2023/09/09 - 2023/09/09
602位(同エリア1111件中)
ちゃんさん
今年(2023年)、宇都宮に完全新線のLRTが開業し、令和の規格でイチから作った「路面電車」が大いに話題になりました。
一方の台湾は日本統治時代を含め「路面電車」が存在したことはなく、2017年に開業した高雄のLRTが初。その後、2都市が続きました。今回はその一つ、淡海LRTに乗車してみます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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遅い昼ご飯を食べて午後3時過ぎ、士林駅から捷運の淡水信義線に乗りました。紫色の、台湾郵政の広告電車です。
台湾の郵政局は民営化されていないようだけど、多角経営を求められているのかな。どこの「国」も大変です。士林駅 駅
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車内は週末とあって満員。お年寄りグループに席を譲ったら、笑顔で感謝されました。
郊外の、ちょっと古びた住宅街を淡々と走ります。台湾の電車は捷運、長距離列車に関わらず、割とおっとり走る印象です。MRTは飲食禁止、台鉄は飲食OK by ちゃんさん地下鉄 (MRT) 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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車窓右手には、淡水河が見えてきました。川沿いには紅樹林自然保留区のマングローブ林が広がり、都市近郊とは思えない風景。
そして福岡より気温が低いのでつい忘れがちになるけど、沖縄より南にいることを思い出します。紅樹林生態保護園区 広場・公園
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紅樹林駅で下車。ここで今回の旅の、僕の最大の目的である淡海軽軌に乗り換えます。
いわゆる「路面電車」なのに、地上にある捷運の駅から、1フロア上がったところに乗り場がありました。ホームの外にはマングローブ林 by ちゃんさん紅樹林駅 駅
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1面2線の立派な高架駅で、モノレールのよう。ちょうど電車が到着したところで、どっと乗客が降りてきました。
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折り返しのフィッシャーマンズワーフに向かう電車に乗る人も、大勢待ってます。
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淡海軽軌では、5両編成の低床電車が活躍。爽やかな青色の流線形の電車は、ゴロゴロ騒音を立てながらゆったり走る路面電車とは、異次元の乗り物です。
台湾「国産」の電車とかで、短期化で技術を身に付けつつあります。路線の半分以上は高架区間。「路面電車」の枠に収まらぬ次世代交通機関です by ちゃんさん淡海軽軌 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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童話の世界観がモチーフのようで、ホームにはかわいらしい女の子が電車を待っていました。台湾で著名な絵本作家・ジミーさんの作品なんだそうです。
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車内も童話の世界。出発時点では満席になり、座りたい人も多かろうに、よく文句が出ないものだと思います(笑)。
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紅樹林駅を出発した電車は、滑るように高架橋を走行。加えて窓が大きいので、車窓がワイドに広がり開放感があります。
暑い気候なだけに、台湾は窓の小さな電車が多いのですが、そうとも限らないんですね。 -
沿線はLRTとともに近年開発されたエリアで、奇抜なデザインのビルが目を引きます。建物を大事にする台湾では、市街地でも古びたビルが多いので、新鮮な景色です。
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LRTなのに、高架が続きます。
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東側は日本でいう「市街化調整区域」なのか、緑が多く残るエリアも。
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そして駅ごとに、童話の世界が広がります。
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高架駅とはいLRTなのでホームは低いです。でも電車の床も低いので、段差はほぼゼロ。ベビーカーでそのまま乗り入れる親子(祖父と子?)を見かけました。
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ビル街と森の境界線を描くように走る、高架のLRT。真下には幹線道路が走り、モノレールのようです。
宇都宮のLRTも、新設軌道だけに立派な橋梁が話題となりましたが、淡海LRTはもはや「路面電車」の域を超えてきています。 -
4キロ以上走った浜海義山駅の手前で、ようやく地上へ。
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「路面電車」らしい車窓になりました。ただし駅は、大きな屋根が付いていて、車の危険や雨に悩まされることはありません
街ごと新しく作った路線だからこそ、設備を充実させるだけの土地を準備できたのは強みです。 -
そして地上区間の沿線も、おそらくは高級な部類に入るのであろう住宅街が続きます。
モデルルームもひしめきあい、日本の新興住宅地と同様、歩道には「案内看板を持った人」がずらっと並んでいました。 -
浜海沙崙駅で、崁頂方面の線路が分かれて行きます。正確には「本線」たる緑山線であり、フィッシャーマンズワーフ方面が藍海線と呼ばれる支線です。
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崁頂からフィッシャーマンズワーフ方面を結ぶ系統は現在ありませんが、直通できるような線路は準備してありました。
淡海LRTはまだまだ延伸される予定で、将来的には活用されることがあるのかも。 -
路面区間では高架のホームに上り下りする手間もなく、より気軽な街乗り電車となります。車いすの乗客も、ごく自然に見られました。
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奇抜なデザインのマンション。一体いくらするんだろう…。そして台湾のこと、この先100年は使い続けていくはずです。
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再び専用軌道に戻り川を渡れば…
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終点・フィッシャーマンズワーフ着。
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淡海LRTの運賃収受は、駅でICカードタッチが基本。運転士は一切チェックを行わず、客席と運転台は完全に分かれています。いわゆる「信用乗車」と呼ばれる方式です。
台湾では従来の鉄道・バスでも見られない方式で、LRTがまったく新しい交通機関として受け入れられていることが分かります。 -
奇抜なマンションが背景。もはやここは近未来の世界です。
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しかし海岸へ歩くと、うまそうな海鮮の店があちこちに。
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ここは淡水河の河口に広がる、港町です。
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台湾の言葉で表現すると「漁人碼頭」と表現する、フィッシャーマンズワーフまでやって来ました。
漁人碼頭 自然・景勝地
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乗り物全般大好きだけど、これは大人が乗ったらアカンやつ(笑)。
週末にしては人が少なくて、見所もよく分からない感じ。目的はLRTなので、引き返しますかね。T君K君、ここまで お付き合いありがとう。 -
帰りは海岸沿いを走るバスで淡水駅まで戻ろうと思っていたけど、ちょうどバスが出てしまったところなので、LRTで引き返すことにしました。
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クロスシートがあり、座れれば景色を見やすいです。座面はプラスチックで硬く、座り心地はお世辞にも良好とは言えません。捷運の電車と似たイメージです。
なお飲食禁止なのも、捷運と同様です。 -
反対側の車窓も、押しも押されぬ新興住宅地。
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そして新たなマンションの建設も続きます。
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カーブを切ると席が西側になり、傾いた陽がダイレクトに飛び込んできました。いや紫外線防止の加工はされているんでしょうけど、台湾の陽射しはある程度通してしまうようです。
他の電車が窓を小さくしている理由が、よく分かりました。 -
窓の下に捷運の電車が見えてくれば、終点・紅樹林に到着。
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ご案内ありがとう。また会おうね。
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富山と宇都宮のLRT開業で「路面電車復権」が期待される日本だけど、両都市に続くケースがなかなか出てこないのが実情です。
こんなレベルのLRTが、日本にもできてくれないものか。どこかの都市が名乗りを上げるのを待ちたいです。 -
捷運・淡水信義線のホームへ下ります。
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窓をいっぱいに、マングローブの林の緑が埋めていました。
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