2023/09/15 - 2023/09/16
5071位(同エリア45688件中)
みつさん
この旅行記スケジュールを元に
今年の暑すぎる夏の疲れを癒すため、いつか訪れたいと思っていた江之浦リトリート凛門にお世話になりました。
相模湾から急峻な斜面に蜜柑畑が張りつく江之浦の立地をいかした素敵なお宿にて、ルフロ湯治で免疫力を高め、美味しいお食事に舌鼓。上質なものに囲まれて、時間を忘れてゆったりのんびりできました。
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旅の始まりは根府川駅から
小田原駅から熱海方面へ向かって2駅目の、海沿いの駅です。 -
駅舎も可愛いんです。
改札口から海が見渡せます。 -
江之浦リトリート凛門のすぐそばにある、江之浦測候所をちょこっと紹介します。もともと蜜柑畑だった広大な敷地を利用した、屋外型美術館です。
https://www.odawara-af.com/ja/enoura/
(2022年11月にふらっと訪れた際の写真です。) -
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石舞台
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様々な種類の石を用いて
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海に向かって、仕掛けがされています。
この軸は、たしか冬至に太陽が昇る方に向いていたはず。自然の営みをランドスケープに取り入れています。 -
広い敷地内には、神社や
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オブジェも点在しています。
化石を集めた秘密基地のような小屋もありました。 -
受付休憩所棟からの眺め
すぐそばに本日のお宿があります。
江ノ浦測候所は事前予約制で、入場料が3,800円となかなかいいお値段ですが、広大な敷地の中に、様々な石を用いた建造物やオブジェ、相模灘の素晴らしい眺めを満喫できるので、機会があればぜひ。 -
さて、根府川駅からお宿の送迎車に乗り、5分ほどで本日のお宿、江之浦リトリート凛門に到着です。
ゆったり過ごしてもらいたいという配慮から、アフターコロナの現在でも1日に3組しか予約を取ってないそうです。今回キャンセル待ちで空きが出たので、すぐ予約しました。 -
館内ばきに履き替え
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ウェルカムアメニティは、
ホーリーバジルの爽やかなお飲み物と付近の農園で収穫されたブルーベリーを使ったアイス。
濃厚な蜂蜜がかけてあり、あえてブルーベリーの食感をのこしたアイスは、ザクっとした歯ざわりと爽やかな香りで、とても美味♡ -
テラスからは、相模湾越しに小田原から大磯まで見えます。
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お部屋は湯治ルーム
シンプルで上質なお部屋です。
ベッドはシーツサラサラ、寝心地も◎ふんわり柔らか枕が最高です。
空調はエアコンではなく、左手奥の黒色のパネル内に冷温水を通し、輻射熱でお部屋の温度を整える、風の起こらない優しい設計。
外気温は30度超えで蒸し暑かったですが、お部屋内は涼しく爽やかで快適でした。 -
お部屋は木の香が漂い、無垢材の床は素足に気持ちいい。
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蜜柑畑と海が見えます。
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左 オーガニックコットンのハリのある館内着とふわっと厚手の靴下。お部屋内はスリッパはなく、素足または靴下で。(靴下はお持ち帰り可)
右 薄手でサラサラのパジャマ -
お宿からのメッセージ
4月にランチと日帰りルフロで伺ったからか、「お帰りなさいませ。」で始まる、心の込もった手書きメッセージでした。 -
お飲み物類
小田原市のひな珈琲さんの凛門オリジナルブレンドや -
お茶もこだわりいっぱい。
カモミールラベンダー茶 ルイボス茶
生姜&レモングラス茶 薬膳緑茶 -
バルミューダのポットは使いやすくて好きです。
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冷蔵庫には、まろやかな玄米茶 ラベンダーハーブ茶 お水
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洗面台
排水口が見えない造りは初めて見たかも。
ハンドソープがいい香り。 -
アメニティなど
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お部屋はシャワーのみです。
大浴場を使ったので、こちらは使いませんでした。
トイレも部屋内にあります。 -
さて、ひと息ついたら、ルフロ湯治にレッツゴ~~
(以降、日帰りルフロで貸切時に撮影した写真です。) -
脱衣スペースにも空調パネル
目隠し兼用ですね。 -
お風呂
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クレンジングや化粧水など、ひと通り揃ってます。
クレンジング類は、SKINTHEQUE&LABという国内メーカーのものです。 -
お風呂で身体や髪を洗った後、ルフロ着に着替えてルフロ室へ
室内はクラフト温泉成分の入った水蒸気がモクモク。室温は、奥側は40℃弱と高く、手前は低めです。まずはブースに敷き詰められた小石の上にうつ伏せになり、内臓を温めます。じんわりと汗をかき、内臓がグルグル動くのを感じながら、10分ほどゆったりします。 -
ルフロ室を出たら、江之浦でとれた無農薬レモンの入った冷水で水分補給。
10分休憩し、それを3セットします。
翌朝は自分の丁度いいリラックス加減で、あまり時間を気にせず楽しむことができました。私は、温度の低い場所なら、14~15分のルフロがちょうど良い感じでした。 -
休憩室
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さて、お待ちかねの夕ご飯です!
お昼ごはんは控えめ、ルフロで体調を整えて、準備万端で臨みます! -
まずは、サザエや冬瓜の入った温汁。
滋味深く、空腹の胃に沁みわたる~
(あまりに美味しかったので、一品ずつ紹介します。長くなりますので、さっと読み流していただければ幸いです。) -
お酒は地のものを。神奈川県伊勢原市の吉川酒造の雨降(あふり)KATANA 超辛口
磨き96%、アルコール度数19度
口当たりはお米の旨み満載、複雑な風味のあと、酸味をもって刀のように切れていきます。 -
黒むつ香酢漬け
ウニの塩味と合わせて、口の中でとろけます♡
添えられた緑色の果実「木酢」を絞っていただきます。 -
とろ茄子や湯葉に、昆布のお出汁が繊細。モロヘイヤのすり流しで上品なお味。
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窯で燃える炎を眺めがら、いただきます。
リラックスします~ -
炙り太刀魚や平茸、すくい豆腐を
加賀塗りの素敵なお椀でいただきます。 -
イカがもっちりして美味しい~藻塩と山葵でいただきます!
今日手に入った白鯛(左手前)や鰹(黄味醬油和え、にぎり→写真失念)も出していただきました。
お酒も進みます。 -
塗りの器素敵ですね。
左手から、
ようかんみたいに厚い自家製カラスミ(!)は塩味控えめで、酒ススムススム。
いちじくの穏やかな甘みとクリーミーな酒粕のハーモニー
地養鶏風干しは、ぱりぱりの皮目と味が濃縮されたお肉
初物の松茸はモンゴル産。大ぶりで口の中でじゅわっと汁があふれました。 -
季節の栗ご飯をお供に
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ということで、次は栃木県大田原市の天鷹酒造の天鷹
オーガニック米の純米で、すっきりとした酸味です。 -
伊勢エビの唐揚げは濃厚な海老みそソースとともに
添えものの空芯菜は細かく刻んで炒めてあり、空芯菜まで料理長の手にかかると上品になります。 -
横浜牛の炭火焼き
赤身でさっぱりと柔らかなお肉を、ごぼうや蓮根とともに、和風あんソースでいただきます。 -
土鍋ご飯が炊き上がりました。
今夏最後のとうもろこしだそう。 -
炊きたての水分をまとったご飯に、とうもろこしは甘くてシャキシャキ
しじみ汁とともに、美味しく完食! -
デザートは、かぼちゃを昆布だしで炊いたプディングと豆腐を使った濃厚チョコレート
満腹です~
ごちそうさまでした♪♪♪ -
おはようございます。旅先では早起きの私。
昨夜は、22時前にベッドに吸い込まれるように寝付き、すっきりと5時半起きです。
お友達と一緒に朝の散歩に出かけます。 -
なんとこんな眺めの良い場所から海辺まで、歩こうかと思います。
昨夜スタッフさんと相談したコースで、お宿特製の手書きの地図を頼りに向かいます。 -
リトリート凛門の建物をまわり込み、急坂を下ります。
勾配20度超えの、転がり落ちるような坂道。 -
蜜柑畑の間の道からは、遙か眼下に、江之浦漁港の突堤が見えます。
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9月の蜜柑は、熟す前の緑色。
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そのうち車が通れない道になり、東海道線の線路を渡り、
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なかなかの自然をかき分けて
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真鶴に向かう、国道135号線の横断歩道が見えてきました。
結構車がスピード出していて、ビビリながら渡りました。 -
海辺に到着。
釣りしてる人がたくさん。カマス釣果の方がいました。 -
突堤から山側を
リトリート凛門は山影で見えませんが、左手一番上の白い建物をまわり込んだ先にあります。標高110mにあるそうです。 -
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江之浦漁港そばには、雰囲気ある昭和旅館や海の幸の食事処。
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置物でなく、本物のネコさん
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さて、行きの道とは別の道でお宿に戻ります。
ここからはひたすら登り~泣 -
行きの道よりも、舗装されて勾配も緩やかで歩きやすいのですが、そのぶん距離が長い~
途中途中で綺麗な景色で休憩しながら、歩みを進めます。 -
東海道線が通ってます。
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ゆっくり一時間強の散歩から戻り、大浴場とルフロでリフレッシュして、9時過ぎの朝ごはんです。
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スターターは、つぶつぶでフレッシュなマンダリンオレンジジュースと完全無農薬サラダ、ヨーグルト
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土鍋ご飯は、岐阜県下呂市のいのちのいちというお米。
大粒です。艶々で蟹穴ができてますね。 -
朝ごはんも見目うるわしい~
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どの品も美味しくて、炊き立てご飯をおかわりしちゃいました。2杯目はおこげも入り、楽しめました。
変わったものでは、自家製イカ塩辛は内臓を使わないのでさっぱりとした味わいで、さらに上に載せた青柚子胡椒の風味が爽やか。このあたりで捕獲されたシカはキッシュにして。ほろほろと口の中でほどけ、卵と生クリームの風味が後を引く美味しさ。
出汁が美味しい野菜のお浸しも、個人的にはおかわりしたいくらい好きでした。 -
たまご料理は、料理長特製だし巻きにしました。
ふるふるでふんわり。口の中で出汁があふれでる~~
美味しすぎるだし巻きでした。
朝食もごちそうさま♪ -
デザートはテラスにて
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9月半ばでも気温が高いですが、時折吹き抜ける風とアイスコーヒーで涼をとりながら、まったりします。
アイスコーヒーは、酸味がきいて爽やかな超好みの味。最後まで手を抜きませんね。 -
ちなみに晴れているとこんな風です。(2023年4月撮影)
季節や天候で様々な風景が楽しめます。
江之浦リトリート凛門での滞在は、ルフロ湯治や美味しいごはんとこだわりの上質なものに囲まれ、つかず離れずの接客で、時間を忘れてゆったりのんびり過ごせました。ありがとうございました。 -
チェックアウト後、駅までの送迎でパン屋さんに寄っていただきました。
麦焼処 麦踏 グルメ・レストラン
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古民家を改装した内部では、クラフト作品の販売や縁側でお茶も楽しめます。
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麦焼処麦踏さん
https://kataura-mugifumi.com/
凛門経由で予約注文しておきました。午後には売り切れのパンもあるそうですが、今日は3連休初日の午前中なので、ひと通り揃ってます。
麦の味わい深く、美味しいパンでした。 -
チェックアウトの際にいただいたミネラルウォーター。
採取地は神奈川県山北町です。
根府川駅から東海道線に乗車します。 -
大磯駅で途中下車して、バスで城山(じょうやま)公園地区に来ました。
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旧吉田茂邸を見学します。
兜門旧吉田茂邸 美術館・博物館
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旧吉田茂邸は2009年に原因不明の火災にて母屋焼失後、2017年に再建されました。
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玄関入ってすぐの中庭
当時の意匠そのままに再現されています。
この後お話ししたガイドさんが、再現後の旧吉田茂邸は建材は新しいものの、焼失前とまったく同じように再現されているとおっしゃってました。 -
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応接間
舟形天井とこだわりの照明。庭の緑が眩しい。
御殿場の旧岸邸も吉田五十六氏の設計です。
↓旅行記(三島富士山湧水の水辺散策と御殿場東山旧岸邸)
https://4travel.jp/travelogue/11646839 -
2階の書斎
掘りごたつ(書斎)の横には、官邸直通の電話が‥いと恐ろし‥ -
桧の風呂
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バカヤローは、答弁後席に戻る際、小声で呟いたのが、たまたまマイクに拾われてしまったそうです。
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食堂
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金の間
賓客をもてなしていたそうです。
正面の窓から富士山が見えるそう。 -
こちら側は相模灘が望めます。
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旧吉田茂邸のお庭にある七賢堂が、期間限定で公開されていたので、観に来ました。
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もともと伊藤博文氏の大磯町の自宅「滄浪閣」の敷地内に置かれていた四賢堂に、伊藤博文氏を祀り「五賢堂」としたものを、こちらの敷地になんと曳屋で移して、吉田茂氏、西園寺公望氏を加えた「七賢堂」となりました。
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曳屋の模様(昭和30年代)
東海道を1キロ以上動かしたのは凄い! -
お庭の海沿いにある吉田茂氏の銅像
サンフランシスコを向いています。 -
東海道をはさんだお隣の城山公園にも寄ります。
旧三井家の別荘があった場所です。
暑さひとしおなので、滝で涼み県立大磯城山公園 公園・植物園
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公園内の城山庵さんへ
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冷やし抹茶と生菓子をいただきます。
冷房が効いてて、生き返る~
この後、大磯駅前の「地場屋ほっこり」さんで、大磯の井上蒲鉾店のさつま揚げや湘南の釜揚げしらすをお土産に、帰途につきました。地元土産のほか、地元野菜からお惣菜、スタッフオススメの全国の美味しいものなど、品揃え豊富で楽しいお店でした。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- たぬぽんさん 2023/09/19 15:51:08
- 「江の浦リトリート凛門」気になってました(^-^)
- みつさんの選ぶお宿は、いつも通好みで素敵ですね。
「ヒルトン小田原」によく行ってたので、根府川とか江の浦は馴染みがあります。
「江の浦測候所」、できた時から気になってたんですが、入場料がちょっとお高いので(^_^;)
でもみつさんの旅行記拝見すると、建物だけでなく展示物も興味深いです。
「凛門」はその名の通り、凛とした感じのお宿ですね。
お料理も美味しそう。
そこから海まで行けるんですね。
パン屋さんも車で前を通って、いい感じの古民家のお店だなと思ってました。
みつさんの旅行記で、江の浦をちょっと深く知ることができました。
- みつさん からの返信 2023/09/19 18:30:25
- Re: 「江の浦リトリート凛門」気になってました(^-^)
- たぬぽんさま
お褒めの言葉、ありがとうございます。うれしいです!
たぬぽんさんがよく訪れるヒルトン小田原リゾート&スパも、日帰りスパとランチでお邪魔したことがありますが、旅行記でお部屋からの雄大な相模灘の眺めを見て、いつか泊まってみたい!と思っています!タイムシェアの「暮らすようなハワイ」も、とても素敵でした!
リトリート凛門のオープン以降、江ノ浦あたりが気になっていて、今回の旅行記は、日帰りで何度か訪れて情報を集めた江ノ浦総集編です(笑)
海まで歩けるのは凛門スタッフさんに聞いて、意外と歩けて面白かったので、現地情報も大事ですね!
そして、ウェルカムアメニティのアイスに使ったブルーベリーは、江ノ浦の矢子みかん園さんで採れたものとお聞きし、7月~お盆前までのブルーベリー狩りとお持ち帰りなんと100g150円の破格情報をゲットしたので、来夏、予約がとれれば凛門に泊まってから寄りたいな~と思っています。
冬に凛門の予約がとれたなら、みかん狩りもよいですね~
みつ
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