事するらしいです。
(まぁ今回このお城に行きたかったのは見られなくなる前に見ておきたかったからなんですが)
シンメトリーに作られたお庭って、何もなくても緑だけで素敵ですね。 -
他もゲートハウスでは、当時の様子を再現したお部屋が展示されていました。
王様が訪れることもあったお城なので、調度品の類がアンティークで素敵。
これはリビング。 -
寝室。
薄暗くてうまくとれなかったので写真はないんですが、暖炉のある部屋がすごく高級感溢れる造りになってました。 -
お茶ができるカフェもあるのでゆっくりしようかなとも思いましたが、雨がまた降り出さないうちにバスに乗りたかったし、そんなに頻繁にバスが来るわけでもなさそうだったので、入るだけ入って何も頼まず出ました。
(カフェと展示室が一体化しているので、別に注文せずに出ても変じゃないです)
Kenilworthの街自体はあんまり見て回る余裕がなく、通りを一つ歩いてみただけですが、小さなお店がたくさん並んでいてずっと歩いていたい気持ちにさせられました。
…と、ここで意図せずバスが来たので乗って、再びCoventryまで帰ります。
戻ると既に3時半過ぎで、冬季はほとんどのものが4時、遅くまでやっているものでも5時で閉まってしまうので、まだ見ていなかったところを駆け足で回ることに。
移動中、ショッピングモールの真ん中でバンド演奏をやってたのでちょっとだけ立ち止まって聞いてみました。 -
まず博物館から。これは大聖堂の近くに位置しています。
中世の絵画はすごくきれいで説明までまじまじと読んでしまったんですが、現代アートも扱っており、中にはこんな気持ち悪い展示も…。センスを疑います。笑
あと、光と音だけを楽しむ(?)真っ暗な部屋もあり、入ってみてはいいものの、スクリーンにただ光の筋がいくつも出たり消えたりするだけで、全く意味がわかりませんでした。
これも現代アートの一種らしい。
最近は奇抜なことをするのが流行ってるんですか?詳しくないのでぽかーんとするばかりだったんですが…。 -
時間も押しているので、Holy Triniry Churchに移動。
これも大聖堂の近くに建ってます。
中に入って後ろを振りむくと、大きなステンドグラスがあります。
写真では潰れちゃったけど、描かれている絵が素敵です。 -
こちらは教会の中の様子。そんなに広くはないです。
大聖堂を先に見ちゃうとどれも小さく感じてダメですね。(笑) -
バタバタでしたがなんとか全部見終え、あとは自由に街をうろうろしました。
Precinctという大きなショッピングモールがあり、その中を歩くだけでも面白いです。
Coventryは大きい街じゃないけどなんでも揃うし、お買いもの関係のお店は充実しているので住んでも生活には全く困らなさそう。むしろ便利そう。
Coventry Universityも街の中心部にあるので、学生にとっては最高に住みやすいでしょうね。
お店を覗いてたらおなかが空いてきたので(朝以来何も食べてない)、イギリスではよく見かけるカフェ、COSTAでお茶しました。
オレンジ&チョコレートマフィンとココア。
中で食べるよりテイクアウトの方が安いので、買って出てショッピングモール内にあったテーブルを借りて食べました。
コーヒーよりも紅茶やココアのが好きなので、最近外で飲み物買うときはココアが多いです^^
軽めの晩御飯も済ませ、そろそろ帰るか…と駅方面に歩きだすと、マーケットを発見。
4時半過ぎてたのでもう閉まってるかな?と思いきや、覗いてみるとまだやってるようだったので足を踏み入れてみました。
ほとんどのお店はやっぱり撤収してたけど、果物や野菜を売ってるお店だけは全部残ってて、最後の値下げで商売してるところでした。
ボールに山盛りになった野菜や果物が£1のところ、半額の50Pに。これは良い時に来た!!!
どのお店のオーナーも叫ぶようにして「Any boul, only 50p!!!!!!!」と宣伝してて、閉まる間際なのに活気がありました。
売れ残りをたたき売りにする感じなので、そこまで良いものは残ってないし、フレッシュとは言い難いものも多々ありましたが、私もトマトを山盛り購入。
(…残念ながら次の日に見たら3分の1くらいはぐしゃぐしゃに腐ってましたが…orz)
マーケットが開いたばっかりの時にも一度行ってみたいですね。
Transport Museumの辺りは夜になるとライトアップされて夜景がきれいなんですが、そんな時間まで待てず、マーケットに立ち寄った後はそのまま帰りました。
CoventryとKenilworthの2か所同時に楽しめて良い1日になったと思います。
本当は近くにWarwickもあるんですが、それはまた日を改めて訪れるということで。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
19