2023/08/20 - 2023/08/20
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miharashiさん
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前回の中央アジアの旅から約一月でチェコと北ドイツに出掛けることになったきっかけは、モラビア平原の中心地キヨフで4年に一回しか開催されないという民族のお祭り(フォークロアの祭典「スロヴァツキー・ロク(Slováckýrok)」が今年8月の10日から13日にかけて開催されることを知ったからだった。さらに、この時期はちょうど北ドイツのエリカの開花時期に当たるので、エリカ街道の途中のリューネブルガーハイデにも行くことにした。その後は、ヴェルニゲロ-デ、クヴェドリンブルク、ハン・ミュンデンなど、ドイツの代表的な木組みの家の街並みを見て周ることに。本旅行記(その9)は、ハン・ミュンデンからエアフルトに移動して、ドイツ最後の街歩きをした時の旅行記です。(表紙写真は、エアフルトのシンボル・大聖堂)
今回の旅行の当初の予定
8/8 成田―>台北―>ウイーン(8/9)
8/9 ウイーン―>オロモウツ(泊)
8/10 オロモウツ―>ブルノ(2泊)
モラヴィア観光&キヨフ・フォークロアフェスティバル
8/12 キヨフ―>トゥシェビーチ(泊)
8/13 トゥシェビーチ―>チェスケー・ブディヨビチェ(泊)
8/14 チェスケー・ブディヨビチェ―>プラハ
(深夜)プラハ―(夜行バス)―>ハノーファー
8/15 ハノーファー―>ツェレ―>リューネブルク近郊(泊)
8/16 リューネブルガーハイデ観光 リューネブルク(泊)
8/17 リューネブルク―>ヴェルニゲローデ(泊)
8/18 ヴェルニゲローデ―>クヴェトリンブルク(泊)
8/19 クヴェトリンブルク―>ハン・ミュンデン(泊)
8/20 ハン・ミュンデン―>エアフルト(泊)
8/21 エアフルト―>プラハ(泊)
8/22 プラハ―>ウィーン―>台北(8/23)
8/23 台北市内または近郊観光
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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8月20日、Hann Munden駅を11時22分に出発した列車は広々とした平野を走っていった。
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時には緑の絨毯のような大平原の中や、小さな村を通過。
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昼過ぎの13時21分にはエアフルトの駅に到着。駅にはカフェやお店があったが素通り(このことは後で後悔することに)。お腹がすいたので、駅前のカフェでケーキを食べることに。注文したのは巨大なアップルケーキとチーズケーキ。ドイツのケーキは大きく、重いとはわかっていたが、案の定、お腹がいっぱいになった。同じケーキを一人で食べるには重すぎ。シェアして正解。食後トイレを借りたとき、女の子づれの親子がトイレを使って、お店を出ようとしていた。親子は店の女性から呼び止められ、0.5ユーロ払うように言われた。母親はお金がないといって、そそくさと立ち去った。当たり前だが、ただで使わせてはくれないようだ。ちょっと悲しい気分にさせられた出来事だった。
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駅からMapsmeに従って、今日の宿へ向かった。途中は旧ソ連時代の大規模マンションが軒をつらねていた(写真とはちがう)。
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日差しの強い中、15分ほど歩いて、今日の宿、Opera Hostelに14時半ごろ到着。 部屋は、専用バス付トリプルルームで、観光税を含めると、一泊69ユーロ(約11,000円)。ただし、キャンセル不可で、宿代は予約時に引き落とされた。朝食はついていない。ここは市内のホテルが満室で予約が取れず、やっと見つけたところだった。なぜ市内のホテルが満室なのかは後で判明することに。
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Opera Hostelという名がついているせいか、部屋の壁には楽譜とクラリネットがあった。 廊下にはチェロも飾ってあった。
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部屋でシャワーを浴びたり、ゆっくりして、17時頃旧市街へ向かった。
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旧市街への近道。
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大聖堂の尖塔を見ながら歩いた。大聖堂までは宿から10分ほど。
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大聖堂。ドイツゴシック建築の傑作。8世紀から15世紀にかけて建てられたという。
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大きすぎて一枚の写真には収まらない。
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入口を拡大して。時刻は17時12分。オープン時間を確かめて、間に合うように宿を出てきたので、中に入れた。
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実際の入口は、上の写真とは別の所だった。入場は無料。
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上記の向かい、大聖堂の隣にはセヴェリ教会。この教会の中には入らなかった。
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大聖堂の中に入る。写真は正面祭壇。
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等身大の十二使徒像が彫られている17mの祭壇は、バロック時代の木彫の傑作と言われているという(観光案内より)。
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祭壇周囲のステンドグラスがひときわすばらしかった。
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誰を描いたのかわからないが、素晴らしい絵画。
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美しいステンドグラス。
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上記を拡大して。
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同上。
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同上。
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壮麗なパイプオルガン。
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床面。地下に埋葬されているようだ。
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同上。
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棺。誰のかわからないが、女性のものらしい。
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棺の彫刻が素晴らしかった。
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教会の装飾品。
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秘宝?
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本物の宝石がちりばめられている。
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絵画や彫像も。
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大聖堂前のドーム広場は、大規模イベントのための装置や客席でほとんど占領されていた。今日は日曜日、人気歌手のコンサートが開催されるらしい。
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こちらは、2001年に私がエアフルトに来た時の大聖堂前から見下ろしたドーム広場の写真。本来は写真のように広々とした広場のはずだった。ちょうどイベントと重なってしまったのが残念だった。市内の宿が満杯だったのも、このイベントのせいかも?
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階段に座って休んでいる観光客の横を下り、下から大聖堂(左)とセヴェリ教会(右)を望む。この階段もまもなく閉鎖されるようだった。コンサートをここからただで見ることを防ぐ必要があるかららしい。
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階段を下りてから、セヴェリ教会の三つの尖塔を見上げて。
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ドーム広場では、既にコンサート会場への入場が始まっていた。
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ドーム広場からは、イベントの装置が邪魔をして、大聖堂などはほとんど見えなかった。
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ドーム広場を後にして、クレーマー橋まで歩いて行ってみることに。
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広場向かいにはカラフルな建物が立ち並ぶ。
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路面電車もカラフルだ。
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同上。
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上記写真の左端の道を歩いて行くと、フィッシュマルクト広場に出た。写真は広場に建つ美しい市庁舎。
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赤い路面電車と共に。
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市庁舎左隣りのひときわ美しい建物。広場を囲む多くの建物は16世紀にたてられたそうだ。
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美しい木組みの家が2軒。その前では音楽のパフォーマンス。
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広場の先に進むと、お目当てのクレーマー橋がすぐに現れた。全長120mほどの石の橋の上に30軒以上ものお店などの木組みの建物が並ぶ。
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石橋をくぐって裏側から撮影。橋のたもとには大勢の観光客が涼んでいた。
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一通り観光地を巡り、暑かったので、客が列をなしていたお店に入って、アイスクリームを購入。主人のエネル源はアイス。食べるととたんに元気になる。一個2.1ユーロ(約330円)。何もかも高い中で、アイスクリームだけは日本と変わらない。
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再び大聖堂前に戻り、逆光の中撮影。
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イべントがなければこの位置からいいアングルで大聖堂などを撮影出来たのにと思うと残念だ。ただし、大聖堂の撮影は、光の関係で午前中のほうがいい。
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私が2001年にエアフルトを訪れた時の写真。広々した広場の向こうには、大聖堂とセヴェリ教会が圧巻の姿で聳えていた。
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宿に帰る前に水を売ってそうなお店をさがしたが、あいにく今日は日曜日。どこにもコンビニやスーパーのようなお店は見つからず、しかたなくケバブのお店で買い求めた。小さいペットボトル2本で6ユーロ(約900円)。スーパーの3倍値段だった。くやしいけどしかたない。駅の中のコンビニで買っておけばよかったと悔やんだ(エアフルトの駅の中には多くの店があり、日曜でも開いていた)。ドイツの旧市街にはスーパーのようなお店はないものと思った方がよさそうだ。これから行かれる方はご注意を。さて、そろそろおお腹が空いてきたので、宿の一階のレストランで食べることにして、宿へ戻った。
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宿の一階にあったのはステーキハウス。ビールとこのお店オリジナルのバガーとサラダを注文。一人分だが、出てきたのは巨大なバーガー。ポテトも食べきれないほど。残した分はテイクアウトした。牛肉がものすごくおいしかった。
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私達の部屋はフロントと同じ階にあり、専用バスつきのトリプルルームだったが、冷蔵庫を使うために2階に行って見たら、広く、立派なキッチンと談話室があり、トイレやシャワールームも数か所あり、設備がよかった。ドーミトリールームもあり、なかなかおしゃれなホステルだった。駅と旧市街にも歩いて行ける距離だったので、選んで正解だった。明日はいよいよ早朝のFlixバスでチェコのプラハに戻る。(その10へつづく)
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