2023年初夏のポルトガル縦断（９：小雨のポルト街歩き）

2023/07/14 - 2023/07/14

旅行9日目、丸3日間あるポルト観光の初日です。ポルトの中心部、歴史地区は世界遺産にも指定されていて、見どころがギュッと詰まっています。今日は（というかポルトの3日間は）特に時間の決められた予定がないので、天気と元気とお腹のすき具合を見ながら歴史地区を散策して回ることにしました。

【今回の行程】
○7月6日（木）：パリ→（航空機）リスボン
○7月7日（金）：リスボン・ベレン地区街歩き
○7月8日（土）：リスボン・旧市街街歩き
○7月9日（日）：カスカイス、ロカ岬
○7月10日（月）：リスボン→（鉄道）コインブラ
○7月11日（火）：コインブラ市内街歩き
○7月12日（水）：コインブラ市内街歩き
○7月13日（木）：コインブラ→（鉄道）ポルト
●7月14日（金）：ポルト市内街歩き
○7月15日（土）：ポルト市内街歩き
○7月16日（日）：ポルト市内街歩き
○7月17日（月）：ポルト→（航空機）パリ

【7月14日】
総移動距離25.6km（メトロ19.3km、徒歩6.3km）
総歩数14391歩

エリア ポルト(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: TAPポルトガル航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

08:15、朝食。種類が豊富ですね。特にパンの種類が多かったように思います。ベーコンやスクランブルエッグ、温野菜などはルクルーゼの鍋で出されています。

フルーツ盛りやヨーグルトは瓶詰め！1個1個が結構なボリュームです。

11:45、Matosinhos Sur停留所からメトロA線で市内へ向かいます。前日に購入したAndante Tourを今日から使います。乗り場に設置してあるカードリーダーにタッチするのをお忘れなく。車内にはカードリーダーがなかったように見えます。

今日は朝から曇っていますね。雨が降らないとよいのですが・・・

メトロD線とそれ以外の路線が交差するTrindade駅でA線からD線に乗り換え。乗り換える際にもタッチが必要でした。

トリンダーデ駅 駅

12:20、TrindadeからD線で南へ1駅のAliados駅に着きました！

これがカードリーダー。駅のコンコースやホームに設置されています。

駅を上がるとそこはムニシピオ広場 Praca do Municipio。正面にはポルト市庁舎の威厳ある姿が見えますね。

そして残念、ここで小雨が降り始めました。ひとまず傘がなくても何とかなる程度の雨です。土砂降りにやられた2019年ローマ観光を思い出します。。。

ポルト市庁舎 散歩・街歩き

カルモ教会へ行く途中、美しい書店として有名なレロ書店の様子を見てみました。書店とは言え店内に入るには時間指定のチケット（5ユーロ）が必要です。常に混んでいて、何なら軽くカオスなこともあるとネット情報で見ていたのですが、行ってみると確かに列ができてはいるものの整然としている感じ。

これならば入ってみてもいいかな？ということでオンラインチケットをチェックしてみたところ、14:00～の枠にまだ空きがある様子。あと1時間半ですね。ということでオンラインチケットをお買い上げ。チケットの時間までの間、少し買い物をしたあとカルモ教会を見学しましょう。

レロ・イ・イルマオン 専門店

12:55、カルモ教会。側面のアズレージョが目を引きますね。

カルモ教会 寺院・教会

見学は1人5ユーロ。現金のみ。

カルモ教会 寺院・教会

シンプルな壁面と豪華な祭壇が対照的です。

カルモ教会 寺院・教会

教会の空間を上から。

写真撮影不可なエリアも多かったので写真は少ないのですが、地球の歩き方にも記事がない割に見ごたえのある教会でした。

カルモ教会 寺院・教会

14:00少し前、レロ書店に戻って列に並びます。

レロ・イ・イルマオン 専門店

列はじわじわと進んで、15分ほどでお店の前までやってきました！

レロ・イ・イルマオン 専門店

まず目を引くのは人の多さ（笑）知人が「本より人を見に来たような感じだった」と言っていました。特に混雑している時間帯はそのような感じなのでしょう。

そして確かに内装は目を見張るものがありますね。天井の造形、階段の意匠、色使い、確かに美しさを感じます。

レロ・イ・イルマオン 専門店

観光地化しているとは言えここはれっきとした書店、ちゃんと本も売られています。

レロ・イ・イルマオン 専門店

階段は「映え」スポット。

レロ・イ・イルマオン 専門店

上のフロアから。

せっかく来たので1冊だけ本を購入。「星の王子様」ポルトガル語版を買いました。この書店のチケット5ユーロ分は本の購入時にバウチャーとして使えますが、1冊を買うのに2人分のバウチャーは同時に使えず、1人分のみが有効でした。

レロ・イ・イルマオン 専門店

14:30を過ぎてしまいました！お腹がいよいよ空いてきたので昼食としましょう。

レロ書店から数分歩いて、サン・ベント駅の道の反対側にあるFabrica da Nataで昼食、というかもうおやつに近い時間ですね。

その名の通りパステル・デ・ナタのお店ですがサンドイッチなど食事もいただけます。ハムチーズサンドとナタ、そしてオレンジジュースのセットが5.5ユーロ。安い！サンドイッチは本当に大きくて、1つのセットを2人で分けてもよかったくらいでした。

お店の前でパフォーマンスが始まりました！どうやら地元の学生さんたちのようです。

お客さんも見入ります。

さてお腹も（本当に）いっぱいになったところで、15:50クレリゴス教会。有名な塔に上るにはチケットが必要ですが、残念ながら我々の滞在中のオンラインチケットは朝を除いてほぼ売り切れ。教会をチラ見できるかな？と思ったら結婚式の最中でした。手前に停まっている白いビートルが花で飾られていますね。お幸せに！

クレリゴス教会 寺院・教会

16:05、妻が行きたいと言っていた Armazem dos Linhos という生地屋さんでお買い物。小さめの生地セット2つをお買い上げ。おかたい職人さんのようでありながら実は気さくなおじさまが対応してくれました。

サン・ベント駅の北側にあるマクドナルド。「世界一美しいマクドナルド」なんて書いてあるガイドブックもありましたが・・・

確かに美しくはありますが、驚くほどではないかな？

2011年に訪れた、同じく「世界一美しい」と言われるブダペストのマクドナルドのほうが重厚感があって世界一美しいの名にふさわしいような気がしました。

16:25、国鉄の終点サン・ベント Sao Bento 駅。コインブラ駅と同じくこの駅も本線上にはなく、前日利用したカンパニャン駅から1駅分だけはずれています。

この駅の魅力は何といっても壁面のアズレージョ。

サン ベント駅 建造物

1つ1つにポルトの歴史が描かれているのだそうです。これは戦の様子でしょうか。

サン ベント駅 建造物

これはきっと王様が描かれているのでしょう。

アズレージョと言えば単色の濃淡で絵が描かれているイメージが強いのですが、上部にはカラーのタイルもありますね。

サン ベント駅 建造物

もちろんここは駅なので列車も発着します。この景色だけを見れば他の駅と何ら変わりないですね。

サン ベント駅 建造物

16:35、国鉄駅の地下にあるメトロD線のサン・ベント駅からホテルに戻りましょう。来た時と同じくTrindadeでA線に乗り換えて、ホテル近くのスーパーPingo Doceで水や日焼け止めを購入して、17:50にホテル帰着。ちょっと強めの霧雨が降っていました。

サン ベント駅 建造物

19:35、前日に予約したお寿司屋さんrinoで夕食。日本語OKで、メニューにも懐かしい日本の料理がたくさんありました。

揚げ出し豆腐。出汁が本当に美味しい。酢の物も南蛮漬けも体にしみる美味しさです。

お寿司は目の前で握ってくれました。ポルトガルにいることを忘れてしまうような柔らかいネタを堪能しました。最後は味噌汁でしめて51ユーロ。翌日以降も満席だったので叶いませんでしたが、滞在中にもう一度来たいと思う食事でした。ごちそうさまでした！

マトジーニョスの海岸。日没の時間を少し過ぎ、雲も広がっているのでだいぶ暗くなってしまいました。晴れていたらきれいな夕焼けが望めたかもしれません。

21:10、ホテル帰着。