2023年初夏のポルトガル縦断（６：コインブラ大学・市内街歩き）

2023/07/11 - 2023/07/11

ポルトガル中部の大学街コインブラ。大学は世界遺産にも指定されていますが、空港はなくなかなかアクセスしにくい街にも見えますが、リスボンからもポルトからも列車で2時間弱。のんびりできるいい街でした！

2日間ある滞在の初日はコインブラ大学やカテドラル、修道院などを見て回りました。暑い1日になりました。。。

【今回の行程】
○7月6日（木）：パリ→（航空機）リスボン
○7月7日（金）：リスボン・ベレン地区街歩き
○7月8日（土）：リスボン・旧市街街歩き
○7月9日（日）：カスカイス、ロカ岬
○7月10日（月）：リスボン→（鉄道）コインブラ
●7月11日（火）：コインブラ市内街歩き
○7月12日（水）：コインブラ市内街歩き
○7月13日（木）：コインブラ→（鉄道）ポルト
○7月14日（金）：ポルト市内街歩き
○7月15日（土）：ポルト市内街歩き
○7月16日（日）：ポルト市内街歩き
○7月17日（月）：ポルト→（航空機）パリ

【7月11日】
総移動距離3.9km（徒歩3.9km）
総歩数14702歩

エリア コインブラ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: TAPポルトガル航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

08:15、朝食。ホテルの規模のわりに朝食は充実していたように思います。まぁ野菜がほとんどないのはどこも同じ。ピークシーズンではないのでご覧の通り空いていました。

10:35、ホテル出発。まずは北東方向に歩いて行きます。コインブラの街は路地が多く、地図がないとあっという間に迷子になってしまいそうです。

サンティアゴ教会には遠足？の学生さんたちの姿。コインブラも起伏が大きい街です。

ヴィスコンデ・ダ・ルース通り Visconde da Luz にやってきました。ここまで来ると観光客の姿もありますね。

10:50、サンタ・クルス修道院。その左側は市庁舎。広場に面してカフェやレストラン、ドラッグストアなどがあって、ちょっとした賑わいを感じます。

サンタ クルス修道院 寺院・教会

まずは修道院手前の教会にご挨拶。

サンタ クルス修道院 寺院・教会

ここもアズレージョが見事ですね。

サンタ クルス修道院 寺院・教会

ジェロニモス修道院と色使いが似ていますね。この時点で早くも景色がごっちゃになってきています。

サンタ クルス修道院 寺院・教会

教会は入場無料ですが、修道院に入るには1人4ユーロ。

修道院と言えば、の回廊ももちろんあります。

サンタ クルス修道院 寺院・教会

教会を上から。

サンタ クルス修道院 寺院・教会

サンタ・クルス修道院の見学を終えたら、コインブラ大学へ向けていよいよ坂を登ります。修道院のすぐ右脇の路地を抜けて、急な坂道を行くことしばし、コインブラの街が視界に広がってきました。

このときすでに景色を堪能する余裕は消え失せています（苦笑）

12:00、新カテドラルにつきました。。。コインブラ大学の一角にあって、この写真の背中側には大学の建物があります。入場料は1人1ユーロ。

新カテドラル (コインブラ) 寺院・教会

壁面や柱は全体的にシンプルですが、紅色のアクセントが印象的。

新カテドラル (コインブラ) 寺院・教会

そして祭壇の細かさ・豪華さは目を見張るものがあります。。。

新カテドラル (コインブラ) 寺院・教会

昼食の時間ですね。この新カテドラルの道の反対側、国立マシャード・デ・カストロ美術館に併設のLoggiaというカフェレストランでいただくことにしましょう。

入り口を見つけるのに難儀して美術館の敷地のまわりを一周してしまいましたが、美術館の敷地に入るのが正解でした。美術館本体の建物のチケットカウンターの手前を左に曲がったところがLoggia。

アラカルトメニューとブッフェがあって、我々はブッフェにしました。メインも飲み物も3種類程度ずつと多くはありませんが、野菜やスープ、デザートが充実していて1人12.5ユーロは安い！

そして眺めがよいのがこのカフェレストランのウリだそう。たまたま眺めの良い席が空いていたので、目の前に広がる旧大学や旧カテドラル、モンデゴ川の眺めを楽しみながらランチできました。

思いっきり日向だったので日焼けもしつつ・・・（だから空いてたのか）

デザートはパンナコッタ（？）やケーキなど。ミニプリンもおいしゅうございました。

14:00、コインブラ旧大学の見学。博物館、図書館、植物園などいろいろあるのでじっくり見て回りたいですね。

ガイドブックに書かれた通り総合図書館へ行きチケットを買おうとすると「ここじゃない」との反応。どうやら物理学博物館の道の反対側に移った模様。ここに買いに来る人が多いのか、案内図がちゃんと用意してありました。

ポルトガル王デニスの銅像を見ながらチケット売り場を目指します。歩道に「チケット売り場あっち」という案内もありましたね。

デニス王の銅像 建造物

14:20、物理学博物館の道の反対側でチケット購入。見事な内装で知られるジョアニナ図書館の入場込みで1人13.5ユーロでした。図書館の入場時刻は定められていて、我々が指定された時刻は16:40。「今日は混んでて・・・ごめんなさいね」と謝られてしまいましたが、いやいや他の施設を見学している間にすぐ時間はやってくるでしょう。

まずは物理学博物館の見学から。

コインブラ大学物理学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

水兵リーベ僕の船。

いまの周期表とは見た目が違いますね。そして元素も92番のウランまで。キュリー・アインシュタイン・ノーベルが登場するはるか昔のものでしょう。

コインブラ大学物理学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

実験器具の展示もさることながら、実際に光や音などの物理現象を観察できる体験型の展示も多くて、期待していた以上に面白い博物館でした。

コインブラ大学物理学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

講義室の脇には16-17世紀の東方遠征の記録の展示。

コインブラ大学物理学博物館 博物館・美術館・ギャラリー

博物館見学を終えて南へ。ここは大学、通りの両脇にはキャンパスが並んでいます。博物館のすぐ南側にあるのは建築学科、デニス王の銅像近くにはこの写真に写る物理学科や、その道の反対側の薬学科があります。

数学科。ギリシャっぽい。

植物園入口の手前に水道橋。こんなところに！

15:10、大学付属の植物園。入場無料。

日差しが強く暑い時間帯ですが、植物園は日陰も多くて休むにはもってこいです。多少涼しいかな？

コインブラ大学植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

植物園の西側にBamboo Forestと書いてあったので行ってみると、本当に竹林だぁ。。。まさかコインブラで見かけるとは思ってもみませんでした。

ジョアニナ図書館の見学時刻が近づいてきました。

鉄の門をくぐって旧大学の敷地内へ。

旧大学の中央広場。

南側からはモンデゴ川の流れを見ることができます。

ジョアニナ図書館は旧大学の南西側。定められた時刻に、ガイドさんとともに入場します。我々は16:40。50人くらいはいるでしょうか。

ジョアニナ図書館内部。この空間は特に何の変哲もない開架室。並んでいる本は古く価値の高いものばかりだとは思いますが。

豪華で見事な内装で知られる開架室は行程の最後に見学できるのですが、残念！写真撮影禁止でした。言葉では表現しきれませんが図書館とは思えないような空間でした。まぶしいと言えるかもしれません。

ジョアニナ図書館 博物館・美術館・ギャラリー

ジョアニナ図書館の出口。このドアの向こう側が、有名な開架室。みんな外からでも写真を撮りたそう（笑）

ジョアニナ図書館 博物館・美術館・ギャラリー

一通り大学の見学を終えたので丘を降りましょう。

17:10、旧大学のすぐ北側にある旧カテドラル。1人2.5ユーロ。新カテドラルと比較するとかなり小ぢんまりしたシンプルな造りに見えます。

旧カテドラル (コインブラの旧大聖堂) 寺院・教会

少し粗さのある壁面に歴史を感じます。

旧カテドラル (コインブラの旧大聖堂) 寺院・教会

教会内部。

旧カテドラル (コインブラの旧大聖堂) 寺院・教会

アルメディーナ門を通って・・・

ヴィスコンデ・ダ・ルース通りに続くフェレイラ・ボルジェス通り Ferreira Borges に戻ってきました。

17:50、ホテル帰着。

19:40、夕食の時間。再び！Solar do Bacalhauでいただきます。

まずは前菜盛り合わせから。右下の丸い揚げ物はバカリャウのフライ。バカリャウ自体は塩気が強いので、食べるならこれくらいの量がちょうどよく感じます。

今日のメイン、手前がサーモングリル、奥がエビの雑炊。まぁサーモンはよくあるサーモンで（笑）、雑炊はエビの味がしみしみ。どちらも美味しくいただきました。飲み物込みで53ユーロ。

21:25、ホテル帰着。今日は1日暑くて日焼けもしてしまいました。少しばかり痛みも感じるくらいなのでケアしておきましょう。。。