2023/07/16 - 2023/07/16
642位(同エリア1088件中)
K2さん
7月海の日の3連休を草津で過ごし、やっと3日目に雨が上がって快晴になったので志賀高原に車を飛ばして、孫達と志賀山(2035m)登山と四十八池めぐりのハイキングを楽しみました。今年5月の箱根金時山に次いでの登山になりますが、孫達(小1年生、3年生)は格段の成長を見せて、爺婆には先行して足場の注意をしていました。硯川から志賀山、裏志賀山を登って、無事に四十八池に下山して、初夏の自然を満喫しました。草津温泉には午後3時には戻ってプール・温泉で体を癒し、夕食後に帰路へ着きました。
[行程]
草津温泉(8:30)→志賀草津ライン(292号線)→硯川(9:30)登山口→渋池(10:00)→志賀山分岐点→志賀山頂上(11:20)→裏志賀山(12:00)昼飯→四十八池(12:50)→渋池(13:40)→硯川(14:00)→草津温泉(14:50)
尚、四十八池は2023年8月中旬から10月中旬の期間に木道工事のために木道が通れずに、迂回路になっています。8/27(日)に再度訪問した時は、休工中(日曜日?)で通れましたが、木道はかなり朽ちています。ご注意ください。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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今朝は草津中澤ビレッジのログハウスで全員が早起きして、7時に朝食です。天気は予報通り快晴で、急いで登山とチェックアウトの用意です。爺、婆、娘家族(小学1年生、3年生)の5人パーティでの山行に出発です。
草津温泉 ホテルヴィレッジ 宿・ホテル
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チェックアウトでホテルの本館に寄った時、草津白根山が屋根の上に晴れ渡った青空にくっきり眺められます。荷物の積み込みで、草津8:30出発とちょっと出遅れました。志賀草津ラインが渋滞にならないうちにと車を急ぎます。
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草津スキー場の天狗山ゲレンデの脇から志賀草津ラインに入っていきます。
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志賀草津ラインのゲートを過ぎて、窓を全開して快適な20度以下の涼しい山の緑の空気を吸いながらドライブ開始です。
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最近は自転車の山岳ツーリストがかなり増えました。従来のオートバイ族と入り乱れるので、車の運転も追い越しに注意が必要です。お蔭で運転手は素晴らしい景色を堪能できずに疲れます。
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草津白根山と本白根山の火山活動のために、頂上付近はシェルターが置かれて依然として駐停車禁止で、湯釜駐車場は閉鎖中です。孫達に白根山のエメラルドグリーンの火山湖を早く見せられる日が来て欲しいです。
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日本国道最高地点(2,172m)の芳賀平のビューサイトはオートバイツーリストで満杯です。なんでもオートバイ族のメッカの一つになっていて、ここを目指してやって来るそうです。車を停められないので、いつもの芳賀平への挨拶は抜きで、先を急ぎます。
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横手山観光客で一杯の渋峠を過ぎて、横手山ヒュッテでも行楽客の車で駐車場は満車でした。今朝は梅雨前線が北上したお蔭でここは快晴の天気ですが、当然に北アルプス連峰は雲で覆われて見えません。志賀高原へのつづら折りの急坂を車は駆け下ります。
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硯川のほたる温泉のホテルと駐車場が見えてきました。朝早く出たので志賀草津ラインの渋滞を避けられ、草津から1時間で到着できて正解でした。
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今回の登山コースは志賀山(2,035m)と裏志賀山(2,040m)を登った後に四十八池に降りて周遊するコースで、標高差375mで所要時間は大人で3時間半ぐらいのところです。雨上がりですが、天気に恵まれて、良い山行と池めぐりができそうです。
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登山のショートカットで前山リフトを使う手があるのですが、孫達がリフト料金を直ぐ計算して言いました。「5人で合計2,100円払うなら、帰ってきてアイスクリームをたくさん食べる方がいいよ!」、決まりです。
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駐車場の立派なトイレで身支度を整えて、ニッコウキスゲやシガアヤメが咲きほこる登山口から、まずは渋池を目指しての登山開始です。時刻は9時40分です。
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冬場にスキーゲレンデになる緩やかな斜面を登っていきます。いろいろな高山植物が咲いて色鮮やかで綺麗でした。
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背後を見ると熊の湯スキーゲレンデと笠ヶ岳がくっきりと青空をバックに映えて見事な景色です。ゲレンデの下方にはキャンプのテント群が並んでいます。もう夏休み到来ですね。
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前山リフトの頂上駅が見えてきました。登山口から20分歩いてリフト代を稼ぎました。
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直ぐに最初の目的地である渋池に到着しました。まず横手山を背景に渋池と一緒に1枚目の登山記念写真です。池辺にニッコウキスゲが一杯咲いています。
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池の浮島には赤く見えるモウセンゴケがびっしりと生育し、水面に映えてきれいです。ここから森の中を平坦な池めぐりのコースを歩いて行きます。
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コースの途中にクマ除けの鳴り物(鉄パイプ)が下がっています。孫達には珍しいので、しばらく打ち鳴らして喜んでいます。
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昨夜の雨でぬかるんでいる道を、池めぐりマラソン?の一団が走って私達を追い越していきます。実は年長の孫が泥んこ道は汚れるので大苦手なのです。年下の孫が、泥んこ具合でチョコレート、カレーと名付け始めました。それからは不思議なもので、どちらの名が適しているかを二人で競い合い、泥んこ道が楽しくなった様です。
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志賀山登山への分岐点に来ました。登山口から45分すぎたので、ちょっと休憩です。
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志賀山への道は最初に木道が現れて湿地帯を進みます。孫達は登らずに降りるの?とちょっと不満顔です。
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でも直ぐに急登の登山道が待ち構えていました。
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孫達は大変だけどこんなに這い上がる登山道が大好きなのです。意気揚々と先頭に立って登っていきます。
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遂に木立がなくなり空が見え始めて、山の頂上に近づいた様です。
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やっと石の方位盤が置かれた尾根道に出ました。
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方位盤を見ると、北アの槍ヶ岳、立山連峰、白馬等の名前が刻まれていますが、木立に阻まれたり、雲も有って良く望めません。
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尾根道を少し歩いて頂上に到達です。志賀山(2035m)を踏破して、万歳です。時刻は11時20分で、登山口から1時間40分かかりました。
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眼下にお釜池が見える素晴らしい景色です。
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次の裏志賀山への登山道は尾根道でなく、一度は下っていきます。先に見えた池をまく道があると良いのですが。
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池を過ぎて鞍部から急登の道が待っていました。娘から本当にこの道で良いのと疑いの言葉が発せられました。その昔に登ったことを覚えていない様です。
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裏志賀山への道標が斜めに倒れていました。ここから頂上へはもう少しです。
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やっと遠くに鮮やかなブルーの大沼池が見える尾根に出ました。志賀山から35分かかりました。見晴らしの良いところにベンチがあったので、ここで早いけどお昼にすることにしました。ちょっと先に行けば頂上ですが、休むところが無いのを知っているためです。
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見晴らしが良く風が爽やかな山の上でのおにぎりはご馳走です。
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爺、孫隊だけが裏志賀山頂上への往復探検です。尾根道を進んだ所に小さな祠が有りました。志賀山神社です。小さく裏志賀山(2040m)と記されています。周りに木々が生い茂っていて眺望は良くありません。
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通行禁止の縄の先に、唯一の眺望、大沼池の全貌を覗くことができます。最近の豪雨にかかわらず、大沼池は満杯でなく岸辺には肌地が出ていました。
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頂上があまりにつまらなく、がっかりした孫達に山びこを教えました。近場の山々が上手いあんばいに並んでいるので、1秒程度の遅れで木霊が返ってきます。二人共に声を張り上げて叫び続けていました。
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これから四十八池への下り道です。結構な岩場の道が続きます。
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設置されている綱が数ヶ所ありましたが、子供には綱に頼ると体が不安定になり、時々仰向けにひっくり返っていました。これも良い勉強です。
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木道が出て来て志賀神社の鳥居をくぐれば、そこは四十八池です。裏志賀山から25分で下りてこられました。
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広々とした四十八池の傍らの休憩処には、登山客が5パーティ程休んでいました。私達もゆったりとお菓子類を食べて休憩です。
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長野県天然記念物に指定されている四十八池湿原は大小60個余りの地沼があって、クロサンショウウオも生育するといわれています。快適な木道を歩いて渡り始めます。
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家族ずれが多く、志賀山に登らずに四十八池までの往復コースはアップダウンが少ない、手ごろなハイキングにお勧めのところです。
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ここにもモウセンゴケ、ワタスゲ、アヤメ、アザミ等が沢山咲いていました。
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木道を振り返ると、縦走してきた志賀山、裏志賀山が眺められてきれいな景色です。
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四十八池を渡り切ると、立派な休憩場の脇に掲示板があり、国立公園志賀高原がユネスコエコパークに指定されていることが分かります。ここから大沼池へ向かう池めぐりコースへの道も進めます。志賀高原は広くてハイキング、軽登山ににうってつけのところです。
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池めぐりコースの道に出て、渋池に戻る方角へ進みます。ここからは平坦な道が続きます。
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15分程で往路に志賀山へ分かれた分岐点に着きました。脊柱管狭窄症の爺は皆に追いつくのがやっとで、最後尾を歩いているため、孫達が待ってくれていました。
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朝に寄った渋池を過ぎて、登山口に戻れるのはもうすぐです。
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前山リフトの終着駅が見えてきました。これからは下り道だけです。
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黄色のオミナエシの花が咲いて綺麗いなゲレンデを下りていきます。硯川のホテルの屋根が見えてきました。駐車場はすぐそこです。登山口には午後2時に戻り、今回の登山コースは休憩を入れて4時間20分と長かったですが、きれいな景色と無事に下山できて良かったです。
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草津温泉には午後2時50分に戻り、約束したアイスクリームを食べた孫達はプールでひと泳ぎした後に、馴染みの定食屋では二人共に天丼定食をぺろりと食べてご満悦です。帰路の車中ではバタンキューで静かになり、今日の登山のいい夢を見ていたようです。
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