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ご近所で楽しめる全国割の中で、唯一と言える「今こそ滋賀を旅しよう」が、一旦3月末で終了の予定でしたが、6月30日まで延長されました。<br /><br />今までご近所でありながら、あまり宿泊という選択肢が無かった滋賀県ですが、ザワザワ感に流されている私・・・。<br />「いい加減にしてね。」という奥様の声に、「少し贅沢して、部屋付き風呂のココに行こうよ。」と何とか交渉成立させ、2月の間に3個所というハイペースで滋賀割を満喫しています。<br /><br />今回は、KKR大津から日吉神社を廻っていた際に見た、雄琴温泉の公告から、小さいながらも部屋付き露天がある雄山荘に宿泊し、琵琶湖の景色を見ながらゆっくり温泉に浸かってきました。<br /><br />近くのお出かけでは、温泉と食事をメインとして、あまり詰め込まないように心掛けていますので、今回も観光は三井寺のみとして、早い目に帰宅いたしました。<br /><br />「今こそ滋賀を旅しよう」でおでかけの備忘録<br />*近江八幡国民休暇村(2022/06/19~2022/06/20)↓<br />https://4travel.jp/travelogue/11772901<br />https://4travel.jp/travelogue/11773110<br />*ダイワロイネット長浜(2023/03/31~2023/04/01)↓<br />https://4travel.jp/travelogue/11845623<br />https://4travel.jp/travelogue/11858829<br />*KKR大津(2023/03/17~2023/03/18)↓<br />https://4travel.jp/travelogue/11845622

「今こそ滋賀を旅しよう」でおでかけ(雄琴温泉雄山荘から三井寺へ)

83いいね!

2023/05/19 - 2023/05/20

17位(同エリア139件中)

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まつじゅん

まつじゅんさん

この旅行記のスケジュール

この旅行記スケジュールを元に

ご近所で楽しめる全国割の中で、唯一と言える「今こそ滋賀を旅しよう」が、一旦3月末で終了の予定でしたが、6月30日まで延長されました。

今までご近所でありながら、あまり宿泊という選択肢が無かった滋賀県ですが、ザワザワ感に流されている私・・・。
「いい加減にしてね。」という奥様の声に、「少し贅沢して、部屋付き風呂のココに行こうよ。」と何とか交渉成立させ、2月の間に3個所というハイペースで滋賀割を満喫しています。

今回は、KKR大津から日吉神社を廻っていた際に見た、雄琴温泉の公告から、小さいながらも部屋付き露天がある雄山荘に宿泊し、琵琶湖の景色を見ながらゆっくり温泉に浸かってきました。

近くのお出かけでは、温泉と食事をメインとして、あまり詰め込まないように心掛けていますので、今回も観光は三井寺のみとして、早い目に帰宅いたしました。

「今こそ滋賀を旅しよう」でおでかけの備忘録
*近江八幡国民休暇村(2022/06/19~2022/06/20)↓
https://4travel.jp/travelogue/11772901
https://4travel.jp/travelogue/11773110
*ダイワロイネット長浜(2023/03/31~2023/04/01)↓
https://4travel.jp/travelogue/11845623
https://4travel.jp/travelogue/11858829
*KKR大津(2023/03/17~2023/03/18)↓
https://4travel.jp/travelogue/11845622

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
グルメ
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
自家用車 徒歩

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  • 急ぐ用事もなく、ゆっくりと亀岡からR9で京都市内を抜け、R161を仰木雄琴ICで降り、湖西線おごと温泉駅横の坂道を上り、15時過ぎに到着です。<br /><br />本日の宿は、里湯昔話 雄山荘です。

    急ぐ用事もなく、ゆっくりと亀岡からR9で京都市内を抜け、R161を仰木雄琴ICで降り、湖西線おごと温泉駅横の坂道を上り、15時過ぎに到着です。

    本日の宿は、里湯昔話 雄山荘です。

    雄琴温泉 里湯昔話 雄山荘 宿・ホテル

    手軽な部屋付き露天風呂の宿です by まつじゅんさん
  • 山野草というグレードの部屋で、お手頃価格で露天風呂付き客室を楽しめるという、私好みのプランです。<br /><br />お風呂と堀こたつのある、近江の書籍を集めたライブラリー付の和室からは、里山風景と琵琶湖の南側方向を眺めることが出来ます。

    山野草というグレードの部屋で、お手頃価格で露天風呂付き客室を楽しめるという、私好みのプランです。

    お風呂と堀こたつのある、近江の書籍を集めたライブラリー付の和室からは、里山風景と琵琶湖の南側方向を眺めることが出来ます。

  • 貧乏性の私、露天風呂付の部屋に泊まるのは、一寸躊躇します。<br /><br />今回もですが、私がピックアップする旅館は、部屋付きでなくても大浴場や露天風呂が結構良い所を探していますからね。<br /><br />露天付の部屋の価格とお出かけ回数を天秤にかけ、今回は少しだけ贅沢して露天付としたので、元を取ろうと時間を惜しんで、部屋付き露天風呂に浸かるオッサンです。<br />狭いながらも、プライベートの展望風呂は良いですねぇ。<br /><br />勿論、大浴場にも3回ばかり通い、帰ってきて露天に飛び込むという繰り返しに、奥様曰く「睡眠時間を除くと、滞在時間の7割は風呂に入っていたね。」「良くふやけないね。」と言われましたが、大満足の湯浴みでした。

    貧乏性の私、露天風呂付の部屋に泊まるのは、一寸躊躇します。

    今回もですが、私がピックアップする旅館は、部屋付きでなくても大浴場や露天風呂が結構良い所を探していますからね。

    露天付の部屋の価格とお出かけ回数を天秤にかけ、今回は少しだけ贅沢して露天付としたので、元を取ろうと時間を惜しんで、部屋付き露天風呂に浸かるオッサンです。
    狭いながらも、プライベートの展望風呂は良いですねぇ。

    勿論、大浴場にも3回ばかり通い、帰ってきて露天に飛び込むという繰り返しに、奥様曰く「睡眠時間を除くと、滞在時間の7割は風呂に入っていたね。」「良くふやけないね。」と言われましたが、大満足の湯浴みでした。

  • 部屋や風呂から眺める、昼と夜の琵琶湖の景色に癒されました。<br /><br />部屋付き露天も、温泉というのが良いですね。

    部屋や風呂から眺める、昼と夜の琵琶湖の景色に癒されました。

    部屋付き露天も、温泉というのが良いですね。

  • もう一つの楽しみの夕食です。<br /><br />今日は「近江の春」というプランで、個室のお部屋で頂きました。<br /><br />季節の食前酒で乾杯し、早速お料理を頂きます。<br /><br />手前が前菜、菜の花味噌焼き新丈・蕗味噌松風・鰆の焼物・肉詰め赤こんにゃく・桜海老うぐいす寄せ・はじかみです。<br /><br />奥が、酢の物でオマール海老と帆立貝柱のタルタルサラダです。

    もう一つの楽しみの夕食です。

    今日は「近江の春」というプランで、個室のお部屋で頂きました。

    季節の食前酒で乾杯し、早速お料理を頂きます。

    手前が前菜、菜の花味噌焼き新丈・蕗味噌松風・鰆の焼物・肉詰め赤こんにゃく・桜海老うぐいす寄せ・はじかみです。

    奥が、酢の物でオマール海老と帆立貝柱のタルタルサラダです。

  • 次は(向う)お刺身、桜鯛焼霜・サーモン・赤海老・鳴門烏賊・山葵・あしらい物一式です。<br /><br />琵琶湖は淡水湖ですが、海の魚も美味しかったです。

    次は(向う)お刺身、桜鯛焼霜・サーモン・赤海老・鳴門烏賊・山葵・あしらい物一式です。

    琵琶湖は淡水湖ですが、海の魚も美味しかったです。

  • 鍋物は、滋賀の郷土料理である「鰻のじゅんじゅん鍋」です。<br /><br />滋賀では、すき焼き風に味付けした鍋料理のことを「じゅんじゅん」と呼ぶそうで、鰻・丁字麩・近江八幡赤蒟蒻・雄琴豆腐・牛蒡・葱をすき焼き風の鍋で頂きました。<br />すき焼き風の味付けした鰻も、美味しかったです。

    鍋物は、滋賀の郷土料理である「鰻のじゅんじゅん鍋」です。

    滋賀では、すき焼き風に味付けした鍋料理のことを「じゅんじゅん」と呼ぶそうで、鰻・丁字麩・近江八幡赤蒟蒻・雄琴豆腐・牛蒡・葱をすき焼き風の鍋で頂きました。
    すき焼き風の味付けした鰻も、美味しかったです。

  • 焼物は、近江牛陶板焼です。<br /><br />肉は脂が甘く、脂がしみ込んだ玉葱・南瓜・青唐・椎茸を、和風おろしダレで頂きます。

    焼物は、近江牛陶板焼です。

    肉は脂が甘く、脂がしみ込んだ玉葱・南瓜・青唐・椎茸を、和風おろしダレで頂きます。

  • 蒸し物は、百合根餅の桜蒸しうす葛仕立てです。<br /><br />鰻や肉と言う結構強めの味付けの後、口の中を優しく整えてくれました。

    蒸し物は、百合根餅の桜蒸しうす葛仕立てです。

    鰻や肉と言う結構強めの味付けの後、口の中を優しく整えてくれました。

  • 途中で焼酎お湯割りを追加し、御飯は近江米、本日の香の物に赤出汁を頂き、満腹になりました。<br /><br />楽天のプラン紹介通りで、全て美味しく頂きました。

    途中で焼酎お湯割りを追加し、御飯は近江米、本日の香の物に赤出汁を頂き、満腹になりました。

    楽天のプラン紹介通りで、全て美味しく頂きました。

  • デザートは、苺の生チョコレートケーキとフルーツ。<br /><br />奥様には、旅館の特製プリンを別注たのですが、プリン好きの奥様、入ってもらったようです。<br /><br />部屋に戻り、「満腹で風呂入ったらダメよ。」という奥様の声を背中に聞き、浴衣を脱いでる私です。

    デザートは、苺の生チョコレートケーキとフルーツ。

    奥様には、旅館の特製プリンを別注たのですが、プリン好きの奥様、入ってもらったようです。

    部屋に戻り、「満腹で風呂入ったらダメよ。」という奥様の声を背中に聞き、浴衣を脱いでる私です。

  • 夜中に目が覚めて、流石に風呂には入らなかったですが、少しだけ琵琶湖を眺めていました。<br /><br />翌朝も、昨夜と同じ個室処で朝食です。<br />日本の朝ごはんと言う感じで、朝食ビュッフェは、食べ過ぎてしまう私としては、丁度良い感じでした。<br />

    夜中に目が覚めて、流石に風呂には入らなかったですが、少しだけ琵琶湖を眺めていました。

    翌朝も、昨夜と同じ個室処で朝食です。
    日本の朝ごはんと言う感じで、朝食ビュッフェは、食べ過ぎてしまう私としては、丁度良い感じでした。

  • 和の朝ごはんも良かったのですが、朝は珈琲が飲みたいね、という事で、ロビーにある喫茶「梅桃」で、琵琶湖の景色を眺めながら、お店の方とサプライズ花火が、今夜あるらしいとの情報を得ましたが、今日チェックアウトで残念とお話ししていました。<br /><br />部屋の風呂からも見えるらしいですから、ホント残念です。

    和の朝ごはんも良かったのですが、朝は珈琲が飲みたいね、という事で、ロビーにある喫茶「梅桃」で、琵琶湖の景色を眺めながら、お店の方とサプライズ花火が、今夜あるらしいとの情報を得ましたが、今日チェックアウトで残念とお話ししていました。

    部屋の風呂からも見えるらしいですから、ホント残念です。

  • 気が済むすまで(今日の所はですが・・・)温泉に入り、大満足でクーポンの使用できるこちらで、日常の食材購入です。<br /><br />前回も立ち寄りましたが、新鮮な野菜やお肉をお手頃価格で販売されているお店です。

    気が済むすまで(今日の所はですが・・・)温泉に入り、大満足でクーポンの使用できるこちらで、日常の食材購入です。

    前回も立ち寄りましたが、新鮮な野菜やお肉をお手頃価格で販売されているお店です。

  • 朝一の目玉商品として、玉ねぎ、じゃがいも等の詰め放題が開催されていました。<br /><br />詰め放題200円、300円という言葉に反応する私、奥様は欲しい商品を伝え、「さぁ頑張って。」と言う感じです。<br /><br />成果はこの通り。<br />奥様、玉ねぎ、じゃがいも、人参は暫く買わなくて良いと喜んでいます。

    朝一の目玉商品として、玉ねぎ、じゃがいも等の詰め放題が開催されていました。

    詰め放題200円、300円という言葉に反応する私、奥様は欲しい商品を伝え、「さぁ頑張って。」と言う感じです。

    成果はこの通り。
    奥様、玉ねぎ、じゃがいも、人参は暫く買わなくて良いと喜んでいます。

  • 奥様の「詰め込み過ぎ」の指摘を受けて、最近はをピンポイントに絞って観光をしています。<br /><br />今回は、三井寺周辺を散策する事として、駐車場に車を預け、先ず向かったのは隣接している「うさぎ神社」と呼ばれる、ウサギの御神紋の神社、三尾神社に向かいます。<br /><br />写真の本殿は、重要文化財に指定されています。

    奥様の「詰め込み過ぎ」の指摘を受けて、最近はをピンポイントに絞って観光をしています。

    今回は、三井寺周辺を散策する事として、駐車場に車を預け、先ず向かったのは隣接している「うさぎ神社」と呼ばれる、ウサギの御神紋の神社、三尾神社に向かいます。

    写真の本殿は、重要文化財に指定されています。

    三尾神社 寺・神社・教会

    ウサギの御神紋の神社です by まつじゅんさん
  • 本当に、いたる所にウサギが隠れています。<br /><br />三尾神社の名前は、伊弉諾尊がこの地の地主神になられた時、3つの腰帯を付けておられ、その腰帯が尾を引くように見えたことから、名付けられたと言われています。<br /><br />腰帯の1つが本神で、卯の年、卯の月、卯の日、卯の刻、卯の方向(東)から出現された事から、ウサギの神社となったという事です。

    本当に、いたる所にウサギが隠れています。

    三尾神社の名前は、伊弉諾尊がこの地の地主神になられた時、3つの腰帯を付けておられ、その腰帯が尾を引くように見えたことから、名付けられたと言われています。

    腰帯の1つが本神で、卯の年、卯の月、卯の日、卯の刻、卯の方向(東)から出現された事から、ウサギの神社となったという事です。

  • では三井寺に向かいます。<br /><br />一般的に呼ばれている「三井寺」は通称で、天台寺門宗の総本山 園城寺が正式名称のようです。<br />開基は大友与多王で山号を長等山、本尊は弥勒菩薩で日本三不動の一つ 黄不動で有名です。

    では三井寺に向かいます。

    一般的に呼ばれている「三井寺」は通称で、天台寺門宗の総本山 園城寺が正式名称のようです。
    開基は大友与多王で山号を長等山、本尊は弥勒菩薩で日本三不動の一つ 黄不動で有名です。

    三井寺(園城寺) 寺・神社・教会

    正式名称は天台寺門宗の総本山 園城寺です by まつじゅんさん
  • 5月13日~6月30日まで、国宝の秘仏 黄不動明王像が特別公開されています。<br /><br />また、4月22日~5月21日まで、「初夏の特別公開 百体観音」として、金堂で百体の観音像の特別拝観が開かれていました。<br /><br />特に国宝の、金色不動明王画像(黄不動尊)は、常時開帳されていないので、このタイミングで見れたことはラッキーでした。<br />日本三不動の一つに数えられていて、838年の冬、山中にて修行中の円珍の目前に、魁偉奇妙な「金人」が出現し、 円珍は直ちに画工に命じて写し取らせたといわれているようで、黄不動画像は、いくつか伝えられているようですが、 三井寺の最古本はその原本とされています。<br />

    5月13日~6月30日まで、国宝の秘仏 黄不動明王像が特別公開されています。

    また、4月22日~5月21日まで、「初夏の特別公開 百体観音」として、金堂で百体の観音像の特別拝観が開かれていました。

    特に国宝の、金色不動明王画像(黄不動尊)は、常時開帳されていないので、このタイミングで見れたことはラッキーでした。
    日本三不動の一つに数えられていて、838年の冬、山中にて修行中の円珍の目前に、魁偉奇妙な「金人」が出現し、 円珍は直ちに画工に命じて写し取らせたといわれているようで、黄不動画像は、いくつか伝えられているようですが、 三井寺の最古本はその原本とされています。

  • 園城寺の中興は859年で、以降は皇室、貴族、武家等からの幅広い信仰を集め、栄えてきましたが、10世紀頃から比叡山延暦寺との対立抗争が激化し、比叡山の宗徒による度々の焼き討ちや、豊臣秀吉による寺領の没収等により廃寺同然となった時期があったようです。<br /><br />そのような歴史的苦難を多く受けながらも、その都度再興されてきたことから「不死鳥の寺」と呼ばれているようです。

    園城寺の中興は859年で、以降は皇室、貴族、武家等からの幅広い信仰を集め、栄えてきましたが、10世紀頃から比叡山延暦寺との対立抗争が激化し、比叡山の宗徒による度々の焼き討ちや、豊臣秀吉による寺領の没収等により廃寺同然となった時期があったようです。

    そのような歴史的苦難を多く受けながらも、その都度再興されてきたことから「不死鳥の寺」と呼ばれているようです。

  • 釈迦堂(食堂)です。<br /><br />室町時代の建築と言われている重要文化財の建物で、正面7間、側面4間の一重 入母屋造、桧皮葺の割合簡素な建物です。<br /><br />本尊は清凉寺式釈迦如来像で、須弥壇は室町時代のもので、上下に刳型や蓮弁を刻み、格狭間には唐草文様の透彫が入っています。<br />1830年に唐破風の向拝が増築されており、現在は「釈迦堂」とも呼ばれています。<br /><br /><br />観音堂は西国三十三所観音霊場の第14番札所で札所本尊は如意輪観世音菩薩である。また、近江八景の1つである「三井の晩鐘」でも知られる。

    釈迦堂(食堂)です。

    室町時代の建築と言われている重要文化財の建物で、正面7間、側面4間の一重 入母屋造、桧皮葺の割合簡素な建物です。

    本尊は清凉寺式釈迦如来像で、須弥壇は室町時代のもので、上下に刳型や蓮弁を刻み、格狭間には唐草文様の透彫が入っています。
    1830年に唐破風の向拝が増築されており、現在は「釈迦堂」とも呼ばれています。


    観音堂は西国三十三所観音霊場の第14番札所で札所本尊は如意輪観世音菩薩である。また、近江八景の1つである「三井の晩鐘」でも知られる。

  • 金堂は、桃山時代の1599年に豊臣秀吉の正室 北政所によって再建されたと伝えられています。<br />正面7間、側面7間の一重入母屋造で国宝に指定されています。<br /><br />本尊は弥勒菩薩で、今回は全国的にも珍しい、西国三十三・坂東三十三・秩父三十四の観音霊場の御本尊の模刻像(100体観音)を、百体観音堂から金堂内陣に遷座させ、特別公開されていました。

    金堂は、桃山時代の1599年に豊臣秀吉の正室 北政所によって再建されたと伝えられています。
    正面7間、側面7間の一重入母屋造で国宝に指定されています。

    本尊は弥勒菩薩で、今回は全国的にも珍しい、西国三十三・坂東三十三・秩父三十四の観音霊場の御本尊の模刻像(100体観音)を、百体観音堂から金堂内陣に遷座させ、特別公開されていました。

  • 弁慶の引き摺り鐘です。<br /><br />近江八景の「三井の晩鐘」が有名ですが、これは当寺初代の梵鐘で、奈良時代の作とされています。<br /><br />十世紀前半に田原藤太秀郷が、三上山のムカデ退治のお礼に琵琶湖の龍神より頂いた鐘を三井寺に寄進したと伝えられています。<br /><br />その後、弁慶が奪って比叡山へ引き摺り上げて撞いてみると、関西弁で帰りたいという「イノー・イノー」と響いたので、 弁慶は「そんなに三井寺に帰りたいのか」と怒り、鐘を谷底へ投げ捨ててしまったと伝えられています。<br />鐘には、その時の物と(思われる)傷痕や破目等が残っています。

    弁慶の引き摺り鐘です。

    近江八景の「三井の晩鐘」が有名ですが、これは当寺初代の梵鐘で、奈良時代の作とされています。

    十世紀前半に田原藤太秀郷が、三上山のムカデ退治のお礼に琵琶湖の龍神より頂いた鐘を三井寺に寄進したと伝えられています。

    その後、弁慶が奪って比叡山へ引き摺り上げて撞いてみると、関西弁で帰りたいという「イノー・イノー」と響いたので、 弁慶は「そんなに三井寺に帰りたいのか」と怒り、鐘を谷底へ投げ捨ててしまったと伝えられています。
    鐘には、その時の物と(思われる)傷痕や破目等が残っています。

  • こちらは一切経蔵と八角輪蔵です。<br />この建物は、元は国清寺の経蔵で、1602年に毛利輝元によって移築されたようです。<br /><br />室町時代の建立で、建物は重要文化財に指定されています。<br />正面3間、側面3間の一重 もこし付、宝形造で桧皮葺の禅宗様式の建物です。<br /><br />一切経蔵とは、一切経を安置するための堂で、一切経を納める回転式の巨大な八角輪蔵があり、高麗版一切経が納められています。

    こちらは一切経蔵と八角輪蔵です。
    この建物は、元は国清寺の経蔵で、1602年に毛利輝元によって移築されたようです。

    室町時代の建立で、建物は重要文化財に指定されています。
    正面3間、側面3間の一重 もこし付、宝形造で桧皮葺の禅宗様式の建物です。

    一切経蔵とは、一切経を安置するための堂で、一切経を納める回転式の巨大な八角輪蔵があり、高麗版一切経が納められています。

  • 五重ではなく三重の塔です。<br />軒が深く、三重の釣合も良く、相輪の水煙等に中世仏塔の風格が伝わってくる建物です。<br /><br />1597年に豊臣秀吉によって伏見城に移築された大和の比蘇寺の塔を、徳川家康が三井寺に寄進したもので、重要文化財に指定されています。<br /><br />一層目の須弥壇に、木造の釈迦三尊像が安置されています。

    五重ではなく三重の塔です。
    軒が深く、三重の釣合も良く、相輪の水煙等に中世仏塔の風格が伝わってくる建物です。

    1597年に豊臣秀吉によって伏見城に移築された大和の比蘇寺の塔を、徳川家康が三井寺に寄進したもので、重要文化財に指定されています。

    一層目の須弥壇に、木造の釈迦三尊像が安置されています。

  • 法儀が行われる三井寺で最も聖なる「唐院」です。<br /><br />2023年5月に、三井寺が所蔵する平安時代の文書等の史料群が、ユネスコの「世界遺産」「無形文化遺産」と並ぶ遺産事業の一つ「世界の記憶」に登録されました。<br /><br />訪れた時には決定していなかったですが、祖師である智証大師 円珍が、唐から持ち帰った文書典籍類の貴重な資料を公開されるようです。

    法儀が行われる三井寺で最も聖なる「唐院」です。

    2023年5月に、三井寺が所蔵する平安時代の文書等の史料群が、ユネスコの「世界遺産」「無形文化遺産」と並ぶ遺産事業の一つ「世界の記憶」に登録されました。

    訪れた時には決定していなかったですが、祖師である智証大師 円珍が、唐から持ち帰った文書典籍類の貴重な資料を公開されるようです。

  • 西国三十三所観音霊場の第十四番札所 観音堂です。<br /><br />県指定の文化財で、琵琶湖と大津市街を一望する小高い丘の上にあります。<br /><br />三井寺の南院札所伽藍の中心建築で、後三条天皇の病気平癒を祈願して、1072年に創建と伝わっています。<br /><br />現在地への移築と焼失を経て、1689年にに再建され、重要文化財の本尊である如意輪観音坐像は、通常は33年毎に開帳されるという秘仏のようです。<br />但し、即位記念や宗祖生誕1200年等で開帳されているようですが・・・。<br /><br />本尊を祀る「正堂」(桁行3間、梁間3間、一重宝形造 桟瓦葺)と、外陣に相当する「礼堂」(桁行9間、梁間5間、二重入母屋造、向拝3間本瓦葺)を「合の間」(正面14.3m、奥行5.9m、一重両下造桟瓦葺)で繋いでいる大建築で、堂内の装飾は元禄期の華やかな意匠となっています。<br /><br /><br /><br /><br />

    西国三十三所観音霊場の第十四番札所 観音堂です。

    県指定の文化財で、琵琶湖と大津市街を一望する小高い丘の上にあります。

    三井寺の南院札所伽藍の中心建築で、後三条天皇の病気平癒を祈願して、1072年に創建と伝わっています。

    現在地への移築と焼失を経て、1689年にに再建され、重要文化財の本尊である如意輪観音坐像は、通常は33年毎に開帳されるという秘仏のようです。
    但し、即位記念や宗祖生誕1200年等で開帳されているようですが・・・。

    本尊を祀る「正堂」(桁行3間、梁間3間、一重宝形造 桟瓦葺)と、外陣に相当する「礼堂」(桁行9間、梁間5間、二重入母屋造、向拝3間本瓦葺)を「合の間」(正面14.3m、奥行5.9m、一重両下造桟瓦葺)で繋いでいる大建築で、堂内の装飾は元禄期の華やかな意匠となっています。




  • 観音堂の南には小高い丘があり、展望台が設けられていて、南院札所伽藍を見下ろし、琵琶湖を眺めることができます。<br /><br />その一角に「CaFe KanOn」があり、美味しそうなおはぎを購入し、展望台で琵琶湖を眺めながら頂きました。<br /><br />6種類あるようですが、如意輪あずき、抹茶、ゆずの3種を購入です。<br />滋賀県のお米と大納言あずきを使用して、和三盆で甘さを抑えた、ひと口サイズの手作りの上品なおはぎです。

    観音堂の南には小高い丘があり、展望台が設けられていて、南院札所伽藍を見下ろし、琵琶湖を眺めることができます。

    その一角に「CaFe KanOn」があり、美味しそうなおはぎを購入し、展望台で琵琶湖を眺めながら頂きました。

    6種類あるようですが、如意輪あずき、抹茶、ゆずの3種を購入です。
    滋賀県のお米と大納言あずきを使用して、和三盆で甘さを抑えた、ひと口サイズの手作りの上品なおはぎです。

    CaFe KanOn グルメ・レストラン

    南院札所伽藍を見下ろし、琵琶湖を眺めることができます by まつじゅんさん
  • 駐車場まで降りてきて、「さぁ、帰ろうか。」という事になりましたが、おはぎが呼水となったのか、少しお腹が空いてきました。<br /><br />駐車場の脇、「仁王門」門前にある、お土産処に併設されている。れすとらん風月で軽く頂く事にしました。<br /><br />奥様は長寿そば、海老天、椎茸、蒲鉾、焼餅の一寸甘みのある出汁で、美味しかったです。<br />私はおでん5品が付いた、おでん定食を頂きました。(写真は何故か見当たりませんでした。)<br /><br />では、自宅に向けて出発。。。<br />急ぐ旅でもないので、ゆっくりと往路と同じ一般道で、亀岡経由で無事帰着いたしました。<br /><br />今回、これまで。<br /><br />

    駐車場まで降りてきて、「さぁ、帰ろうか。」という事になりましたが、おはぎが呼水となったのか、少しお腹が空いてきました。

    駐車場の脇、「仁王門」門前にある、お土産処に併設されている。れすとらん風月で軽く頂く事にしました。

    奥様は長寿そば、海老天、椎茸、蒲鉾、焼餅の一寸甘みのある出汁で、美味しかったです。
    私はおでん5品が付いた、おでん定食を頂きました。(写真は何故か見当たりませんでした。)

    では、自宅に向けて出発。。。
    急ぐ旅でもないので、ゆっくりと往路と同じ一般道で、亀岡経由で無事帰着いたしました。

    今回、これまで。

    れすとらん風月 グルメ・レストラン

    三井寺「仁王門」門前にある、お土産処に併設された食堂です by まつじゅんさん
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