2023/03/31 - 2023/04/01
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まつじゅんさん
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この旅行記スケジュールを元に
長浜編で、美味しい料理を頂き、温泉に浸かりながら昨日までの勤めを顧みて、47年間を振り返って少し感傷的になった私ですが、陽はまた昇り、すがすがしい朝を迎え、敦賀編スタートです。
これからの、新たな生活への期待と不安が入り混じった、不思議な気持ちですが、リフレッシュして明後日に備えたいと思います。
さて、今日はどうしようか、と地図を眺めていると、奥様から長浜から少し北に進むと福井県、新幹線が通ると話題となっている、敦賀に行ってみない?、という事になりました。
奥様は、敦賀に住んでいたことのある友人から、滋賀から近く海鮮が美味しいと聞いていたようで、昨夜はフレンチだったからか、口は魚になっているようです。
ランチ後は、氣比神宮を参拝し、桜が綺麗な金崎宮に向かい、ちょうど開催されていた花換まつりを見ることが出来ました。
帰りは名神ではなく、若狭美浜ICから舞鶴若狭道、京都縦貫道経由で京丹波みずほICで降り、R173で無事帰着いたしました。
2022年度末最後のお出かけ、心に残る旅になりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
天気も良いのでゆっくりと、琵琶湖や余呉湖を眺めながら、北陸道ではなくR8を北上します。
1時間ほどでJR敦賀駅に到着です。
駅前には、何故かブロンズ像が沢山ありました。
先ずは、下段左の都怒我阿羅斯等 像、「つぬがあらしと」と読むらしいですが、「敦賀」の地名の語源といわれる「角鹿」の元となった人物のようです。
真ん中の金色に光る像が「心の旅 敦賀への道」という立像で、元は展覧会に展示されていたもので、その時は「心の旅 まはろばへの道」と言ったそうですが、敦賀駅前に設置した際、敦賀が人々のまほろば(桃源郷)になることを願い、タイトルが変更されたようです。
そして右端が、「銀河鉄道999」の主人公、星野鉄郎とヒロイン・メーテルです。
敦賀には、松本零士氏のアニメキャラクター像が勢揃いしています。
松本先生は敦賀とは特に関係は無いそうですが、敦賀市のイメージである「科学都市」「港」「駅」と、「銀河鉄道999=鉄道・科学・未来」「宇宙戦艦ヤマト=港・科学・未来」を重ね合わせ、1999年敦賀港開港100周年を記念して、敦賀駅から気比神宮までのシンボルロードに設置されたようです。
銀河鉄道999が18体、宇宙戦艦ヤマトは12体、様々な登場シーンが再現されています。敦賀駅 駅
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北陸新幹線の金沢~敦賀間が、2024年3月16日開業予定だそうです。
最速で 東京~福井間は、2時間51分、東京~敦賀間が3時間8分だそうですが、関西人には何か割り切れないモヤモヤが残ります。
だって、富山、金沢、福井って、大阪と昔は特急雷鳥、今はサンダーバードで結ばれ、往来も盛んで所謂関西経済圏だったと思います。
それが東京と結ぶって、東京一極集中是正と言いながら、矛盾しているように思うのですが。。。
新幹線作るのなら、東京から伸ばすのではなく、先ずは大阪、京都から金沢・富山を造るべきだと思いますね。 -
昨夜はフレンチだったので、奥様の胃は、魚を欲しているそうで、楽しみにしていたランチタイムです。
以前、関西ローカルのTVで、鮮魚店や水産加工品店が約60店舗以上ある、日本海側最大級の海鮮市場として紹介されていて、気になっていました。
しかし、全くの期待外れ。
大型バスや観光ツァー客相手のお店が多く、呼び込みも激しく、鳥取の「かろいち」をイメージしていた私、チョット違うかなと感じ、早々に退散しました。
地元の人は、あまり来ていないようですね。日本海さかな街 市場・商店街
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ということで、JR敦賀駅に戻り口コミ評判が良い、こちらのお店で頂く事としました。
地魚料理まるさん屋です。
大きな看板のある1階は、お土産や焼きサバの販売店となっています。まるさん屋 敦賀駅前 グルメ・レストラン
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食事処は、まるさん商店横の提灯が掛かっている所から、2階に上がって行きます。
上がってみると結構広いエントランスがあり、その奥がお店のようです。
後に敦賀に住んでいた奥様の友人によると、平日でも昼時は行列のお店のようですが、少し遅れたランチタイムとなったので、空いていて良かったです。 -
こっちらがメニューです。
奥様は、念願の魚ということで、さかなの御膳に目が行っています。
私は、福井のソースカツ丼や海鮮丼、焼きサバで悩んでいます。 -
結構長い目のシンキングタイムを経て、奥様はお隣さんのテーブルを参考に、お刺身御膳を選択。
凄いボリュウムですね。
私は、名物セットという寿司と蕎麦のセット。
おろしそばと3種(焼きサバ、バッテラ、穴子寿司)6貫膳です。
サバ寿司が大好きの私、とても美味しく頂きました。 -
お腹も膨れ、次に向かったのは北陸道の総鎮守と呼ばれる、氣比神宮です。
市街地の真ん中にあるんですね。
それなのに、大鳥居をくぐれば、静寂空間となりガラリと雰囲気が変わりました。氣比神宮 寺・神社・教会
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氣比神宮は、広く「けいさん」の愛称で親しまれています。
702年の建立と伝えられ、北陸道の総鎮守、式内社(名神大社)、越前国一宮です。
旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。
祭神は7柱で、本殿(本宮)に主祭神 伊奢沙別命(気比大神)と仲哀天皇、神功皇后の2柱、次の周囲の四社の宮に4柱が祀られています。
東殿宮:日本武尊
総社宮:応神天皇
平殿宮:玉姫命
西殿宮:武内宿禰命
重要文化財の大鳥居は、高さ約11m、奈良の春日大社、広島の厳島神社と並ぶ、日本三大木造大鳥居の一つです。 -
大鳥居を潜った直ぐ先にある、猿田彦神社です。
末社、祭神は猿田彦大神で、氣比大神の案内をする神という事から、表参道北側にあるようです。 -
境内の中で代表的なパワースポット「長命水」です。
702年、それまで伊奢沙別命の1柱を祀る神社でしたが、文武天皇の勅命により、御祭神は7柱となり、その修営している際、地下水が噴出し、合祀された神々の中でも武内宿禰命は長生きをした神様という事から、御神徳の宿る神水として信仰されているようです。
「長命水」は亀の石像の口元から湧き出しています。
「鶴は千年、亀は万年」と言われる長寿の代表的な亀、より効能がありそうですね。 -
大鳥居の先、延命水の手前にある、九社の宮です。
本殿を向いて九社が鎮座する、古来より氣比大神の御子神等関係の神々を祀る社として崇敬されています。
九社之宮とは、以下の神々を指すようです。
◎天利劔神社
祭神:天利劔大神
◎天伊弉奈彦神社
祭神:天伊弉奈彦大神
◎天伊弉奈姫神社
祭神:天比女若御子大神
◎伊佐々別神社
祭神:御食津大神荒魂神
◎擬領神社
社記によると、武功狹日命、一説には大美屋都古神、または玉佐々良彦命
◎鏡神社
神功皇后が角鹿に行啓の際、種々の神宝を捧げ奉っり、其の中の宝鏡が霊異を現わされたので、別殿に國常立尊と共に奉り、天鏡宮と称え奉ったとされている。
◎金神社
祭神:素盞鳴尊
◎林神社
祭神:林山姫神
◎劍神社
祭神:姫大神尊 -
境内は11,253坪(約3.7ha)といわれ、広大な領域を持っています。
境内の殆どの建物は、1945年の空襲で焼失したため、本殿と接続している内拝殿・外拝殿は、昭和の大造営時の再建です。
こちらが外拝殿で、1950年の再建です。
奥の本殿の周囲には、東殿宮・総社宮・平殿宮・西殿宮の4社が建てられ、これらは「四社の宮」と総称されている。
四社の宮は、平成に入っての再建です。 -
敦賀市で桜の名所として、気比神宮は上位にランク付されているようです。
駐車場の桜も、満開でとても綺麗でした。 -
奥様が友人から聞いた桜の名所は、金ヶ崎の桜ということで、車を敦賀港の東側にある公園の駐車場に入れ、ブラブラ歩く事にしました。
講演の前に、2棟並んで建っている赤レンガ倉庫は、福井県内でも有数のレンガ建築物で、2009年1月に、北棟・南棟・煉瓦塀が国の登録有形文化財に登録されています。
外国人技師の設計によって、1905年に建てられた当時は石油貯蔵庫、数年前までは昆布貯蔵庫としても使用されていたそうですが、2015年10月に、レストランを備え、歴史と文化と食を楽しむことができる、観光施設としてオープンしたそうです。敦賀赤レンガ倉庫 名所・史跡
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赤レンガ倉庫から、徒歩10分程で金崎宮の参道に到着です。
山に登っていく道沿いに、約400本と言われる、満開の綺麗な桜が咲いています。
金ヶ崎で有名という「花換祭り」の幟が立っていました。 -
花換祭りは、毎年4月10日前後の1週間開催されるようで、明治時代が始まりの様で、金崎宮へ桜見物に訪れた男女が「花換えましょう。」と声をかけあい、桜の小枝を交換することで、思いを伝えた事が起源のようです。
「花換え」をしたカップルは、将来幸せに恵まれるといわれ、金崎宮は「恋の宮」と呼ばれるようになったそうです。
桜の季節のみならず、良縁を願う若者が大勢訪れるという場所です。
織田信長が朝倉攻めの折り、信長の妹お市は、信長が浅井・朝倉両軍に挟まれ窮地に陥ったことを知らせるため、両方を紐で結んだ袋に小豆を入れ陣中に届けたそうです。それを察した信長は後に近江姉川にて浅井・朝倉軍を破ることができたそうです。こうして、困難な状況でもそれを切り抜けて形勢を逆転することができた云われから、金崎宮は「難関突破の宮」ともされています。困難な恋も成就できるといいですね。 -
2022年は、3月30日~2022年4月11日に開催されていて、昔から桜の小枝を交換することで、思いを伝えるという、ロマンチックなお祭りですが、今やマッチングアプリの全盛期、幸せや想いを分かち合い、補い合って老若男女関係なく福を願う神事に変化しているようです。
先ずは、花換祭の短冊と小さな絵馬、お守りが付いた桜の小枝(造花)を授与所でて500円で授かり、次に本殿にお参りをし、本殿横の館にて、福娘に願いや、想いを込めて「花換えましょう」と声を掛けて交換するらしいです。
桜の小枝を交換する福娘は、神様と参拝者の仲を取り持つ方なので、福娘との交換は神様との交換になり、恋だけでは無く様々な願いを込め福娘に託し、交換した『桜の小枝』は、願いがつまった、お守りとなるという事です。
福娘と交換したら友達・家族・カップルや見知らぬ者同士で交換するほど幸せが宿ると言われているそうです。 -
1893年3月の竣工時には、現在の位置より上の所にあったそうですが、1903年3月28日の夜に発生した、町内からの出火により本殿や3棟を焼失し、1906年4月に再建された最に現在の地に移され、建築様式も流造から、神明造に改められたそうです。
金崎宮 花見
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拝殿の前には舞殿があります。
こちらの神社は、恋のパワースポットだけでなく、様々な逸話があるようで、NHKの大河ドラマ「功名が辻~山内一豊の妻」もその一つで、原作の「功名が辻」戦場という中に出てくるのが金ヶ崎城のようです。
また、戦国時代に織田信長が朝倉・浅井両軍に挟み撃ちにされ、何とか難を逃れた「金ヶ崎の退き口」のエピソード等から、難関突破・開運招福のご利益もあるといわれています。
金崎宮にあるお守り「難関突破守」は、両端を紐で結んだ袋の形をしていて、中に小豆が一粒入っているそうです。 -
とあるサイトでは、金崎宮は福井県内8位の人気の高いお花見スポットで、約8万人の花見客が訪れるようです。
花換まつり期間中は、17:00~22:00の間はライトアップも行われるそうです。 -
桜並木の先、鴎ヶ崎は風光明媚な場所で、条件が良ければ越前海岸も見ることができる場所のようです。
山側に目を移すと、敦賀駅の新幹線ホームもクッキリと見ることが出来ました。
陽も少し傾いてきました。
そろそろ帰路に着きますが、明後日からの新生活に向け、桜と温泉、美味しい料理で充電完了です。
今回、これまで。
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