2023/06/29 - 2023/06/29
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kojikojiさん
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この旅行記のスケジュール
2023/06/29
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「熊野那智大社」と「青岸渡寺」の参拝を終えるとこの日の予定は終わりになります。何度も通った道を走り、串本の「橋杭岩」の近くにある「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山串本」に戻ります。ホテルの前にはバスは停められないので、「道の駅 くしもと橋杭岩」の駐車場で下車します。今朝の出発時に売店に掲示されていたトコブシを買ってみました。妻も同じことを考えていたようで2つ買おうとしたのですが、この日の残りは1つだけでしたので分けることにしました。ホテルに戻ってさっそく煮トコブシをつまみに道の駅で買った缶ビールと缶チューハイをいただきます。この日の夕食はツアーには含まれておらず、添乗員さんからの情報では近隣には数件の飲食店しかなく、それも閉店が早いので早めに利用してほしいということでした。また「大江戸温泉」にも飲食店があるということと、串本駅周辺にも飲食店があるということでした。お昼の「ねぼけ堂」の海鮮がいまいちだったので電話で「松寿司」に予約を入れていました。予約した時間の30分前にフロントでタクシーを呼んでもらおうとしましたが、すでに先客が多くいたのでぶらぶら歩いていくことにしました。結果的にはこれは失敗だったと思います。「橋杭岩」を眺めながら歩いているうちは良かったのですが、立ち寄りたいと思っていた「おざきの干物」は和歌山産の魚ではないと言われてしまいがっかりでした。ここで北海道のホッケや長崎のアジを買ってもお土産にはできません。「橋杭海水浴場」くらいまでは妻も元気だったのですが、グーグルマップで見るよりも目的の寿司屋は遠く、予約した時間も過ぎる始末です。15分ほど遅れる旨を伝えてようやくたどり着くとすでに暖簾は仕舞われていました。この日は予約客で満席になっていました。案内されたカウンターでは隣席の常連さんとご主人と楽しい話が弾み、近くの漁港で獲れた魚を堪能することが出来ました。「この辺りで獲れた魚を食べられますか?」と尋ねると「この辺りで獲れた魚しかないんです。」と笑われました。東京ではお目にかかれないような魚や料理を堪能し、帰りはタクシーを呼んでいただきあっという間にホテルに着きました。1人9,000円ほどでしたが、全国旅行支援のクーポンが8,000円分使えたのでかなりお得でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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那智川を下ったバスは海岸線を走り、何度も通った「玉の浦」に差し掛かります。
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この辺りは元々鰹漁が盛んだったようですが、現在は真珠の養殖に代わっているようです。昭和35年に近畿大学水産研究所の実験場が設置され、ここではハマチの養殖を始め、マダコ、カンパチ、シマアジ、イシダイ、ヒラメなど多くの魚の人工ふ化、飼育などの研究が続けられて成果を出しているようです。
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かなり深い湾になっているので波も穏やかです。こんなところでヨットなど楽しめるなんて贅沢な話です。
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「玉の浦」の入り江は天然の防波堤のようになっています。
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さらに走ると景色は紀伊半島南端のジオパークの様相になってきます。
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この時間帯は紀伊大島が一番きれいに見えました。オスマントルコの軍艦「エルトゥールル号」が遭難したのはこの岬の辺りです。
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「石切岩」から「勘九郎磯(かぐろいそ)」を通過します。この辺りも昨日より美しい景観です。
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勘九郎という男の娘が村の男と恋仲になりますが、勘九郎が亡くなる間際に娘に「2人は本当はこの沖で古座の小山水軍に討たれた足利尊氏方の武将石堂義慶の子で、実の兄妹なのだ。」と明かした悲恋伝説が思い出されます。
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かすかに「橋杭岩」と串本の町の高台に建つ「ホテル&リゾーツ 和歌山 串本」が見えます。初日はこのホテルチェーンにとまったのですから、2泊目3泊目もここで良いのではと思えました。
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海賊伝説の残る「九龍島」を通り過ぎます。
九龍島 自然・景勝地
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その「九龍島」の陰からは「鯛島」が見えてきます。
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近づいてきた紀伊大島の「樫野埼灯台」が白い点になって見えます。「樫野埼灯台」も昨日行った「潮岬灯台」と同じく明治初期の江戸条約によって建設された8基の洋式灯台(条約灯台)の1つです。近くにはエルトゥールル号の「遭難慰霊碑」がありますが行くことは叶いません。
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「道の駅 くしもと橋杭岩」の駐車場でバスを降りるとこの日の予定は全て終了です。各自で歩いてホテルに戻ります。この日の夕食は自由食ですが、この辺りには数件の観光客相手の店があるだけです。それも午後7時には閉まってしまうようです。ホテルには飲食できるレストランもありません。
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アサは「弁天島」まで歩いて行けましたが、この時間帯は満潮のようで、海水が数十センチ上がってきています。
橋杭岩 自然・景勝地
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海中に沈んだ「橋杭岩」も美しいと思えます。道の駅の売店に立ち寄って、トコブシの来たものを買おうとすると、妻も同じことを考えていたようです。それならばと2皿買おうとしたら残りは1つしかありませんでした。店の方によるとこの時間まで残っていることも少ないそうでした。お土産店でビールと缶チューハイも買い求めます。
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ホテルの部屋に戻って、シャワーを浴びてから煮トコブシをつまみに部屋飲みをしました。柔らかく煮付けられたトコブシは美味しかったです。これで600円だったか700円は安いと思います。
道の駅 くしもと橋杭岩 道の駅
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晩御飯に予約していた「松寿司」へはタクシーで行こうと思っていましたが、同じように串本あたりへ行かれるツアーの方がたくさんフロントにいたので歩くことにしました。さらに海中に沈んだ「橋杭岩」がきれいです。
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「くしもと大橋」もくっきりと見えました。
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近くには干物屋さんがあり、ツアーのバスで何度か前を通っていたので立ち寄りたいと思っていました。これが歩こうと思った理由の1つでもあったのですが、立ち寄った「おざきの干物」の商品のほとんどが他県の魚を使ったものでした。ここまで来て北海道のホッケとか長崎のアジの干物をお土産にはできません。
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「橋杭海水浴場」は広大な芝生と松林の美しいところでした。
橋杭海水浴場 ビーチ
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この辺りまでは元気で、砂浜を走ってみたり。
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グーグル・マップにあった「Sea side bal Nansea's」というイタリアンも近いので選択肢の1つではありましたが、何しろ串本の魚が食べたいという気持ちが強かったです。
シーサイドバル ナンシーズ グルメ・レストラン
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30分ほど歩いて紀勢本線の串本駅の前を通過します。
串本駅 駅
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時間があれば駅に寄ってみたいところですが、妻にそんなことを言える状況ではなくなっていました。
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「串本温泉」の前を通過するともうすぐ目的の店です。この辺りは本州最南端と銘をうった温泉地でもあるようです。ツアーのメンバーの方の中にも「大江戸温泉物語 南紀串本」へ行かれた方がいらっしゃったようです。
天然温泉串本 温泉
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途中で電話を入れておきましたが15分ほど遅れて予約してあった「松寿司」に到着しました。この店の前もツアーバスで潮岬へ行く往復で通ったので目星は付けていました。
松寿司 グルメ・レストラン
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驚いたのは午後6時過ぎで暖簾が仕舞われています。この日は予約客でいっぱいだったので、早い時間に電話しておいて良かったと思います。
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案内されたカウンターに座ります。「フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山串本」から歩いてきたというとご主人も隣の常連さんの方も驚いた後に笑ってらっしゃいます。これで美味しく食事がいただけます。「串本の地魚が食べたいのです。」というと、「串本の地魚しか置いてないんです。」
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お通しは”ひとはめ”という海藻とイカゲソの酢味噌和えでした。”ひとはめ”は”ひろめ”とも呼ばれ、田辺市近海でとれる海藻のことをいいますが、日本全国で気軽に手に入るわけではなく、食べられる場所も限られているので、とっても珍しいものだそうです。ワカメと同種の仲間ですが、繁茂地域が狭く大半が地元で消費されてしまいます。この辺りでは食用となる海藻の総称を「海布(め)」ということと、最大約1メートルほどに成長する特徴から、幅が「広い」「海布(め)」で「ひろめ(広布)」と呼ばれるようになりました。大きい「一つの葉」で「ひとはめ(一葉布)」とも呼ばれています。
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こちらは”とろめ”という海藻のポン酢和えです。どちらも美味しくてビールが進みます。
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お刺身はお任せでお願いしましたが、左からイサキ、イトヒキアジ、ヒメダイ、ハマフエフキ、そしてカツオです。聞いたこともない魚もありますが、ねっとりとおいしい魚ばかりでした。この店にして正解だったと思います。
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ここでもトコブシの煮付けをいただきました。お出汁まで飲んでしまうほどのおいしさです。
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アオリイカを少し天婦羅にしていただきました。甘みが増しているので塩でいただきます。
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これも初めて食べたトウネン貝です。殻の下の部分を割ってありますが、元の形は円錐の美しい巻貝です。シッタカという巻貝の巨大なもののように思えました。これはこれでとても美味しかったですが、子供の頃に家族旅行で1週間ほど滞在した隠岐の島の民宿で海で獲ってきたシッタカ(ニーナ)を茹でてもらって、針を使ってクルクルと身を出して食べたことを思い出しました。一緒に遊んだ民宿のちあき君という子のことも思い出します。もう50年前の話です。
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これ食べてみてと出されたのはカツオの心臓です。こりこりとした歯ごたえで美味しかったです。新鮮でないと食べられないものだと思います。煮付けたものは食べたことがありますが、生でいただくのは初めてのことです。
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握りは左上からゾウリエビ、アオリイカ、トコブシとヒロメ、2段目の左からカツオ、ウメイロ、メイチダイ、フエダイ、3段目がハモと中トロの9貫です。中トロだけは地元の物ではないそうです。妻が少し残さないかと思いましたが、お互いに完食しました。もちろん美味しかったです。
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お吸い物はイセエビの良いお出汁が出ています。
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このお店の醤油が美味しかったので教えてもらったのが地元の「三つ星醤油」でした。醤油発祥の地といわれる和歌山において元禄より続く最古の蔵である堀河屋野村の醤油です。以来300年、未だにガスを一切使わず薪火で大豆を炊き、全国にも数軒しか残らない「手麹」と呼ばれる技法で全量麹を作り、天然醸造で作った昔ながらの濃口醤油だそうです。もちろん家に帰ってからネットで取り寄せました。
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お寿司は地酒やビールも入れて18,000円ほどでした。全国旅行支援の和歌山のクーポン券が使えたので2人分8,000円使えたので実質10,000円で済みました。帰りはもちろんタクシーを呼んでいただき、あっという間にホテルへ戻れました。
フェアフィールド・バイ・マリオット・和歌山串本 宿・ホテル
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ツアー3日目も終わり、4日目は高野山を参拝してから関西空港へ向かいます。
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