団塊夫婦のヨーロッパ絶景の旅・2023チェコ＆北ドイツー（３）4年に一度開催・キヨフのお祭り＆ブルーノ街歩き

2023/08/12 - 2023/08/12

前回の中央アジアの旅から約一月でチェコと北ドイツに出掛けることになったきっかけは、モラビア平原の中心地キヨフで４年に一回しか開催されないという民族のお祭り（フォークロアの祭典「スロヴァツキー・ロク（Slovácký rok）」が今年８月の１０日から１３日にかけて開催されるということを知ったからだった。それではついでにエリカの花が平原一面に咲くというリューネブルガーハイデにも行って見ようということで、前回の旅の前に決めていたことだった。本旅行記では、８月１２日の朝オロモウツをバスで立ち、チェコ第二の都市ブルーノの宿へ。宿に荷物を預かってもらい、キヨフまで列車で往復し、パレードだけを見学したことを記しました。あまりにも快晴すぎて、暑く、見てる観光客にとっても、パレードに参加した村人たちにとっても、忍耐のいる日和でした。


今回の旅行の当初の予定

8/8 成田―＞台北―＞ウイーン(8/9)
8/9 ウイーン―＞オロモウツ（泊)
8/10 オロモウツ―＞ブルノ（２泊）
モラヴィア観光＆キヨフ・フォークロアフェスティバル
8/12 キヨフ―＞トゥシェビーチ（泊）
8/13 トゥシェビーチ―＞チェスケー・ブディヨビチェ（泊）
8/14 チェスケー・ブディヨビチェ―＞プラハ
　（深夜）プラハ―（夜行バス）―＞ハノーファー
8/15 ハノーファー―＞ツェレ―＞リューネブルク近郊(泊)
8/16 リューネブルガーハイデ観光　リューネブルク（泊）
8/17 リューネブルク―＞ヴェルニゲローデ（泊）
8/18 ヴェルニゲローデ―＞クヴェトリンブルク（泊）
8/19 クヴェトリンブルク―＞ハン・ミュンデン（泊）
8/20 ハン・ミュンデン―＞エアフルト（泊）
8/21 エアフルト―＞プラハ（泊）
8/22 プラハ―＞ウィーン―＞台北（8/23）
8/23 台北市内または近郊観光
8/24 台北―＞成田

エリア ブルノ(チェコ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

ブルーノ。チェコ共和国第2の都市。モラヴィア地方の中心都市でもある。高台に建つ聖ペテロ聖パウロ大聖堂は町のいたるところから見え、町のシンボルマークだ。

チェコ最大のフォークロアの祭典「スロヴァツキー・ロク（Slovácký rok）」。４年に一度の開催。今年２０２３年はその開催年にあたり、8月1０～1３日の４日間に渡り民族衣装のパレード、コンサート、ワークショップ、マーケット、展覧会など、多くの催し物が行われる（パンフレットより）。

８月１２日（土）、オロモウツ９時発のRegiojetのバスで１０時すぎにブルーノに到着。到着したのは駅横でGrand Hotel 前。

さっそく予約してあるホステル（Hostel Eleven）に向かう。

駅から自由広場へ向かう道。ブルーノの街並みは思っていた以上にきれいだった。

駅から１０分ほど緩やかな坂道を歩いたところにあるブルーノの中心地・自由広場。真ん中にペスト柱。

奥にそびえるのは聖ペテロ聖パウロ大聖堂。

自由広場の先には聖ヤコブ教会。その横の路地を入った先にホステルがあった。入口に小さな張り紙があっただけだったので見つけづらかった。

ホステルは、実際には上記教会横の建物の中にあった（写真右側）。まだチェックイン時間には早すぎたので、大きなバックだけフロントに預け、駅へ戻る。

自由広場では朝市が開催されていた。

自由広場と噴水。

自由広場と噴水

同上。

駅前。トラムがひっきりなしに通る。

ブルーノを１１時２８分発の快速でキヨフへ。列車が混むことを予想して、前もってチケットを購入してあったが、満員というほどではなかった（少し早い列車だったせいかも）。

モラビア平原らしき風景？刈り取られて緑が少ない。春に来ないと絶景は望めない。

約1時間後にキヨフ駅に到着。駅前は着いたときは閑散としていたので、本当にお祭りが開かれているのか不安になるほど。 駅の中で簡単な昼食後、会場へ向かう。 　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

駅は町のはずれにあるので、心配も杞憂に終わった。役場前ではバザールが開催されていた。私達はここでトイレを拝借（駅のトイレは閉鎖されていたため）。

会場へ向かう途中出会った像。

教会前マサリク広場に到着。パレードの開始は１５時だったので、まだ１時間以上も時間がある。

１１日に立てられたメイポール。１３日まで立っているという。

ちょうど衣装を着た娘さんたちに出会ったので、撮影に応じて下さった（掲載許可済み）。

町の教会。

暑いので教会の中で涼むことに。

祭壇。

シンプルなステンドグラス。

３０分前には日陰のある場所で陣取り。写真の方はブルーノから来たという。

集合場所へ急ぐ家族。

１５時数分前。いよいよパレートがスタートだ。この日の気温はおそらく30度を超えていたと思われる。日差しが強く。見る人も行進する人も大変だった。

先頭は騎手。

同上。

同上。

キヨフ周辺の村から代表が民族衣装を身に着けて、パレード。プラッカードが先導。

最初の方のグループ。

仲良く手をつないで行進するカップルも。

こちらは元気があって、一斉に何やら声を出していた。

こちらの村は子供の先導。

お年寄りのカップルも仲良くてを繫いで行進ｌ

こちらのグループの衣装は白いパフスリーブが素敵だった。

同上。

先頭の少年はさかんに手を振り、愛想を振りまいていた。

若いカップル？男性の帽子の羽根が素敵だ。

後ろ姿。

こちらの衣装も可愛い。髪はスカーフで隠している。

後ろ姿も素敵。

乳母車に乗って。

こちらの女性のスカートの刺繍が見事。

拡大して。

写ろ姿が美しいグループ。

こちらの衣装と髪飾りが素晴らしかった。

こちらも元気に声を出しての行進。人数も多かった。

まるで人形のようなかわいい二人。

こちらは作業着姿で行進。

車いすの男性の先導も。

道具と一緒の行進も。

こちらはピンクの衣装で。

こちらもピンクの衣装で。

同じくピンクの衣装で。青年グループ。

小さな妹？のお世話で大変そう。

こちらはシニアの多いグループ。

このグループあたりがクライマックスか？

豪華な刺繍の衣装が続く。

襟のレースが素敵だったグループ。まずは子供が先導。

続いて大人の行進。

素晴らしい衣装パレードは途切れることなく続き、

美しさに見とれているうちに列車の時間が迫ってきたので、このあたりで撮影をきりあげることにした。

遅い時間の列車だと座れない可能性もあるので、名残惜しいが駅に向けて歩き出した。

幸い行進は駅方面から始まっていたので、見ながらキヨフ駅へと戻った。幸い予定より一つ早い４時台の列車に間に合い、座ることができた。帰りは各駅だったので、約１時間半後にブルーノに到着した。

宿に戻り、シャワーを浴びて一休みしてから、市内見学に出掛けた。自由広場から聖ペテロ聖パウロ大聖堂へ。

暑い中ふうふういいながら階段を登った先に、聳える大聖堂。

ぎりぎり入場時間に間に合った。

正面祭壇上のステンドグラスが素晴らしかった。

拡大して。

横の天使の像が素晴らしい。

正門。

大聖堂からシュピルベルク城まで坂道を登る。写真は、途中の展望台から見えた聖ペテロ聖パウロ大聖堂。

城の横の展望台から大聖堂を拡大して。

同上。

しばらくすると、当たりがようやく暗くなり始めた。

シュピルベルク城。

同上。

ライトアップされた大聖堂。今日もオロモウツからブルーノ。キヨフへの往復。夜遅く山道を往復とシニアにはハードな移動だった。この日は安いユースホステルだったので、寝場所は６人部屋の二段ベットの２階部分。疲れ切っているときの相部屋はきつかった。あまり熟睡できず、次の日をむかえることになってしまった。（その４へつづく）