2023/09/08 - 2023/09/08
387位(同エリア1839件中)
ちゃんさん
この旅行記スケジュールを元に
職場同期3人衆の台湾旅。14時着の飛行機で桃園空港に降り立ち、スムーズに入国手続きを終え、14時55分の空港メトロに乗ることができました。
流れるように台北駅に運ばれ、さらに乗り換えて台北郊外への旅が始まります。台湾鉄道(台鉄)の自動改札に悠々カードをタッチし、地下の乗り場へ降りてきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
台湾を代表する駅なのに、この駅を始終着とする列車はほとんどなく、ひっきりなしに列車が着いては発車していく台北駅。名鉄名古屋駅と同じ方式です。
8年の間に新しい車両もだいぶ入ったようですが、花蓮行き特急「自強」は、以前と変わらないプッシュプル方式(両端に機関車を連結した客車列車)の車両でした。台北駅 駅
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リクライニングシートの前後間隔は広く、足置きまである快適な特急です。全車指定席ですが、悠々カードで乗車すれば空席に乗っていいという特例があり、運賃も区間車(普通列車)と同額です。
悠々カードでは、「新自強」号には乗れません by ちゃんさん自強号 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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いつ指定券を持った人が現れるか分からず、落ち着かない感も。結果的には乗ってくる人のほとんどが特例利用のようで、台湾らしいラフな通服姿の高校生も目立ちました。45分間、8年ぶりの台湾汽車旅を堪能です。
授乳室を、台湾ではこう表現するんですね。 -
山がちな地形の中にも、集合住宅が進出。台北都市圏の広がりを感じます。
それと同時に、都市圏輸送もあるのに、よく特急の空席解放なんて特例が成り立つなとも感心。東京の「あずさ」や「踊り子」の空席を解放なんてしたら、収拾つかなくなりそうです。 -
新自強号とすれちがい。2021年デビューの日立製の電車で、急速に増備が進んでいます。一度乗ってみたい気もするし、今のうちに旧型車両に乗っておきたい気もします。
新自強号だと立席乗車が認められていないので、悠々カードの特例が使えないのは残念。都市近郊の利用者にとっては、選択肢を狭める列車にもなっていそうです。 -
瑞芳駅に到着。
瑞芳駅 駅
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地下道を渡り、非電化のローカル線・平渓線に乗り換えます。台北近郊で気軽にローカル線の風情を味わえるとあって、週末には混み合う路線です。
平溪線 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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今は金曜の夕方なので観光客は少なく、空席だらけ。ローカル線らしい、ゆるい空気感を楽しみます。10年前に来た時は週末で、押し合いへし合いの大混雑でした。
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三貂嶺までは東部幹線を走行。渓谷沿いの車窓に、日本製車両のエンジン音と相まって、久大本線に乗っているような気分になります。この先に待つのは、日田か天ヶ瀬か。
東部幹線の列車に遅れが出ていたらしく、接続待ちのため三貂嶺でしばらく停車しました。こういう時も、車内放送はウンともスンとも言わないんだよなぁ。 -
何事もなかったかのように10分遅れで発車。東部幹線が分かれて行きます。
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川沿いには茶店が並び、「氷」のノレンをぶらさげ、今も営業しているようです。素朴な雰囲気は、僕らが子ども時代に通った駄菓子屋に通じるところがあります。
「素麺のCMに出てきそう」という独特な表現を用いたのは、T君だったかK君だったか。 -
渓谷美を愛でつつの30分の汽車旅。
「いつもなら残業している時間なのに、こんな所まで来られるなんて、贅沢ですね」
というT君のつぶやきに、激しく同意。 -
十分駅で下車。観光名所なだけに、少ない乗客のほとんどが降りて行きました。駅舎までは、構内踏切が結びます。駅員さんが安全監視をしているので、安心です。
山間ということで、涼しい風が吹き抜けて快適。残暑が続く福岡に比べれば台北もだいぶ涼しく感じましたが、ここまで来ればもはや避暑です。沖縄よりも南方なのに。単線・ディーゼルのローカル線でもICカード利用OK by ちゃんさん十分駅 駅
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線路沿いスレスレに店が並び、食べ物をつまみながら歩くのも楽しい十分の街。僕も10年前に来た時は、一人なりに楽しめました。
しかしこの街でもっとも体験したいことだけは、次回誰かと来た時にと思って、取っておきました。一応線路内は立ち入り禁止ということになっています by ちゃんさん十分老街 旧市街・古い町並み
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それが天燈上げ! 願いを書いて空に飛ばすのが、この地の名物です。
天燈の店はそれこそあまたあり、駅にほど近い幸福天燈さんの呼び込みに釣られてみました。単色200NTD、4色250NTD、8色350NTD。4色でも千円ちょっとなんだから、安いものです。 -
健康+お金+仕事+幸せの願いを載せられる、4色をチョイス。T君ともども、家族の健康こそあらゆる神を味方に付けたいことなので、気合が入りました。
仕事? まぁそこそこ願っておけばいいかな… -
完成したところで、天へ飛ばします。平渓線の線路上から飛ばすのがしきたり(?)で、日本ではとてもできない経験です。
天燈の代金には、それぞれの面の静止画と、動画の撮影サービスまでコミコミ。店主のおっさん、手慣れていてカメラワークは完璧です。動画は「仕事」じゃなくて、「健康」の面を向けるべきだったなぁ(汗)。 -
おお~上がった上がった! あっという間に、天高く上がっていきました。これで何もかもうまくいきます。いくはずです。ありがたや、ありがたや。
メラメラ燃える炎が、山火事を招かないか心配になりますが、悪天候でなければ大丈夫らしいです。落下場所も集中するので、回収してリサイクルされるんだとか。 -
線路沿いにびっしりと商店が並ぶ、十分の街。アジアな雰囲気満点の街並みは、多くの観光客をひきつけます。
台湾でも決してポピュラーな風景というわけではなく、だからこそ台北の人も訪れる観光地です。 -
なお台湾でも公式には、営業中の線路に入ることが禁じられてます。建前としては禁止を掲げるけど、後は自己責任。台湾の「安全」に対する空気感は結構好きで、心地いいです。
十分の街はこの時間帯だと、車で訪れる人も多そう。タクシーも、九份や台北市内までの運賃を明示して呼び込みに必死です。 -
台湾は地域猫も多く、ついナデナデしたくなります。路地裏の空気にもよく馴染んでて、可愛いです。
街並みの中では浮いている おしゃれなブティックの前でも、主役はオレだとばかりに、堂々と鎮座していました。 -
時間は6時過ぎ。日本時間では7時を越えていて、小腹が減って来るタイミングです。屋台で腸詰とマンゴーを買って、ほどほどに満たしておきました。
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折り返し列車までの50分、楽しい時間を過ごせました。
駅の簡易改札機にカードをタッチして入場。ローカル線まで広がる、最新鋭のシステムの横に転轍機(ポイント)があり、集中制御が当たり前になった日本では懐かしいアイテムです。 -
上り列車の先頭車は、運転席の真横まで立ち入ることができるタイプの車両でした。運転席横の座席ではカップルさんが仲良く過ごされていましたが、構うものかと進入。
貫通扉の横でT君とカメラを構え、出発進行! 台湾では鉄道趣味が日本以上に盛んなので、こんな鉄っちゃん的行動も市民権を得ているのが心強いです…そう信じてます。 -
ネオンが煌めきはじめた十分の街中を、そろりそろりと走ります。
短い時間だったけど、楽しかったです。K君はしきりに「もう十分」とつぶやいていました。やかましいわ。 -
車窓は見えませんが、夜のローカル線の風情も捨てがたいもの。小さな無人駅の前にも家があり、生活が垣間見えます。どんな暮らしがあるんだろう? そう思いめぐらすだけで、異国が身近な地になります。
出かけるならマイカー、もう列車なんて何十年も乗ってない…ってな生活かもしれませんが。 -
三貂嶺駅の手前で、やはり無言のまま10分以上停車してから発車。瑞芳駅には10分以上遅れての到着になりました。
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台北方面への列車を待つ人で賑わうホームを横目に、僕らは改札を抜けました。午後7時10分、次の目的地へ向かいます。
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