紫陽花の季節のととのえ旅　@箱根本箱＆ニコライバーグマン箱根ガーデンズ

2025/07/05 - 2025/07/06

思い立ったが吉日のととのえ旅。

紫陽花の季節のニコライバーグマン箱根ガーデンズを訪れ、箱根本箱にて本や温泉、東海道ガストロノミーを満喫してきました。
今回もととのいました～

エリア 強羅温泉(神奈川)

箱根登山電車とバスを乗り継ぎ、ニコライバーグマン箱根ガーデンズにお昼過ぎに到着。
園内のカフェで、まずは軽く腹ごしらえします。

ニコライ バーグマン 箱根ガーデンズ 公園・植物園

サングリア（モクテル）は、デンマーク産チェリージュースにフレッシュなオレンジやリンゴ入り。

豚ほほ肉とりんごのスモアボード

ホロホロに煮込まれたお肉と蓬エキスに漬けたりんごスライス
ほんのり甘くて繊細な味。爽やかなハーブが夏らしい。

TRADMAN’sBONSAIとの共同展示会「自然の造形は、時と文化を超える」開催していました。（2025年7月13日(日)まで）

花と盆栽を対比させ、樹齢推定400年の主役を際立たせるプレゼンテーションや

植物と調和させるパターンも

ガーデンのある強羅は標高が高く、７月初旬でも様々な種類の紫陽花を楽しめます。
カフェでサンドイッチと飲み物をテイクアウトし、ガーデン内でピクニックされている方もいました。

緑がいっぱい
目に優しい。

八重で可憐な白い紫陽花

鮮やかな紫色にとがった花弁の紫陽花も素敵

ふんわり優しい色味や

珍しいくすみカラーの紫陽花も

ひと通り散策したら
森の中のデッキでひと休み

小鳥のさえずりと木洩れ陽でリラックス

ショップに立寄ります。

紫陽花を中心に季節の鉢が販売してました。

年パス　5,500円
ちなみに、入場料は1,800円（前売り1,500円）
そんなに高くないですね。

さて、ニコライバーグマン箱根ガーデンズから徒歩10分ほどの、お気に入りのお宿「箱根本箱」へ
3回目の宿泊です。夏の時期は初めて。

１回目（2023年２月）https://4travel.jp/travelogue/11810985
２回目（2024年11月）https://4travel.jp/travelogue/11944202

箱根本箱 宿・ホテル

箱根本箱は、本との一期一会をコンセプトに、一万冊以上の様々なジャンルの本が楽しめるブックホテル。気に入った本は購入もできます。
本は、少しずつ入れ替えているようです。

ウェルカムスイーツ
東海道の中村麹店の麹で作った冷やし甘酒とごまプリン
とってもおいしい♪

直前プランでお部屋おまかせ。
マウンテンビューハンモックツインになりました。

バルコニーには露天風呂とハンモック

このお部屋の前面に建物はなく、木柵は下からの視線を遮る形状。
気になる方は目隠しスクリーンを下げることができます。

ハンモックの先に

大文字焼きが見えます。
お盆の送り火です。

レコメンドの本や活版印刷のレターセット。自遊人の雑誌も。

お部屋の椅子も読書向き
夜も手元は充分な明るさがありました。

お部屋の玄関のすぐ右手には、飲み物コーナー

冷蔵庫のお飲み物はコンプリです。
一休の特典で、フジりんごシードル(扉の茶色の瓶)をいただきました。

その先の壁際には洗面コーナー
大きな鏡で広々見えます。右手にトイレ。

動線に無駄がなくサイズ感もちょうど良くて、このお部屋好きかも。

部屋着も夏向け。七分袖で薄手です。

館内の本箱ルームには、谷川俊太郎さんの三編の詩が置いてありました。

2階デッキには、コーヒーマシンやクッキーなどのちょっとつまめるものも。
桃ジュースと白ぶどうジュースも健在です。

地下一階の大浴場へ。(翌朝、誰もいない時に撮影)
シャンプーリンスはサラサラの使い心地で◎

露天も

大涌谷を源泉とする硫黄泉で、光の加減でほんの少し白く見えます。
緑が深く、鳥のさえずりのBGMでまったりと。

お風呂上がりは、ひとくちアイスとオーガニックぶどうジュースでクールダウン

お夕飯まで少し時間があるので、本をピックアップして、お部屋へ。
箱根本箱のスタッフさんからメッセージをいただきました。
「新しい本との出会いがありますように」

読書とうたた寝　inハンモック
包み込まれ感がいい♪

さて、お夕飯です。

祝杯
お野菜のみの出汁が、じんわりお腹を温めます。
初夏の野菜出汁は濃い色。

合わせるのは、ミックスペアリング(4杯)
1杯目は、ノンアルコールのパイナップルベースの柑橘ジュースに台湾のスパイスを一振りしたもの。

きのこ民族

自家製フォカッチャの上には、萬元豚の生ハムとスライスした生マッシュルーム

マッシュルームは薄いスライスなのに、旨味が爆発！生ハムの濃さにも負けないおいしさ♪

大山詣り

足柄郡の大山名物の豆腐は、すり流しで濃厚な味わい。きゅうりと合わせて、暑さで疲れた胃に滋養たっぷり。

ちはやふる
百人一首の歌にちなんだネーミング。

真鰯の竜田揚げは柔らかふわふわ♪
付け合わせの刻み野菜は茄子やピーマン。絶妙なスパイス加減で、イワシの竜田揚げに合う！
爽やかな柑橘ジュースで揚げ物も爽やかに。

木版も見せていただきました。
「ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは」
ではなくて、写真をよく見たら
「これやこの　ゆくもかへるも　わかれては
しるもしらぬも　相坂のせき」
でしたね。

ペアリング2杯目は而今（じこん）の雄町！！
久しぶり！うれしい♪

絨毯

桜エビの天日干しの風景が、赤い絨毯を広げたようなので。
初夏の野菜ズッキーニの素揚げはトロッとしつつザクっとした繊維感も楽しめる。桜エビのソースはめちゃえびが濃い！！而今とマリアージュもExcellent!
ブーランジェリーヤマシタの天然酵母パンでソースを掬って、残さずいただきます。

醤油の前任

江戸時代は、贅沢品の醤油の代わりに、煎り酒を使っていたそう。
焼津のサスエ前田魚店の金目鯛は、皮目がパリパリ、身はふっくら♡煎り酒のソースで美味しくいただきました～

ペアリング３杯目は海苔を漬け込んだ特製ドリンク。
一口飲むと、甘めのお茶で酸味と爽やか風味が広がる。二口めは、甘みは控えめになり香りを強く感じる。なんだかクセになる不思議ドリンク。

ペアリング4杯目は赤ワイン
ヴィンテージなので、落ち着いた味わい。

反本丸
近江牛は柔らかく脂が甘い。味噌をつけで、コクと甘みの二重奏（美味）

胡椒飯
江戸時代は胡椒がスパイスの代表選手とのことで、胡椒を一緒に炊き込んで食していたそう。
近江牛がしっかりした脂なので、胡椒飯でお口の中がさっぱり。

天下の険

レモンアイスとサクサククッキー、ゼリー、みかんジュレ
爽やか夏味

寄木細工
ニッキ入りクッキー
小田原宿の万能薬
小田原宿名物ういろう（薬）にちなみ、小田原みかんをお菓子のういろう風にアレンジ。表面のキャラメリゼがアクセント。

今回もとても美味しく楽しくいただきました。
ごちそうさまでした。

お部屋に戻って、読書タイム。
ゆっくり時間が過ぎていきます。

おはようございます。
旅先では早起きの私。今日は5時半起き。

ハンモックに揺られながら読書タイム
気が向いたら、ちゃぽんと足湯します。

朝ご飯へ

モーニングミルクやジュース

朝のおめざは、にんじんをすりおろしたジュース

キッチンでは朝食のプレートの準備中。

将軍飯御前
どれも優しい味わいで、空っぽの体にぐんぐん入っていきます。

季節に合わせた食べ物を使ってるんですね。

デザートは、チーズのような濃厚ヨーグルトと小菓子。
ごちそうさまでした。

新たな出会い、ありました！
「都市のイメージ」（ケヴィン・リンチ著　丹下健三/富田玲子訳）
原作は1959年に執筆されたものですが、示唆に富み、心に留め置きたい内容を便箋に書き写しました。

今回も様々ととのいました。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございます。